【未来日記】春日野椿は最後どうなる？秋瀬或との関係や衣装まとめ

未来日記はえすのサカエが描いた漫画であり、2006年から2011年の間で漫画雑誌「月刊少年エース」で連載されていました。未来日記は合計12巻で構成されており、そのほかにも外伝が2巻発売されました。

未来日記は累計発行部数400万部を突破するほどの人気漫画であり、その人気から第32回講談社漫画賞で少年部門にノミネートされることになり、さらに2011年の10月から2012年の4月までアニメが放送されることになりました。

人気漫画作品未来日記の舞台となったのは日本であり、その中で主人公天野雪輝がサバイバルゲームに巻き込まれていく物語になっています。主人公天野雪輝は周囲と関わることに興味を持たず、傍観者として携帯に見たり聞いたりした内容を日記として記録してました。この天野雪輝は現実世界では友人はいないものの、空想の世界において「デウスエクスマキナ」と「ムルムル」という存在を創造し、友人としていました。

するとある日突然その日記が未来を描くようになり、天野雪輝は大喜びします。しかしそれはデウスエクスマキナが創造したものであり、その未来日記を持つ12人で殺し合うことで時空王を決定するサバイバルゲームを行うことになります。そして未来日記所持者は番号を与えられ、1stの番号を与えられた天野雪輝は我妻由乃と協力しながら、他の未来日記所持者に立ち向かっていきます。

春日野椿は天野雪輝と同じく未来日記を所持するキャラクターであり、6番目である6stの称号を冠してます。春日野椿は長い前髪で片目を隠しており、常に和服の衣装を身に纏っているのが特徴です。この春日野椿という名前は春の女神であるプルートという冥王の妻プロセルピナから名付けられているといわれています。漫画未来日記の作中において春日野椿は「御目方教」という宗教組織の教祖を務めています。

春日野椿はいつも隠れている右目は生まれつきの弱視という欠点を持っているものの、圧倒的カリスマ力を持っていることから「御目方教」の人間からは熱い信頼を寄せれています。また作中では常に穏やかなキャラクターである春日野椿ですが、催眠術にかかってしまった御目方教の人間を一喝で元通りにすることができ、春日野椿は御目方教にとって非常に絶対的な存在であることが考えられます。

春日野椿は上述でご紹介した通り、「御目方教」の教祖を務める巫女であり、その「御目方教」の信者は約1000人以上といわれているほどの大組織です。春日野椿は過去に信者から凌辱される生活を送っており、世界に対して怨みを持った春日野椿は自らが神の座に座るためにサバイバルゲームに参加します。そして春日野椿は信者の未来の報告が記載される千里眼日記を所持しており、この千里眼日記を用いて天野雪輝と戦います。

しかし春日野椿の千里眼日記は情報操作に弱く、これが後々春日野椿の最後に繋がっていきます。春日野椿は天野雪輝と我妻由乃を殺害し、サバイバルゲームから排除するためにみねねを人質に取り、天野雪輝・我妻由乃・来須圭悟を一網打尽にしようと企みます。しかしこの策を実行しようとした時に、最後を予言するDEAD ENDフラグが千里眼日記に立ってしまいます。そのことで春日野椿は自らの力で未来を変えようと動きます。

まず初めに春日野椿は情報操作を得意とする天敵の平坂を打ち破り、本性を表した我妻由乃を人質に取ってかつて自分がされてきた信者からの凌辱を受けさせようとします。そして信者からの魔の手が迫ることで泣き叫ぶ我妻由乃を利用し、春日野椿は天野雪輝を殺害しようとします。しかし天野雪輝は春日野椿が情報戦に弱いことを知っており、それを利用してダーツで春日野椿が持つ千里眼日記を撃ち抜きます。

そしてダーツで千里眼日記を破壊されたことで、最後を予言するDEAD ENDフラグ通り消滅して最後を迎えるのでした。また物語の途中で無残な最後を迎えた春日野椿は3週目の世界で両親が存命で、教団も狂暴化していない幸せな日々を送ることになります。そして春日野椿は3週目の世界で秋瀬或に好意を寄せ、無残な最後を迎えることのない平和な人生を歩むことになったのでした。

未来日記パラドックスは漫画未来日記の外伝であり、秋瀬或が主人公を務める作品です。この物語では本編の主人公である天野雪輝と我妻由乃は死亡しており、秋瀬或が天野雪輝の代わりに戦うといったIFのストーリーが描かれています。この漫画未来日記の外伝である未来日記パラドックスでは本編では無残に最後を迎えた春日野椿は、また別の最後を迎えています。

春日野椿は世界への憎しみで神の座に就こうとしていましたが、未来日記パラドックスでは秋瀬或に口説かれたことによって神の座に就くことを諦めてしまいます。さらに春日野椿は他の未来日記所持者と共に両親を殺害した犯人を捜索します。そしてその犯人である船津を突き止めた春日野椿は船津を失脚させることに成功するといった最後になっています。

秋瀬或は漫画未来日記において主人公天野雪輝が学校に転校してきた色白で謎の美少年です。秋瀬或は世界的な探偵を夢見る少年であり、作中で日向とまおに奪われてしまった「無差別日記」を策力で無効化するなど卓越した頭脳を持っています。さらに秋瀬或は我妻由乃の攻撃から合気道で切り抜けたり、人間を二人軽々と運ぶなど非常に優れた運動神経を誇る知勇兼備のキャラクターとなっています。

そんな秋瀬或は同性愛者であり、作中において主人公の天野雪輝を心から愛しており、我妻由乃を引かしてしまいます。当初秋瀬或は10番目の未来日記所持者を尾行していたことがバレてしまい、疑われてしまった秋瀬或は10番目の未来日記所持者の娘である日向に命を狙われてしまいます。そして10番目の未来日記所持者との戦いが終わった後、我妻由乃に疑問を感じたことから我妻由乃の身辺を調査します。

その後秋瀬或は愛している天野雪輝のために8番目の未来日記の所持者と戦う作戦を練ったり、西島刑事と雨流みねねから情報の交換などを行うなど未来日記所持者の戦いに自ら身を投じていきます。実はこの謎の美少年である秋瀬或はデウスエクスマキナの未来を観測するために創られた観測者であり、デウスエクスマキナに消されてしまいます。しかしこれを読んでいた秋瀬或は消された後に再度復活します。

再度復活することになった秋瀬或は8番目の日記所持者の協力で、未来日記所持者の行動を予言する「探偵日記」を入手し、主人公である天野雪輝達に立ち向かいます。しかし秋瀬或は日記を得た油断から我妻由乃の策力に嵌ってしまい、我妻由乃に首を斬られて絶命します。秋瀬或が絶命した際、最愛の人である天野雪輝に重要となるある真実を携帯で伝えました。

漫画未来日記において春日野椿と秋瀬或は直接接触するシーンが無く、特に二人が一緒に行動することはありませんでした。また春日野椿も作中では序盤に登場する敵ということもあって、あまり活躍するシーンが描かれていません。しかし本編である漫画未来日記で春日野椿と秋瀬或は大きく関わっていることはありませんでしたが、外伝である未来日記パラドックスでは春日野椿と秋瀬或は密接な関係を築きあげます。

漫画未来日記の外伝である未来日記パラドックスでは春日野椿は本編と同じく、世界を深く憎んで神の座に座ろうと画策します。しかしこの未来日記パラドックスは主人公が天野雪輝の代わりに秋瀬或と変化しており、本来であれば天野雪輝に出会うはずなのですが、未来日記パラドックスでは秋瀬或と出会うことになります。そして上記の画像の通り、イケメンで知勇兼備な秋瀬或に春日野椿はだんだんと好意を寄せていくことになります。

秋瀬或に惚れこんだ春日野椿は秋瀬或の説得もあって神になることを諦めます。そして物語が進むにつれて春日野椿はより一層秋瀬或に好意を寄せていき、秋瀬或を王子様と名付けます。しかし上述でご紹介した通り秋瀬或は天野雪輝が好きな同性愛者であり、そのため春日野椿の気持ちに気付かずにその王子様というあだ名を否定してしまいます。

こちらの画像は着物衣装を着た春日野椿が千里眼日記を使用するシーンの画像です。着物衣装を着た春日野椿は圧倒的カリスマから信者の未来の報告を記す千里眼日記を使って謀略を練ります。着物という衣装から肉弾戦で戦うというよりも、知的な参謀としてのイメージが強いので、着物衣装を身にまとった春日野椿にはぴったりの未来日記といえるのではないでしょうか。

こちらの画像は春日野椿の本性が垣間見える際の画像です。着物という衣装はおしとやかなイメージのほかに幽霊のような怖い印象も兼ね備えています。上記の画像を見て頂くと分かると思うのですが、春日野椿が着物という衣装を着ることによって、裏の本性が怖いイメージを強く与えています。春日野椿は宗教団体の頂点に君臨し、謎めいた顔を持っている人物なので、着物という衣装がとてもよく似合っています。

こちらの画像は着物衣装を着た春日野椿がアニメの物語の中で顔を赤く染めて恥ずかしがるシーンの画像です。上述の春日野椿の画像で着物には怖い印象を与えることもあるとご紹介しましたが、逆に着物を着ることで女の子らしいかわいい印象も与えます。なので上記の画像の通り着物衣装の春日野椿が恥ずかしがることで、春日野椿はとても日本人らしいおしとやかなかわいい女性というイメージを強めています。

春日野椿は画像の紹介の通り、漫画未来日記で着物を着ている大和撫子のようなキャラクターです。春日野椿は「御目方教」という宗教の教祖であるということもあり。この日本人らしい着物を着ているという設定が施されたのではないでしょうか。そんな漫画未来日記で常に着物を身にまとっている春日野椿ですが、実はこの着物の衣装のほかに、また別の衣装を着て登場するシーンがあります。

その着物以外の衣装というのが道着のような衣装です。道着というのは宗教の信者や教祖が着る服のことであり、春日野椿が「御目方教」の教祖であることを再認識させられるものになっています。しかしそんな春日野椿ですが、残念ながら洋服などごく一般人が着ている服装は作中で一度も着ていません。春日野椿はルックスもいいので、一度洋服などの普通の服装を着た姿も見てみたいと思わせるものになっています。

漫画未来日記で春日野椿に寄せられた感想で多くあったのが、春日野椿が作中で一番好きという感想でした。特に春日野椿の着物という衣装などの見た目に魅力を感じた方がたくさんいらっしゃいました。春日野椿は漫画未来日記で唯一着物を着たキャラクターであり、宗教の教祖という特徴のあるキャラクターです。そういった特徴が多いキャラクターだからこそ、おおくの人を惹きつけることになったのではないでしょうか。

未来日記本編では完全に悪役として登場した春日野椿ですが、外伝の未来日記パラドックスでは少し違う姿を見せています。未来日記パラドックスでは秋瀬或が主人公となり、春日野椿と出会います。そして秋瀬或の優れたルックスに惹かれた春日野椿は秋瀬或を大好きになってしまいます。この本編からは考えられない女の子らしい春日野椿の姿に、多くの読者からちょろくてかわいいという感想を集めることになりました。

未来日記の春日野椿はかわいいや一番好きなど好評な感想を多く寄せられているのですが、逆に春日野椿が可哀想という感想も寄せられています。春日野椿は弱視で右目を隠しており、両親も殺害されて存在しません。さらに春日野椿は「御目方教」の教祖として信者に凌辱された過去を持っています。これほどまで悲惨な過去を持っているキャラクターは未来日記にはおらず、作中で一番不幸な人生を送ったキャラクターといえるでしょう。

漫画未来日記に登場するキャラクターの一人である着物を着た春日野椿について、作中での最後や秋瀬或との関係などをまとめてご紹介しました。春日野椿は作中で幼いことの出来事で世界を憎み、神になるためにサバイバルゲームに参戦していました。しかし天野雪輝と我妻由乃との戦いで無残にも最後を迎えてしまいます。

しかし未来日記の最後に描かれた3週目の世界では両親は死亡しておらず、幸せな日々を送る姿が描かれていました。当初の世界ではあまりにも可哀想な人生を送った春日野椿ですが、物語の最後の最後で報われることになり、ある意味春日野椿は言い終わり方をしたキャラクターなのではないでしょうか。