2020年03月26日公開
2020年03月26日更新
【あひるの空】夏目健二(トビ)のモデルと彼女はだれ?名言や妹との関係も紹介
人気バスケアニメ「あひるの空」に登場する「トビ」こと夏目健二はクズ高バスケ部のエースとして活躍するキャラクターです。今回はそんな夏目健二(トビ)のバスケの能力や特徴的な髪型・タトゥーについて紹介し、モデルとして有力視されている実在の選手や彼女についても考察していきます。また、夏目健二のかっこいいと評判の名言やアニメ声優の谷山紀章さんについても紹介し、彼の複雑な家庭環境や妹との関係、愛称「トビ」の由来などもみていきます。
夏目健二(トビ)とは?
あひるの空の作品情報
今回は「あひるの空」に登場する「トビ」こと夏目健二について、そのモデルと言われている実在の選手や名言を紹介し、チームのエースである夏目健二のバスケの能力やバッシュ、驚異のトレーニングをみていきます。また、夏目健二の家庭環境や妹、実の父親とのエピソード、愛称「トビ」の由来などを紹介し、彼女情報や担当声優の谷山紀章さんについてもみていきます。まず、ここでは「あひるの空」の作品情報をみていきます。
あひるの空の概要
「あひるの空」は2004年から日向武史先生によって週刊少年マガジンで連載されている少年漫画で、バスケットボールに打ち込む高校生たちが題材になっています。「あひるの空」はアニメ化もされており、テレビ東京系列で2019年10月から放送されています。
あひるの空のあらすじ
クズ高こと九頭龍(くずりゅう)高校に入学した車谷空は149cmという小柄な体格ながら、母に誓った目標を実現するためにバスケ部に入ります。しかし、そのバスケ部は不良たちの巣窟でとてもまともにバスケをできる環境ではありませんでした。それでも、しつこくバスケをやろうと不良たちを説得し続ける空。彼の純粋さやバスケへの情熱が不良たちの心を動かし、空の高校でのバスケ生活がスタートしていきます。
夏目健二のプロフィール
「あひるの空」に登場する夏目健二は「トビ」と呼ばれる九頭龍高校(通称:クズ高)の1年生です。広島県出身であるため、広島弁が印象的なキャラとしても人気があります。また、誕生日は7月20日、新著は178cm(後に179cm)、体重は58kg(のちに61kg、64kg、65kgと増量)、血液型はB型、背番号は「15」となっています。
さらに、夏目健二はイケメンキャラとしても知られており、作中の女の子からもモテモテです。そのため、イケメンに敵意を向けるチームメイトの花園千秋からは「なんか嫌い」と妬まれていました。
夏目健二の髪型
夏目健二はストリートスタイルの「コーンロウ」と呼ばれる特徴的な髪型をしています。また、この夏目健二の髪型はストーリーが進む中で途中で編み方が変わったそうです。それは「ランニングスタイル」という髪型で、かなり難易度の高い編み方となっています。
ちなみに、夏目健二の髪型はなんと美容室を営んでいる車谷空のおばあさんがセットしてくれているそうで、車谷空のおばあさんが意外にも凄腕の美容師であることが分かります。
夏目健二のタトゥー
夏目健二は髪型だけでなく、右肩に入れられたタトゥーも印象的となっています。アニメ版ではコンプライアンスの問題であまりクローズアップされていませんが、彼の右肩には「電光石火」の文字が刻まれています。
夏目健二のバスケ能力
夏目健二はスモールフォワードのポジションを任されています。夏目健二は天才的なバスケのセンス、驚異的な身体能力、持ち前の瞬発力やバランス力の高さによる突破力を持っており、ゴールの下でブロックする長身の選手をかわす技術も相当なものだと言われている選手です。
それに加えて、確実に得点につなげるポジショニングの上手さやミドルレンジからでもシュートを決められる得点力の高さなども持っており、クズ高バスケ部で最も高いオフェンス力を有しています。そのため、夏目健二はチームのエースとしてチームメイトを引っ張っていく存在ですが、その一方で自信過剰でプライドが高いところがあり、一時期それによりチームの調和を乱したことがありました。
それでも、少しずつ精神的な成長をみせ、夏目健二に対するチームメイトの信頼も回復し、夏目健二自身もチームが勝つためのプレースタイルに徐々に変化していきました。また、夏目健二はいかつい外見をしていますが、その見た目に反してボールさばきが繊細かつ鮮やかで、車谷空からは「人を惹きつける」バスケだと評されています。
このように、夏目健二は実力の高いクズ高のエースですが、その才能は中学の頃からすでに開花しており、広島にいた頃はバスケの強豪校からのお誘いもあったそうです。
夏目健二のトレーニング
夏目健二は天才的なバスケセンスを持つクズ高バスケ部のエースですが、彼が凄いのはバスケセンスだけではありません。夏目健二はもっとバスケがうまくなりたいという上達への貪欲さが尋常ではなく、高校生とは思えないようなトレーニングを行っています。
そして、クズ高バスケ部がある騒動で活動停止の処分を受けていたときにも、夏目健二は黙々と自主トレを行い、大学バスケ部を1人で訪れては道場破りのようなことをしていました。そんな夏目健二の自主トレのメニューは大学生でも驚く内容となっているそうです。
さらに、横浜大栄高校の不破豹との1on1で悔しい敗北を味わってからは体感トレーニングも自主トレのメニューに取り入れ、食生活もバスケ向きの体をつくるためのものに変えました。そして、大学のバスケ部に所属するトレーナーとも膝の怪我をしたことがきっかけで親しくなり、そのトレーナーからウエイトトレーニングの指導もしてもらえることになりました。
このように、夏目健二は敗北をきっかけに生活のすべてをバスケにかけるようになりました。その努力により、夏目健二は持ち前のバスケセンスと瞬発力に加え、パワーも手に入れ、さらなる成長をみせたのでした。
夏目健二のバッシュ
夏目健二が作中で愛用しているバッシュは、NIKEの「AIR JORDAN」シリーズです。このエアジョーダンシリーズは名前から予想がつくようにバスケの神様と呼ばれたマイケル・ジョーダンが使用していたバッシュと同じモデルとなっています。しかも、マイケル・ジョーダンがダンクシュートを決める姿のシルエットがデザインとして使用されています。
そんなジョーダンシリーズの中でも夏目健二がずっと愛用しているのが「エアジョーダン13」です。キャッチコピーは「クロヒョウ」で、俊敏で華やかなプレースタイルの夏目健二によく似合うと言われています。その後、ストリートバスケをすることになった夏目健二が借りたのが「エアジョーダン12」です。こちらのバッシュは夏目健二がわざわざ無理を言って譲ってもらったほどのとても気に入ったバッシュでした。
しかし、これを履いて最初に出た試合で怪我をしてしまった夏目健二は、縁起が悪いということで、このバッシュをチームメイトの安原真一(ヤス)に2万円で売りつけることにしました。
最初、安原真一は中古のバッシュに2万円は高すぎるとごねていたのですが、夏目健二が言葉巧みに誘導。曰く付きのバッシュをほとんど定価と変わらない価格、2万円で安原真一に売りつけることに成功したのでした。この2万円は夏目健二が広島にある父親の墓参りに行く際の旅費に使われました。
夏目健二(トビ)のモデルと彼女
ここまで、夏目健二(トビ)の特徴的な髪型やタトゥーを紹介し、エースとして活躍する彼のバスケの能力や大学生も驚くトレーニング、バッシュについてみてきました。次に、夏目健二(トビ)のモデルと言われている実在の人物や彼女は誰なのかについて考察していきます。
夏目健二のモデルはアイバーソン
「あひるの空」夏目健二のモデルは、公表されているわけではありませんが、かつてNBAで活躍したアレン・アイバーソン選手だと言われています。夏目健二のモデルとして有力視されるアイバーソン選手は現役時代には「オールスターMVP」や「NBAシーズン得点王」など数々の賞を受賞した名プレイヤーで、バスケットボール殿堂入りも果たしています。
また、夏目健二のモデルとして有力視されるアイバーソン選手のシクサーズ時代の背番号「3」は現在では永久欠番となっています。そんなレジェンドがなぜ夏目健二のモデルだと言われているのか?その理由は見た目やプレースタイルなどの共通点にあります。アイバーソン選手も夏目健二と同様にコーンロウと呼ばれる髪型をしており、体にタトゥーも入れています。
また、夏目健二はバスケをする際にヘアバンドとアームカバーを装着します。この特徴もモデルとされるアイバーソン選手と同じとなっています。さらに、夏目健二の2年生になってからのポジションはシューティングガードですが、モデルされるアイバーソン選手もコンボガードの他にシューティングガードやポイントガードに回ることがあり、共通点を見出すことができます。
そして、夏目健二はドリブルを華麗に決めてどんどん得点していくプレースタイルですが、この点もモデルとされるアイバーソン選手と同じとなっています。見た目だけでなくバスケの面においても、たくさんの共通点を持つ夏目健二とアイバーソン選手。このことから、夏目健二のモデルがアイバーソン選手であることが確実視されています。
夏目健二の彼女はだれ?
イケメンの夏目健二は女性キャラたちから大変モテますが、一体誰が夏目健二の彼女になるのでしょうか?ファンの間ではクズ高女子バスケ部のキャプテン・国分洋子が有力視されています。そう理由をみていくと、夏目健二が国分洋子のことを意識しているような描写があり、国分洋子のことを意外に美人と発言したこともありました。
さらに、2人は一緒に海や初詣に行くなど仲が良く、お互いに特別な存在と思っているのではないかと予想されています。ストーリーが進んでいく中で、2人の関係に進展はあるのか、今後の展開に注目が集まっています。
夏目健二(トビ)の名言集
ここまで、夏目健二(トビ)の髪型やタトゥー、バスケの能力などを紹介し、モデルと言われる実在の人物や彼女情報についてみてきました。次に、夏目健二のかっこいいと評判の名言を紹介していきます。
名言①受け入れろ、受け入れてしまえば…
夏目健二の名言1つ目は「受け入れろ、受け入れてしまえば…」です。夏目健二は「クズ高をインターハイに連れて行く」ことを目標として、クズ高バスケ部に入部しました。しかし、彼が入部して初めての試合だった北住吉戦で、クズ高バスケ部はいきなり負けてしまいます。
そのときに夏目健二が言ったのがこちらの名言です。問題児だった夏目健二が高い目標を持ってバスケ部に入部し、その直後にどん底に突き落とされてしまったのです。バスケへの強い思いと敗北の悔しさを心底感じながら、自分を奮い立たせるためにこちらのセリフを言いました。熱い夏目健二が感じられる名言として、ファンの心に残っているそうです。
認めたくはない だが確かな現実がここにある
受け入れろ 受け入れてしまえばあとはただひたすら真っ直ぐな道が続くだけだろう
名言②ワシは何しにここに来たんじゃ…
夏目健二の名言2つ目は「ワシは何しにここに来たんじゃ…」です。クズ高のエースプレイヤーとして活躍する夏目健二のかっこいい名言として知られています。
ボケが… ワシは何しにここに来たんじゃ 何のためにバスケ部に入ったんじゃ
コイツらを勝たす為じゃろぉが!!
夏目健二(トビ)の家族・妹
ここまで、夏目健二(トビ)の髪型やバスケ情報などを紹介し、モデルとされる実在の人物や彼女情報、かっこいいと評判の名言についてみてきました。次に、夏目健二の家庭環境や妹・樹里との関係、愛称の由来となった実の父とのエピソードをみていきます。
夏目健二の家庭環境
「あひるの空」夏目健二の両親は母親の不倫が原因で、彼が幼い頃に離婚。最初、夏目健二は父親に引き取られて育ちますが、父親が仕事中に事故に遭い亡くなってしまったため、母親に引き取られることになりました。しかし、そのとき母はすでに再婚しており、夏目健二は新しくできた義理の父親とギクシャクしてしまいます。
そんな家庭での鬱憤を彼は学校で晴らすかのようにケンカに明け暮れる日々を送るようになります。しかし、そんな夏目健二を厄介に思った義理の父親は「何度わたしの顔に泥を塗るつもりだ」と怒鳴りつけ、神奈川県にいる夏目健二の祖母のもとに彼を追いやることにしました。
当時からバスケの才能を発揮していた夏目健二は、広島県内のバスケの強豪校からのお誘いを受けていました。しかし、義理の父親によって広島から神奈川へと行かされたことで、その話が流れてしまいました。これらの出来事により、夏目健二は身勝手な行いにより実の父と自分を不幸にした母親のことを憎み続けています。
夏目健二と妹・樹里(じゅり)
上記のように義理の父親とは上手く行かなかった夏目健二ですが、異父妹である樹里のことはとてもかわいがっており、自分の将来の夢も妹・樹里にだけ話したり、彼女にプレゼントをしたりしています。妹・樹里の方もそんな兄のことが大好きで、神奈川に行ってしまった兄と連絡をとることを父親に禁じられた後も、妹・樹里は隙きを見つけては公衆電話を使って連絡をくれています。
このように、ケンカに明け暮れ、いかつい見た目の夏目健二ですが、意外にも妹のことをとてもかわいがっており、実は妹思いの優しい兄という一面があるのです。視聴者の間ではそんな妹思いのギャップもかっこいいと絶賛されています。
愛称・トビの由来は父
夏目健二の「トビ」という愛称はトビ職人だった実の父親が由来です。夏目健二の実の父親は夏目健二がバスケをする姿を観るのが大好きでした。夏目健二の方も自分がバスケをする姿を見て嬉しそうな顔をする父親のことが大好きでした。夏目健二が小さい頃、誕生日プレゼントとして実の父親にバスケのボールが欲しいと頼んだことがありました。
頼んだときは「うちにそんな金があるわけない」と豪快に笑い飛ばされましたが、実は父は夏目健二にサプライズでそれを渡して驚かせようと内緒で買っていたのを秘密にしていたのです。しかし、夏目健二の誕生日の3日前、仕事中の事故によって、父親が突然亡くなってしまいます。
そして、父の荷物の中から出てきたのが彼の誕生日のために内緒で用意していたバスケのボールでした。夏目健二は父の死を機に「トビ」と名乗り始め、高校生になった今でも父の最後のプレゼントであるこのバスケのボールを大事にしています。
夏目健二(トビ)の声優
谷山紀章のプロフィール
ここまで、夏目健二(トビ)の髪型やバスケの能力などを紹介し、モデルとして有力視される実在の選手や彼女についてみてきました。さらに、夏目健二のかっこいいと評判の名言や家庭環境、妹との関係を紹介し、彼が妹思いの優しい兄で実の父親との思い出から「トビ」と名乗るようになったことが分かりました。
次に、アニメ「あひるの空」で夏目健二の声優を務めた谷山紀章さんについて、そのプロフィールや主な出演作品をみていきます。
アニメ「あひるの空」で夏目健二の声を担当した声優・谷山紀章さんは1975年8月11日生まれ、山口県宇部市出身で「きーやん」「KISHOW」などの愛称で親しまれています。そして、所属事務所は賢プロダクションで1995年から声優や歌手、作詞家として活動しています。次に、そんな谷山紀章さんの声優としての主な出演作品をみていきます。
谷山紀章の主な出演作品
- 2002年「キックオフ2002」高見沢健一役
- 2003年「君が望む永遠」鳴海孝之役
- 2006-2014年「金色のコルダ」シリーズの月森蓮役、東金千秋役
- 2007-2010年「おおきく振りかぶって」花井梓役
- 2007年「幕末恋華・花柳剣士伝」陸奥陽之助役
- 2007年「プリンセスナイトメア」フランケン・リースリング役
- 2007年「天元突破グレンラガン」キタン役
- 2008年「S・A〜スペシャル・エー〜」雑賀八尋役
- 2008年「絶対可憐チルドレン」賢木修二役
- 2008-2019年「とある魔術の禁書目録」ステイル=マグヌス役
- 2008年「咎狗の血 True Blood」グンジ役
- 2008年「ときめきメモリアル Girl's Side 2nd Season」真嶋太郎役
- 2008年「クリムゾン・エンパイア〜Circumstance to serve a noble〜」ランビュール゠ダヌンツィオ役
- 2010-2011年「ぬらりひょんの孫」清十字清継役
- 2011-2016年「うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE」シリーズの四ノ宮那月役
- 2011年「AMNESIA」イッキ役
- 2013-2015年「黒子のバスケ」氷室辰也役
- 2013-2019年「進撃の巨人」ジャン・キルシュタイン役
- 2014年「幕末Rock」坂本龍馬役
- 2015年「北斗の拳 イチゴ味」ユダ役
- 2016-2019年「文豪ストレイドッグス」中原中也役
- 2016年「Occultic;Nine -オカルティック・ナイン-」日下部吉柳役
- 2017年「ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王」グレイ役
- 2019年「なむあみだ仏っ!-蓮台 UTENA-」虚空蔵菩薩役
- 2020年「pet」司役
夏目健二(トビ)に対する感想や評価
あひるの空はやっぱトビが1番好きかっこいい
— さとみそ (@___SatoMiso___) January 3, 2015
こちらは「あひるの空」に登場する夏目健二(トビ)に関するツイートです。「あひるの空」のキャラの中でも夏目健二がかっこよくて最も好きだという感想となっています。
あひるの空新刊のトビのセリフがとてつもなく刺さる
— ふみを (@FUMIO0201) September 22, 2015
こちらも「あひるの空」に登場する夏目健二(トビ)に関するツイートです。夏目健二(トビ)の「ワシが得点源じゃ」「全力で止めに来んかい」というセリフが好きだと評価されています。
あひるの空のトビの広島弁好き
— たいんず (@tainz9) January 29, 2020
こちらも「あひるの空」に登場する夏目健二(トビ)に関するツイートです。夏目健二(トビ)の喋る広島弁が好きだという感想となっています。
夏目健二(トビ)のあひるの空まとめ
いかがでしたか?「あひるの空」の登場キャラ、トビこと夏目健二のモデルや名言、アニメ声優などを紹介し、彼の複雑な家庭環境や妹との関係、愛称の由来などをみてきました。そして、夏目健二はかつてNBAで活躍したアイバーソン選手がモデルだと有力視されており、国分洋子のことを特別な存在として意識しているような描写があることが分かりました。
さらに、夏目健二は複雑な家庭環境のせいで荒れていましたが、異父妹の樹里のことは可愛がっており、優しい兄という一面があることや、夏目健二が実の父親とのエピソードから「トビ」と名乗るようになり、父親からもらったバスケットボールを今でも大事にしていることなどが分かりました。知れば知るほど魅力的な「あひるの空」の登場人物、トビこと夏目健二に皆さんもぜひ注目してみてください!