【ワンピース】エネル顔とはなに？「雷技が効かない」元ネタのシーンは何話？

エネル顔の元ネタやエネル顔は何話で登場したのか、そしてエネルについて紹介していく前に、まずは「ワンピース」の作品情報を紹介していきます。

『ワンピース』とは、週刊少年ジャンプにて1997年から連載されている尾田栄一郎原作の漫画です。『ROMANCE DAWN』という『ワンピース』の元ネタとなる読み切り漫画が1996年に掲載されました。すでに完結し、2020年4月現在は次世代編が描かれている『NARUTO』同様、日本のみならず海外での人気も高いため、日本を代表する漫画とも呼ばれています。

『ワンピース』のアニメは1999年から始まり、時間帯や曜日、そして声優も変わりつつありますが2020年4月現在も放送されています。そしてアニメ映画は2000年から2019年まで放映されており、いずれも原作同様高い人気を誇っています。

幼いころにゴムゴムの実を食べてゴム人間になったルフィは、世話になった海賊シャンクスから預かった麦わら帽子を被り、海賊王になるために仲間集めの旅に出ます。1人、また1人とルフィの熱意により仲間が増えていき、「麦わらの海賊団」と呼ばれるようになったルフィたちは、様々な敵と戦いながらロジャーの遺した「ワンピース」を目指し航海していきます。

空島編で登場したエネルは5月6日生まれ、おうし座、身長266cm、血液型はS型でリンゴとバナナが好物のスカイピア唯一神です。「神（ゴッド）・エネル」と呼ばれるエネルは体を雷に変化させることができる「ゴロゴロの実」の能力者であり、相手の動きを読む「心綱（マントラ）」の使い手でもあるため、スカイピア中の会話を聞き取ることもできます。

更に悪魔の実の能力だけではなく、自身の筋力も確かなものです。そして頭も切れるため様々な戦術を使うことができる故、エネルは自分のことを「全能なる神」と呼んでいます。エネルの声優は森川智之が務めました。

エネルの食べたゴロゴロの実はロギア系の中でも最強と言われるほどの実です。基本は体を雷に変化させたり雷を発生させていますが、雷に変化させた体で金属の中に入ったり、金属武器に熱を伝えたり、雷を使って移動したりと応用も効くため、能力者次第では様々な使い道があります。

またエネルの能力は攻撃だけに留まらず、自身の心臓に電気を流しセルフ心臓マッサージをすることもできるため、エネルと戦った麦わらの一味は絶体絶命かと思われました。

ロビンやゾロ、ガン・フォールやワイパーをも雷の力で倒したエネルでしたが、ルフィが相手になると状況が変わります。ルフィはゴムゴムの実を食べてゴム人間になっているので、雷の力が通用しないのです。このときのエネルの衝撃は相当のものでした。しかしながらルフィにどんな攻撃も効かないわけではなく、金属に熱を伝えることのできるエネルはその手を使い苦戦しつつも戦闘を続けます。

ルフィとの戦いで雷の力が通用しないことがわかったことは前述しましたが、この衝撃を受けたときのエネルの顔が「エネル顔」と呼ばれ、話題になりました。エネル顔とは、目を見開き、顎が外れそうなほど大きく口を開け、時には鼻水も垂らしている表情で、この後「ワンピース」作中で様々なキャラクターが衝撃を受けたシーンなどで披露することになります。

エネル顔の元ネタとなった「雷技が効かない」は何話でのことなのか、しばしば話題になりますがいったい何話で披露したのでしょうか？「ワンピース」30巻、279話でのことです。ちなみにこの30巻が発売されたのは2007年3月7日のことでしたので、キャラクターが衝撃を受けたときにするエネル顔は連載開始から10年経って初披露された形になります。

エネルはエネル顔を披露したあとも金属に熱を伝わらせる能力でルフィ相手に戦いますが、追い詰められます。そして最後、エネルは空島を消滅しようと自身の力を原動力とするマクシムという箱舟を使い、ママラガンという球体の雷の威力によってエンジェル島を消滅させます。

そこでルフィがこのママラガンの中へ突入し、金属を使って雷の力を散らしママラガンを霧散させます。エネルはこれを受けて敗北。箱舟・マクシムとともに海雲へと落ちます。ルフィたち麦わらの一味に負けたエネルは空島を消滅させることを諦め、エネルが「限りない大地」と呼ぶ月へと旅立つのです。

月へと向かったエネルはその後、本誌には登場していません。しかし扉絵にエネルのその後が描かれていました。マクシムで月にたどり着いたエネルはスペーシー中尉と名乗る謎のカラクリ生物と遭遇していたのです。すでに月は自分のものと思い込んでいるエネルは、はからずも宇宙海賊と戦うスペーシー中尉に味方し宇宙海賊たちを退治します。

宇宙海賊はエネルたちのいる月にある、古代都市ビルカの遺跡を狙っていたのでした。この古代都市ビルカを発見したエネルは電気を通わせてみます。すると眠っていたカラクリ兵たちが動き出したため、このカラクリ兵たちを従えてエネルはエネル軍団を築き上げるのでした。

ここからはエネル顔についての感想や評価を見ていきましょう。エネル顔は様々なキャラクターがしている表情なため、エネル顔という顔芸は非常に有名です。この方はエネル顔のことは知っていたそうですが、元ネタは知らなかったらしく「エネルの雷技がルフィに効かないと知ったらそれならそれで即座に切り替えて襲ってくるなんてめちゃくちゃクレバーな敵」という感想を持たれていました。

エネル顔というワードだけが独り歩きして、エネル顔が生まれた経緯やエネルの強さを知らないファンも少なからずいるようです。そのため「エネル顔は何話に出た？」という質問を投げつけるファンもいらっしゃいました。

エネルがエネル顔を披露してからというもの、「ワンピース」に登場するキャラクターも様々なエネル顔を披露してくれます。それは女性キャラクターでも例外ではなく、かわいいキャラクターのペローナもエネル顔を披露していました。こちらの方のように「エネル顔シリーズがめっちゃ好き」という感想を持たれる方は非常に多く見られます。

上の感想の方と同じようにエネル顔を調べて集めるファンも多く見られますが、この方はルフィ、ウソップ、ペローナ、エネルなど6人のキャラクターのエネル顔を比較して、「ウソップのエネル顔はランクが違う」「ウソップは神」という感想を持たれていました。

前述したおとり、「ワンピース」では男女問わず数多くのキャラクターがエネル顔を披露していますが、こちらの方は「本人のエネル顔がシチュエーションといいインパクトといい原点であり頂点」だという感想を持たれていました。

エネル顔は衝撃を受けたときの顔のためネタとして使われることが多いのですが、辛いお菓子のパッケージにも使われていました。こちらの方は「コンビニに入って目の前でエネル顔を見たら買うしかない」という感想を持ち、買ってしまったようです。

ここまでエネル顔についてまとめてきました。エネル顔とは、空島編で登場した雷技の使い手・エネルの攻撃がゴム人間であるルフィに効かないことがわかったときにした顔のことです。この表情はエネルが最初にしたことから「エネル顔」と呼ばれ、これ以降「ワンピース」に登場する他のキャラクターもエネル顔を披露することになります。

エネル顔の元ネタとなるこの表情が登場したのは何話かというと、30巻に収録されている279話でした。エネルはこの戦いの最後に月に行って以降、本誌に再登場はしていないのですが扉絵で古代都市ビルカの遺跡を見つけ、エネル軍団を作っていることがわかっています。再登場も期待されているエネルのエネル顔に注目しながら「ワンピース」をご覧になってみてはいかがでしょうか？