【名探偵コナン】光彦の声が変わった？担当声優・大谷育江と代役・折笠愛を紹介

毎年劇場版が製作されるなど未だに人気が衰えることのない名探偵コナンですが、登場人物の一人である円谷光彦(つぶらや みつひこ)の声優が変わったと話題になっています。今回はそんな光彦について、本当に変わったのかという事実と、担当している声優についてを順番に紹介します。

名探偵コナンは、青山剛昌先生が原作の推理漫画作品です。高校生探偵の工藤新一は、ある日幼馴染みである毛利蘭と共に遊園地を訪れた際に、黒づくめの男達が取引を行う現場を目撃します。口封じのためにAPTX4869という毒薬を飲まされた新一は、目覚めると小学1年生の姿になっていたのです。命が狙われる危険を回避するために、新一は江戸川コナンと名乗って蘭の家に居候をする事となります。

光彦はコナンのほか4名が所属する「少年探偵団」という架空のグループのメンバーの一人で、帝丹小学校1年B組の少年です。両親は教師を務めており、丁寧語を使うお坊ちゃんのキャラクターです。そばかすのある顔が特徴で、細身の少年です。コナンほどではないものの、小学1年生にしてはかなり知識が豊富で、探偵団の中では頭脳派の役割を果たしています。

光彦にはある都市伝説が囁かれていることをご存知でしょうか？実は光彦は、黒の組織のボスが小さくなった姿なのだと言われています。黒の組織といえばお酒の名前にちなんだコードネームがつけられていますが、光彦もまた光でピカ、彦が人形でドールと変換し、ピカドールというお酒になるのです。現時点では伏線なのかは判明していません。

長寿作品で多くの人が知る名探偵コナンですが、アニメの中で光彦の声が変わったと噂される時期がありました。続いてはアニメの光彦の声が本当に変わったのか、その理由や声優についてを紹介します。普段演じる人間ついて関心を持たない人であっても、声が変わっていれば違和感を覚えることもあるのではないでしょうか？

長く続いている作品であれば、年齢などの理由から降板する声優がいる場合もあります。しかしコナンの場合、光彦は初登場以来大谷育江さんが演じています。けれど大谷育江さんは、一時的に声優の仕事を休業していた期間がありました。休業してもアニメの放送は続くため、その期間のみ別の声優が代役を務めることになったのです。

半年ほどで大谷育江さんは声優業に復帰をしているので、その後はコナンで光彦も再び演じられています。休業の間に光彦を担当していたのは、声優の折笠愛さんでした。折笠愛さんが代役としてコナンに出演していたのは、425話から436話までの12話分と、劇場版「探偵たちの鎮魂歌」です。違いを聴き比べてみたいという人は、この辺りの話数の前後をチェックしてみると良さそうです。

交代したわけではなく、あくまで休業中の代役だという事がわかった光彦ですが、担当している声優についてはあまりよく知らない人もいるかもしれません。続いては光彦の声を担当している、大谷育江さんについてを紹介します。声優についてはあまり詳しくないという人でも、アニメを視聴する機会があれば一度くらいは耳にした事があるはずです。

名前：大谷育江(おおたに いくえ)
生年月日：1965年8月18日(現在54歳)
出身：東京都
身長：150cm
血液型：B型
職業：声優、女優
所属事務所：マウスプロモーション

大谷育江さんは、東京アナウンスアカデミーの声優科を1986年に卒業しています。江崎プロダクション付属の養成所へ入所をした後に、現在の所属事務所に入所することとなりました。「めぞん一刻」で声優デビューを果たし、現在までに多くの作品に出演している人気声優です。レギュラー出演している作品も多数あり、休業中には複数の声優が大谷育江さんの代役を務めることとなりました。

光彦の声優としてもお馴染みの大谷育江さんですが、他にはどのような作品に出演をしているのか、気になった人もいるのではないでしょうか？続いては大谷育江さんが演じる、代表的なキャラクターについても紹介します。高めの可愛らしい声質をしている大谷育江さんは、少年少女を演じることが多い人物で、「おジャ魔女どれみ」でハナちゃん役を演じた際には、本当に赤ん坊がいると驚かれたというエピソードも持っています。

大谷育江さんといえば、思い浮かべるのはピカチュウというファンも多いのではないでしょうか？ビジュアルだけでも愛くるしいキャラクターであるピカチュウですが、大谷育江さんが演じることで更にその可愛らしさが増しているといえる役です。人間の言葉を喋ることはありませんが、「ピカチュウ」という言葉だけで喜怒哀楽を演じる大谷育江さんは、唯一無二の存在といえるかもしれません。

こちらも大谷育江さんといえば思い浮かぶ、代表的なキャラクターです。ピカチュウと同じく人外のキャラクターですが、チョッパーは人間の言葉を喋ることができます。マスコットキャラクターともいうべきチョッパーですが、こちらもまた他の人では務まらない役柄です。可愛いだけではなく、戦闘時の雄々しい声音も演じ分けられる大谷育江さんに、本当にチョッパーが存在していると感じられるはずです。

主人公であるガッシュの声もまた、大谷育江さん以外には考えられないといえるほどのハマり役です。アニメをあまり観ない人にもおすすめしたくなる作品ですが、ガッシュの声を大谷育江さんが演じることで、更に物語に引き込まれること間違いなしです。残念ながらアニメの終盤と大谷育江さんの休業が重なってしまったため、141話以降は実質の降板という形で吉田小南美さんがガッシュの声を担当しています。

こちらも大人気アニメのNARUTOですが、大谷育江さんは猿飛木ノ葉丸(さるとび このはまる)役を演じています。主人公のナルトのように、語尾に「～コレ」という口癖が特徴の少年です。可愛さが主体となるキャラクターとは異なり、マスコットキャラクターのような役しか目にしていなかった人も、大谷育江さんの違った演技に注目したい一作です。成長して青年期になると、高橋英則さんに担当が交代しています。

多くのキャラクターを演じていることがわかる大谷育江さんでしたが、代役を務めた折笠愛さんについても気になる人は多いはずです。続いては折笠愛さんについても、気になるプロフィールや代表的なキャラクターを紹介します。大谷育江さんとはまた違った役柄を務める人物でもありますが、こちらも多くの作品に出演している人物なので、きっと知っているキャラクターを見つけることができます。

名前：折笠愛(おりかさ あい)
生年月日：1963年12月12日(現在56歳)
出身：東京都
身長：154cm
血液型：B型
職業：声優、女優、歌手
所属事務所：アクセルワン

日本電子工学院の演劇科を卒業した折笠愛さんは、その後劇団文芸座や劇団創演などで女優として活躍をします。仕事の幅を広げるという目的から、「小公子セディ」のオーディションに参加をし、1988年に主人公であるセディ役として声優デビューを果たしました。アニメ作品のほかに海外ドラマや映画などで吹き替えを担当するほか、歌手としての活動もこなしている人物です。

大谷育江さんと同じく少年少女の役柄を演じることも多い折笠愛さんですが、一方で色気のある女性の役などを演じることでも知られています。続いてはそんな折笠愛さんが演じる、代表的なキャラクターについても紹介します。一時期は少年役を演じることに疑問を抱いていた折笠愛さんですが、現在も多くの作品に出演しファンの心を掴み続けています。

折笠愛さんの演じる代表的なキャラクターといえば、こちらの作品を思い浮かべる人も多いはずです。ロミオの青い空は世界名作劇場シリーズの1つで、主人公のロミオは煙突の掃除夫を務める正義感の強い少年です。父親の治療費を稼ぐためにと働くロミオが、困難な状況の中でも賢明に強くあり続ける姿に胸を打たれる作品です。声優を知らなくとも、作品を観たことがあるという人も多い名作です。

こちらは「新機動戦記ガンダムW」と「新機動戦記ガンダムW Endless Waltz」に登場するキャラクターで、優しい性格の穏やかな少年です。人を見る目にも優れたキャラクターで、リーダーの素質もあるとされていました。29人いる姉が試験管ベビーであり、自身のみが母胎から誕生したという壮絶な過去を持つ人物でもあり、折笠愛さんの演技によって感情移入させられたファンも多いのではないでしょうか？

主人公のライバルでもある桑原和真の姉の、桑原静流役を演じていたのも折笠愛さんです。喧嘩が強く煙草を吸う女性で、弟にとっても逆らえない人物でるものの、姉御肌の頼れるキャラクターです。折笠愛さんの演じる少年少女の役柄よりも、こちらの大人の女性の演技が印象に残っているという人もいるかもしれません。こういった役柄もまた、折笠愛さんのハマり役であるといえそうです。

こちらは折笠愛さんの声優としてのデビュー作となる、小公子セディの主人公セディです。無邪気さのある優しい少年であるセディは、癇癪持ちで冷たい態度ばかりだったドリンコート伯爵に対し、次第の心の壁を打ち砕いていきます。当時のオーディションには、折笠愛さんのほかに高山みなみさんや、林原めぐみさんもいたそうで、コナンでお馴染みの声優陣がオーディションの場に揃っていたことに驚かされるエピソードもあります。

モジャ公に登場する主人公の天野空夫(あまの そらお)も、折笠愛さんが演じていました。年齢は中学生くらいで、これといった取り柄などはないものの、負けず嫌いなキャラクターです。しかし実は臆病者であるという性格の持ち主で、威勢のよさと憶病さの演じ分けにも注目したいキャラクターです。モジャ公に注目しがちな作品ですが、声優を始めてまだ初々しい折笠愛さんの演技を堪能することができます。

少年のキャラクターとは打って変わって、こちらはパワフルな黒人女性船長のフィー・カーマイケルです。桑原静流と同様に喫煙をするタイプの女性で、姉御肌の気が強いキャラクターです。主夫をしている夫や息子、犬猫などの家族がいる人物ですが、尻に敷いているようで実は夫のことが大好きだというギャップが可愛らしい人物でもあります。

演じる声優もまた魅力たっぷりなことがわかる光彦ですが、実際にコナンのアニメを視聴していたファンは、声が変わったことに対してどのような反応をしたのか気になるのではないでしょうか？続いてはTwitter上での、アニメのコナンでの光彦に関する感想や評価を、少しだけ紹介します。

何気なく視聴していると気付かないかと思いきや、光彦の声が変わったことに気付いたファンは多かったようです。更に何故変わってしまったのか、理由が気になって調べた人も多かったようです。それだけ大谷育江さんの演じる光彦の声は馴染んでおり、変化に気付きやすいということなのかもしれません。

登場時間の短いアニメの中であれば、違和感はありつつもスルーしてしまう人もいるかもしれません。しかし劇場版ともなればセリフの数が増えたりと、気付きやすい環境が整うためか、声が違うと感じたファンも多かったようです。

長年同じ声優が演じ続けているキャラクターだからこそ、違う人が声を担当することで「声が変」と感じる場合も多いようです。それだけコナンを視聴するファンに浸透している声だという事実でもあり、変更してほしくないと感じる人も多いのかもしれません。

名探偵コナンのアニメ版で光彦の声優が変わったことについて、変更された理由や代役を務めた声優などをまとめて紹介しました。アニメは視聴していなかったという人も、こういった変化があったと知ると、アニメを観て違いを聞き比べてみたくなったのではないでしょうか？

現在も放送が続いている名探偵コナンですが、光彦だけでなく今後も何らかの理由から声優が変更になることもあるかもしれません。このキャラクターといえばこの声優、という印象が強いキャラクターほど、変更となった時に受け入れられるまでには時間がかかるものです。普段聞き流してしまっているセリフなども、改めて演じている声優を知って視聴してみると、これまで以上に愛着が湧くかもしれません。