2020年03月02日公開
2020年03月02日更新
【ワンピース】河童の河松の正体は魚人族?悪魔の実の能力や強さをネタバレ考察
ワンピースの世界において注目を集めているキャラクターの1人が河松です。当初はシルエットだけで登場し様々なエピソードが語られた後に姿を見せ、その河童に似た姿もワンピースファンの間で様々な物議を醸す結果となりました。今回はワンピースに新たに登場した河松について、その正体や判明している能力、所有している刀から河松自身の強さまでネタバレありでまとめて紹介していきます。
河童の河松の正体は魚人族?
ワンピースの作品情報
河松について紹介する前に河松が登場するワンピースについても簡単に紹介しておきます。
ワンピースの概要
出典: https://prcm.jp
ワンピースは1997年から週刊少年ジャンプにて尾田栄一郎先生が連載しているバトル漫画です。練り込まれた壮大な世界観とストーリーで高い人気を集め、ジャンプ作品の中では歴代で2番目に長く連載されている作品でもあります。累計発行部数では国内記録を更新し続け、最高記憶をいくつも保持するビッグタイトルです。日本はもちろん海外でも高い人気を誇り42以上の国と地域で翻訳版が販売されています。
その高い人気は漫画だけに留まらず、1999年から放映が開始されたアニメも放送枠を切り替えながらも2020年2月現在まで放映され続けており、こちらも東映アニメーション作品では異例のロングランアニメになっています。アニメ以外にも小説やワンピース単独でのゲーム、オリジナルエピソードによる映画作品やスーパー歌舞伎などの実写舞台化など幅広い分野でメディアミックス展開が行われています。
ワンピースのあらすじ
海賊王を夢見る少年、ルフィは仲間と共に各地を冒険しながら偉大なる航路(グランドライン)を航海していました。新世界に入った麦わらの一味は同じ最悪の世代と呼ばれるトラファルガー・ローと海賊同盟を組み、四皇のカイドウを倒す為に行動を共にする事になります。さらに錦えもんらワノ国の侍も加わりワノ国を奪還する為の作戦を開始する事になります。
ワノ国に入ったルフィ達はカイドウとその軍勢を倒すべく、情報収集や仲間集めに紛争する事になります。かつておでんの元に集った赤鞘九人男も続々と姿を見せる中、カイドウの部下に捕まってしまったルフィが投獄された兎丼に投獄されていたのが今回紹介する河松です。
河松は赤鞘九人男の1人
河松は光月おでんに使えていた者の中でも特に規格外の強さを誇る赤鞘九人男(あかざやくにんおとこ)の1人として正体が明かされず、名前だけが先行する形で登場しました。その正体は元々はならず者や浪人衆、海外からの漂着者で構成されており、おでんに惚れ込んで勝手に忠誠を誓った者達です。河松は家臣になった順番で言えば後の方で、33年前の出来事です。他の家臣同様、勝手に居着くような形で家臣となりました。
赤鞘九人男の面々は河松を含め決して立派とは言えないその出自からおでんが九里の大名に任じられたタイミングで、変に畏まった部下ができるよりはマシというおでんの意向から正式におでんの家臣になった直後は、ならず者集団でありおでんの恩人である康イエの鐘を盗もうと策略する程でした。しかしこの時の康イエの計らいにより教養を身に着け一端の侍になりました。その立派さはおでんと並んで歩けば将軍の列だと言われた程です。
赤鞘九人男はワンピース本編時点でのワノ国では過去におでんと共に開国をしようとした為に悪人扱いを受けています。その為おでんの処刑後、散り散りになっており赤鞘九人男のうち、錦えもん、カン十郎、雷ゾウ、お菊は未来に飛び、イヌアラシとネコマムシは故郷に戻り力を蓄え、河松は山賊をしていたアシュラ童子と共に数少ないワノ国に残っていた赤鞘九人男の1人です。
河松は日和の育ての親
ネタバレすると未来にも飛ばず、悪人と言われながらもワノ国に残っていた河松が行っていたのが、日和の世話です。経緯をネタバレしておくと日和の母であるトキの意向で全滅し光月家の血筋を絶やす事を避ける為、モモの助と日和を別に活かす事になったのです。その為、モモの助に同行した錦えもん、カン十郎、雷ゾウ、菊の丞らと同じくその話を聞かされながら河松は未来に飛ばずの道を歩む事になりました。
結果論とはいえ処刑された父のおでん、未来へと飛んだ兄のモモの助、城と共に燃え果てた母のトキと家族を一度に失う事になったのが日和です。おでんが処刑された20年前当時まだ6歳だった日和でさえその事実に絶望し生きる気力を失っていましたが、そんな日和を河松は懸命に育て、日和が13歳になるまでの7年間、河松は自分よりも日和を優先する献身さで日和の成長を支え続けました。
ネタバレすると、7年間でその生活が終わったのは13歳になった日和は、河松が自身がやつれていくのも構わず日和を優先しすぎる河松が死んでしまうのではないかと怖くなり、河松の前から姿を消した為です。しかし裏を返せば家族を1度に失い絶望して生きる気力を失っていた日和が河松を心配できる程に持ち直し、笑顔を取り戻すのに大きく尽力したのが河松であるとも言えます。
河松の正体は魚人族?
シルエットでの登場時、そしてその姿が描かれてからも河松については様々な議論を呼びました。それが河松はどの種族に当たるのかという点です。見た目や特徴が河童に近い河松ですが、河童という種族なのか、悪魔の実によるものなのか、或いは河童のミンク族なのかと物議を醸しましたが、河松の過去が描かれた事によりその疑問は収束する事になります。ネタバレするとその正体は魚人族の一種だったのです。
河松はその昔、母と共にワノ国に流れ着きました。ワノ国はカイドウが君臨する以前から鎖国国家であり、多種族について非常に排他的な国で河松と母は迫害を受ける事になります。しかも河松の母は怪我をしている為再び海に出る事も叶いませんでした。河松の母は死の間際、河松に「魚人は世界で差別されるから河童と言い張って生きろ」という遺言を残します。河松はこの遺言に従い自ら河童だと名乗るようになるのです。
ただその正体が河童だとしてもワノ国では妖怪である事には代わりがないようで迫害を受け続ける事になります。そして同じようにワノ国に漂流したイヌアラシ・ネコマムシと共に浜辺でいじめられていた所をおでんに助けられ、他の元と同様に押しかける形で家臣となりました。ちなみにイヌアラシ・ネコマムシはおでんが白ひげと共に海に出た際に同行していますが、河松はワノ国に残っていた事も明らかになっています。
余談ですがワンピースの世界においても河童という妖怪の存在は比較的メジャーなのかゾロは日和と会話する中で河童の存在を以前から知っていたような反応をしています。このネタバレから察するにワンピースの世界においての河童は実在・架空はともかくとして認知された存在だった事が伺えます。その為魚人と名乗るよりは河童と名乗った方が都合が良かったのかも知れません。
河松のモデルは?
ワンピースには一部明らかなモデルがいるキャラクターも登場していますが河松に関してはモデルらしい人物はいません。河童をベースにしつつ物語に合う形で作られたのが河松というキャラクターだと考えるのが妥当だとされています。名前に関しても河童や赤鞘九人男の中でも未来に飛ばず時が来るのを待つ側だった事などから連想して河松と付けられたのではないかと考察されています。
またモデルとは直接関係ありませんが相撲という共通点からウォーターセブン編で登場したカエルのヨコヅナとの関係性を疑う考察をするファンもいます。
河松はクロッカスの晩酌相手?
河松の登場時、もう1つ話題になったのが河松が常時被っている三度笠です。実はワンピースの中でこの三度笠と全く同じデザインのものが以前に登場した事がありました。それがワンピースの扉絵連載シリーズ「世界の甲板から」にて偉大なる航路(グランドライン)の入り口である双子岬にいるクロッカスと謎の三度笠の男が酒を組み合わす1枚です。もしかしてこの男が実は河松なのではないかと考察されました。
しかし河松のこれまでの経歴が明らかになった事で本編の世界線とは一致しない事が明らかになっています。既にネタバレしたように河松は13年間ワノ国にて投獄されており、またロジャー海賊団で一緒だったのでは?と考えられた考察も、おでんの過去編にておでんの船旅に同行していたのがイヌアラシとネコマムシだけだとネタバレされた為、河松とクロッカスは面識がない可能性すら浮上しています。
ただこの世界の甲板からシリーズに描かれた三度笠の男は三度笠以外にも長髪である点や髪の色など多くの特徴が河松と似ている事から河松本人の場合は未来を描いているのではないか説、または河松には双子がいる説、父親説などの血縁者であるなどなんらかの形で河松が関わっていると考えられる説は伏線の多いワンピースならではの考察として未だに残っており、いつかネタバレされるのではないかと期待されています。
河童の河松の悪魔の実の能力は?
河松は悪魔の実の能力者?
河松登場時は悪魔の実によって後天的に現在の姿になっている説も考察されていましたが、2020年2月現在河松が悪魔の実の能力者である事を示す描写はありません。河松本人も戦闘中に能力を使った事はありませんし、赤鞘九人男の仲間である錦えもんらからも河松の情報に対して悪魔の実の能力者である事は話していません。
ただ河松は登場以降これまでのエピソードが多く語られる一方で戦闘シーンは2020年2月現在決して多くなく、戦闘シーンも雑魚との戦いがメインなので未だに能力を使う必要がある場面がなく悪魔の実の能力者であるとネタバレする場面がなく隠しているだけなのではないかとするファンもいます。
能力者の場合の悪魔の実は?
元々河松はその見た目から悪魔の実の能力でその姿になった「ヒトヒトの実幻獣種モデル河童」なのではないかと考察されていました。その見た目は明らかに人のそれと違い、錦えもんやカン十郎のように仲間である赤鞘九人男には悪魔の実の能力者も複数登場していた為です。
しかし河松の正体が魚人族である事がネタバレされ、幼少期の姿も描かれた事で河松が悪魔の実の力で河童のようになった説はかなり否定的な意見が多くなっています。仮に河松が悪魔の実の能力者であるとするならば見た目が変化しやすい動物(ゾオン)系の能力ではなく、超人系か自然系の悪魔の実の能力者である可能性が考えられますが2020年2月現在、能力者であると該当するようなシーンは見られません。
20年前は泳げた河松
また河松の経歴を見ていると悪魔の実の能力者になるタイミングがなかったというファンも多いです。ネタバレすると河松は日和を連れて城を脱出する際、水路を使っていますがこの水路はかなり水が満たされた状態であり河松は明らかに泳いでいる描写があるのです。
魚人族であっても悪魔の実の能力者となれば泳げなくなるのは魚人島編で登場したマトマトの実の能力者でありネコザメの魚人であるバンダー・デッケン九世の存在でネタバレされているので少なくとも20年前の時点では泳ぐ事が出来たのは間違いありません。むしろその正体が魚人族であるというメリットがあるからこそ泳いで日和を逃がす事が出来た為に、河松が日和の世話役として残ったのではないかとも考える事が出来ます。
その後、日和の世話をしていた7年間はまだ幼い日和から見ても死んでしまうんじゃないかと恐怖を覚える程に自身の食事を削っており、日和とはぐれた後、鈴後にて反抗の際に使用するだろうと武器を集めるも食料調達に都を訪れた際に捕縛されており、13年間はカイドウの軍勢に捕縛されて投獄されて檻の中で腐った魚だけを与えられて生きながらえていました。
この経歴の中で少ない可能性があるとすれば日和の世話をしている7年間の間ですが、ワノ国から出る事もできず表立って行動する事もできない河松が、希少な存在であり能力者軍団を作ろうとしているカイドウの目を盗んで悪魔の実を手に入れた可能性は限りなく低い考えられています。
河童の河松の強さをネタバレ考察
赤鞘九人男の3本の指に入る強さ
赤鞘九人男はいずれも一般人からすれば規格外の強さを誇るおでんの家臣ですが、その中でも河松は錦えもんが名指しでぜひ探し出して欲しい3人の中の1人に名前が入っていました。河松と同時に名前を上げられたたアシュラ童子、傳ジローと共に100人力であると言われる程の強さを持っていると言われる程の強さを誇っているのです。このネタバレが本当であれば赤鞘九人男の中では3本の指に入る強さを持っていると言えます。
さらに付け加えると河松は20年間の経緯が判明している赤鞘九人男の中でも一番悲惨な20年を送っています。なにせ13年間投獄され続けていたのです。しかもその間与えられるのは腐った魚だけという状態にも関わらず解放されれば凄まじい力を発揮していました。生命力という意味でもその強さを垣間見せている上、経験している事も悲惨なので錦えもん達が知る強さよりもさらに何か能力を身に着けていても不思議ではありません。
河松は流桜使い
河松の強さの指標になっているのがワノ国流の武装色の覇気である「流桜」の使い手であるという事です。しかもこの「流桜」は通常の武装色の覇気をさらに応用し、覇気を一点集中させる事で対象を内部から破壊できる力とするもので、名称こそ登場していませんでしたがこれまでのワンピースの中ではレイリーや戦桃丸が使用していた力でワノ国編ではヒョウ五郎も使用しています。
また流桜の登場でこれまでに描かれているシーンのいくつかからシャンクスやカイドウら四皇、センゴクや赤犬、青雉、黄猿らの海軍の上層部など錚々たるメンバーも使っていたのではないかと考えられるようになりました。ヒョウ五郎は武装色の覇気の別名のような言い方をしていますが、ファンの間では、その正体はこれまでの覇気のルールでは説明できなかった部分を補完する武装色の覇気の上位版と見る声が多いです。
河松はこの流桜を得意としています。他の使用者を見るとそれだけでも河松の実力の高さを窺い知る事ができる要素の1つです。実際ワンピース作中ではカイドウの部下を大量にこの流桜を使って吹き飛ばす豪快な技も披露するなど、河松がただの流桜の使い手というだけでなくかなりのレベルまで流桜を極めている事が分かる描写もネタバレされています。
四皇幹部に匹敵する実力
錦えもんによって同格に扱われたアシュラ童子はカイドウ率いる百獣海賊団の幹部ジャックと1人で対等にやりあっています。そのアシュラ童子の実力はカイドウも認めていてこれまでの反抗を水に流すからと部下に欲しがっている程です。仮に錦えもんが名前を上げた3名が個人の実力を指しているのだとすれば河松も四皇幹部に匹敵するほどの力を持っていると考える事が出来ます。
ちなみにその実力は20年前には既に習得していたようで、20年未来に飛んだ雷ゾウも河松の脱走の際の技を見て「浮いたが負けよ。腕っぷしは健在でござるな」とその実力が変わっていない事に笑みを浮かべています。またこの雷ゾウの表現から河松は相手を吹き飛ばす事に長けた能力を持っていた事が伺え、20年前から流桜を極めていた可能性が高いです。
ただその実力には疑問符を上げるファンもいます。四皇幹部程の実力を有していながら何故百獣海賊団に捕まったのか、捕まった後、13年間何故脱獄しようとしなかったのか?という疑問が残る為です。この疑問を解決するようなネタバレは2020年2月現在ありませんが、ファンによる考察では、おでん処刑から20年後が来るまで身を潜めている為、敢えて脱獄しなかったのであり実力によるものではないのではないかと考えられています。
流派は河童流
河松は流桜使いであると同時に剣術や相撲にも精通しており、河童流という流派に属しています。この河童流に関しては独自に考案したものの可能性もありますが、魚人族という正体から、魚人族が得意とする魚人空手や魚人柔術などの技と侍としての剣術を合わせて1つの流派としたのではないかとも考察されています。魚人の名前を使わないのは魚人族である正体を隠す為とすれば辻褄は合うと考えられています。
河童流の特徴の1つと言えるのが刀を逆手持ちするという点にあります。河松は後述する愛刀・外無双を基本的に上下反対にして小指側から刀身が出るように持っているのです。河松が侍になったのはワノ国に入ってからという事・他にそのような持ち方をしているキャラクターが登場していない事を考慮しても河童流は河松が編み出した独自の流派ではないかと考察されています。
相撲も剣も横綱級
剣術と相撲の腕前はどちらも横綱級であり、実際の技名や後述する河松の愛刀にも相撲に関する名前が着いているなど河松のこだわりの強さを感じさせます。その相撲の強さもあって「河童の河松」という異名以外にも「横綱河松」という異名も持っている程なので相撲だけでも十分以上の強さを発揮していた事が垣間見えます。
ワノ国編ではルフィのギア3に倒された現ワノ国の横綱の浦島が登場していますが、その実力は明らかに河松よりも格下であり、仮に河松と浦島が戦えば河松が余裕で勝つだろうと考えられています。河松は流桜の使い手でもあるので仮に愛刀の外無双が無くとも相撲で横綱を取る程の技を使いある程度の敵であれば圧倒できるものと考えられています。武器が無くても実力を発揮できるのはメリットの1つです。
河童の河松の愛刀・外無双
外無双は鍔の無い刀
河松の愛刀・外無双は河松が得意とする相撲の技の名前から名付けられたと思われる鍔がないのが特徴の刀です。本来鍔がある部分には包帯のような布が巻かれています。2020年2月現在まだ河松が外無双を使用するシーンは極わずかですが、河松はこの外無双を片手で逆手持ちして使用していました。使用したシーンは必殺技である滅南無川を放つシーンなので或いはこの技やその他の技の為に鍔がない刀を使用している可能性もあります。
ちなみに様々な経歴を持っている河松ですがどのタイミングで愛刀外無双を持っていたのかは不明です。ただ20年未来に飛んだ雷ゾウが河松の愛刀だと認識しており、河松にかけられた手錠の鍵と共に外無双をわざわざ百獣海賊団の元からくすねてきた事から少なくとも20年前のおでんの処刑時に赤鞘九人男が離散する前の時点で河松は愛刀として外無双を保有していたと考えられます。
外無双は業物?
ワンピースの世界には刀に最上大業物・大業物・良業物・業物・普通の5段階の等級があり名のある刀は業物として列挙されます。ワンピースファンとして河松の使用する外無双が業物であるかどうかは気になる所ですが2020年2月現在まだ外無双が業物であるかについてははっきりとした情報がない状態です。
ただ使用者の河松は赤鞘九人男の中でも屈指の腕前を持った侍であり、おでんに直接仕えた事を考えてもワノ国の中ではかなりの地位にいると言えます。そんな河松が愛刀にする程なのでやはり業物であると考えるのが妥当だとするファンが多いです。また仮に業物であるとしても主君であるおでんが保有していた二刀の刀、天羽々斬、閻魔が共に大業物である事から外無双が大業物以上である事はないのではないかと考えられています。
ただ河松が捕縛されている13年間の間、外無双は誰に使われる事もなく雷ゾウが河松の手錠の鍵と共に盗み出すまでただ保管されていました。業物以上の刀であれば百獣海賊団の誰かが使っていても不思議ではなく売ってお金にする事も出来たにも関わらず、単に保管されていただけという事を考えるとその正体は業物ではないのかも知れないと考察するファンもおり、続報が期待されています。
河童の河松の必殺技
必殺技①滅南無川
現状愛刀である外無双を使用した唯一の技が滅南無川です。「大河の激流を逆流するがごとく、大量の敵を一刀両断する必殺技」と紹介されています。この技は相撲技ではなく、タイに実在する川の名前から取られています。この事から今後登場する河松の愛刀を使った剣術の技の名前は川の名前から取られるのではないかと考察するファンもいます。
また実在するメナム川では過去に日本の鎖国政策をより強固にする「メナム川事件」と呼ばれる事件が起きており、同様に鎖国政策を取るワノ国の侍である河松が使った事に開国への思いが込められているという考察をするファンや、毎年のように氾濫を起こす程の勢いを持つメナム川の激しさをイメージさせる技なのではないかという考察をするファンもいます。
必殺技②櫓流桜
上記でも紹介した河松が極めている流桜を広い範囲に向かって放つ技が櫓流桜です。この技はワンピースの世界観と覇気である流桜を使っている事でダイナミックな技になっていますが、河松の見せた動きから相撲の技である櫓投げがモデルになっているのではないかと考えられています。
剣術が川の名前が付けられていくのでは?と考察されているように今後登場する流桜を使用した技には相撲の技がつけられるのではないかと考察するファンも多くなっており、これらの技は河松が横綱時代に考案・使用していた技なのではないかと考えられており、必殺技と呼べる程の威力はありませんが同じく同名の相撲技から命名されたと思われる刀で相手を斬りつける「寄り斬り」という技も使用しています。
河童の河松に関する感想や評価
河松の話だけでかなり読みごたえあるのに、ページ数そんなに使ってないってのがワンピース94巻の凄み。
— ISSY (@Ryo36) January 26, 2020
一気読みするために巻数貯めてたけど結局読んじゃったな。
ここからは既にワンピースを視聴している人の河松についての感想を紹介していきます。河松は登場と同時に過去が語られる事になりましたが、その過去は他の赤鞘九人男とはまた違った意味で壮絶であり、同時にそれが僅かなページ数で語られた事に驚いたという声が多くなっています。元々ワノ国は密度が高いという声も多いだけに河松視点のエピソードはまた他のキャラクターとは違っていてよかったとする声も多いです。
ONE PIECE最新刊のネコマムシ、イヌアラシ、河松の三旦那たちの子供の頃がかわいすぎる…。
— マッチ (@__mvch) January 2, 2020
また過去編では幼少期の河松も描かれており、同時に描かれたネコマムシ・イヌアラシと合わせてかわいいという印象が非常に強いという声も多くなっています。登場の仕方が違えばワンピースのマスコットにもなれたんじゃないかと言われる程であり、今後の幼少期の姿のイヌアラシ・ネコマムシ・河松のグッズ展開を期待するというファンも多くなっています。
ジンベイよ魚人兵を何人連れて来るんだ。
— ユッキー (@8qaDo) December 3, 2019
河松が魚人と聞いて魚人も参戦するのも間違いない。#ワンピース
また河松が魚人族という正体がネタバレされた事で、ワノ国の前のエピソードであるホールケーキアイランド編以降消息不明になっているジンベエと魚人海賊団と紐付けたというファンも非常に多いです。ワノ国でのカイドウ・ビッグマム同盟との戦いの中で河松が苦戦を敷いられた際にジンベエ達が駆けつけるのではないかと期待するファンも多いです。
また同時に河松の正体が魚人族であり、ワノ国に漂着したというエピソードからワノ国漂着の前、同年代であるジンベエと幼い頃に面識があるのではないかと考察を続けるファンもいます。消息不明になって以来描かれていないジンベエと魚人海賊団ですが、河松の正体が魚人族と明らかになった事でワノ国編との繋がりが少しだが見えたとするファンも多いです。
迫害されながら育ったにも関わらず真っ直ぐに育った上、日和に自身が消えた事で切腹寸前まで思い詰めた過去を伏せる等々河松の人間が出来過ぎててワンピースの登場人物の中でもトップクラスで好きまである
— げんじ (@Nu_genji) February 1, 2020
河松はワノ国でも比較的登場は遅めのキャラクターでしたが登場時のエピソードや20年間の過ごし方もありワンピースのキャラクターの中でも赤鞘九人男の1人として一気に高い人気を獲得したキャラクターです。語られるエピソード1つでも辛い出来事であるのにそれをいくつも抱えながらもまっすぐ生きる河松は凄いと称賛する声も多くなっています。
特に日和とはぐれてから百獣海賊団に捕縛されるまでの空白の間に行われたオニ丸との武器集めは河松にも辛い時期があり死のうとした事が描かれた事もあって既にネタバレされている河松のエピソードの中でも特に人気が高いエピソードになっています。このような涙なしでは見る事ができないような感動系のエピソードがあるからこそ今後の河松の活躍に期待したいという感想も多いです。
河童の河松の正体まとめ
河松は赤鞘九人男の1人として名前とシルエットだけが先んじて登場し様々なエピソードと共に初登場を果たしたキャラクターです。過去については多く語られている一方、現在の強さや能力についてはまだまだ不明点も多いですがそのエピソードや語られている強さも相まって2020年2月現在も展開中のワノ国編において大きな活躍をしてくれるのではないかと期待されているキャラクターの1人でもあります。
河松の正体に関しては魚人族である事が明らかになっており、今後ワノ国では唯一といえる魚人族である事を生かした展開や既に片鱗を見せている流桜の使い手、外無双を使った剣術に横綱になる程の相撲の技等その強さを生かした活躍も期待されています。今後の河松の活躍にも注目しながらワンピースを追いかけてみてはいかがでしょうか?