【ワンピース】スベスベの実の能力は摩擦力をゼロにする？アルビダの強さや技を考察

「ワンピース」は、悪魔の実を食べてゴム人間になった少年が海賊王を目指す物語です。悪魔の実を口にした者はその実特有の能力を手に入れますが、一人一つしか口にすることができず、さらにカナヅチになるというデメリットも存在します。この記事で紹介するスベスベの実も、そんな悪魔の実の果実の一つです。

海賊の王者を目指す少年を主人公とした「ワンピース」は、1997年から「週刊少年ジャンプ」で連載されている漫画家・尾田栄一郎の作品です。1999年にはアニメが放送スタートし、劇場版も何本も制作されています。

のどかなフーシャ村で生まれ育ったルフィは、海賊王になることを夢見ており、17歳で仲間も海賊船もない状態で一人旅立ちます。航海中に大きな渦に飲み込まれ、助かるために樽に入りました。ルフィの入った樽を引き上げたのは、アルビダ海賊団に捕まり雑用係としてこき使われていたコビーでした。海軍に入ることを夢見るコビーをアルビダから解放した後、シェルズタウンで最初の仲間になるゾロと出会います。

スベスベの実は、アルビダが食した悪魔の実です。アルビダは、ルフィが17歳で海賊王になるために旅立って初めて出会った海賊でした。当初は鋭い目つきにそばかす、肥満体型でいかついと評される容姿でした。黒い巨大な金棒を武器として扱い、部下たちから恐れられる強さを持っていました。強い男性を好むアルビダは、ルフィに頬を殴りつけられ、倒されたことがきっかけで好意を抱きます。

ルフィに倒されたあとはしばらく登場しませんでしたが、スベスベの実を口にしたことで、悪魔の実の能力者となります。スベスベの実は、食べた人間を美しくする効果があります。そのため、当初の容姿からは似ても似つかないほどの美女へと変わっていました。中折れハットやウェーブかかった髪といった共通点はありますが、ラフなボトムス、ハート柄のマントの下はビキニをつけ、さらに露出が高くなっています。

スベスベになった肌はあらゆる摩擦をなくすため、物理攻撃を全て受け流すことが可能です。このことから、登場時は以前にも増して堂々とした立ち振る舞いをしています。容姿容貌が見違えるほど整うだけでなく、戦闘、特に防御面でも優れている悪魔の実として知られています。懸賞金額は500万ベリーですが、今後上がっていく可能性も十分あります。

アルビダは、原作「ワンピース」2話から登場するキャラクターでした。初登場時は、肥満体型でルフィやコビーからいかついと評されていますが、それでもアルビダ自身は容姿に絶大な自信を持っていました。武器の金棒でルフィを殴りますが、ゴム人間の彼には効かず、頬を殴りつけられ倒されます。その後、原作「ワンピース」98話でスベスベの実を食べて絶世の美女となり、ルフィと再会しました。

ルフィは、ロジャーが殺された処刑台に登って街を眺めています。降りるように注意した警官を金棒で殴りつけたアルビダは、処刑台の上にいるルフィに挨拶しました。周囲は目をハートにして彼女の美しい容姿を絶賛します。以前会った時とはあまりにも異なる容姿の変化に、ルフィは彼女がアルビダだとは気がつきません。アルビダは、自分の頬を殴ったルフィに惚れ込み自分の恋人にしたいという願望を持ちます。

騒ぎを聞きつけた警官が、ルフィとアルビダを捕まえにやってきました。そこにバギーが投げた噴水が飛んできて、破片がアルビダに向かいます。しかし、スベスベの実には摩擦をなくす効果があるため、破片はアルビダを傷つけることなく傍をすり抜けていきました。バギーも、彼女の能力を知っていて攻撃を繰り出したといいます。

スベスベの実の能力の一つが、スベスベシュプールです。靴を脱いで部下に滑走路のゲレンデをセットしてもらい、勢いをつけて滑るというものです。摩擦をなくすというスベスベの肌の能力を生かしたもので、「ワンピース」作中でアルビダは、海軍から逃げる時にこの技を使っていました。

スベスベの実の効果は、食べた人の容姿容貌を美しくする効果があります。肥満体型で顔にはそばかすがあったアルビダでしたが、実を口にしてからはスタイル抜群でシミやそばかすのない美しい肌を手に入れていました。周囲に美しいキャラクターが多くいながらも、あまり女性の容姿を褒めないルフィですら、スベスベの実を食べたアルビダを美女と評しています。

あまりの変わりようにルフィもしばらく彼女がアルビダだと信じようとしませんでした。しかし、元々自分のことを絶世の美女と思い込んでいた彼女は、スベスベの実を口にしてからもそばかすがなくなったこと以外、見た目に大した変化はないと言っています。

悪魔の実には、新たな能力や技が加わる覚醒という段階が存在します。覚醒することで、能力者はさらなる強さを手に入れることができます。さらに悪魔の実には大まかに分けた種類が存在し、スベスベの実は超人系に分類されます。「ワンピース」作中でも超人系の覚醒は、多いため、スベスベの実が覚醒する可能性も十分あるのではないかという意見が多くあります。

当初はまん丸とした肥満体型の女海賊でした。金棒のアルビダという異名を持ち、その名の通り鬼が持つような巨大な金棒を武器として使います。肌にはそばかすがあり、爪は鋭く研がれていました。初登場時は、格子型のシャツにジャケットを羽織り、パンツルックをしています。首にはスカーフを巻き、腰には拳銃を装備しています。

海賊旗は、側頭部にハートマークが描かれた横向きのドクロで、バックには骨のばつ印が描かれています。船の帆にはハートマークがついており、船首は目がハートの鳥で首にはネックレスがついていました。スベスベの実を食べる前から自分の容姿に自身があり、加えて綺麗好きで船の掃除を徹底して部下にさせていました。汚いものを嫌悪しており、掃除が不十分だった場合、持っている金棒で部下に容赦ない制裁を加えています。

アルビダは、原作「ワンピース」では2話と早い段階から登場するキャラクターです。海賊王を目指して1人村から旅立って小舟に乗ったルフィでしたが、大渦に巻き込まれ樽の中に入って助かります。一方、アルビダ海賊団は、島に船を止めていました。酒樽だと勘違いしたアルビダ海賊団雑用のコビーが、それを引き上げます。部下たちは、アルビダに内緒でこっそり樽の中の酒を飲もうとしますが、中から突如ルフィが現れました。

仕事をサボっていると勘違いしたアルビダは、金棒を振り回して制裁を加えます。その衝撃で、ルフィとコビーは遠くへ飛ばされました。コビーは、ルフィにアルビダ海賊団に捕まって嫌々ながら雑用係をやらされていること、海軍に入る夢があることを打ち明けます。追いついたアルビダは、コビーが逃げ出すためにこっそりと作ってきた小舟を破壊しました。

アルビダの容姿を貶す発言に次いで、コビーも勇気を出して今まで思っていた悪口を口にします。アルビダは金棒をルフィへ振り下ろしますが、ゴム人間である彼にダメージを与えることはできませんでした。ルフィはアルビダの頬を一発殴りつけて倒し、コビーに船を提供するよう要求します。その後、しばらく間をあけてスベスベの実を口にし、美しい女性となって登場しました。

再登場時は、ハート柄のマントの下はビキニ姿で、以前よりも露出度が増しています。もともと自分の容姿に絶大な自信を持っていたことから、そばかすがなくなったこと以外あまり容姿に変化はないと自己評価を下しています。

スベスベの実の能力の中でも代表的な技は、スベスベシュプールです。アルビダは、処刑台に登って街を眺めるルフィと再会を果たします。彼女は、初対面でルフィに頬を殴りつけられてからというもの、彼に惚れ込みました。ルフィに復讐心を燃やすバギーと手を組み、探し続けていたようです。強い男性を好むアルビダは、バギーに負けていては自分の恋人としてふさわしくないとして、バギーとルフィの戦いを側から傍観します。

バギーの手下のカバジは、ルフィの動きを封じます。ゾロやサンジも助けに駆けつけますが、間に合う距離ではなくバギーの剣はルフィの首めがけて振り下ろされました。しかし、すんでのところで処刑台に雷が落ち、バギーは台座もろともその場に倒れます。ゴム人間ということもあり、ルフィは無傷でした。海軍本部は、ルフィの処刑後にアルビダやバギーらを捕まえようと様子をうかがっていました。

ルフィ海賊団は、真っ先にその場から逃げ出します。スベスベシュプールは、アルビダも続いて逃げ出そうとしたこの時に使ったものでした。靴を脱ぎ、裸足で地面を滑走しています。しかし、部下たちに滑走路を準備させていることから、最初に勢いをつけなければ素早く滑ることはできないようです。その後、すぐさまやってきたスモーカーに鉄の網で捕獲されますが、いつの間にか脱出していました。

頬を殴りつけられてからというもの、アルビダはルフィに惚れ込み自分の恋人にするために彼を探します。ルフィに負けたバギーも、ルフィを見つけるという同じ目的を持っていました。2人は結託して共に行動するようになります。処刑台に自ら登って街を眺めていたルフィを、バギーの部下のカバジが捕らえます。アルビダは、バギーに敗北していては自分の恋人として不十分として止めようとしませんでした。

アルビダは、ナルシストの自信家で、自分の利益を第一に考え行動するキャラクターです。スベスベの実を食べて物理攻撃を回避する能力を手に入れ、さらに充実した海賊生活を送っている様子がうかがえます。

「ワンピース」に登場するスベスベの実に関する評価や感想を紹介していきます。アルビダは、元々肥満体型でそばかすのある、いかついと周囲から評されるキャラクターでしたが、スベスベの実を食べたことで絶世の美女へと変貌を遂げます。ナミ、ロビン、ハンコックといった美人キャラクターがスベスベの実を食べたら、どうなっていたのか気になるといった感想も多くありました。

「ワンピース」スベスベの実は、摩擦をなくす能力があるため、物理攻撃をかわすことが可能です。優れた容姿容貌を手に入れられるだけでなく、戦闘向きの悪魔の実であるといった意見も多くありました。

肥満体型でいかついと周囲から評されていたアルビダも、スベスベの実を口にしたことで美しい女性へと変わります。あまりの容姿の変化に、驚いたファンも多くいました。これだけ容姿が美しくなり、スベスベの肌を手に入れられるのなら食べてみたいという感想も多くあります。

スベスベの実の技の一つであるスベスベシュプールは、スベスベの肌の能力を生かし地面を裸足で滑るというものです。地面を自在に滑る様子は楽しそうということもあり、この技を使ってみたいなどといった感想も多くありました。

スベスベの実は、技や強さを必要としない現代人によって需要ある効果があります。物理攻撃を受け付けなくなる上に、食べた者の肌をスベスベで艶やかにします。このことから、血液をサラサラにする健康効果もあるのではないかといった意見も多く見られました。

「ワンピース」スベスベの実の能力、技、強さ、効果などを紹介してきました。スベスベの実は、容姿容貌を美しくする効果だけでなく、摩擦をなくすという戦闘面での能力の高さも誇る実でした。技や能力を必要としない現代人からも、食べてみたいとの声が多く上がっています。作中でも時々登場するスベスベの実を食べたアルビダ。今後の活躍や新しい能力なども明かされるのではないかと注目されています。