【ワンピース】ギオン（桃兎）はおつるさんの妹分？初登場シーンや声優は？

ワンピース・世界会議（レヴェリー）編で初登場した海軍中将・ギオン（桃兎）は、海軍大将の候補者の1人で、海軍の大参謀・おつるさんの妹分とされる女性将校です。以下では、妖艶な美貌と抜群のスタイルが目を引く海軍中将・ギオン（桃兎）のプロフィールや詳細情報をはじめ、劇場版・原作漫画・アニメ版での初登場シーン、ギオンの声優・小松由香さんのプロフィールなどを紹介します。

尾田栄一郎先生の大ヒット漫画「ワンピース」は、1997年～2020年4月現在まで長期連載されている「週刊少年ジャンプ」の看板作品です。物語は、海賊団・麦わら一味の船旅を主軸に、未知なる世界への冒険と仲間との絆、ライバル海賊や彼らをけん制する海軍との熾烈なバトル、ギャグや感動のエピソードを盛り込んだ壮大なスケールとなっています。

少年漫画の王道を行く作品として、老若男女問わず絶大な人気を集める「ワンピース」の単行本は、2020年4月時点で計96巻が刊行され、これまでに国内累計発行部数の最高記録を次々と更新してきたことで知られています。また、ワンピースの人気は、原作漫画に加えて、アニメ版や劇場版作品も高い人気を誇っており、近年は、アニメーションCMやスーパー歌舞伎化、ハリウッド制作による実写ドラマ化が製作されました。

世界中の海賊たちが富と名声を求めて海を駆け巡る大海賊時代、東の海・フーシャ村に暮らす少年モンキー・D・ルフィも、未来の海賊王を目指すべく、仲間共に偉大なる航路（グランドライン）へと旅立っていきます。そして、ルフィ達麦わら一味の旅は、グランドラインの後半・新世界編へと突入し、ワノ国を支配する四皇・カイドウとの戦いに挑みます。

ワンピース・新世界編から登場した桃兎ことギオンは、ワンピース単行本に掲載されているSBS（お便りコーナー）にて、読者からの提案で生まれたキャラクターの1人です。抜群のスタイルが目を引くギオンは、肩や袖部分を桃色に仕立てたフード付きの海軍コートと、太ももの蜘蛛のタトゥー、女性将校の中では珍しい露出度の高い服装が特徴です。また、海賊を誘い出す戦法から「桃色客あしらい」の異名が付けられています。

好物は、お茶漬けと八つ橋、特技はお座敷遊びなど、京都・祇園に関連する設定が見られるギオンですが、年齢は詳細不明とされています。一方で、モンキー・D・ガープを「ガープちゃん」と呼んでいたことや、トキカケこと茶豚から「お姉ちゃん」とからかわれていたことから、おそらくガープたちと入隊時期は近いと考察され、年齢も最低50歳は越えているでしょう。

海軍中将ギオンこと桃兎は、同じく中将のおつるさんの妹分という設定があります。おつるさんは、ガープと、前海軍元帥のセンゴクの同期である女性将校で、ウォシュウォシュの実の能力者です。ガープ・センゴクからは「おつるちゃん」と呼ばれ、海軍の大参謀として手腕をふるっています。また、おつるさんの部隊は、全員女性将校で構成され、その顔ぶれは13年前から変わらないと言われています。

おつるさんは、マリンフォード頂上戦争にも参戦しており、ウォシュウォシュの実の能力で、相手の悪い心を体ごと洗濯し、敵の戦意を喪失させていました。また、過去には若き日のドフラミンゴを追っていた時期があり、戦闘力は高くないが、卓越した知略・戦術を発揮するおつるさんの頭脳は、海軍に欠かせない存在となっています。

劇場版「ワンピース FILM GOLD」では、シークレットキャラの1人として登場したギオンこと桃兎は、カジノに訪れていたお客さんの視線を一手に集めた美貌から、ワンピース本編での登場も注目されたキャラクターの1人です。以下では、ワンピースの海軍中将・ギオン（桃兎）の初登場シーンを、劇場版「FILM GOLD」・原作漫画・アニメ版ごとに紹介します。

SBSのコーナーで誕生したギオン（桃兎）の初登場は、映画「ワンピース FILM GOLD」（2016年7月23日公開）で、原作者・尾田栄一郎先生の要望により、隠しキャラクターの1人として描かれました。劇中では、麦わら一味が、バカラのVIPルームに案内される場面にて、ルフィとすれ違う形で登場し、海軍を目撃したルフィは、焦るそぶりを見せました。

映画「FILM GOLD」の出演に合わせて、本名・全身イラスト・人物像が設定されたギオン（桃兎）は、ワンピース本編でも海軍中将として登場しており、女性でありながらその手腕を認められ、世界を股に活躍しています。

海軍中将ギオン（桃兎）の原作漫画での初登場は、ワンピース単行本・90巻・第907話「虚の玉座」です。この回は、世界会議（レヴェリー）に参加するべく、各国の国王がマリージョアに集結し、ビビやしらほしをはじめ、懐かしいキャラクターの登場が話題となりました。同時に、各王族の護衛を担った海軍本部では、四皇カイドウとビックマムの動きを警戒する動きが見られました。

そして、海軍将校が待機する赤い港（レッドポート）には、ガープ、ヒナらと共に、ギオンと茶豚の姿も描かれ、初登場を果たしました。ワンピースのSBSで誕生したネタキャラは、映画版のモブキャラとして扱われることが多い中、ギオン・トキカケのようにネタキャラから本編に登場することは、珍しいケースと言われています。

ギオン（桃兎）のアニメ版ワンピースへの初登場は、第887話「一触即発 ルフィを狙う二人の四皇」（2019年6月2日放送）です。初登場時には、名前と海軍本部の階級のテロップが映し出されました。一方、ギオンこと桃兎の表記について、原作とアニメ・映画版での表記揺れが指摘され、作品によって「桃うさぎ」または「桃ウサギ」と映し出されています。

ワンピース・ワノ国序盤での登場や、初登場シーンでの名前と階級のテロップから、今後の動向が注目されるギオン（桃兎）は、魅力的なキャラクターデザインと共に、おつるさんの妹分としてその人柄にも多くの視線が集まっています。以下では、アニメ版ワンピースのギオン（桃兎）の担当声優・小松由香さんのプロフィールと出演作品を紹介します。

ワンピース・ギオン（桃兎）の担当声優・小松由香さんは、東京都出身の声優・ナレーター・舞台女優で、2000年代から声優活動を行なっています。声優・小松由香さんがこれまでに演じてきた役柄は、ギオンのように妖艶な女性キャラ・悪女から、強気なヒロイン、姉御キャラから、中性的な役柄まで、艶っぽい声質を活かして、多種多様な役柄を演じ分けています。

声優・小松由香さんの主な出演作品は、「フレッシュプリキュア」のキュアパッションこと東せつな役、アニメ「NARUTO・続編BORUTO」の秋道カルイ役等です。また、小松由香さんは、海外吹き替え作品にも多数出演しており、映画「プラダを着た悪魔」で知られる女優アン・ハサウェイや、映画「アバター」にてネイティリ役を演じた女優ゾーイ・サルダナの日本語吹き替えを担当しました。

声優・小松由香さんは、声優業と並行してナレーション業でも、ジャンル問わず様々な番組・CM等に出演しており、特にTBS系列の番組のナレーションを多く担当しています。声優・小松由香さんのナレーション出演は、「みのもんたの朝ズバッ!」「知っとこ!」「ガチャガチャV6」（TBS）「Going!Sports&News」「ZIP!」（日本テレビ）「報道ステーション」（テレビ朝日）」等です。

海軍中将・ギオン（桃兎）は、劇中での登場回数の少なさから情報量が少なく、おつるさんの妹分という公式設定から、現時点では不明とされている年齢についても様々な憶測が飛び交っています。以下では、ミステリアスな海軍の女性中将・ギオン（桃兎）の知られざる特技や、使用している刀の種類、モデルとなった人物について紹介します。

「桃色客あしらい」の異名がついたギオン（桃兎）は、名前にちなんでお座敷遊び全般に精通している設定がなされています。お座敷遊びといえば、芸者さんというイメージが強く、負けたらお酒を飲むのがお座敷遊びのルールです。ギオンの特技や色気から、あらゆる海賊を誘い出し、お座敷遊びで酔い潰れたところをお縄につける手腕が予想されます。

ギオン（桃兎）が所持している刀は、名刀・金毘羅と判明しています。また、海軍中将クラスの多くは、日本刀を武器にしている将校が多く、おつるさんと共に中将の地位にあるギオンの剣の腕前は、女性将校の中ではトップクラスに位置するでしょう。また、マリージョア頂上決戦では未登場だったギオン（桃兎）でしたが、藤虎・緑牛に並ぶ実力者だったことから、海軍全体で比べても相当な実力を有していると考えられます。

整った顔だちやガープとの会話での口調から、一部ではワノ国の出身とも噂されるギオン（桃兎）にはモデルがおり、女優の小暮実千代さんであることが公表されています。ギオン（桃兎）のモデル・小暮実千代さん（1918年～1990年）は、山口県下関市の出身で、大学在学中の1938年に松竹に入社しました。日本人離れした妖艶なルックスとスタイルから、初期の出演作品ではヒロインの恋敵役を多く演じました。

一方、終戦後は、その独特の存在感から妖艶な「ヴァンプ女優」として人気を博し、映画「青い山脈」をはじめ、映画「祇園囃子」、映画「お茶漬けの味」、映画「源氏物語」など、350本以上の映画に出演しました。また、小暮実千代さんは、初めてCM出演した女優第一号としても知られ、化粧品「マダム・ジュジュ」や、三洋電機のCM「サンヨー夫人」として、広く親しまれました。

SBSのネタキャラからワンピース本編に登場を果たしたギオン（桃兎）は、藤虎・緑牛と共に海軍大将候補に浮上した実力と、その妖艶なキャラクターデザインから、ワンピース・ワノ国編での動向が注目されるキャラクターです。以下では、美しき女性剣士としてその腕前が期待されるワンピースの海軍中将・ギオン（桃兎）に関する感想や評価を紹介します。

SBSコーナーで誕生したキャラクターの原作登場は、ギオン（桃兎）とトキカケ（茶豚）が初の試みとなり、劇場版「FILM GOLD」から注目していたファンにとって待望の登場となりました。また、ギオン（桃兎）とトキカケ（茶豚）の登場シーンでは、名前及び階級のテロップも映し出され、今後のストーリー展開にて、海軍の動向や麦わら一味との関わりが期待されています。

ワンピースでの動向が注目されるギオン（桃兎）の姉貴分・おつるさんは、ガープ・センゴクの同期であり、優れた手腕や人柄が高く評価される女性キャラクターです。海軍内では、妹分のギオンと共に数少ない女性中将でありながら、ドフラミンゴからも恐れられる威厳を有しています。また、大参謀として海軍内部でも絶大な信頼が寄せられるおつるの姿は、女性ファンのあこがれであり、誕生日を祝福する投稿も寄せられています。

新型コロナウイルスの影響により、多くのテレビ番組が対応に追われる中、アニメ業界にも波紋が広がっています。2020年4月現在も、コロナウイルスの拡大は全国に広がりつつあり、アニメ放送も、過去の人気回の再放送に切り替える動きが見え始めています。アニメファンからは、再放送を楽しむ声が寄せられる一方で、一日も早いコロナウイルス終息と、最新回の放送再開が望まれています。

アニメ派のワンピースファンにとっても、コロナウイルスの影響によるアニメの放送休止は、残念な出来事であり、続きが気になるワンピースファンにとって、終わりの見えないアニメの放送休止は、つらい期間でしょう。一方で、ワンピースファンからは、美しき剣士・お菊やワノ国一の美女・小紫の初登場シーンをおさらいできるなど、アニメの再放送措置に前向きな投稿が寄せられています。

ワンピースの海軍中将・ギオン（桃兎）のプロフィールや詳細情報、劇場版「FILM GOLD」・原作漫画・アニメ版での初登場シーン、ギオンのアニメ声優・小松由香さんのプロフィール等と紹介しました。SBSから誕生したキャラクター・ギオン（桃兎）は、その妖艶なキャラクターデザインや、おつるさんの妹分として、今後の動向や麦わら一味との関わりが注目されるキャラクターの1人です。