【鬼滅の刃】零余子（むかご）がかわいいと人気？かわいそうな最後やアニメ登場回は？

「鬼滅の刃」に登場する零余子（むかご）は、十二鬼月・下弦の肆の女性の鬼です。炭治郎が那田蜘蛛山で苦戦した、下弦の伍・累よりも一つ上の階級でした。しかし、登場してすぐに無惨に殺されているため、その強さや能力は不明のままでした。

「鬼滅の刃」は、鬼を退治する鬼狩りの少年を主人公としたバトルファンタジーです。呼吸法を駆使して技を繰り出す新感覚のアクションシーンや、強敵に挑む主人公の成長、個性的なキャラクターなど、見所満載です。「週刊少年ジャンプ」で連載され、2019年にはアニメ第1期が放送されました。

主人公・炭治郎は、優しく面倒見の良い炭焼き家系の長男でした。ある冬の日、仕事から戻ってくると、家族は鬼に殺されていました。たった一人、生き永らえた禰󠄀豆子は、鬼の血が体内に入り込んだことで鬼となります。炭治郎は家族の復讐を誓い、禰󠄀豆子を人間に戻すために旅立ちました。

両目の上のあたりに角が生えており、両頬には赤い二本の模様が入っています。ホワイトカラーのショートヘアーで、前髪は少し長めです。赤い着物に黒い帯をつけ、首元には白いファーをつけています。大きな目も着物と同じく真っ赤で、左目に十二鬼月の証である数字が刻まれています。爪はマゼンダカラーで、ネイルをしているかのように綺麗に整えられていました。

零余子は登場してすぐに無惨に殺されているため、はっきりとした性格やプロフィールは不明です。しかし、血を分け与えた同胞の心を読むことのできる無惨は、彼女に柱と鉢合わせたら逃げようと考えていると指摘しました。力の差を自覚しているがゆえの考えであり、計算高く頭が良いとも考察できます。また、無惨に問い詰められ、恐怖から涙を流していることから、臆病で泣き虫な性格という可能性もあります。

零余子は、「鬼滅の刃」原作では51話と52話に登場しています。登場時、コマには階級である下弦の肆としか書かれていませんでした。長らく不明でしたが、「鬼滅の刃」公式ファンブックで、ようやく本名が発覚します。

那田蜘蛛山にて、下弦の伍・累が義勇によって倒されます。このことにより無惨は、残り5体の下弦の鬼たちを集めました。いきなり集められたことに戸惑う彼らの前に、女性の姿で無惨が現れます。声を聞いて無惨だと気づいた鬼たちは、すぐに床に膝をついて頭を下げました。頭を下げた状態で零余子は、無惨とすぐに気がつかなかったことを詫びます。しかし、無惨そんな彼女に勝手に喋るなと言い放ちました。

下弦の伍・累が鬼狩りに倒されたことで、下弦の鬼の弱さに腹を立てていました。上限の鬼のメンバーは100年近く変化がない上に、鬼殺隊の柱をもたくさん倒してきました。一方で、下弦の鬼は何度もメンバーが入れ替わっています。下弦の陸・釜鵺は、理不尽な物言いに心の中で不満を言います。しかし、無惨は、血を与えた鬼の心を読むことができました。

彼の逆鱗に触れた釜鵺は、必死に謝罪の言葉を述べつつも、下弦の鬼の中で最初に殺されました。死期を悟った鬼たちは、顔を青くして固まります。そんな中、無惨は零余子に柱が怖いかと問いました。彼女は顔を上げ、すぐに否定しました。

零余子の心を読んだ無惨は、鬼殺隊の柱と鉢合わせたら、逃げようと思っていると指摘します。彼女は、そんなことは考えておらず無惨のために戦うと言い募りました。発言を否定されたことを怒った無惨は、零余子を殺します。あたりには、潰された彼女の肉片と、血液が飛び散りました。

零余子は、アニメ「鬼滅の刃」では最終回26話に登場しています。下弦の伍・累の死によって、下弦の鬼の弱さに腹を立てた無惨は、零余子を含む鬼たちを次々と理不尽に殺していきました。下弦の陸・釜鵺、さらに下弦の肆・零余子が殺されたことで、下弦の参・病葉はその場から逃げ出します。しかし、次のシーンで無惨は彼の首を手に持っていました。下弦の弐・轆轤は、強くなって戦うために、無惨に血を分けて欲しいと頼みます。

無惨は、自分に命令するなと轆轤も殺しました。最後に残った下弦の壱・魘夢は、無惨に殺されることの喜びを語ります。さらに、人の不幸が大好きな彼は、下弦の鬼たちが殺される様子を見れたことに感謝をしました。魘夢の歪んだ性格を気に入った無惨は、彼に血を与え生かすことにします。こちらの会議は、理不尽に鬼たちが殺されていくことから、パワハラ会議という名前でも知られています。

• 生年月日/1980年6月9日
• 職業/声優、歌手
• 所属事務所/アイムエンタープライズ
• 血液型/A型
• 声優活動時期/2001年〜

植田佳奈の声優としての主な出演作品に、「マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ」沙羅役、「妄想科学シリーズ ワンダバスタイル」冬出ゆり役、「学園アリス」佐倉蜜柑役、「光と水のダフネ」葉山静香役、「マリア様がみてる」福沢祐巳役、「これが私の御主人様」倉内安奈役、「鋼鉄神ジーグ」珠城つばき役、「素敵探偵ラビリンス」三重野初実役、「鉄のラインバレル」遠藤シズナ役、「暗殺教室」不破優月役などがあります。

アニメ「鬼滅の刃」で零余子の声を務めたのは、人気声優の植田佳奈でした。彼女が出演していると知って本作を視聴したという人もいるほどです。しかし、零余子は登場してすぐに理不尽な理由で最後は無惨に殺されています。すぐに退場してしまったことにショックを受けるファンも多くいました。

「鬼滅の刃」の零余子の階級は下弦の肆であり、炭治郎が那田蜘蛛山で戦った累よりも強い鬼です。累は、しなやかで強靭な蜘蛛の糸のような血鬼術を使いました。炭治郎も、今まで戦った鬼の比ではないほどの強さを持つ彼に苦戦し、最終的に首を斬ることができませんでした。累以上の強さを持つ零余子が、どんな血鬼術を使うのか気になるといった意見もありました。

零余子は、無惨に自分よりも柱の方が怖いのかと問われた時、涙を流し恐怖で震えています。最後もあっけなく無惨に一瞬で殺されました。このことから、炭治郎が苦戦した累よりも強いようには見えないといった感想もあります。

零余子は、登場してすぐに無惨に殺されるキャラクターです。しかし、その容姿のかわいさから、密かな人気があります。「鬼滅の刃」の好きな女性キャラクターとして挙げるファンも少なくありません。

「鬼滅の刃」の零余子の衣装は、赤い着物に黒い帯をつけ、さらに首元にファーを巻いたものです。コスチュームのデザインがかわいいといった感想も多くあり、コスプレをする人も多くいます。コスチュームも販売されていますが、自分で揃えることができそうといった声もありました。

零余子の性格やプロフィールは、公式公開されていません。しかし、無惨から問い詰められるシーンで涙を流して震えたり、柱とは戦わないようにしようと考えていたりなど、怖がりで慎重とも取れるシーンが目立ちます。こうした性格から、鬼の中では非常に珍しいタイプなのではないかといった意見もありました。

零余子は、下弦の鬼のみが集められた会議で、無惨に柱の方が怖いのかと問い詰められています。それに対し、彼女は無惨への忠誠を表明した言葉を口にしました。しかし、自分の発言を否定したとして、一瞬のうちに殺されます。この最後のシーンがかわいそうといった感想も多くありました。

ここまで「鬼滅の刃」の登場キャラクター、零余子について紹介してきました。出番はほんの少しでしたが、かわいい容姿と、理不尽に殺されたかわいそうな最後、アニメの声優の人気も相まって、非常に高い人気を誇るキャラクターです。無惨によって殺されてしまい、強さや血鬼術など詳細な情報は不明ですが、今後公開されることを期待するファンも多くいます。