2020年02月26日公開
2020年02月26日更新
【ワンピース】斧手のモーガンのその後を考察!ジャック似の真相と再登場の可能性は?
『ワンピース』の1巻にはモーガンというキャラクターが登場します。海軍大佐でヘルメッポの実の父親でもあります。モーガンは1巻でルフィに負けてしまいましたが、その後ワノ国編で再登場するのではないかといわれています。また、ジャックの正体がモーガンなのではないかとも考察されています。この記事では、『ワンピース』のモーガンの再登場に関する考察やジャック説をまとめています。
目次
ワンピースのモーガンとは?
ワンピースの作品情報
モーガンは海賊冒険漫画『ワンピース』のキャラクターで、主人公・ルフィの敵です。モーガンが登場する『ワンピース』とはどんな作品なのか、ここでは作品情報についてまとめています。
ワンピースの概要
『ワンピース』とは、尾田栄一郎による少年漫画です。42以上の国・地域で翻訳されており、世界的に人気な作品です。出版に関するいくつもの最高記録を保持しています。アニメは主人公のルフィ役を田中真弓が演じ、20年以上放送されています。また、スピンオフもいくつも連載されており、2018年からはYoutuberのフィッシャーズとのコラボ漫画も連載されています。
ワンピースのあらすじ
『ワンピース』の主人公・ルフィは海賊王になるために海へ出ました。昔、ゴールド・ロジャーという大海賊が、ラフテルという島に到達したことで海賊王といわれるようになりました。ルフィはさらなる冒険を目指し、本当に信頼できる仲間たちと共にラフテルを目指します。しかし麦わらの一味達の前には敵の海賊や海軍が立ちはだかります。
モーガンのプロフィール
モーガンは『ワンピース』の1巻に収録されている4話で初登場しました。初登場時は海軍第153支部大佐で、年齢は42歳でした。身長は285cmと大柄で筋肉質な体格をしています。金髪の色黒で、右腕と斧が一体化しています。その容姿から「斧手のモーガン」という通り名でも知られています。2年後編で海軍本部少佐に昇格したヘルメッポは実の息子です。
横暴で非道な性格をしていますが、実は初登場時の3年前は真面目な海兵でした。その頃、まだ軍曹だったモーガンはクロという海賊と戦い、部隊を皆殺しにされてしまいます。クロは瀕死の状態のモーガンを利用して、死刑の偽装を計画しました。モーガンはジャンゴに催眠術をかけられてしまい、クロの影武者を海軍基地につれて帰り、処刑しました。
この事がきっかけでモーガンは今の地位に昇格することになったのですが、催眠術をかけられた影響か、性格までも変わってしまいました。海軍でありながらも、逆らえば民間人でも処刑します。また、軟弱者はいらないと言って、部下に自殺を促すこともありました。
モーガンの強さ
モーガンは大佐ですが、東の海の支部に所属しているので本部の大佐と比べると約3階級ほど下の強さです。現海軍本部大佐のコビーよりも実力は下であり、少佐のヘルメッポと同じくらいの強さだと思われます。ただ、大佐になった経緯は自分の実力ではありませんでした。クロを捕まえて処刑させたことへの実績を考慮した昇格でしたが、それはクロの策略です。
モーガンは逆らう部下にさえ斧で切りつけて処していたので、恐ろしい独裁者に見えていました。ただし権力を振るっていただけでそこまでの実力はなかったと思われます。実際に、まだ覇気も習得していない、冒険を始めたばかりのルフィやゾロに負けています。
ワンピースのモーガンのその後や再登場
その後や再登場①新世界に進出している?
モーガンは『ワンピース』の1巻でルフィと戦って負けました。その後は、それまでの悪行もあり海軍から除名され、拘束されていました。拘束されたモーガンはガープが率いる船に引き渡されるはずでしたが、ガープが寝ている隙に襲いかかり、逃げてしまったのです。ちなみにこのモーガンのその後のストーリーは扉絵連載で描かれました。
その後や再登場②ヘルメッポと戦う?
モーガンは扉絵連載で再登場しましたが、その後どこへ逃げてしまったのかは明らかになっていません。ただ、ルフィと戦った後に真っ当な海兵になったヘルメッポと戦うのではないかといわれています。
実は扉絵連載で再登場した時、雑用として海軍で働いていた実の息子であるヘルメッポを人質にして逃げ出したのです。人質にされたヘルメッポは「おれは海軍に戻るぜ!もうお前の世話にはならねェ!」と言ってモーガンが逃亡に使った小舟から逃げ出し、海軍に戻りました。
この決意を見たガープはコビーとヘルメッポを預かり、海軍本部で鍛え上げました。ヘルメッポの実力はすでに初登場時のモーガンの実力と同等になっている可能性があります。父と子の決着をつけるためにも、2人の戦いが描かれ、モーガンが再登場するのではないかと考察されています。
その後や再登場③相撲取りに?
モーガンは『ワンピース』のワノ国編で再登場するのではないかと考察されています。なぜワノ国編での登場が期待されているのかというと、ワノ国は海軍の管轄外であるからです。海軍から逃げおおせたモーガンですが、これまで何の情報もないということが伏線となっているのであれば、どこかに上手く身を隠しているということです。
そこまで完全に身を隠せる場所は、海軍の目の届かないワノ国などの世界政府非加盟国です。世界政府非加盟国とは、世界政府に対して税金を払っていない国のことです。税金を払っていないので、海軍が海賊から民を守ってくれないのです。そのために荒れ果ててしまう国もあります。逆に言えば海軍が介入してこないので罪人が身を隠しやすいのです。
さらにモーガンの場合は、ワノ国の相撲のぼりにそれらしき名前が書かれていたのです。この事から、ワノ国にいるという説が濃厚になり、後に相撲取りとして再登場するのではないかとSNSなどで話題になりました。
相撲のぼり・ワノ国関連の言葉3つの由来
実はワノ国編に登場した相撲のぼりについては『ワンピース』の作者である尾田栄一郎が、92巻の質問コーナー「SBS」でその真相を回答しています。「SBS」では読者から、相撲のぼりに書かれた「猛岩斧関」はモーガンのことで、今後の再登場の伏線になっているのではないかと質問されていました。
しかし尾田栄一郎は背景まで細かく指示はしておらず、もし困ったら『ワンピース』関連の言葉を入れるようにとアシスタントに言っているそうです。つまり、アシスタントの遊び心によってモーガンと思わせる言葉が相撲のぼりに書かれていたのです。ちなみに、「猛岩斧関」の他にも「踊雀伍関」「雹三海関」「海四怒関」と書かれていました。ここではその3つの相撲のぼりの由来を紹介します。
由来①踊雀伍関
「踊雀伍関」の由来はジャンゴだといわれています。ジャンゴとは元クロネコ海賊団に所属しており、モーガンに催眠術をかけた人物です。現在では海軍本部の三等兵でヒナの部下になっています。「踊雀伍関」の「雀伍」からジャンゴが由来になっていると考察されています。
由来②雹三海関
「雹三海関」の由来はヒョウゾウだといわれています。ヒョウゾウとは、新魚人海賊団に所属していた魚人です。現在はリュウグウ王国に捕らえられ、ドーピングの反動で老化してしまいました。「雹三海関」の「雹三」からヒョウゾウが由来になっていると考察されています。
由来③海四怒関
「海四怒関」の由来はマリンフォードだといわれています。マリンフォードとは、2年前に海軍本部があった場所です。ここでエースの処刑が行われ、白ひげ海賊団と海軍の戦争が勃発しました。この戦争は「マリンフォード頂上戦争」といわれています。「海四怒関」の「海四」を英語で読み、「怒」を音読みするとマリンフォードと読めます。
ワンピースのモーガンのジャック似の真相
モーガンとジャックの共通点
『ワンピース』のゾウ編では、ジャックというキャラクターが登場します。ジャックが初登場した時、その容姿が酷似していることから、ジャックの正体はモーガンなのではないかと話題になりました。ジャックは金髪で顎にプロテクターをつけています。さらにモーガンのような色黒でもあります。このように、ジャックとモーガンの外見的特徴は一致している点が多いのです。
またジャックの性格もモーガンに似ていました。ジャックも横暴な性格をしており、敵に対して毒を使って弱らせたりと容赦のない攻撃をしていました。
モーガンとジャックは同一人物ではない?
『ワンピース』では、ジャックとモーガンは同一人物ではないことが明らかになっています。ジャックは、カイドウ率いる百獣海賊団に所属する海賊の一人です。もしモーガンがワノ国に潜伏しているのであれば、カイドウの手下になっていてもおかしくはありません。しかし、モーガンとジャックが別人であることはそのプロフィールを見れば分かります。
ジャックの年齢は28歳で、身長は830cmあります。さらにタマカイの魚人なのです。モーガンの年齢は2年後編では44歳となっており、身長は285cmです。若返ってここまで成長するとは考えにくく、全くの別人であることが分かります。また、ジャックの顎のプロテクターが破壊された時は、魚人の特徴である尖った歯を見せました。
対してモーガンはただの人間で、歯も尖ってはいません。また、ジャックはモーガンの特徴である斧を使って戦うことはありませんでした。ジャックはゾウゾウの実モデル・マンモスの能力者です。そのため、主に能力で獣化して戦います。ゾウ編で海に投げ出された時は、能力者なら溺れてし死んでしまう状況でも魚人であるため生き残ることができました。
また、部下から嫌われていたモーガンとは違い、ジャックは部下に慕われていました。それだけの力を持っていたからです。これらの相違点からモーガンとジャックは同一人物ではないと確認されています。
ワンピースのモーガンの声優
銀河万丈のプロフィール
アニメ『ワンピース』でモーガンを演じている声優は、銀河万丈です。銀河万丈は、1984年11月12日生まれの男性声優です。青二プロダクションに所属しています。アニメから吹き替えまで多くの有名な作品に携わっているベテラン声優です。妻は『名探偵コナン』の妃英理役で知られる声優の高島雅羅です。
銀河万丈の主な出演作品
銀河万丈のアニメ出演作品には、『機動戦士ガンダム』のギレン・ザビ役、『サイボーグ009』の005役、『タッチ』の原田正平役、『キン肉マン』のラーメンマン役、『血界戦線』のギルベルト・F・アルトシュタイン役、『バキ』のドリアン役などがあります。洋画吹き替えでは、アーニー・ハドソンやキース・デヴィッド、マイケル・ドーンなどの俳優を担当しています。
ワンピースのモーガンに関する感想や評価
ワンピース 読んだけど
— K氏(松籟) (@Marlboro_5mg) December 31, 2015
「ジャック」の正体、斧手のモーガンじゃないん?
思われがちなだけやけど
ジャックのビジュアルを見て、多くの方がモーガンなのではないかと考察していました。実際はその正体はモーガンではありませんでしたが、それを残念がっている方もいました。しかし今更モーガンが出てきても、今のルフィ達と戦ったら一瞬でやられてしまうのではないかという声もありました。
有名な話。
— グリーンダック (@FlgRKFJeu0zmYgo) September 22, 2019
やっぱ、ワノ国に斧手のモーガン来てんのかなぁって、思ったけど、よく見たら、
比州多→花剣のビスタ?と思われる旗もあったし、さらに、クロマーリモ、ゲダツって読める旗もあったんだけど、来てんの?それとも偶然か? pic.twitter.com/Yx96riVU7D
ワノ国編のアニメでは、漫画にかかれていた相撲のぼりの他に、ビスタ・クロマーリモ・ゲダツと読めるのぼりがありました。おそらく相撲のぼりに追加された名前はワノ国での再登場の伏線ではなく、アニメーターの遊び心だと思います。それでもファンの中には、この相撲のぼりが気になっている方が多いようです。
そういえば、モーガンって逃走しているんでしたね
— ロコちゃん (@RokoChan_6565) December 15, 2019
ヘルメッポさんが宣言していた通りにモーガンをその手で捕まえる時って見られるんでしょうかね
モーガンは逃げたまま姿を消しています。『ワンピース』のファンの中には、その後ヘルメッポがモーガンを捕まえるシーンが描かれるのか注目している方もいました。ワノ国編で再登場説のあるモーガンですが、もしヘルメッポと戦うのであれば世界会議に関与している可能性もあります。ワノ国編でのヘルメッポは、世界会議に出席する各国の王達をコビーと共に護衛していたからです。
もうさぁ、もうさぁ、ドレークさんは海賊になった親父を止められなかったけど、ヘルメッポはいつか悪落ちした親父を捕まえて欲しいよね!!多分まだモーガンはどっかで悪行してるんだろうし。捕まえて結果死刑になったとしても、
— も。 (@hachi_tojo) December 14, 2019
モーガンは海軍から除名されてからの動向がわかっておらず、海賊になっているかは断言できません。しかしあの性格から、またどこかで悪行をしているかもしれません。ファンの中には、いつかヘルメッポに捕まえてほしいと願っている方もいました。
ワンピースのモーガンのその後まとめ
モーガンは『ワンピース』の初期に登場するキャラクターです。ルフィに倒された後は海軍に捕まっていましたが、その後隙を狙って逃げ出しました。そのため、いつか再登場するのではないかとファンの間ではたくさんの考察がされてきました。特に、ワノ国で相撲のぼりにモーガンを思わせるような名前が書かれた時は、ファンの間で話題になったほどです。
しかし、残念ながら「SBS」では再登場の伏線ではないことが明らかになっています。ただ、扉絵連載ではヘルメッポがモーガンと決別したストーリーが描かれています。ヘルメッポがモーガンとの決着をつけるために再登場する可能性は高いと思われます。今後も『ワンピース』のストーリーに隠された伏線には注目です。