【ワンピース】ヒョウゾウは魚人島最強の剣士！必殺技・千鳥足ハッシュの強さは？

週刊少年ジャンプにて人気連載を行っている「ワンピース」ですが、これまでに様々な海賊団との戦いが描かれています。その中でも特殊な戦いといわれているのが「魚人島」での戦いになります。魚人達を守るために魚人と戦うというシチュエーションでしたが、その戦いは麦わら海賊団の勝利となります。そんな中でも注目されていた魚人島最強の剣士といわれる「ヒョウゾウ」についてまとめていきます。

ヒョウゾウについてまとめていく前に、ワンピースという作品がどのようなものなのかをまとめていきます。また、これまでのあらすじなどもざっくりとまとめていきますので、予習もかねてチェックしてみるといいかもしれません。

週刊少年ジャンプにて1997年から連載がスタートした「ワンピース」は、尾田栄一郎の初の連載漫画ともいわれています。それまで短編読み切り漫画を何度か登場させていた尾田栄一郎ですが、その中で描かれていた海賊王に憧れる少年を描いた短編から連載が決定となり、現在までに95巻まで続いている超長編漫画として人気をはくしています。

海賊王と呼ばれた男・ロジャーが死に際に放った言葉により、世界は大海賊時代へと到来します。そんな時代の中、一人の少年が海賊に憧れて生活していました。仲の良い海賊に航海に連れて行ってほしいなどのわがままを見せる少年ですが、とある事件をきっかけに海賊の懐の大きさを目の当たりにします。この時から少年は「海賊王」を夢見、共に夢を追い求める仲間を求めて大冒険へと出発するのです。

魚人島で麦わら海賊団と戦う事になったのが「新魚人海賊団」です。人間から迫害を受けていた恨みを晴らすために作られたホーディン率いる新魚人海賊団には「魚人最強の剣士」と呼ばれる人物が存在します。それが「ヒョウゾウ」になります。ここではこのヒョウゾウに関してのプロフィールをまとめます。

• 出身：魚人街
• 種族：毒種ヒョウモンダコ
• 年齢：39歳
• 誕生日：4月18日
• 好きなもの：酒・肴になるもの・二日酔い時のシジミ汁

毒種ヒョウモンダコの魚人という事もあり、腕は全部で八本あります。この一本一本で刀を振るう事から八刀流を使いこなす事ができる剣士です。また、同じタコ科の魚人であり同じ剣術を学んでいるはっちゃんですらヒョウゾウには太刀打ちできませんでした。しかし、他のメンバーと違い、金で動くという点でかつて慕っていたアーロンの誘いを蹴るなどが描かれている事から金を積めば味方にも敵にもなるというのがわかります。

魚人・ヒョウゾウは「千鳥足ハッシュ」と呼ばれる必殺技を使う事で最強の剣士の名を手に入れました。世界一の剣豪を夢とするゾロとしてはこの発言が気に障ったようですが、ヒョウゾウの剣術は確かに強さを誇ります。ここではそんな必殺技「千鳥足ハッシュ」についてまとめていきます。

千鳥足ハッシュの強さとして注目されるのは八本の腕から繰り出される斬撃になります。作中では鋼鉄で作られていた盾ですら防ぐことができなかった事を考えると、アラバスタ編にてゾロと対峙した全身刀人間のダズよりも戦闘能力が上である事がわかります。また、その斬撃を見たルフィからも強いといわれる事からその実力は本物のようです。

ただでさえ強い斬撃を作り出す千鳥足ハッシュですが、この時ヒョウゾウは「エネルギーステロイド」と呼ばれる薬物を使用しています。この影響もあり、その強さはさらに跳ね上がってしまう結果になります。基本的には酒で寄っているヒョウゾウが誰にも止められる事無く自由気ままにしているのはある意味、必殺技の強さとエネルギーステロイドの効果によるものと考えられます。

魚人島最強の剣士として紹介されているヒョウゾウですが、もちろん麦わら海賊団で戦ったのは剣士のゾロになります。最初こそ八本の腕で必殺技を繰り出しながら余裕を見せていたヒョウゾウですが、やはり付け焼刃ともいえる薬剤の効果と常日頃から鍛錬しているゾロの腕前では天地の差があり、八本すべての刀を叩き折られてしまうという結果になります。

ゾロには惨敗という形になりますが、これは2年の修行で「強さ」を求めたゾロ相手だったからだと考えられます。剣士としての腕前自体は本物と考えられるヒョウゾウは、薬に頼るのではなく剣士として鍛える事で本当に魚人島一の剣士になれたのではないかと考察されています。

酔いどれと言われているヒョウゾウですが、その声を担当している声優はなかなかの大御所になります。ここではそんなヒョウゾウの声優についてプロフィールや出演作品をまとめていきます。

ヒョウゾウの声を担当しているのは1980年代から声優として活動されている坂口哲夫です。声優以外にも俳優やナレーターとしても活動しており、声優業がメインとなったのは1990年代ともいわれています。

• 年齢：67歳
• 誕生日：1952年10月24日
• 出身：大阪府大阪市
• 所属：青二プロダクション
• 職業：声優・ナレーター・俳優

経歴が長いベテラン声優という事もあり、様々な作品に登場している坂口哲夫ですが、その声の特徴として優しい男性というイメージが多くあります。その事から担当するキャラもその雰囲気を持っているものが多いといわれています。

• ツヨシしっかりしなさい：井川秀夫役
• それいけ!アンパンマン：デザインマン役、だいこん役者役
• イソップワールド：やぎ先生役
• ロックマンエグゼStream：マック役
• まじめにふまじめ かいけつゾロリ：おいちゃん役
• xxxHOLiC◆継：夢カイ役

麦わら海賊団の敵勢力として登場するヒョウゾウですが、実は多くのファンがいるキャラでもあります。その理由として、飲んだくれではありますが他の新魚人海賊団と違って「意図的に仲間に危害を加えない」という点です。酔っぱらっている時は見境ないヒョウゾウですが、素面の際にはきちんと注意をしてから攻撃を行います。

また、その他にも酔っぱらったヒョウゾウを唯一止める事ができる存在として登場した「ハモンド」とのコンビもなかなかに好評です。一般の魚人であれば酔っぱらっているヒョウゾウに近づけばその場でやられてしまいますが、ハモンドはそれを止めた上で介抱できるという点もナイスコンビのポイントになっているようです。

また、SNSではヒョウゾウ自身の力についても触れている視聴者が多くいます。その理由として「エネルギーステロイドを使用してもゾロに負けた」という事があげられます。これだけを見るとどうしても弱いキャラと考えてしまいますが、もしもアーロンが魚人海賊団(ナミの故郷を侵略した海賊団)に入れていればその力はさらに跳ね上がったのではないかという点です。

これに関しては元アーロン海賊団のはっちゃんが人生に2人勝てなかった相手がいるという中にヒョウゾウを入れていた点も相まってだと考察できます。やり方を間違えているキャラとしての見本にはかなり有効なキャラですが、今後はエネルギーステロイドの後遺症で老人化してしまった以上登場する見込みは薄いようです。

新魚人海賊団の剣士・ヒョウゾウについて声優や必殺技などをまとめてみましたがいかがだったでしょうか。少年漫画において酔っ払いというカテゴリーはなかなか迷惑キャラが多かったですが、その中でもヒョウゾウは戦う事ができる点を考えれば戦闘も可能な酔っ払いという変わったカテゴリーにいたのは間違いありません。しかしその力の元が純粋な訓練ではなく薬の力もあったというのがファンの間では残念なポイントになっています。

魚人島編の最後にはエネルギーステロイドの副作用で老人化してしまった姿を見る事ができますが、今後再登場するチャンスなどがあればいいなと考えているファンも少なくありません。ワンピースでは昔の敵が再度登場するなども多くあるのでそういった点も期待していいのかもしれません。