【ジョジョ】マニッシュ・ボーイはどんなキャラ？最後やアニメ版声優は？

この記事で紹介するマニッシュ・ボーイは、「ジョジョの奇妙な冒険」3部に登場するキャラクターです。DIOが寄越した敵のスタンド使いの1人で、その厄介な能力から、最後までジョジョ達一行を追い詰めます。

「ジョジョの奇妙な冒険」3部は、前作の主人公・ジョセフの孫にあたる空条承太郎を主人公とした物語です。「週刊少年ジャンプ」で連載され、異能力を使って強敵に挑む手に汗握るストーリーや、迫力ある画力の高さが話題となりました。

ある日、大げんかをして留置場に入れられた高校生の主人公・空条承太郎を、母親のホーリィが迎えにやってきます。しかし、自分に取り付いた悪霊が暴走するかもしれないという理由から、彼は牢屋の中から出ようとしません。ホーリィは、同じく奇妙な能力を持つ父親のジョセフを呼び出し、状況を説明します。ジョセフは友人のアヴドゥルも連れ、ホーリィと共に、留置場にいる承太郎に会いに行くことになります。

マニッシュ・ボーイは、ジョジョたちがDIOを倒しにエジプトに向かう途中で出会った、生後11か月の言葉も喋れない赤ん坊です。しかし、DIOがジョジョたちの元に送ったスタンド使いの1人で、非常に高い知能を持ちます。最後まで両親は登場しておらず、出自は不明です。原作ではタバコを吸うシーンがありますが、アニメ版ではカットされていました。

ジョジョたちがDIOを倒すため、エジプトに向かう中、花京院は無人の遊園地で観覧車に乗っている夢を見ます。同じゴンドラには見知らぬ犬もおり、周囲は赤ん坊が泣く声が響いていました。そんな中、地上から風船が飛んできます。風船の紐の先には、デスサーティーン（死神13）のカードが付いていました。いきなり動き出したカードイラストのデスサーティーンは、鎌で花京院を攻撃します。

とっさに避けた花京院は手を掠めただけで済みましたが、鎌は一緒にゴンドラに乗っていた犬の頭部に直撃し、死んでしまいました。花京院は、叫びながら宿泊していたベッドから起き上がりますが、夢の内容を覚えていませんでした。宿泊施設から出ると、犬が頭部を損傷した状態で死んでおり、飼い主の少年が悲しんでいます。既視感を覚える花京院でしたが思い出せないまま、目的地に行くため飛行機乗り場へと向かいました。

しかし、高熱を出した赤ん坊を医者のもとへ連れて行くため、飛行機は売れないと言われてしまいます。緊急を要していたジョジョたちは、赤ん坊を病院に連れて行く提案を聞き入れ、一緒に飛行機に乗りました。その時、歯を見せて笑う赤ん坊の表情を、花京院は見逃しませんでした。ジョセフが飛行機を運転する中、花京院とポルナレフは眠りに落ちて同じ夢を見ます。それは、花京院の今朝の夢の続きでした。

ゴンドラには、ポルナレフと花京院の他に、今朝殺された犬の死骸もあります。最初は緊急事態に慌てていたポルナレフでしたが、花京院の夢だという言葉に安心してくつろぎ始めます。そして、いきなりポップコーンとソフトクリームがポルナレフの両手に登場しました。この夢の世界はスタンドが創り出したものと気づいていた花京院は、ポルナレフが差し出したポップコーンを振り払い、同じゴンドラに乗っている犬の死骸を指さします。

ゴンドラに乗っていた犬の死骸は、宿泊施設の前で死んでいた犬と同じで、夢の中でスタンド・デスサーティーンに殺害されたのだと説明します。それでも、たかが夢とくつろぐポルナレフでしたが、隣にいた犬の死骸から拡声器が登場し、デスサーティーンの喋り声が聞こえました。拡声器が飛び出た後、今度は目玉が出没して犬の死骸はデスサーティーンへと姿を変えます。

花京院とポルナレフは、戦おうとしますが、夢の中ではスタンドを出すことができません。ポルナレフはデスサーティーンから首を掴まれ、鎌を向けられます。しかし、デスサーティーンが鎌を振った瞬間、ポルナレフは現実でジョセフに起こされて消えました。飛行機を操縦していたジョセフは、後ろの座席にいたポルナレフに、赤ん坊のオムツを取り替えるように頼みます。

ポルナレフは、悪夢を見ていたことは感覚で覚えていましたが、夢の内容はサッパリ忘れていました。次にデスサーティーンは、まだ夢の中にいる花京院に鎌を向けます。花京院は夢にうなされながら現実で暴れ、飛行機を操縦していたジョセフに足が当たってしまいました。その衝撃で手元が狂ったジョセフが運転する飛行機は、地上へと墜落していきます。

デスサーティーンは、夢で花京院が暴れないよう拘束します。彼の言動から、花京院は一緒に飛行機に乗っている赤ん坊・マニッシュ・ボーイがスタンド使いであると知りました。なんとか起きている仲間に伝えるため、最後の足掻きとしてナイフで腕を切りつけますが、起きることができません。墜落しそうになっていた飛行機は、ジョセフのスタンド・ハーミットパープルによって軌道修正され、低空飛行します。

夢では花京院が心臓を握り潰されて殺されそうになる中、乗っていた飛行機はヤシの木に激突し、最後は砂漠の真ん中に墜落しました。墜落の衝撃で目を覚ました花京院は、危機を逃れますが、やはり夢の中の出来事は覚えていません。しかし、夢の中にいる時、マニッシュ・ボーイがスタンド使いであるという文字を、自分の腕に彫っていました。

花京院は、まだ半信半疑でしたが、マニッシュ・ボーイがスタンド使いなのではないかと疑いの目を向けます。ジョジョたちは、花京院のメンタルを心配しつつ、その晩は墜落現場付近で野宿することになりました。そんな中、マニッシュ・ボーイは、側にやってきたサソリをピンで退治し、その様子を花京院に目撃されてしまいます。

花京院は、やはりマニッシュ・ボーイは普通の赤ん坊ではないと判断し、ジョジョ達にそのことを報告します。しかし、彼はすでにサソリを口の中に隠しており、証拠がありません。まともに取り合おうとしない彼らに花京院は、夢の中で腕に彫ったマニッシュ・ボーイがスタンド使いであることを表した文字を見せます。

それを見たジョジョたちは、彼はもう救いようがないほど疲れがメンタルにきていると判断しました。どれだけ説明しても話を信じてもらえない花京院は、自身のスタンド・ハイエロファントグリーンを出してマニッシュ・ボーイを始末しようとしますが、後ろからポルナレフに気絶させられ、そのまま眠ってしまいます。マニッシュ・ボーイが正体がバレなかったと安心する中、ジョジョ達も焚き火を囲みシュラフで眠りにつきました。

夢の中でジョジョ、ジョセフ、ポルナレフは、遊園地のコーヒーカップの間で寝ていました。ポルナレフは、夢でマニッシュ・ボーイのスタンド・デスサーティーンに襲われたことを思い出し、花京院の主張は真実だったと言います。その時、あたりにいない彼を探しに行こうとするポルナレフの髪の毛が急に伸び、柱に巻きついて身動きが取れなくなります。さらにジョジョの襟の鎖が首に巻きつき、ジョセフの義手が急に肥大化します。

動きを封じられた3人の前に、マニッシュ・ボーイのスタンド・デスサーティーンが鎌を持って現れます。スタンドは、あらかじめ出した状態で眠りに入れなければ、使うことができません。スタンドはスタンドの攻撃しか効かないため、ジョジョ達は焦ります。そこへ花京院のスタンド・ハイエロファントグリーンが現れ、背後からデスサーティーンの首をしめます。

眠る前に花京院は、マニッシュ・ボーイを倒すためスタンドを出しており、それをすぐに地面に隠していました。この方法は、ポルナレフが気絶させてくれた時に閃いたといいます。ポルナレフは、花京院の言葉を信じなかったことを詫びました。花京院は、マニッシュ・ボーイの後ろから首をしめた状態を保っています。

その時、空の雲が集結し、手の形となってデスサーティーンの鎌を取り上げ、ハイエロファントグリーンとデスサーティーン共々斬りつけます。デスサーティーンには胴体はなく、切り落とされたのはマントだけでした。ハイエロファントグリーンが斬られ、花京院も殺されたかに思われましたが、ハイエロファントグリーンは足元を細長い紐状にして、デスサーティーンの耳の中へと侵入していました。

ハイエロファントグリーンの体内への侵入によって、デスサーティーンは身体の自由が効かなくなります。花京院は、攻撃されたくなければ腕に彫った傷を治すよう要求し、マニッシュ・ボーイは従いました。翌朝、ジョジョ、ジョセフ、ポルナレフは、夢の中の出来事をすっかり忘れています。先に起床した花京院は、全員分の朝食の準備をしていました。

昨夜の花京院の取り乱しようを心配したポルナレフは、体調を聞きますが、花京院の腕の傷は治っていました。さらに、マニッシュ・ボーイの食事も作って、オムツも替えようとする様子を見て、気に留めないことにします。スタンドを夢に持ち込んだ花京院は、夢の出来事をしっかりと覚えており、2度と自分たちに接近しないように警告しました。警告しながら、オムツの中にあったマニッシュ・ボーイの便を食事に混ぜます。

そこへやってきたジョセフは、マニッシュ・ボーイの食事を作ってくれた花京院に礼を言います。マニッシュ・ボーイは、サソリを口に隠したことで、昨夜みんなの前で食事をとっていませんでした。かなり空腹だろうと思ったジョセフは、なんとか食べさせようとしますが、口を開けません。

ポルナレフはマニッシュ・ボーイをくすぐって笑わせ、その隙にジョセフは匙を口に入れました。暴力を振るわれることはありませんでしたが、最後は自分の便が入った食事を食べさせられるという罰を与えられたのでした。

ここでは、マニッシュ・ボーイのアニメ版とゲーム版の声優を紹介していきます。赤ちゃんでありながら、狡猾で残酷な性格ですが、ジョジョたちに見せる表面上の顔は、無邪気でかわいいものでした。

• 誕生日・1965年8月18日
• 血液型・B型
• 職業・声優、女優
• 所属事務所・マウスプロモーション
• 主な出演作・「ONE PIECE」「名探偵コナン」「うちの3姉妹」など

• 誕生日・1970年7月11日
• 血液型・A型
• 職業・声優、女優
• 主な出演作・「新世紀エヴァンゲリオン」「機動戦艦ナデシコ」「吸血姫美夕」「陸上防衛隊まおちゃん」「CLAYMORE」など

マニッシュ・ボーイは、デスサーティーン（死神13）という大きな鎌とマントが特徴のピエロのようなスタンドを持っています。マントで覆われて見えませんが、実は胴体はなく、身体は頭と腕で構成されています。

マニッシュ・ボーイのスタンド・デスサーティーンは、タロットカードの死神が名前の由来となっています。タロットカードの番号は、欧米でも不吉とされている13で、こちらも名前に反映されています。

相手を精神が露わになる夢の中に取り込み、支配することができます。対象者は、スタンドを出してから眠りに落ちない限り、夢の中にスタンドを連れてくることはできません。悪夢世界で負わされた傷は、現実の身体にも反映されますが、夢の中の出来事は現実では忘れてしまうという厄介な能力もあります。

ここでは、「ジョジョ」3部に登場するマニッシュ・ボーイの感想や評価を紹介していきます。多く見られたのが、アニメ版「ジョジョ」のマニッシュ・ボーイの声優・大谷育江の演技がよかったというものでした。赤ん坊らしいかわいいところがある反面、少し気味の悪いところも内包していたと話題となりました。

マニッシュ・ボーイが登場するエピソードは、大変人気が高いものの一つです。彼の脅威に気が付いたのは、花京院だけで、他の仲間は、赤ん坊であるマニッシュ・ボーイを疑うことはありませんでした。先の読めない展開や、最後の衝撃のオチも人気があります。

マニッシュ・ボーイのスタンド・デスサーティーンの能力は最強なのではないかという感想もあります。デスサーティーンの能力は、夢での攻撃が現実にも反映され、対象者は起きると夢の中の出来事を覚えていません。さらに、スタンド使いのマニッシュ・ボーイは無垢な赤ん坊であるがゆえ、疑われにくいという利点があります。

ここまで、「ジョジョの奇妙な冒険」3部に登場するマニッシュ・ボーイが使うスタンドや、能力、アニメの声優、最後について紹介してきました。夢の中に取り込み、相手を追い詰めるという一風変わった能力を持つスタンドを使うキャラクターです。