2020年05月03日公開
2020年05月03日更新
【ワンピース】ルフィが行った16点鐘シーンの意味は?3D2Yの意味や伏線も考察
『ワンピース』では、シャボンディ諸島で海軍に襲われた麦わらの一味が離ればなれになってしまいます。その後ルフィはマリンフォード頂上戦争に参戦するのですが、頂上戦争後に再びマリンフォードに訪れています。そしてオックス・ベルを16点鐘しました。16点鐘した時の写真のルフィの腕には3D2Yと書かれていました。この記事では、『ワンピース』の16点鐘や3D2Yの意味や考察をまとめています。
目次
ルフィが行った16点鐘シーンとは?
ワンピースの作品情報
『ワンピース』ではルフィが16点鐘をするシーンがあります。これは『ワンピース』の頂上戦争編の終盤で描かれました。頂上戦争編が描かれている『ワンピース』とはどのような作品なのか、ここでは『ワンピース』の作品概要やあらすじを紹介します。
ワンピースの概要
『ワンピース』は海賊を題材とした冒険漫画です。主人公のルフィが海賊王を目指して敵と戦ったり、仲間との絆を深めるストーリーです。単行本は96巻を超えているロングヒット漫画で、ギネス世界記録にも登録されています。アニメ化もされており、アニメの20周年を記念して2019年には映画化14弾の「ONE PIECE STAMPEDE」が公開されました。
ワンピースのあらすじ
ルフィは麦わら帽子がトレードマークの麦わら海賊団の船長です。物語開始時は無名の海賊でしたが、物語が進む毎にその名前は知れ渡り、いつしか海賊だけでなく世界政府からも目をつけられるようになります。ルフィはかつての海賊王が到達したラフテルという場所に行くために、ポーネグリフを持つ海賊と戦います。
ルフィのプロフィール
ルフィとは『ワンピース』の主人公です。初登場時は17歳でしたが、2年後編で19歳になりました。誕生日は5月5日です。超人系のゴムゴムの実の能力を持っており、戦闘では主にこの能力を使っています。2年後には覇王色・武装色・見聞色の覇気を使えるようになりました。
16点鐘シーンとは?
ルフィは兄のエースを救うためにマリンフォード頂上戦争に参戦しました。しかし、マリンフォード頂上戦争では、エースが赤犬に殺されてしまい、さらには白ひげ海賊団の船長であるエドワード・ニューゲートもティーチ率いる黒ひげ海賊団に殺されてしまいました。その後ルフィは重症を負ったものの、ローに治療されたことで一命をとりとめます。
それからしばらくルフィはエースの死に打ちひしがれていましたが、自分には仲間がいることに気づき、立ち直ります。そんな時、レイリーがルフィに会いに来ました。ルフィはすぐにでもシャボンディ諸島に戻って3日後に集まるという仲間達との約束を果たそうとしていました。しかしレイリーは、シャボンディ諸島での出来事を繰り返さないためにある提案をしました。
そしてレイリーとルフィはとある行動に出ました。その行動が描かれたのは、『ワンピース』の594話でした。海軍の議事の間ではルフィの不可解な行動について話し合っていました。ルフィは海軍本部が置かれているマリンフォードに再び現れたのです。さらに現れたのはルフィだけでなくジンベエとレイリーもいました。3人は復興作業中のマリンフォードに現れ、軍艦を奪ってマリンフォードを1周しました。
その後、ルフィは広場にあるオックス・ベルを16点鐘しました。そして花束を投げて帽子を外し、黙祷をしました。その姿を新聞社がしっかりと写真に収めて新聞に掲載したのです。これにより海軍はマリンフォード頂上戦争に勝利したものの、まんまとルフィを逃してしまったことを世界中に知られてしまいました。
16点鐘シーンの時のアニメ主題歌
16点鐘のシーンはアニメでも放送されました。16点鐘のシーンのアニメの主題歌は「Fight Together」という曲で安室奈美恵が歌っていました。
ルフィが行った16点鐘シーンとオックス・ベルの意味
ルフィが行った16点鐘シーンは何話?
ルフィがオックス・ベルを16点鐘したシーンが描かれたのは、『ワンピース』の60巻の594話で、タイトルは「メッセージ」です。アニメでは511話で「まさかの再上陸!ルフィ海軍本部へ!」というタイトルで放送されました。
16点鐘シーンとオックス・ベルの意味
オックス・ベルを16点鐘した意味については、『ワンピース』の594話でキラーが語っています。元々オックス・ベルはオックス・ロイス号という軍艦に取り付けられていた鐘で、この軍艦は大昔に活躍したといわれています。このオックス・ベルは通常、去っていく年に感謝しながら鐘を8回、新しい年に祈りを捧げながら8回鳴らします。つまり、年の終わりと始まりに合計16回の鐘を鳴らすのです。
通常はこのような意味を込めて鐘を鳴らすのですが、ルフィが16点鐘をした時はまず時期が違いました。これにより、年の終わりと始まりの感謝と祈りを込めたわけではないことが分かります。キラーはこの事を踏まえてルフィがオックス・ベルを16点鐘したのは、時代の終わりと始まりの宣言を表していると考察していました。
ルフィの3D2Yのタトゥーの意味や伏線
意味や伏線①麦わらの一味に向けて
ルフィはオックス・ベルを16点鐘したあと、花を投げて黙祷しました。その姿は新聞社によって写真付きで大きく報道されていました。その写真に写るルフィの腕には、3D2Yと書かれています。正しくは、3Dにバツ印がつけられており、その下に2Yが書いてありました。この3D2Yは離ればなれになった麦わらの一味に向けたメッセージでした。
ルフィは元々腕にこのような文字を書いたりタトゥーを彫ったりしている人物ではありません。つまり、ルフィをよく知る人物でないとメッセージだとさえ気づかないのです。実際に麦わらの一味と一緒に行動していたビビも、3D2Yには何か意味があるのではないかと考えていました。しかし、このメッセージはシャボンディ諸島にいた麦わらの一味にしか分からないメッセージとなっていました。
元々仲間たちは3日後にシャボンディ諸島に集合する予定でした。3D2Yの3Dは3Daysという意味だったのです。それにバツ印をつけて2Yと書いていました。つまり2Yというのは2Yearsという意味です。これはシャボンディ諸島で離ればなれになった麦わらの一味に、集合日の変更を伝えるメッセージでした。
意味や伏線②キラー達に向けて
各国の海賊たちがルフィの16点鐘について注目している中、新世界に突入したキッド海賊団の様子も描かれました。キラーはこの一連のルフィの行動は新時代の始まりを意味していると言いました。それを聞いたキッドは、まるで自分が新時代を作るとでも言っているようだと感じました。つまり、このルフィの行動は単純に新時代の始まりを表したかっただけではなく、他の海賊達への牽制だったともいわれています。
ルフィが行った16点鐘シーンのその後は?2年後を紹介
その後や2年後①ルフィ
ルフィはオックス・ベルで16点鐘をしたあと、女ヶ島に戻ってレイリーと共に2年間覇気の修行などを行いました。実際にレイリーと修行をしていたのは1年半でした。ルフィは女ヶ島の猛獣たちを手なづけ、覇気を自由に操る事ができるようになっていました。そして2年が経ち、ルフィは再びシャボンディ諸島に戻りました。
シャボンディ諸島には麦わらの一味が集まっていると聞いて、戦桃丸がパシフィスタを連れて来ていました。覇気を使うことができるようになったルフィは、このパシフィスタを一撃で倒すほどの強さを見せました。
その後や2年後②ゾロ
ゾロはバーソロミュー・くまによってシッケアール王国に飛ばされていました。シッケアール王国には元々ミホークが古城に住んでおり、そこにペローナも住み着くようになりました。ゾロは一刻も早くシャボンディ諸島に戻るために、ミホークから小舟をもらって海に出ようとしました。しかし、シッケアール王国に住む猿達に邪魔をされてしまいます。
そしてゾロは猿と戦っている間に、ルフィの3D2Yの新聞記事を見ました。ゾロは集合日が2年後になったことを知り、全ての猿を倒してからミホークに弟子入りをしました。2年間ミホークの下で修行をしたゾロは、2年後のシャボンディ諸島では左目に傷を負っている姿で登場しました。ゾロも覇気を使うことができるようになっており、パシフィスタも簡単に壊すことができました。
その後や2年後③サンジ
サンジはバーソロミュー・くまによってカマバッカ王国に飛ばされていました。カマバッカ王国ではオカマがたくさん住んでおり、サンジはオカマ達によって女性の格好をさせられそうになっていました。そこにカマバッカ王国の女王であるイワンコフが頂上戦争から帰還します。イワンコフはサンジが麦わらの一味であることをすぐには信用しませんでした。
なぜなら手配書の肖像画に全く顔が似ていなかったからです。イワンコフはルフィの情報は渡さないと言うので、サンジは一騎打ちを申し出ました。しかしサンジの今の力では革命軍の幹部であるイワンコフには到底敵いませんでした。ボロボロになって倒れるサンジに、イワンコフは新聞を渡しました。こうしてルフィの無事と3D2Yについて知ったサンジは、カマバッカ王国でしばらく修行を積むことになりました。
サンジはカマバッカ王国で、体力を回復することができる料理が作ることができるようになりました。また、戦闘力も上がっており、2年後のシャボンディ諸島ではパシフィスタを一蹴しました。
その後や2年後④ナミ
ナミはバーソロミュー・くまによって空島へと飛ばされていました。その空島はウェザリアという小さな国ですが、天候の研究が発展していました。ナミは新聞記事の3D2Yを見て、2年間ウェザリアで天候の勉強をすることにしました。2年後のシャボンディ諸島では、天候を操る攻撃がレベルアップしていました。
その後や2年後⑤ウソップ
ウソップはバーソロミュー・くまによってボーイン列島に飛ばされていました。そこは植物が生い茂る場所で、ウソップは激太りするまでボーイン列島を楽しんでいました。しかしルフィに起こったことや3D2Yの文字を見てウソップはボーイン列島で修行を積むことを決心しました。ウソップはボーイン列島の植物を駆使する武器を手に入れ、狙撃手としての腕も上げました。
その後や2年後⑥チョッパー
チョッパーはバーソロミュー・くまによって、トリノ王国に飛ばされていました。チョッパーは鳥と人間の争いの仲介をして、皆から感謝されながらその島を去ろうとしていました。その時に3D2Yの記事を見てその意味を知ったチョッパーはトリノ王国に戻り、薬草や医療の研究をすることにしました。2年後のチョッパーは見た目はほとんど変わらないものの、文化水準が高い国で医療を学んだことで豊富な知識を身につけました。
その後や2年後⑦ロビン
ロビンはバーソロミュー・くまによって、イーストブルーの労働施設に飛ばされていました。そこでは革命軍がロビンと接触しました。世界政府と戦う革命軍にとってロビンは大切な存在であり、「革命の灯」といわれていました。革命軍はドラゴンがロビンに会いたがっている事を話しました。
ロビンはそれを断るつもりでしたが、新聞の3D2Yを見てシャボンディ諸島には戻らずに革命軍と行動を共にすることにしました。2年後のロビンは能力を以前よりも使いこなし、巨大な手足を出現させることができるようになりました。
その後や2年後⑧フランキー
フランキーはバーソロミュー・くまによって未来国バルジモアに飛ばされていました。バルジモアにはかつてベガバンクが使っていた研究施設がありました。新聞記事の3D2Yを見たフランキーは研究所に住み着いて自分の体の改造に励みました。こうして2年後のフランキーは更にレベルアップしたサイボーグになっていました。
その後や2年後⑨ブルック
ブルックはバーソロミュー・くまによってテーナ・ゲーナ王国に飛ばされ、見世物になって檻に入れられていました。頂上戦争でのことやルフィの3D2Yの文字を見たブルックは、もっとルフィの役に立ちたいと思いました。そしてなぜかギターを手にとり、見世物を見に来た客の前で歌い出しました。2年後ではライブツアーをするほど人気になり、「ソウルミュージック界の王」といわれるようになりました。
ルフィが行った16点鐘シーンに関する感想や評価
ルフィとジンベエとレイリーの3人が揃ってマリンフォードに現れてルフィが花を落として16回オックスベル鳴らしたシーンが好きなんだが
— 🐢🚓ズプム@タメOK (@ZpmofAlola) March 30, 2020
ルフィが16点鐘をするシーンが好きだという方がたくさんいました。今までのルフィではあまり考えられない行動でもあり、16点鐘は『ワンピース』の読者をも驚かせました。また、オックス・ベルを16点鐘した時はレイリーとジンベエの大物海賊が揃っていました。レイリーやジンベエが好きだという方も、このシーンがお気に入りのようです。
ワンピースタワー行ってからものそい鬼リピしてる👹😭
— ku☆ra (@pokejama) November 6, 2018
エース😭ってなる。
最初の鐘の音がもうつらい。
「16回の最高の約束」
ルフィからのエースへの想いが詰まってるんだな〜って。 pic.twitter.com/OFiKrJirbf
『ワンピース』のショーが開催されている東京ワンピースタワーでは「PHANTOM」という公演で、人気アーティストのGReeeeNが楽曲を提供していました。GreeeeNの曲には「16回の最高の約束」という歌詞があり、これは16点鐘やルフィのエースへの想いを意味しているのではないかと考察されていました。
3D2Y
— 𝐍𝐚𝐭𝐬𝐮𝐦𝐢 🐉 (@natsumyselfgram) April 19, 2020
2年後、さらに強くなった麦わらの一味が
シャボンディ諸島に集結するところ。
いつみても鳥肌立つなぁ
3D2Yの意味を理解した麦わらの一味は、2年後に再びシャボンディ諸島に集まります。実は2年後編が始まる前に、『ワンピース』は1ヶ月ほど休載していました。そのため、読者も麦わらの一味に2年後に会ったような感覚になったという方がたくさんいました。成長した麦わらの一味の集合シーンは何度も読み返したくなる人気のシーンです。
ルフィが行った16点鐘シーンの意味まとめ
オックス・ベルで16点鐘をしたルフィの行動は様々な解釈がされていました。キッドのようなライバルにとっては、自分が新時代を作るという意味があると捉えられていました。またこの行動は、目立つことをして新聞に載ることで3D2Yのメッセージを仲間に伝えるという意味もありました。
16点鐘について描かれたシーンや、新聞記事を読んでいる海賊たちのシーンにはこの他にもたくさんの伏線らしき描写があるので、ぜひ漫画で読んでみてください。