BTOOOM!・最新刊ネタバレまとめ！漫画の最終回を予想！

マンガが原作のサバイバルと人VS人の濃厚な心理戦が魅力の「BTOOOM!」。アニメ化もされたことでその人気に拍車がかかりました。原作であるマンガは現在25巻まで発売されており、物語は最終回に向かってラストスパートをかけています。アニメから興味を惹かれ、原作を読みたいと考えた人も多いですが、とはいえ25巻となれば量も多く、読み進めるのにも時間がかかります。

てっとり早く内容を知りたいという方に向け、今回は魅力溢れる「BTOOOM!」25巻の内容を簡潔に紹介していきます。

ネタバレに移る前にアニメでもそうでしたが、原作マンガ「BTOOOM!」において中心的な人物であるキャラクターと最新刊の25巻で活躍する人物をまとめて紹介します。魅力溢れる登場人物が多く、どのキャラクターも主人公格として描かれているため、おさらいも兼ねて一読しておくとより深く楽しめることでしょう。

まず始めに、「BTOOOM!」を語る上で欠かせないのがBTOOOM!のメイン主人公でもある人物、坂本竜太です。アニメにおいて声優を務めたのは俳優としても活躍している本郷奏多さんです。意外と知らない人もいるのではないでしょうか。俳優だけでなく声優としても違和感のない演技力を発揮しており、作中で成長する坂本竜太を見事に表現していました。

ネット廃人だった坂本竜太はある日、無人島に連れ去られ記憶を失った状態で目を覚まします。「BTOOOM!」という殺戮ゲームに巻き込まれた彼は記憶と共に自身の性格と向き合い、成長していきます。

15歳、女性。「BTOOOM!」のメインヒロインでもある金髪蒼眼の美少女です。アニメでもその美貌は健在で多くの男性を魅了しました。声優は三森すずこさんです。作中では「ヒミコ」と呼ばれていますが、本名はヘミリアです。過去の出来事が原因で男性恐怖症となっており、常に護身用のスタンガンを携帯しており、ヒステリックな言動が目立っていました。

最新刊では抱いていた男性への恐怖心も薄れており、仲間を守るため奮闘するとても逞しく成長したヒミコの姿が見れます。

15歳、男性。アニメで声優を担当したのは沢城みゆきさんです。中学生で身長も低く、アニメでは無邪気な子供らしさが際立っていました。坂本やヒミコと同様にオンラインゲーム版の「BTOOOM!」の経験者であり、その実力は大人を圧倒するほど。子供らしく無邪気な性格ですが、裏に在る人格は歪んでおり弱肉強食の考えの下、倫理観を無視した行動が目立っています。

坂本達と初めは敵対していた吉良ですが、最新刊では強力な味方として坂本達と共にクローン部隊との激闘を演じています。吉良の人格も当初より柔らかくなっており、最終回で本土の帰った後のことが一番気になる人物です。

坂本達を取り巻く戦いは遂にクライマックスへと向かいだしました。ゲームシステムを巡り争うペリエとトミヨ。片やステージルームを死守する飯田達の前に現れるクイーズ部隊。混沌と化した最終決戦の中、BIMを巧みに使い、苦戦を強いられていたドローン部隊との戦闘に勝利した坂本達。その前に現れた最強最悪の敵が現れます。

最新刊では坂本達を中心に進行していた物語が急速に動き出しました。正に最終回前にしたラストスパートに相応しい内容になっています。

BTOOOM!主人公でもある坂本やヒミコ、吉良ももちろんですが、最新刊の25巻では更に目が離せない人物も沢山います。そこで、25巻で活躍する人物と存在を匂わせていながらも、25巻で初めて詳細が明らかになる人物を個別に紹介していきます。25巻の内容にも深く関わっているため、少しのネタバレを含みます。

「BTOOOM!」の制作元でもあるティラノスジャパンの社員で「BTOOOM!」の開発スタッフ。坂本竜太とはプライベートでも面識があり、アニメの最終回では機械の故障を装い坂本達を助けに行く描写がされていました。その後も坂本達にBIMの弱点を教えるなどの手助けを行い、現実版「BTOOOM!」という殺戮ゲームに巻き込まれた坂本達の為に尽力しています。

25巻にて、島外の仲間の協力もあり無事にコントロールルームを制した彼ですがティラノスジャパンとの攻防は続いていました。遂に続々と送り込まれる刺客を前に飯田はコントロールルームを奪われてしまいます。

27歳、男性。元NSAのプログラマーでそのハッキング技術は驚異的です。指名手配犯という身分ながら坂本達を救出するため、無人島に直接乗り込みました。25巻では島内のシステム掌握に失敗してしまいます。しかし、なんとかして坂本達を助けたい身を危険に晒す程の熱血漢でもあります。

世界的権力者のロンゲルシュヴァーリッツが抱え込んでいる女性だけで編成された特殊部隊です。登場と同時に優勢だった飯田達を即座に制圧し拘束。瞬く間にコントロールルームを奪還するほどの実力がある部隊です。

ステージルーム、無人島内の戦いは熾烈を極めていました。主催者側が率いるドローン部隊と坂本達の死闘はマシュー・ペリエのハッキングのおかげで現状は坂本達が優勢でした。しかし、時間が経つと共に主催者側の人間トミヨとマシュー・ペリエの電脳戦は主催者側に軍配が上がり、吉良、坂本達はゲームアクセス権を奪うことで得られていた恩恵を失ってしまいます。

双子の姉、トミヨの敵討ちを果たしたトミエは歓喜し今は亡き姉を思い涙を流しました。一方、坂本達はゲームアクセス権を奪われたことでドローン部隊に居場所がバレてしまい、好機と判断したザビエラ・フランシスカの執拗な猛攻に晒されていました。それは一人渦中を逃れていた織田も例外ではなく、ドローン部隊の最新兵器により深手を負わされてしまいました。

ハッキングによる電脳戦に敗北したマシュー・ペリエはこれ以上島に留まっていることを断念します。早急に島を出るため坂本達と合流するため戦場へ足を運んでいきます。

ティラノスジャパン社内にて、コントロールルームを無事に制圧した飯田達は度々行われる主催者側からの妨害に晒されていました。しかし、飯田は人質でもあるティラノスジャパンの社員を上手く利用し、即席の防壁を構築することで抵抗を続けていました。

マシュー・ペリエとトミヨの電脳戦が白熱している頃、歪ながらも寸でのところで防衛に成功していた飯田達ですが、その影で世界的権力者、ロンゲルシュヴーリッツ伯爵の婦人は密かに暗躍していました。島内で起きている決戦の援護と、防衛の両方を行うコントロールルームをまとめることは一般人の飯田達には至難の業であり、一瞬のスキを突かれ伯爵婦人の手引きにより特殊部隊「クイーン部隊」の侵入を許してしまいます。

無事に侵入したクイーン部隊の実力は本物でした。特殊部隊というだけあり、飯田達が侵入に気付いた頃には既に遅く、瞬く間にコントロールルームは制圧され、飯田達は拘束されてしまいます。

居場所がバレたことにより坂本達は今までよりも熾烈なドローン部隊の猛攻に晒されてしまいました。最新機器を惜しみなく利用した無人機械を前に坂本達は逃げることしか出来ませんでした。時間と共に唯一の攻撃手段であるBIMの残数も少なくなっていきます。絶体絶命の最中、吉良は囮になることを決断します。一人森のなかに消えていく吉良を前に坂本はヒミコ達を連れて逃げることしか出来ませんでした。

ザビエラ・フランシスカの執拗な追跡の中、坂本は一瞬集中力を失ってしまい、ヒミコの声も虚しく崖に転落してしまいました。

崖に転落してしまった坂本は意識を失ってしまいます。それを勝機と判断したザビエラ・フランシスカはドローンを用いて坂本に銃弾を浴びせます。しかし、駆けつけた輝夜の活躍によって難を逃れる坂本でした。バリア型のBIMであれば銃弾を防げることを思い出し安堵するが、ザビエラ・フランシスカはビーム兵器を使用し、輝夜の身体を貫きます。

凶弾に倒れる輝夜です。制限時間が付いた決戦の最中、唐突に鷹嘴からゲームの再開を告げられます。輝夜を心配する吉良や坂本達はそれを拒絶しますが、そんな坂本達の前に現れたのは家族を人質にとられた織田でした。

長く続いた現実版「BTOOOM!」も遂に最終戦に突入、というのが25巻は主な内容となっています。ゲーム会場の島内だけでなくティラノスジャパン内部まで浸透した坂本達を巡る激戦の中、次々と倒れていく仲間達。そしてどんでん返しにどんでん返しで返す、といった怒涛の心理戦は見ていて気を休めらない場面だったようです。

「BTOOOM!」ファン待望の26巻ですが、予定では最終回となっています。26巻ではルート分岐の手法をとっており、真実編と友情編の二巻が発売される予定です。最後の敵、織田と戦うか、皆で脱出劇を続けるか、どちらにしろハッピーエンドで終わって欲しいという声も多いです。

最終回を前に怒涛の展開が続いた「BTOOOM!」25巻。内容のネタバレをご覧になり、どう感じたでしょうか。手に汗握る展開が長く続きましたが、ネタバレといってもこの記事は印象に残る場面を幾つかピックアップしただけに過ぎません。これ以外にも惹きつけられる場面は多くあるため、「BTOOOM!」25巻の購入をおすすめします。