【テラフォーマーズ】シーラ・レヴィットの強さと手術ベースは？最後やアニメ版声優も

『テラフォーマーズ』の作品情報をご紹介します。『テラフォーマーズ』は貴家悠先生原作・橘賢一先生作画のSFアクション漫画です。「ミラクルジャンプ」や「週刊ヤングジャンプ」で連載され、2020年3月現在までに単行本は22巻まで発売されています。2020年3月現在は原作者の貴家悠先生の体調不良によって休載となっており、再開時期は未定となっています。

2014年9月から12月まで「TOKYO MX」でテレビアニメ化され、『テラフォーマーズ』として全13話が放送されました。その後アニメ『テラフォーマーズ  リベンジ』として続編も2016年4月から6月にかけて全13話が放送されています。テレビアニメの他にも「ニンテンドー3DS」にてゲーム化され、さらに『風に立つライオン』などの三池崇史監督による実写映画も2016年に公開され、大きな話題となりました。

『テラフォーマーズ』の概要です。『テラフォーマーズ』は近未来を舞台に、人類の火星移住計画の為に放流されたゴキブリ達と、火星移住の為の捜査に乗り出した人類との戦いを描いた作品です。原作者である貴家悠先生は過去にテレビ番組で見た苔とゴキブリを使った火星のテラフォーミング計画に影響を受け、同じ題材をテーマにしたSF作品『テラフォーマーズ』を制作しました。

『テラフォーマーズ』のあらすじです。西暦2599年に人類は火星への人類移住計画を決行する為、ある任務を開始しました。それは約500年前に科学者達によって火星の地中奥深くに眠る二酸化炭素を溶かす為の大量の「苔」と大量の「ゴキブリ」を駆除するというものでした。

火星に放たれたゴキブリの駆除という任務を請け負った15名の人類が火星へ着陸しますが、そこで彼らは初めて見る生物と遭遇します。真っ黒な肌に鋼の様な体をしたその生物は頭に触覚を生やし、二足歩行をしていました。その生物とは500年の月日を経て進化を遂げたゴキブリの「テラフォーマー」でした。

こうして火星任務に出立するにあたって、生き物の特性を移植する手術「バグズ手術」を受けた人類と、強靭な身体能力を持ち人類に襲いかかってくる「テラフォーマー」との火星奪還をかけた命懸けの戦いが繰り広げられていきます。

『テラフォーマーズ』の人気キャラクター、シーラ・レヴィットのプロフィールです。シーラ・レヴィットはグランメキシコ出身の16歳です。シーラ・レヴィットの父親はグランメイキシコで有名な経営者で、シーラと共にアネックスに乗り込んでいる乗組員のマルコスとアレックスの両親もシーラの父親の元で働いていました。この為、シーラとマルコス、アレックスの3人は幼い頃から仲の良い幼なじみでした。

しかし父親の会社は経営が傾き、従業員からの暴動を受けてシーラ・レヴィットの父親は自殺に追い込まれます。その後シーラ・レヴィットは母と逃げる様に祖国を後にしますが、母親もやがて死んでしまいました。身寄りのなくなってしまったシーラ・レヴィットはアネックス計画への参加を決意し、同じ任務にあたっていた小町小吉に片思いをしていました。

『テラフォーマーズ』の人気キャラクター、シーラ・レヴィットの強さについてご紹介します。『テラフォーマーズ』には「バグズ手術」によって生き物の特性を移植された人類が登場します。移植された生き物によって戦闘能力も変化し、彼らの強さは「マーズランキング」というランキング付けがされています。

シーラ・レヴィットの「マーズランキング」は89位と『テラフォーマーズ』の中では強さは下位である事が分かっています。しかし、『テラフォーマーズ』の「マーズランキング」は戦闘能力による強さのランキングではありますが、下位のキャラクターでも他の戦闘員をサポートする事に長けた能力を持つキャラクターも多く、強さだけではなく重要な役割を担う事も多いようです。

『テラフォーマーズ』に登場するシーラ・レヴィットの手術ベースについてご紹介します。シーラ・レヴィットは任務開始早々に命を落としてしまう為、「バグズ手術」の能力を発揮する機会はありませんでした。そんなシーラ・レヴィットの手術ベースと明かされているのが「ヤドクガエル」です。ヤドクガエルはその名の通り毒を持っているカエルです。

ヤドクガエルは食べた物から毒を作り出し、自身の身を守っている生き物です。シーラ・レヴィットがバグズ手術によってなぜヤドクガエルの能力をベースとして移植されたのかは、シーラ亡き後では分かりませんが、テラフォーマーに対し、ヤドクガエルの毒が効果があるかもしれないという憶測のもとアネックス計画に組み込まれた戦闘員であると考えられています。

ヤドクガエルをベースにバグズ手術を受けているシーラ・レヴィットの最後についてご紹介します。シーラ・レヴィットは物語の序盤である『テラフォーマーズ』第14話で最後を迎えました。人類の火星移住の為に、テラフォーマーを捕獲するという任務の元、アネックスは火星へと向かいました。そしてシーラ・レヴィットを含め、アネックスの乗組員は無事に火星へと到達し、見事テラフォーマーを捕獲する事に成功します。

未知の生命体であるテラフォーマーを捕獲した乗組員でしたが、テラフォーマー達は予想外の進化を遂げていました。人間の持つバグズ手術の技術を盗み、テラフォーマー自身にバグズ手術を行っていました。これによって、捕獲したテラフォーマーは「ミイデラゴミムシ」の能力を手に入れており、シーラ・レヴィットは不意を突かれてしまいます。テラフォーマーの高熱ガスの噴射を受けた事によって致命傷を負ってしまいました。

テラフォーマーまでもバグズ手術をしており、様々な生き物をベースとした特殊能力を身に付けていたという新事実がこの出来事によって判明します。このシーラ・レヴィットに致命傷を与え、最後へと追いやってしまった「ミイデラゴミムシ」の能力は、バグズ2号の乗組員であったゴッド・リーの手術ベースとなった物でした。

リーの能力は、過酸化水素とハイドロキノンを体内で合成する事で掌から非常に高熱のガス・ベンゾキノンを放出するという物です。リーの亡き後、テラフォーマーによってバグズ手術が施され、同じ能力を得た個体によってシーラ・レヴィットは最後を迎える事になりました。

皮肉にも人類の行ったバグズ手術の能力によって致命傷を受けたシーラ・レヴィットですが、そんな彼女の最後はとても切ないシーンとして描かれました。シーラが受けた致命傷は胸に大きな風穴を開け、息をする事も話す事もできないようなものでした。そんな最後を迎える中、シーラ・レヴィットは思いを寄せている小町小吉の胸の中で必死に最後の言葉を伝えようとします。

しかし胸に穴の空いている状態では声を出す事はできず、悲しくも空気が漏れる音が響くだけでした。そんな状態でもシーラ・レヴィットは大粒の涙を流しながら小吉に言葉を残そうと必死に口を動かしました。そのあまりに健気なシーラ・レヴィットの最後の姿に、『テラフォーマーズ』のキャラクターの最後のシーンの中でも、特に心を掴まれたというファンの方も多いようです。

シーラ・レヴィットが最後に小吉に言い遺したかった言葉については様々な憶測が飛び交っていました。その中でも特に有力視されているのが、日本語の愛の言葉ではないかというものです。シーラは小吉に恋をし、日本語を学ぶ為同じ乗組員である膝丸燈に日本語を習っていました。その際に膝丸燈から「シンプルが一番だ」と助言をされています。

この膝丸燈の助言もあった事から、シーラ・レヴィットは死の間際に思いを寄せている小吉に対し、「シンプルな愛の言葉」を日本語で伝えたかったのではないかと考えられていました。

シーラ・レヴィットのアニメ版声優を務める茅野愛衣さんのプロフィールです。茅野愛衣さんは1987年9月13日生まれの2020年3月現在で32歳の声優です。東京都出身で2010年に声優デビューを果たしています。その後2011年に大ヒットアニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』でヒロインの本間芽衣子役に抜擢され、一躍人気声優の仲間入りを果たしました。

2012年には第6回声優アワードで新人女優賞を受賞するなど声優としての活躍は目覚ましく、アニメだけでなく吹き替え声優としても活躍されています。その後2015年には事務所を大沢事務所に移籍し、ラジオ番組のパーソナリティーを務めるなど大人気の声優となっています。

声優・茅野愛衣さんの主な出演作品をご紹介します。茅野愛衣さんは『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の「本間芽衣子」役や、『神様ドォルズ』の「史場日々乃」役、『神様のメモ帳』の「篠崎彩夏」役、『SKET DANCE』の「早乙女浪漫」役、『ちはやふる』の「大江奏」役、『猫神やおよろず』の「正倉院笹鳴」役、『夢喰いメリー』の「橘勇魚」役などを務めています。

その他には、『アクエリオンEVOL』の「ミコノ・スズシロ」役や『ガールズ＆パンツァー』の「武部沙織」役、『さくら荘のペットな彼女』の「椎名ましろ」役、『好きっていいなよ。』の「橘めい」役、『氷菓』の「伊原摩耶花」役、『めだかボックス』の「喜界島もがな」役、『アオハライド』の「槙田悠里」役、『オオカミ少女と黒王子』の「三田亜由美」役、『がっこうぐらし！』の「佐倉慈」役などを務めています。

こちらは『テラフォーマーズ』のシーラ・レヴィットは原作よりもアニメ版の方が可愛いという方の投稿です。『テラフォーマーズ』のアニメは評価も高く、キャラクターの作画も好評の作品となりました。原作でも人気のキャラクターであるシーラでしたが、アニメ版ではよりその可愛さが増したようで、アニメ版をご覧になった方から人気が高くなっています。

こちらはシーラ・レヴィットの最後の言葉が気になったという方の投稿です。原作でもアニメ版でも特にシーラの最後の言葉は明かされず、言葉に関してはファンに解釈を委ねる形が取られていました。その為、ファンの間では様々な意見がありましたが、前述したようにやはり小吉への「愛の言葉」である可能性が高いと考えられています。

こちらは『テラフォーマーズ』を最後まで見終わったという方の投稿です。この方はお気に入りのキャラクターであったシーラ・レヴィットが早々に死んでしまった事で一度『テラフォーマーズ』の観賞を中断されたそうです。シーラ・レヴィットは『テラフォーマーズ』のヒロインであると考える人も多く、あっさり死んでしまった事に対してはファンからは驚きの声が多く寄せられていました。

シーラ・レヴィットの強さと手術ベースに関するまとめいかがだったでしょうか？シーラ・レヴィットはその見た目の可愛さから、『テラフォーマーズ』のヒロインとして見られていました。健気に小吉を思う姿に心を奪われるファンも多く、『テラフォーマーズ』はシーラの恋もストーリーの主軸となると推測されていました。しかし、シーラは物語序盤で手術ベースの能力を発揮する事もなく死亡してしまいます。

ヤドクガエルという毒性の強い生き物を手術ベースにしたシーラ・レヴィットはマーズランキングの強さこそ低いものの、”毒”に特化した能力は十分戦力になったと考えられています。シーラが死んでしまった後では彼女の能力の効力は試す事ができなくなってしまいました。

人類が施した「バグズ手術」の技術をテラフォーマーに盗まれた事で「バグズ手術」の能力によって命を奪われてしまったシーラ・レヴィットですが、彼女の悲しい最後は多くのファンの心を動かす名シーンとなっています。そんなシーラ・レヴィットが登場する『テラフォーマーズ』をまだご覧になった事がない方は、この機会にぜひご覧になってみてはいかがでしょうか？