【未来日記】我妻由乃のかわいいヤンデレ少女！正体や声優・名言も紹介

未来に起こる出来事を示した「未来日記」を所有する人物たちが、最後の1人になるまで神の座をかけて殺しあうという物語『未来日記』。ストーリーはもちろんのこと過激な場面が多い事でも大きな話題となりました。今回はそんな『未来日記』のヒロインである我妻由乃を紹介。我妻由乃は重度のヤンデレということで有名なキャラ。我妻由乃の過去やかわいい魅力、名言の他、正体や声を担当した声優等を紹介します。

我妻由乃について紹介する前に、彼女が登場する『未来日記』という作品についてみていきましょう。『未来日記』は2006年から2011年にかけて『月刊少年エース』で連載されていた少年漫画作品です。著者はえすのサカエさん。本編全12巻の他、外伝3巻、ファンブックが1冊刊行さrれています。未来の出来事を示す『未来日記』の所有者が最後の1人になるまで殺しあうという衝撃的なストーリーが話題に。

また、ヒロインが主人公のストーカーであるといった設定にも注目が集まりました。その人気から累計発行部数は400万部を突破し、アニメ化や実写ドラマ化等のメディアミックスもなされました。更に、2011年にはスピンオフ漫画となる『未来日記モザイク消し』も刊行されています。

既に触れていますが、『未来日記』は、未来の出来事を記す『未来日記』所有者による殺し合いを描いた作品です。主人公は男子中学生の天野雪輝。趣味はダーツと日記をつける事で、毎日事ある後に携帯に日記をつけていました。現実の世界には友人がおらず、自分の空想の中にいる神「デウス」と、その小間使い「ムルムル」だけが話相手。ある日、雪輝はまだ書いていないはずの日記が既に携帯に記されているのを発見します。

不思議に思う雪輝でしたが、それはデウスの力によるものでした。デウスは雪輝の空想上の神であるものの、雪輝が「時空と空間の神」と設定したことにより現実世界に干渉し始めたのです。デウスは未来を示す「未来日記」を12人の人間に与え、その12人によるサバイバルゲーム決行。最後の1人に自信の力を継がせると言い放ったのです。

雪輝は神の座に興味はないものの自分の所有する未来日記を駆使し、何とか生き残ろうとします。しかし雪輝の日記は自分の身の回りのことのみを記した「無差別日記」。情報量は多いものの、自分自身については何1つ書いていない日記でした。しかし雪輝の行動のみを記す「雪輝日記」を持つ、雪輝のストーカー我妻由乃が「私がユッキーを守る」と協力を申し出て…というのが『未来日記』のあらすじとなっています。

「未来日記」の保有者同士が最後の1人をかけて殺しあうサバイバルゲームを描いた『未来日記』。我妻由乃はそんな『未来日記』のヒロインとして登場します。しかし、少年漫画のヒロインとしては珍しく、主人公である雪輝のストーカーであるということが我妻由乃の特徴。その為彼女の保有する「未来日記」は雪輝の行動を10分おきに記録する「雪輝日記」となっています。

由乃の身長は162cm。家事全般が得意で、成績優秀。また、容姿も整っていることから学校では人気者であったようです。しかし既に触れている通り雪輝に対して異様な程に執着しており、雪輝を傷つける存在や雪輝と自分を引き裂く可能性のある人物を殺害することに躊躇することはありません。しかし雪輝に対しての愛情は本物で、雪輝が危険に陥った際には身を挺することも。ファンからは「怖いけどかわいい」と評価されているようです。
 

成績優秀で家事全般が得意な我妻由乃。クラスではかわいいと評判のようで、マドンナ的存在として扱われていました。しかしあくまで由乃が好きなのは雪輝のみ。表面上は社交的で、クラスメイトに対して気さくに対応しますが、他の男子生徒から好意を向けられた時には心の中で「バァアアアカ!」と悪態をつく様子も描かれていました。

既に何度も触れていますが、由乃は主人公である雪輝のストーカーです。雪輝を傷つけようとする人間に対しては一切容赦しません。『未来日記』の作品中では雪輝の保護の為とはいえ、雪輝を監禁し、椅子に縛り付けたこともありました。また、雪輝の母親に気に入られた由乃は公認のカップルとなりましたが、雪輝の母が拒絶した場合には殺害を計画していた様子も描かれています。

更に雪輝に女友達が出来た際には、雪輝がその友人を好きになるかもしれないという理由から、その女友達を殺害しようとする場面も。こうした由乃の異様な行動も『未来日記』の人気の要因の1つとされています。

雪輝をストーカーするほどに愛している由乃の未来日記は、10分ごとに雪輝の行動を記録する『雪輝日記』です。雪輝に関すること以外は記されていません。他の日記所有者と比べると情報量が限定されている為、考えようによっては最弱の日記となりえるものとなっています。しかし、主人公である雪輝の所有するのは、雪輝のこと以外を事細かに記した「無差別日記」でした。

由乃の所持する「雪輝日記」は雪輝のことしか記していませんが、雪輝の所持する「無差別日記」には雪輝以外ほとんどのことが記されるので、2人で行動すればほぼ死角がなくなります。その為、由乃は「ユッキーは私を利用すればいい」と雪輝に提案し、行動を共にするようになりました。

物語開始時点から雪輝の事が大好きだった我妻由乃。では、雪輝との出会いとはどのようなものだったのでしょうか？雪輝自身は忘れていたようですが、物語開始時の1年前に由乃と雪輝は既に出会っていました。授業の一環として行われた「将来の夢」についてのアンケートに答えられず、2人だけが教室に残っていたのです。雪輝は「家族みんなで星を見に行きたい」回答していましたが、雪輝の両親は離婚していました。

その為、雪輝の夢は現実不可能なものとなっていたのですが、由乃はその時「私が未来のお嫁さんになってあげる」と発言。「家族として一緒に星を見に行く」と約束しました。後に紹介しますが、この時由乃はつらい環境にいたため、雪輝との約束が由乃にとっての心のよりどころとなったのです。

『未来日記』の物語の中で雪輝は由乃の家に招かれます。しかし家の明かりは切れていて、家中真っ暗。ふと雪輝はトイレへと向かいますが、その途中間違って他の部屋へ続く襖を開けてしまいます。するとそこには2人分の遺体が。更に死角にはもう1体の遺体がありました。後で詳しく説明しますが、その遺体の内の2体の正体は由乃の実の両親。そしても残りのもう1体の正体は由乃自身の遺体でした。

部屋に隠されていた由乃の遺体。では、雪輝と一緒にいる由乃は何者なのでしょうか？その正体について、作中に登場するキャラクター秋瀬或やファンの多くは「由乃の偽物」と推測しました。しかし雪輝と一緒にいたのも本物由乃です。雪輝と一緒にいた由乃の正体は、未来日記保有者どによるサバイバルゲームに優勝し、神となってタイムリープしてきた由乃。つまり1周目の世界の由乃でした。

1周目の由乃は、サバイバルゲームで無事雪輝と生き残り、心中を決行。しかし由乃は心中に見せかけて生き残り、雪輝を生き返らそうとしました。ですが神の力を手に入れても死者を生き返らせることは不可能だと悟ります。そこで行ったのがタイムリープ。由乃は雪輝に会うために未来から戻り、その時点にいた自分自身を殺害してゲームに参加していたのです。

過去雪輝に対し「お嫁さんになってあげる」と約束した由乃。しかし由乃はどうしてそんなにも雪輝に依存しているのでしょうか？それには由乃の過去が関係しています。由乃はクラスでは成績優秀で人気者でしたが、家では両親から虐待されていました。両親の教育はとても厳しく、家には様々なグラフが貼られており、グラフの数値をオーバーしてしまうと檻に閉じ込められることも。

また、仕事熱心な父が家に帰って来ない為、母親からはその八つ当たりのようなものも受けていたようです。更に由乃は養子であったことも関係して当たりはかなり強い物でした。由乃はある時、いつもとは逆に両親を檻にとじ込め、自分を理解してもらおうとしましたが、結局分かり合えないまま両親は死亡。両親を殺してしまったことから未来を絶望視していたところ、「将来の夢」のアンケートで思い悩む雪輝と出会いました。

雪輝に対して「未来のお嫁さんになってあげる」と宣言した由乃は、それ以来「天野くんのお嫁さんになること」を心の支えにして生きていくようになります。その為、由乃は雪輝に依存するようになり、自分自身の夢を実現するのに執着するようになったのです。

サバイバルゲームを生き抜いた由乃と雪輝でしたが、雪輝は1周目同様由乃との心中を望み、由乃と対立します。そこで由乃は、また世界を繰り返すことで永遠に雪輝と生きていこうとし、雪輝を「由乃が存在しない、全てが雪輝の理想的な世界」へと閉じ込めました。しかし3周目の世界で、かつて両親と分かり合えると信じていた自分と接触。

3周目の自分を殺害する事を躊躇してしまいます。更にデウスの力の一部を得た雨竜みねねと共自分を救いにやってきた雪輝の姿を見たことにより、自分の考えを改めることに。そしてその結果自死を選びました。3周目の世界ではサバイバルゲームが行われず、未来日記保有者たちはそれぞれ幸せな日々を送っていましたが、神となった雪輝は由乃を失った事にショックを受け、一万年に近い月日を「無」の中で過ごします。

しかし変化するはずのない雪輝の未来日記にノイズが走り、画面に「由乃が会いにきた」の文字が。アニメ版はこれが由乃の最後となりますが、原作版には続きがあります。3周目の世界では両親と分かり合い、幸せに生活していた由乃。しかしムルムルによって分け与えらえた記憶によって雪輝の存在を思い出し、無の世界に閉じこもっていた雪輝を外の世界へと連れ出します。そして最後には過去交わした約束通り星を見に行きました。

ここからはアニメ版『未来日記』で我妻由乃の声を担当した声優について紹介します。アニメ版で我妻由乃の声を担当したのは声優の村田知沙さん。村田知沙さんは1981年2月5日生まれで北海道出身です。声優プロダクションACT.OZに所属していましたが、事業転換をきっかけに退所し、現在はフリーとして活動されているようです。『未来日記』の我妻由乃役では「かわいい声がぴったり」と話題になりました。

我妻由乃の声を担当したことで知られるようになった村田知沙さん。演技力が話題となりましたが、過去のものも含めて声優としての出演作はそう多くはないようです。有名な出演作と言えば『ガールフレンド（仮）』の新田萌果役や『ログ・ホライズン』のフエヴェル役。ゲームやドラマCD等への出演もありますので、これからの活躍が期待されています。

ここからは由乃の名言について紹介していきます。まず最初に紹介する名言は、由乃を象徴すると有名なこのセリフです。このセリフを放った時の、アニメ版の由乃の表情は「恍惚のヤンデレポーズ」として有名に。また、声優の演技も高く評価されており、ファンからは「声優ってすごい」「かわいいのに怖い」「まさに由乃」と話題になりました。

次に紹介する名言は、新しい学校に通う事になり、友人が出来るかどうか不安に思う雪輝に放ったこのセリフです。一見冷たく感じてしまうセリフですが、「私が一生ついてるから」と続きます。ストーカーの由乃らしいセリフとしてファンからは好評でした。

次に紹介する名言は、物語終盤で出たこのセリフです。自分自身の言動について一切疑わず、自分と雪輝が結ばれない世界の方が狂っていると言い放つ由乃は「さすがヤンデレ」「ヤンデレクイーンだ」とファンの間で話題となっていました。

最後に紹介する名言は、みねねと対立した時に放ったこのセリフです。この時、学校には爆弾が仕掛けられており、廊下を歩けば起爆してしまう状況でした。しかし由乃はお構いなし。むしろ自分の命の為に雪輝を差し出した生徒たちは敵とみなし、死ねばいいと言い放ちました。

ファンからは「怖いけどかわいい」と人気の我妻由乃。その人気から、過去にはフィギュアも販売されました。可動式のフィギュアとなっているので、有名な「恍惚のヤンデレポーズ」を取らせることも可能。また、顔のパーツも交換可能で怒った際の怖い表情も再現できるようになっています。

その人気からコスプレグッズも販売されている我妻由乃。画像は制服使用となっていますが、物語終盤で来ていた私服や由乃の髪を再現したウィッグ等も。中には服とウィッグ、更に武器までセットになっているものもあるようです。

ここからは我妻由乃に関する感想や評価について紹介します。まず最初に紹介する感想評価は「由乃こそ最高のヤンデレ」というものです。他の作品でもヤンデレヒロインが登場することもありますが、物語開始当時から主人公をストーカーするほど好いているキャラクターは少数。過去見てきた作品のヤンデレキャラの中でも由乃が1番好きだというファンも少なくありません。

次に紹介する感想は「物語が進むにつれて由乃が好きになった」というものです。ヤンデレヒロインとして有名な由乃ですが、過去や正体が明らかとなり、雪輝に執着する理由がわかると由乃を応援するようになったというファンも。由乃の献身ぶりを見てだんだんと好きになっていったファンも多いようです。

続いて紹介するのは「アニメ版の由乃の声を担当した声優の演技力がすごい」というものです。由乃の声を担当した声優の村田知沙さんは、出演作が少ないながらも演技力が非常に高く、ファンになったという方も少なくありません。原作ファンからも「怖いのにかわいい由乃にぴったりの声優」と高く評価されていました。

最後に紹介するのは「かわいいしかっこいいから好き」というものです。由乃の身体能力は非常に高く、由乃は何度も戦闘場面で活躍しました。それもこれも全て雪輝を思ってのこと。その献身ぶりと戦う姿が大好きだというファンも沢山いらっしゃいます。

今回はそんな『未来日記』のヒロインである我妻由乃について我妻由乃の過去やかわいい魅力、名言の他、正体や声を担当した声優等について紹介しました。我妻由乃は雪輝の為なら人を殺害することもいとわない過激なキャラクターです。しかし雪輝に対する愛情は本物。雪輝に対する言動が可愛いと評価するファンも少なくありません。気になった方は是非『未来日記』を確認してみて下さい。