【鬼滅の刃】累の過去を考察!鬼舞辻無惨との出会いや家族への憧れとは?

吾峠呼世晴による漫画・アニメ「鬼滅の刃」に登場する蜘蛛鬼・累の過去について紹介します。かつて人間だった累は鬼舞辻無惨との出会いによって鬼になりました。鬼になったことで累は家族に恐ろしいことをしてしまいます。累はそのことで家族というものに強い憧れを抱きます。ここでは「鬼滅の刃」の累のかわいそうな過去と、鬼になった経緯、家族への憧れについて考察し、また「鬼滅の刃」の主人公・炭治郎との戦いなども見ていきます。

【鬼滅の刃】累の過去を考察!鬼舞辻無惨との出会いや家族への憧れとは?のイメージ

目次

  1. 鬼滅の刃の累とは?
  2. 鬼滅の刃の累の過去がかわいそう?
  3. 鬼滅の刃と累の最後
  4. 鬼滅の刃の累に手を差し伸べた炭治郎のその後
  5. 鬼滅の刃の累に関する感想や評価
  6. 鬼滅の刃の累の過去まとめ

鬼滅の刃の累とは?

鬼滅の刃の作品情報

「鬼滅の刃」は、作者・吾峠呼世晴(ごとうげこよはる)によって週刊少年ジャンプで連載中の漫画です。2016年の11号から始まった漫画「鬼滅の刃」は、コミックが第19巻まで発売されており、2020年の1月でコミック累計4000万部以上の発行部数を記録しました。2019年の「オリコンコミックランキング」では第1位、「集英社本ランキング」では第2位となりました。

鬼滅の刃の原作やアニメの概要

吾峠呼世晴による漫画「鬼滅の刃」の舞台は、和と洋の文化が入り混じる大正時代です。華やかな都市部に比べて地方には未だ古い文化が残っている、そんな時代に人間を襲う「鬼」が出現。「鬼」を倒すために結成された「鬼殺隊」に入隊し、両親の敵討ちと妹を救うために戦う主人公とその仲間たちの姿が描かれています。アニメ「鬼滅の刃」は、2019年の4月から9月までTOKYO MX他で放送されました。

アニメ「鬼滅の刃」の放送内容は、原作漫画「鬼滅の刃」のコミック第1巻から第7巻にかけて描かれた「竈門炭治郎 立志編」で、全26話となっています。アニメ「鬼滅の刃」の監督は外崎春雄、総作画監督は松島晃、アニメーション制作は「ufotable(ユーフォーテーブル)」です。アニメ化された「鬼滅の刃」は、CG映像と手描きを組み合わせた映像で制作されています。

鬼滅の刃のあらすじ

主人公の竈門炭治郎(かまどたんじろう)は、亡父の仕事を継いで炭焼きで家族を養っていました。ある日、炭治郎が外出中に家族が鬼に襲われました。妹の禰豆子(ねずこ)だけが生き残りましたが、鬼になってしまいました。鬼になった禰豆子を人間に戻したい炭治郎は、鬼を倒すため剣の修行を始めます。そして命懸けの試験を乗り越え、「鬼殺隊」への入隊を許されました。ここから炭治郎と鬼との戦いが始まります。

ここまで漫画・アニメ「鬼滅の刃」の作品情報と、簡単なあらすじを紹介しました。ここからは、「鬼滅の刃」の登場人物、累について紹介していきます。累の過去や鬼になった経緯、家族について考察し、累の最期についても見ていきます。

累のプロフィール

「鬼滅の刃」の累(るい)は、鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)の部下で、最強とされる十二鬼月(じゅうにきげつ)の「下弦の伍」を授けられた者です。累は、鬼としての形態は蜘蛛で、「蜘蛛鬼」です。悪鬼を殺すこともできる日輪刀さえも斬ることができる強い糸を操る「血鬼術」を使います。「家族」という名の群れを作り、那田蜘蛛山を拠点としています。

累の「家族」は両親と兄、姉という5人で構成されており、累自身はこの「家族」の一番下の子どもということになっています。「家族」は血縁ではなく、各地の鬼狩りから逃れてきた鬼たちです。累が鬼を「家族」として迎えようとする際、反発するものは拷問などを行い、恐怖で従わせます。十二鬼月の鬼として恐れられている累ですが、人間だった頃があります。

累が人間だった頃、累には大切な本当の家族がいました。人間だった累の本名は、綾木累です。ここからは、累が人間だった頃のエピソードと、鬼になってしまった理由について、累の過去と共に見ていきます。それでは、人間だった頃の累の過去について紹介します。

アニメ「鬼滅の刃」公式サイト

鬼滅の刃の累の過去がかわいそう?

「鬼滅の刃」の累は、かつて人間だった頃に本当の家族がいました。しかし、ある時、かわいそうな出来事によって累は家族を亡くしてしまいます。ここでは、累が人間だった頃のことや、かわいそうな過去について見ていきます。

過去①人間だった頃は体が弱かった?

累は人間だった頃、父と母と暮らしていました。累は極端な虚弱体質で、床の中から起き上がることも難しく、歩くこともままならない状態で、毎日布団の上で暮らしていました。

過去②鬼舞辻無惨との出会い

体が弱く、布団から出ることができない日々を送っている累。そんな累の前にある日、鬼舞辻無惨が現れました。「私が救ってあげよう」と言って現れた鬼舞辻無惨は、鬼になれば強い体を手に入れることができると累に言いました。強い体が欲しい累は、鬼舞辻無惨の提案を受け入れました。鬼舞辻無惨が累に血を分け与えると、累は鬼になりました。累は鬼になることで、強くて丈夫な体になりました。

鬼は太陽の光に当たることができず、人間を食べることで自身の生命を維持しなければなりません。鬼になった累は、家を訪れた両親の知人を食べてしまい、その姿を両親に見つかってしまいました。息子の恐ろしい姿を目の当たりにした両親。母親は号泣し、父親は包丁を持ち出して累に「一緒に死のう」と言いました。自分を殺そうと向かってくる父親に対して、母親はただ泣くばかりで、自分を庇ってもくれません。

親子の絆を信じられなくなった累は両親を殺してしまったのでした。母親は死ぬ間際に「丈夫な体に産んであげられなくて…」と言って累に謝り、父親は「大丈夫、一緒に死んでやるから」と言いました。両親との絆を信じられなくなり、殺害してしまった累でしたが、両親は息子の罪を受け入れ、罪を償うため共に死のうとしてくれたのでした。両親の深い愛情に気づき、混乱する累のもとに再び鬼舞辻無惨が現れました。

鬼舞辻無惨は、累を受け入れなかった親が悪いと言い、自分自身の強さに誇りを持てと、累に言い聞かせました。この手で両親との絆を断ち切ってしまい、絶望感に苛まれる累は、自分に非があることを自覚しながらも、鬼舞辻無惨の言葉にすがるしかなかったのでした。

過去③家族への憧れ

自身の手で両親を殺害してしまった累は、父と母への想いが日に日に強くなり、家族への憧れから、たとえ偽りであっても家族を作る決意をします。累は鬼たちを集めて父、母、兄、姉などとそれぞれを当てはめて家族を作りました。累が考える理想の家族は、累と同じ様な体、顔にしなければならず、従わない者は暴力によって痛めつけられました。十二鬼月の累にとって力で従属させるのは簡単でした。

しかし、累は次第に虚しい気持ちになっていきました。かつて累が人間だった頃、家族とは幼く弱い自分を守ってくれるものでした。そのため、累は自分を守ってくれる家族を求めるのですが、偽りの家族は皆、自分よりも弱い者たちでした。

ここまで「鬼滅の刃」の累について、そのかわいそうな過去を見てきました。鬼舞辻無惨の誘いに乗り、弱い自分を変えたくて鬼になった累でしたが、その結果、両親を手にかけてしまいました。両親への思慕から偽りの家族を作った累でしたが、虚しさが増すばかりでした。次は、かわいそうな累の、その後について見ていきます。

『鬼滅の刃』|集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト

鬼滅の刃と累の最後

最後①炭治郎との戦い

累の根城、那田蜘蛛山に炭治郎と禰豆子、善逸、伊之助たちがやって来ました。那田蜘蛛山に入ると、そこは不穏な空気が漂い、炭治郎たちは恐怖を感じます。鬼殺隊のメンバーが糸に絡め取られ、山の奥へと引きずり込まれました。恐ろしさに身震いする炭治郎。すると、今度は鬼殺隊のメンバーと思われる死体が炭治郎たちに襲い掛かってきます。

炭治郎は死体の背中に糸がついているのを見つけました。その糸は何度切ってもすぐに繋がれてしまいます。炭治郎は、この糸によって死体を操っていることに気づきました。炭治郎たちが糸に悪戦苦闘しているところに、白い袴姿の鬼が現れ、家族との時間を邪魔するなという様なことを言って、その場を去って行きました。

炭治郎は糸を繰り出す鬼の本体である累を倒すため、山の奥へと進んでいきます。累に近づくほど、糸は太く強くなっていきます。炭治郎は糸を何とか絡めることに成功し、操られている隊員たちの動きを止めました。隊員たちを操っていた鬼たちを次々と倒していく炭治郎たち。

炭治郎は、鬼たちが痛みを感じないように殺していきました。炭治郎の優しさに触れた鬼たちは、人間だった頃を思い出し、炭治郎に、ここには十二鬼月がいると告げて死にました。累の偽りの鬼の家族が炭治郎たちを襲います。炭治郎たちは父鬼と戦うことになりました。父鬼の強さは尋常ではなく、吹っ飛ばされてしまった炭治郎。川の下まで落ちてしまった炭治郎が見たものは、累が姉鬼を手にかけるところでした。

炭治郎が、仲間なのにと累に声を掛けると、仲間ではなく家族なのだから口を出すなと、累は答えました。炭治郎は、累の家族の絆は偽りだと言い、本当の家族、仲間の絆について累に諭しました。累はその言葉に逆上、炭治郎の日輪刀を折ってしまいました。累は炭治郎めがけて攻撃しますが、そこに飛び込んできた禰豆子が炭治郎を庇いました。累の攻撃をまともに受けた禰豆子。

累は禰豆子が鬼だということを見抜いたのですが、鬼が人間を守ったことに驚きました。さらに、禰豆子が炭治郎の妹だと知った累は、家族の強い絆を見せつけられ動揺し、強い絆で結ばれている炭治郎と禰豆子に嫉妬します。累は命と引き換えに禰豆子を自分の妹に欲しいと炭治郎に語りかけました。怒りをあらわにする炭治郎に累は、十二鬼月である自分には勝てないと言いました。

累は禰豆子を蜘蛛の糸で絡め取り、容赦なく締め付けていきます。炭治郎は累の糸を斬るために水の呼吸「生生流転(せいせいるてん)」を繰り出し、糸を斬ることに成功しました。しかし、累は血鬼術「刻糸牢(こくしろう)」を放ちます。死を意識した炭治郎に亡き父の面影が現れ、炭治郎に「ヒノカミ様になれ」と言いました。

意識を集中させた炭治郎が「ヒノカミ神楽 円舞」を繰り出すと、禰豆子に絡みついていた糸を斬ることができました。さらに禰豆子が血鬼術「爆血(ばっけつ)」を繰り出すと、炭治郎と禰豆子の深い絆が勝り、累は首を斬り落とされました。累を倒したと思った炭治郎が禰豆子のところへ行こうとすると、実は炭治郎に斬られる前に累は自分自身で首を斬り落とし、生きていました。

倒したと思った累が生きていることに気づいた炭治郎ですが、累の攻撃をかわす体力はもう無くなっていました。もう終わりだと覚悟をしますが、そこに富岡義勇が駆けつけました。鬼殺隊最強の剣士である「柱」の義勇が累の首を斬り落としました。ようやく十二鬼月である累との戦いは終わりました。炭治郎が累の体に触れました。すると累は太陽の様な温かい光を感じました。

最後②両親との再会

義勇に首を落とされ、消滅していく際、炭治郎のぬくもりに触れた累は、人間だった頃の自身のかわいそうな過去を思い出しました。累は、多くの人間を殺害したため、亡くなった両親の元へは行けないと思い込んでいるところに、累の両親が現れました。両親は、たとえ地獄でも累と一緒に行くと言いました。累は感極まって号泣し、「ごめんなさい」と両親に謝りました。累は子どもの頃に犯した恐ろしい罪を両親に謝りたかったのでした。

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鬼滅の刃の累に手を差し伸べた炭治郎のその後

炭治郎のその後①「情けをかけるな」と言う義勇

累が義勇によって首を落とされ、消滅していく際、炭治郎の優しさに救われました。しかし、義勇は炭治郎に「人喰い鬼に情けをかけるな」と言いました。しかし、鬼もかつては人間で、それぞれかわいそうな過去を持っているのだからと熱心に訴える炭治郎でした。

炭治郎のその後②義勇は嫌われている?

炭治郎と義勇のやり取りを見ていた、同僚の「蟲柱」である胡蝶しのぶが義勇に、そんな態度だから皆に嫌われるのだと、言いました。しかし、義勇自身に皆に嫌われているという自覚はありません。「俺は嫌われていない」と、きっぱりと答える義勇。このやり取りの前に胡蝶しのぶは、鬼である禰豆子を殺すためにやってきたのに、義勇に邪魔されていました。義勇は怒る胡蝶しのぶを無視し、炭治郎と禰豆子を逃がしてあげたのでした。

炭治郎のその後③夜明け

禰豆子を狙って鬼殺隊が追手を差し向けました。義勇は炭治郎と禰豆子を庇い、鬼殺隊の追撃を妨害します。胡蝶しのぶは、義勇が鬼の禰豆子を庇う行為は違反行為だとして義勇を責めますが、義勇は、鬼になった妹を想う炭治郎の気持ちを思いやる優しさを秘めているのでした。那田蜘蛛山で繰り広げられた壮絶な戦いが終わり、夜が明ける頃、鬼を連れ歩いているという罪で鬼殺隊に捕らえられた炭治郎たちの裁判が始まろうとしています。

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鬼滅の刃の累に関する感想や評価

アニメ「鬼滅の刃」の21話は、那田蜘蛛山での累と炭治郎の戦いが描かれていますが、累の過去が明らかになりました。鬼舞辻無惨によって鬼となった累は、とても強く狂暴な鬼となりましたが、実はかわいそうな過去を背負っていたのでした。そんな累が切なく哀しいという感想です。

アニメ「鬼滅の刃」で、累の過去が明らかになる那田蜘蛛山での戦いは、美しい映像と共に大好きだということと、強くて恐ろしい累でしたが、消滅する最期のシーンで両親に謝る姿がありました。そんな累がかわいそうだったという感想です。

「毀滅の刃」の累が根城にしている那田蜘蛛山では累の過去が明らかになります。人間だった頃の累は、強い体になりたい一心で鬼舞辻無惨の誘いに乗って鬼になりました。鬼になってしまったために両親を殺してしまった累。そんな累の過去がかわいそうだという感想です。

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鬼滅の刃の累の過去まとめ

いかがでしたか?アニメ「鬼滅の刃」の累の過去について見てきました。鬼舞辻無惨によって鬼になってしまった累は両親を殺害してしまい、そのため家族に対して強い憧れを抱くようになり、偽りの家族を作ることになったのでした。ツイッターでは「鬼滅の刃」の那田蜘蛛山で描かれた累の過去がかわいそうだという感想が寄せられていました。

那田蜘蛛山での炭治郎との戦いの後、炭治郎の優しさに触れた累は、両親に謝ることができました。そんな切なくて哀しいと言われる累に注目して「鬼滅の刃」をお楽しみください。

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