【SAO】ゼクシードはBoBチャンピオン！担当声優やアニメ登場回は？

ゼクシードについて紹介する前にゼクシードが登場するSAOについても簡単に紹介しておきます。

SAOは2009年から電撃文庫レーベルより発行されているVRMMORPGを題材としたライトノベルです。元々はオンライン小説として展開されていた事もあり高い人気を誇り、作者の川原礫先生がSAOの連載の気分展開で書いた作品「アクセル・ワールド」で電撃文庫大賞を受賞した事によりSAOも商業化される事になりました。

その高い人気を背景にスピンオフ作品として「プログレッシブ」「ガンゲイル・オンライン」などを展開、さらには漫画化なども行われています。アニメは2012年に初めてアニメ化され、2020年3月現在、3期の第2部までが放映済み、4月から第3部の放送も決定しています。

世界初のVRMMORPG「ソードアート・オンライン」にアクセスしたキリトらプレイヤーは自発的ログアウトの禁止、ログアウトするにはゲームのクリアが必要、さらにゲーム内でHPが0になると現実世界でも死に至るというデスゲームに参加する事になってしまいます。2年の歳月をかけたこの事件は主人公キリトの活躍もあってプレイヤーが開放されました。

SAO事件と呼ばれたこの事件を解決に導いたとしてキリトは総務省の菊岡と知り合います。そんな菊岡からの依頼でキリトは銃をメインにしたVRMMOPGの世界ガンゲイル・オンライン、通称GGOに潜入捜査をすることになります。そこで登場するのが今回紹介するゼクシードです。

ゼクシードは作中ゲームでファントム・バレット編の舞台となったゲーム「ガンゲイル・オンライン（通称GGO）」のプレイヤーです。GGO内で開かれる個人戦頂上決戦「バレッツ・オブ・バレッツ（通称BoB）」の第2回大会優勝者です。しかしその実、敏捷力こそが最強という偽情報を流し自分は異なったステータスの育て方をしての優勝だった為、多くのプレイヤーから反感を買う優勝になっていました。

いい意味でも悪い意味でもGGOでは有名人であり、偽情報を利用したとはいえ優勝したのは実力もトップクラスのプレイヤーだからだと考える事が出来ますが、SAO作中では残念ながら彼の戦闘シーンが描かれる事はありませんでした。

ゼクシードの声優を務めた神谷浩史さんは1994年から声優として活動しているベテラン声優さんです。声優としてはどちらかと言えば遅咲きでデビューは1990年代ながら2000年後期以降にブレイクしました。ブレイク前は厭味なキザ男を演じる機会が多くありましたが、ブレイク後はイケメンキャラを演じる機会が多くなっています。

神谷浩史さんがこれまで出演した作品と演じたキャラクターとしては「夏目友人帳」の夏目貴志役、「AngelBeats!」の音無結弦役、「黒子のバスケ」の赤司征十郎役、「進撃の巨人」のリヴァイ役、「ハイキュー」の武田一鉄役、「ワンピース」のトラファルガー・ロー役、「電波教師」の鑑純一郎役、「ダイヤのA」の真田俊平役、「さよなら絶望先生」の糸色命役などがあります。

神谷浩史さんが近年出演した作品としては「続・終物語」の阿良々木暦役、「キャロル＆チューズデイ」のタオ役、「寄宿学校のジュリエット」のスコット・フォールド役、「Fate/EXTRA Last Encore」の間桐シンジ役、「イナズマイレブンアレスの天秤/オリオンの刻印」の灰崎凌兵役、「いつだって僕らの恋は10センチだった」の瀬戸口優役、「コンビニカレシ」の明日海夏役などがあります。

ゼクシードの登場回となるファントム・バレット編はSAO2期の最初のエピソードになっています。アニメ1話ではキリトが菊岡の依頼を受けてGGOに潜入捜査をする事になる経緯が語られるのですが、その経緯の中でゼクシードが登場する事になるのです。

SAOのアニメ2期ではファントム・バレット編は14話に渡って放送されますが、ゼクシードの登場回は上記で紹介した第1話のみです。それはゼクシードが登場したのは菊岡の話、死銃（デス・ガン）の被害者の1人として登場した為です。つまりアニメ2期1話でキリトが菊岡から話を聞いている時点で既にゼクシードは死亡した状態にありました。その為、その後繰り広げられるファントム・バレット編本編では登場していません。

ゼクシードが死亡した理由はキリトがGGOに行くきっかけとなった死銃事件の最初の被害者に選ばれてしまった為です。被害者に選ばれた理由は死銃の1人、新川恭介の個人的な恨みと偶然によるものです。個人的な恨みとは新川恭介がゼクシードの流した敏捷力最強という情報を信じてビルドした結果育成に行き詰まってしまった事にあります。いわばゼクシードは自業自得で殺されてしまったといえます。

強い恨みを抱えていた新川恭介に降っておりた偶然が、彼の兄新川昌一がSAOサバイバーであり、SAO内ではザザという名前で殺人ギルドラフィン・コフィンに所属していた事にあります。そしてSAOから帰還後昌一は恭介の薦めでステルベンという名称でGGOを始め透明マントで個人情報を盗む事に夢中になっていたのです。その中には恭介が恨みを抱くゼクシードの個人情報も含まれていました。

偽情報を流し第2回BoBで優勝したゼクシードですが、実力自体もあり、また運の良さもあります。GGOにはショップなどでは購入できないレアな武器も存在しておりその1つである「XM29　OICW」と呼ばれるアサルトライフルを所有していたのです。ファントム・バレット辺のヒロインであるシノンが持つウルティマラティオ・へカートⅡのようにレア武器はそれだけで実力を高めてくれる要素があります。

情報戦も巧みに行って第2回BoBで優勝したゼクシードですが、レア武器を持っていた事を考えると情報戦を行わなくとも或いは上位に食い込めた可能性は十分にありえます。

SAOではキリトら主要なキャラクター以外はアバター名だけで本名は明らかになっていませんが、ゼクシードは現実でも死亡してしまった事、その事件について菊岡が調べており、キリトにデスガン事件の依頼をする過程で状況説明をしている事から本名が明らかになっています。ゼクシードの本名は茂村保です。

ここからは既にSAOを視聴した人のゼクシードに関しての感想を紹介していきます。SAO2期のファントム・バレット編は人によって評価が分かれるエピソードになっていますが、主要なキャラクターが少ない事もあり、登場回が1話の短い時間であってもインパクトの強い登場だっただけにゼクシードの印象が強いという人が多くなっています。

またゼクシードの印象を強くしたのが、その登場シーンでの演出だったという人もいます。ゼクシードは死亡時、作中のネット番組にアバター姿で出演しておりその最中に殺されるという演出がされています。このような演出が「実際にありえそう」として高く認知されており、結果としてゼクシードのインパクトを高める結果にも繋がっています。

ゼクシードの声優を務めた神谷浩史さんに関しては、登場回が1話しかないキャラクターにしては豪華過ぎて驚いたという声が多くなっています。登場回自体は短めでもセリフは長めで、しかも他のプレイヤーを煽るようなセリフだっただけに神谷浩史さんの声でさらにゼクシードのインパクトが強くなったという声も多くなっています。

ゼクシードはSAOのファントム・バレット編にて登場した第2回BoBの優勝者にして作中で起こる事件「死銃事件」の最初の被害者になってしまいました。自業自得の面もあるとはいえ、作中では戦闘シーンなどの活躍が描かれる事なく退場する形になっています。ただし長台詞があったりとそのインパクトは強く、実際の戦闘シーンが見てみたかったという声も多いキャラクターになっています。

ゼクシードが登場するのはSAOでも2期の1話と区切りの良いタイミングなのでまだSAOを視聴した事がないという人はゼクシードにも注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか？