2020年02月29日公開
2022年11月15日更新
【ワンピース】革命軍のレイズマックスとは何者?声優や頬の数字の意味は?
『ワンピース』の映画「ONE PIECE FILM GOLD」には、レイズ・マックスというキャラクターが登場します。レイズ・マックスは革命軍の一人です。頬に数字が書いてるのが特徴的で、その数字の意味についてはたくさんの考察がされています。また、レイズ・マックスはその容姿からモデルがいるといわれています。ここでは、レイズ・マックスに関する考察などを紹介します。その他にもレイズ・マックスの声優を担当した俳優についてもまとめています。
レイズ・マックスとは何者?
ワンピースの作品情報
レイズ・マックスは『ワンピース』の映画「ONE PIECE FILM GOLD」に登場したキャラクターです。レイズ・マックスの正体や頬の数字の意味、モデルなどを解説する前に、まずは『ワンピース』の作品情報について紹介します。
ワンピースの概要
『ワンピース』は尾田栄一郎によって連載されている集英社の漫画です。原作漫画は世界的に人気があり、出版に関する数々の記録を持っています。『ワンピース』の映画は2000年から放映されています。当初は「東映アニメフェア」のメイン作品として公開されていましたが、4作目以降は単独で上映されています。この記事で紹介するレイズ・マックスが登場した「ONE PIECE FILM GOLD」は13作目の映画です。
ワンピースのあらすじ
『ワンピース』の主人公、モンキー・D・ルフィは麦わらの一味の船長として仲間達と冒険をしていました。ルフィは海賊王になるために海賊のトップである四皇と戦い、「ラフテル」というかつての海賊王が到達した島への導きが書かれているポーネグリフを集めます。映画「ONE PIECE FILM GOLD」はそんな麦わらの一味が、エンターテインメントシティ「グラン・テゾーロ」に訪れるエピソードです。
レイズ・マックスは革命軍の一員
レイズ・マックスは、『ワンピース』の映画「ONE PIECE FILM GOLD」のゲストキャラクターとして登場しました。そのため、原作漫画には登場していません。つまり映画オリジナルのキャラクターなのです。実は映画制作当初、レイズ・マックスはの性別は女性でした。しかし、原作者の尾田栄一郎から男らしいキャラを増やしてほしいという要望があり、レイズ・マックスを男性キャラに変更したそうです。
そして尾田栄一郎の手によってユーモアなキャラに仕上げられました。そんなレイズ・マックスは革命軍の一人で、3等身で左頬の7のタトゥーと緑の髪が特徴的です。「ONE PIECE FILM GOLD」では、白いハットと水玉模様の紫のシャツ、白のジャケットに黒のパンツ、白の革靴を着用しています。胸毛が濃くお腹が出ていますが、紫のシャツのボタンを開けて堂々としています。
白い服装で統一されているのは、おそらく麦わらの一味と同じくカジノ用の衣装に着替えさせられたのだと考察されています。登場時は無精髭を生やしていましたが、長く閉じ込められていたことが原因で無精髭を生やしていた可能性があります。「ONE PIECE FILM GOLD」では能力を使っていなかったことから、悪魔の実の能力者ではないと考えられています。
革命軍でありながらもギャンブラーという一面を持っており、かつては「不敗のギャンブラー」とも言われていたほど、業界では伝説の男です。しかし「ONE PIECE FILM GOLD」では、ギャンブルに負けて閉じ込められていました。「グラン・テゾーロ」では、ギャンブルに負けて高額な借金を払えなくなった場合、無理に働かせられるか黄金の牢獄に落とされてしまいます。
ルフィもまた黄金の牢獄に閉じ込められました。「不敗のギャンブラー」とまで言われていたレイズ・マックスがそこに落とされたということは、レイズ・マックスも罠に嵌められていた可能性が高いです。黄金の牢獄では、食料など生きていく上で必要なものがなく、黄金か餓死してしまった白骨死体しかありません。そのため、レイズ・マックスが初登場した時はくたびれたような格好をしていました。
レイズ・マックスは黄金の牢獄からは出られないと諦めかけていましたが、ルフィ達が脱出すると知ると協力します。換気扇の大きなプロペラを誰かが止めなければ脱出できないと分かった時は、自分が高速回転するプロペラを止めると言って飛び込みました。このように見た目はくたびれたギャンブラーですが、とても男前な性格をしています。
その後脱出した後は、敵に包囲されながらも鉄パイプで戦うなど革命軍としての実力を見せていました。映画のゲストキャラなのでレイズ・マックスの情報は少なく、どのような経緯で革命軍をやっているのか、革命軍でどのような立ち位置にいるのかは明らかになっていません。ただ、原作『ワンピース』に登場した革命軍の幹部の中にレイズ・マックスはいなかったので、革命軍の幹部では無いと考察されています。
レイズ・マックスの声優
北大路欣也のプロフィール
『ワンピース』でレイズ・マックスの声優を担当したのは、北大路欣也です。北大路欣也は1943年2月23日生まれの俳優です。普段は声優として出演することはほとんどなく、「ONE PIECE FILM GOLD」にはゲスト出演しました。小学6年生の頃から映画俳優としてデビューしているベテランです。俳優がゲスト声優としてキャスティングされると賛否両論あるのですが、北大路欣也は声優でもその演技力が高評価されていました。
北大路欣也の主な出演作品
北大路欣也は、『ワンピース』以外にも声優として参加した作品がいくつかあります。北大路欣也が声優として参加した出演作品には、『劇場版 トリコ 美食神の超食宝』のギリム役、『モンスターストライク THE MOVIE』の石橋健太郎役、『HACHI 約束の犬』のリチャード・ギア役、『アシュラ』の法師役、『FUTURE WAR 198X年』の三雲渡役、『龍が如く4 伝説を継ぐもの』の宗像征四郎役などがあります。
レイズ・マックスの頬の数字の意味
レイズ・マックスの頬の数字は7
レイズ・マックスの頬には数字の7が書かれています。この頬の7はタトゥーだといわれています。ファンの間では、この頬に書かれた7に何か意味が隠されているのではないかと考察されています。
頬の数字の意味
頬の数字の意味は、「ONE PIECE FILM GOLD」公開時に数量限定で配布された『ワンピース』777巻で明かされました。777巻では、レイズ・マックスのキャラクター設定や数字の意味などが書かれていました。その意味は「幸運のシンボル」でした。つまり、ラッキーセブンの7だったのです。
公式の777巻では「幸運のシンボル」と書かれていましたが、『ワンピース』のファンの中にはもっと違う意味があるのではないかと考察されている方もいました。レイズ・マックスは革命軍の一人です。実は革命軍のキャラクターは、大富豪のトランプを連想させる特徴がたくさんあるんです。例えば、革命軍トップのドラゴンは顔の左側にダイヤが3つ書かれています。
この事からドラゴンはダイヤの3を表しているといわれています。また、イワンコフの顎がスペードを逆さにした形になっており、カマバッカ王国の女王なのでスペードの12だといわれています。このような共通点を他の革命軍も持っているのです。レイズ・マックスには頬に7が書かれており、さらにギャンブラーという特徴があります。ギャンブラーは貨幣の象徴のダイヤを連想させます。
つまりレイズ・マックスはダイヤの7だと考察されています。ちなみにドラゴンがダイヤの3なのは、大富豪では弱いカードながらも革命を起こすことで最強のカードに変わるからだといわれています。ただ、レイズ・マックスがダイヤの7である理由は分かっていません。
ただ、目立つところに7という数字が書かれていることもあり、「幸運のシンボル」という意味だけしかないとは思えないというファンが多いようです。もし他の革命軍のように、大富豪のトランプの意味があるのであれば、今後の『ワンピース』で何か新しい事実が判明するかもしれません。レイズ・マックスは映画のキャラクターですが、そうなれば原作に登場する可能性もあります。
レイズ・マックスの魅力
魅力①モデルは丹波哲郎?
『ワンピース』に登場するレイズ・マックスは、モデルがいるといわれています。それは俳優の丹波哲郎です。レイズ・マックスのモデルの丹波哲郎とは、1922年7月17日に東京で生まれ、2006年9月24日に肺炎によって84歳で死去しました。丹波哲郎は海外でも有名な俳優で、タイガー田中役で出演した『007は二度死ぬ』は世界的ヒットになりました。
レイズ・マックスのモデルの丹波哲郎の出演作品には、『キイハンター』の黒木鉄也役、『第七の暁』のヌー役、『ジャコ万と鉄』のジャコ万役、『三匹の侍』の柴左近役、『人間革命』の戸田城聖役などがあります。また丹波哲郎は、俳優だけでなく心霊研究家として書籍を残しています。しかしギャンブラーというわけではありません。どんなところからモデルが丹波哲郎だと言われているのかというと、その外見です。
丹波哲郎はハードボイルドな役が多く、主にギャング映画や任侠映画などに出演していました。レイズ・マックスも黄金の牢獄に閉じ込められていたからか、ハードボイルドな格好をしています。特に丹波哲郎がかけていたサングラスとレイズ・マックスのサングラスはよく似ています。このように、外見的特徴が似ているところからモデルは丹波哲郎なのではないかといわれています。
丹波哲郎のモデル説単なる噂でしかありませんが、丹波哲郎の写真と見比べると似ていると思う方がたくさんいるようです。その他にも、スティーブン・テイラーがモデルになっているという説もありました。スティーブン・テイラーは「エアロスミス」というロックバンドのボーカルです。スティーブン・テイラーの素顔は似ていませんが、よくレイズ・マックスがかけているようなサングラスを着用しています。
魅力②人生のギャンブルはバツ2で失敗?
レイズ・マックスは、「不敗のギャンブラー」といわれるほどギャンブルに勝ってきました。ギャンブルに勝って人生は順風満帆かと思いきや、「ONE PIECE FILM GOLD」の劇中ではバツ2だと明かしています。バツ2ということは、2回の結婚と離婚歴があるということです。詳しくは語られていませんが、レイズ・マックスは2回離婚するなど失敗続きの人生を送っているようです。
レイズ・マックスに関する感想や評価
『ONE PIECE FILM GOLD』観た! 話は前作の方が好みだけど、脇キャラたちは今回の方が断然素晴らしい‼︎ テゾーロの悲しい過去もいいが、北大路欣也演じた伝説の短足ギャンブラーがサイコー‼︎ pic.twitter.com/HQ8JHUK6xC
— くま@べあ (@kuma_zombi) July 26, 2016
映画によってはゲスト声優に賛否両論あるものの、北大路欣也が演じたレイズ・マックスは周りのベテラン声優達と比べても全く違和感がなかったといわれています。「ONE PIECE FILM GOLD」の内容よりも北大路欣也の演技を評価している方がたくさんいました。また、レイズ・マックスは映画でしか登場しないのですが、『ワンピース』のファンからも人気が高いキャラクターでした。
でもまぁ……イワンコフといい、レイズ・マックスといい……革命軍って色々だな……総司令官ルフィの親父さんだし……サボはまだ22歳なのに参謀総長だし……イケメン、美女……ヘンテコさん達……革命軍入りたい(笑)
— 秋桜ルナ@🎩🌸 (@runa_akizakura) April 22, 2018
「ONE PIECE FILM GOLD」のレイズ・マックスがただのギャンブラーではなく革命軍だと分かり、さらに革命軍のメンバーのキャラが濃くなったと話題になりました。『ワンピース』のファンの中には、革命軍だからこそここまでキャラが濃いのだと逆に納得している方もいました。
ワンピースGOLDで一番好きな脇役キャラはレイズ・マックス!
— MariaPOI (@cristalazul10) May 19, 2018
カッコイイおっさんなんだぜぇ~ pic.twitter.com/HxWHAIlTJt
レイズ・マックスは一見やつれたギャンブラーですが、男らしい性格をしています。特に換気扇に飛び込んでプロペラを止めたシーンはかっこよかったと評判でした。「ONE PIECE FILM GOLD」には魅力的な脇役キャラが沢山いましたが、その中でもレイズ・マックスは特に人気が高い人物でした。
まってwwwwwwww
— うどん (@dodon1g) August 27, 2016
昔ヘキサゴンで、フジモン・里田まい・misonoで組んでたユニットの時のフジモンが、レイズ・マックスにしか見えんwwwwww
顔のデカさとかモロ#onepiece#OPFG pic.twitter.com/gAuMITWja3
レイズ・マックスのモデルは、その容姿が似ていることから丹波哲郎説が有力とされています。しかしその他にも、ヘキサゴンでユニットを組んでいた時のお笑い芸人のFUJIWARAの藤本敏史に似ているという声もありました。藤本敏史は普段からサングラスや帽子を着用している人物ではありませんが、ユニットを組んでいた時は服装だけでなく髪型までレイズ・マックスと似ていました。
レイズ・マックスについてまとめ
レイズ・マックスは「ONE PIECE FILM GOLD」のゲストキャラクターですが、とても個性的なキャラクターで革命軍の一人でした。声優を担当したのが北大路欣也ということもあり、映画公開前から注目されたキャラクターでもあります。
声優の北大路欣也はファンも違和感がないと認めるほどの演技力を見せ、好評でした。また、レイズ・マックスの頬の数字やモデルについては様々な考察がされていました。「ONE PIECE FILM GOLD」では多くの活躍の場面があります。ぜひ映画をチェックしてみてください。