ワンピース・ゾロの現在と強さの秘密！ワノ国での活躍や片目の理由も考察

ワンピースは、『週刊少年ジャンプ』に1997年34号から連載されている尾田栄一郎さんによって描かれた少年漫画です。日本で一番人気のある漫画といっても過言ではありません。『週刊少年ジャンプ』の連載作品としては、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の約40年連載に続いて、約20年の連載と2番目に長いものとなっています。現在日本で3億6000万部、海外でも7000万部を突破しておりその人気はとどまるところを知りません。

大海賊時代、かつてこの世の全てを手に入れた男の「海賊王」ゴールド・ロジャーがローグタウンで処刑されそうになっていました。その処刑の直前にゴールド・ロジャーは「探せ！この世のすべてをそこに置いてきた！」と処刑を見にきた人に言い放ちます。「海賊王」の処刑によって終幕すると思われた大海賊時代は、ロジャーの残した「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を求める海賊たちの争いでさらに激化していくことになりました。

東の海(イーストブルー)のフーシャ村に住んでいる主人公のモンキー・D・ルフィーもその言葉に感化されて、海賊を目指している一人です。その時村に長期滞在していたシャンクスと仲良くなり、自分を海へ連れて行ってほしいとお願いします。しかし、子供は連れて行けないとシャンクスに軽くあしらわれます。そんなある日、シャンクスたちの持ち物である「ゴムゴムの実」をルフィーは食べてしまい、伸縮自在のゴム人間になりました。

ルフィーはある日、山賊たちにシャンクスたちが馬鹿にされていることを聞き、山賊に喧嘩を売ります。この時シャンクスたちが助っ人に入り、山賊に勝利しましたがルフィーはそのまま山賊に捕らわれて海へ連れていかれます。そこで海に投げ捨てられ巨大魚に食われそうになっていたところをシャンクスが自分の右腕を犠牲にルフィーを助けます。そして立派になって麦わら帽子を返しに来いと約束し、その10年後ルフィーは出航します。

今回特集するのはワンピースでルフィーの初めての仲間となり、人気キャラランキングでも常に上位に位置するロロノア・ゾロです。元々強かったゾロですが、新世界に入りその強さには磨きがかかりました。ゾロが仲間になった経緯、過去から現在までの活躍その他にも強さや技、性格モデルなど様々な観点で画像と共に紹介していきます。また、サムライの国であるワノ国で大剣豪のゾロがどのような活躍をするのかなども見ていきます。

ワンピースでロロノア・ゾロはルフィーの初めての仲間です。麦わらの一味の戦闘員筆頭で、一刀流から三刀流までを使う剣士です。髪の毛の色が緑で腹巻も緑、身に着けているものは黒や緑色など地味なものが多いです。そのため、同じ一味のサンジからは「マリモ」と言われています。現在の新世界編からは左目に傷をおっています。『海賊狩りのゾロ』とも呼ばれており、これは一味に入る前、賞金稼ぎをしていた時についた異名です。

常に冷静で周りがよく見えています。ルフィーの最初の仲間であることや、一味でもルフィーに次ぐ(ルフィー並？)の強さをもつことから、バルトロメオからは「一味の副船長」として扱われているくらいです。慣れ合いなどは好まず、1人で黙々とトレーニングに励んでいます。とはいえ、一味の事は信頼しており、信頼しているからこそ野放しにしています。欠点がなさそうに見えますが、異常なほど方向音痴で一人にしてはいけません。

非常に好戦的で、ウソップやチョッパーとは違い強敵と対峙するとうずうずワクワクしています。しかし、周りを巻き込む戦いは好きではなく正々堂々と真正面から戦うことが好きなため、どこか日本の武士道精神に通ずるものを感じます。またとにかく酒が好きで、宴となればいつも以上に生き生きとした表情になります。おまけに酒にとことん強く、今まで演技で酔ったふりをしたことはあっても本当に酔ったことは一度もありません。

現在、世界一の大剣豪を目指しているゾロですが、それには過去に幼馴染との約束があります。画像の少女がその幼馴染の「くいな」です。ゾロより少し年上で、ゾロが通っていた剣術道場の娘で、当時は強さでゾロを上回っていました。しかし、ゾロとは違い女の子のくいなは、いつかゾロに抜かされることを悟ります。その時、まだくいなに勝ったことがなかったゾロは怒り、そして激励することでくいなと世界最強の剣士を目指しました。

しかし、その世界最強の剣士を目指すという約束をした翌日に、くいなは不慮の事故によってこの世を去ってしまいます。ゾロは泣きじゃくり、師であるコウシロウからくいなの持っていた名刀「和道一文字」をもらいます。そして、自分の名が天国まで伝わるくらいの大剣豪になる事をここに誓いました。ゾロは現在までに刀を何本か変えていますが、くいなの形見は一度も手放したことがなく、三刀流の口に咥えているのが和道一文字です。

いつものようにふらっとしていたゾロですが、ある日、狼に襲われそうになっていた少女を刀で斬って助けます。しかしその狼が海軍大佐・モーガンの息子であるヘルメッポのペットであったことが原因で海軍に捕らわれました。そのヘルメッポによって外で磔にされその状態で飲まず食わずで一か月耐えたら解放してやるという条件でゾロは承諾しました。しかし一か月経ったら開放するという条件は真っ赤な嘘で処刑が本当の目的でした。

ルフィーは一度、ゾロを「仲間になるなら助けてやる！」という条件で誘っていました。しかし、「自分は悪党になるつもりはない」としてゾロに断られています。しかし処刑が本当の目的と知ったルフィーはアルビダから助けたコビーと共にゾロの救助に向かいます。間一髪のところで救出し、「仲間になってやる！」という言葉をゾロから聞き出しました。共闘して海軍大佐・斧手のモーガンを撃破し、ゾロは一人目の仲間になりました。

シェルズタウンを出て、次にたどり着いたオレンジの町でゾロはバギー海賊団に遭遇します。そのままバギーと戦闘になりますが、バギーのバラバラの実の能力によって腹部を刺されてしまいます。その状態で、バギー海賊団幹部・参謀長カバジと交戦します。ゾロの強さとタフネスさは尋常ではありません。カバジにバギーによってさされた腹部をしつこく狙われ苦戦しますが純粋な「剣の実力の差」を見せつけ、見事にカバジを撃破します。

シロップ村ではカヤ暗殺計画を企む百計のクロと対峙するウソップに加勢します。その中で、クロネコ海賊団船番のニャーバンブラザーズと交戦します。最初は刀を奪われ一刀流で挑み苦戦します(ゾロは一刀流が苦手と言っていますが、実際かなりの強さです)。ナミの活躍で刀を取り戻すと、見事ニャーバンブラザーズのシャムとブチを撃破します。その後ジャンゴとジャンゴの催眠で復活したブチをもう一度撃破することに成功しています。

海上レストラン・バラティエではゾロの運命を変える出会いがあります。王下七武海・世界最強の剣士であるミホークと交戦します。その強さの差は歴然としており、一太刀も浴びせることがなく敗北します。刀も和道一文字以外破壊され、「背中の傷は剣士の恥だ」と言い放ち、ミホークの黒刀を正面から受けます。このことがミホークにも認められ、ルフィーに「二度と負けない」と誓いました。ゾロの現在の強さの秘密でもあります。

アーロンパークでは画像のアーロン一味幹部・はっちゃんと戦います。タコの魚人で相手はなんと六刀流の使い手でしたが、見事この戦いに勝利を納めます。その後立ち寄ったローグタウンでミホークによって壊された刀の代わりを探します。そこで妖刀「三代鬼徹」の呪いにみごと打ち勝ち購入すると、そんなゾロを見込んだ店主・いっぽんマツがら名刀「雪走」を授けられます。こうしてゾロは再び3本の刀を腰につけることになりました。

ウイスキーピークではバロックワークスの賞金稼ぎ100人に寝込みを襲われたにも関わらず圧勝します。そして、アルバーナではゾロが強さを増すきっかけとなった画像の全身刃物人間・Mr.1ことダズ・ボーネスと対峙します。相手は鉄同様の体をもつためなかなか切ることができず苦戦しますが、最後は一刀流居合「獅子歌歌」で勝利します。そしてこの活躍と強さが海軍側に伝わり、ゾロに初めて6000万ベリーの懸賞金が課せられました。

空島では黄金探索班になりますが、さすが方向音痴で一瞬で他のメンバーとはぐれます。そして、シャンディアの戦士・ブラハムと交戦になります。ここで、後のスリラーバークでワノ国出身のリューマと壮絶な戦いを繰り広げることになった「飛ぶ斬撃」を会得して勝利します。その後は画像の神官・オームを苦戦しながらも撃破しました。しかし、ゴロゴロの実を食べたゴッド・エネルには歯が立たず惨敗、ルフィーの支援に回りました。

ウォーターセブンでは一度CP9のカクと交戦しますが負傷、さらにルッチの攻撃で吹き飛ばされます。エニエス・ロビーに向かう途中の線路で海軍大佐のT・ボーンに処理します。そしてエニエス・ロビーで悪魔の実を食べた画像のカクと再戦です。トリッキーな動きをする上に能力で強化された「嵐脚」を使うカクに苦戦しましたが、新技「九刀流・阿修羅」を使い見事勝利、この強さが危険視され懸賞金は1億2000万ベリーになりました。

スリラーバークではワノ国出身のゾンビ剣豪・リューマと交戦します。同じ筋力を持ち、共に「飛ぶ斬撃」を持つもの同士戦いは壮絶なものとなり、ブルックは「長くは続かない戦い」と言います。結果、ゾロは一刀流「飛龍・火焔」でリューマを撃破、ゾロの強さを認めたリューマは名刀「秋水」をゾロに託します。一味総出でモリア撃破後、王下七武海のバーソロミュー・くまが現れますが画像の通り、ゾロが一人でこの危機を凌ぎました。

シャボンディー諸島では一味でパシフィスタを撃破しますが、海軍大将・黄猿の圧倒的強さの前に敗北、バーソロミュー・くまによってミホークの居城に飛ばされます。そこでルフィーが現在大変な状況にいること、そして新聞に写っていたルフィーの意味を読み取り、画像の通りミホークに頭を下げて剣術の稽古をつけてもらうことになります。ここで覇気で刀を黒刀にする技術などを会得し現在の異常な強さを誇るゾロへと進化しました。

再びシャボンディー諸島で再集合すると苦労して倒していたパシフィスタをあっさり撃破します。魚人島でホーディ・ジョーンズと水中決戦しますが優勢に進むも息が続かず敗北します。最後のギョンコルド広場での戦いでは画像の魚人島一の剣士・ヒョウゾウをあっさりと撃破し、二年間の修行で身に着けた強さを披露しました。技名も「黒縄・大竜巻」「焼鬼斬り」など少し変化しており、今までとは一味違うゾロであることが伺えます。

パンクハザードではドンキホーテ海賊団幹部、ユキユキの実の能力者であるモネと交戦します。相手はユキを自在に操り、戦場であるビスケットルームは吹雪と化していますがゾロは平然としています。普段から寒中水泳などをして体を鍛えているからでしょうか？ここでもゾロは圧倒的な強さを見せました。あえて覇気を使わずにモネを切ることで、「覇気を使っていれば確実に死んでいた」という恐怖を与えてモネを戦闘不能にしました。

ドレスローザでは最後に大地を自分の体としたイシイシの実の能力者、ドンキホーテ海賊団幹部のピーカを相手にします。一撃一撃が強力なピーカですがゾロに焦っている様子はありませんでした。最後はピーカの能力を見破り、部位を切り落としていきながら本体を追い詰めます。そして「三千世界」の強化版「三刀流奥義・一大・三千・大千・世界」でピーカを撃破します。こうしてゾロの懸賞金は現在の3億2000万ベリーになりました。

ゾウに上陸しましたがここでルフィーと意見が分かれました。「サンジを取り戻しにホールケーキアイランドに向かう」というルフィーに対し、ゾロは「自分たちの目標は四皇・カイドウであるため寄り道はできない」として、ここで一味と分かれます。ゾロはローや錦えもんと共にワノ国に向かいました。そして現在連載中の『少年ジャンプ』ではホールケーキアイランド編が終わったため、いよいよワノ国編が近づいていると考えられます。

ここではワノ国編でゾロがどのように活躍していくのかを考察していきます。ルフィーらがサンジ救出のために、ホールケーキアイランドへ寄り道をしましたが、ゾロはカイドウが最終目標の敵と捕らえ、ルフィーたちと別れ、ワノ国に行くことに決めました。現在、ワノ国に向かっているのはゾロ・ウソップ・ロビン・フランキー・モモの助・錦えもん・カン十郎・雷ぞう・ロー・ハートの海賊団でハートの潜水艇をつかって進行しています。

「ワノ国」というキーワードが初めて出てきたのはスリラーバーク編の、ワノ国の侍剣豪ゾンビ・リューマが現れた時です。その時にゾロはリューマを撃破し名刀「秋水」を譲り受けました。白ひげ海賊団はワノ国に立ち寄ったことがあり、ルフィーの兄であるポートガス・Ｄ・エースはそこで笠の編み方を習い、作った笠をオーズジュニアに渡しているシーンが頂上戦争編の回想シーンにありました。日本の江戸時代に近いものを感じます。

まず最初に気になるのは現在ホールケーキアイランド編が終わりレヴェリーが開幕しています。ビッグ・マム海賊団から初めて逃れた海賊としてルフィーに15億の懸賞金、サンジに3億3000万ベリーの懸賞金がかけられました。画像の左下「ん！？マリモのいくらだった！？」というセリフからわかるようにゾロの懸賞金は3億2000万ベリーです。今まで金額でゾロがサンジに負けたことがないため、これを越える活躍があると考えられます。

また、ゾロはワノ国で新たな刀を手に入れる可能性があります。現在ゾロが使っている刀は幼馴染・くいなの形見である和道一文字(業物)、妖刀と言われた三代鬼徹(大業物21工)、そしてワノ国出身のゾンビ剣豪・リューマがスリラーバークで所持しており、敗北した際ゾロに託した秋水(大業物21工)です。秋水はワノ国の国宝であり、錦えもんが奉納を求めているため、もしかしたらワノ国に返却し新たな刀を手に入れるかもしれません。

先ほどの懸賞金の話と被りますがゾロはおそらくカイドウと交戦する、もしくは百獣海賊団の「災害」(ビッグ・マム海賊団の3将星のようなもの)の誰かと交戦するのではないかと予想されます。ちなみに今まで出てきた災害は1人だけで、それは「ジャック」です。ジャックは部下でありながら懸賞金は10億ベリーです。ビック・マムの3将星も10億ベリー前後のため、もし倒して帰還するとルフィー並みの懸賞金になる可能性があります。

偉大なる航路(グランドライン)編のゾロと新世界編のゾロの見た目で一番違うのは「左目」の傷です。ミホークとの剣術の訓練シーンはほとんどなく、2年後にシャボンディー諸島に再集合した時にいきなり左目が傷ついて閉じていることが判明したため、疑問に思っている方も多いのではないでしょうか？ゾロが片目になった理由、そしてこの片目は開けないものなのか、わざと閉じているわけではないか、ということを考察していきます。

ゾロが片目になった理由で一番考えられるのは2年間の修行の時に、ミホーク相手に傷つけられたということです。自分からミホークに弟子入りし、厳しい稽古をつけてもらったはずです。その詳細は不明ですが、新世界に入った今現在のゾロの強さを見れば、相当な修行を行ってきたことは誰にでもわかります。この修行の時に、ミホークによって傷つけられたというのが最も自然で、今一番有力な説だと言えます。

2つ目の説はゾロが自らの目を修行のため、もしくは片目を使わずに第六感のようなもので感じ取るために傷つけたという可能性があります。普通の人ならまずあり得ませんが、ゾロはリトルガーデンでバロックワークスのMr.3と交戦したとき、ドルドルの実の能力で足を固められ身動きが取れなくなります。その際画像のように自らの足を切り落として戦おうとしました。勝利のためなら、夢のためなら自分をも傷つけるゾロならあり得ます。

ゾロの片目は実は開くんじゃないかという考えがあります。あくまで、修行の一環で目を閉じているだけで、まだ目を開くに値する敵と遭遇していないため、目を閉じている可能性があると言われています。また、その目を見開いた時は「鷹の目」になるという噂もあります。ミホークから2年間も稽古をつけてもらいましたから十分あり得ます。ワノ国編では、確実に格上と対峙することになるので、閉じた片目に変化があるのか注目です！

2つ目も1つ目と同様失明していないという考えです。画像はワンピースファンの中ではもう有名な話ですが、598話で『週刊少年ジャンプ』に連載したときに傷ついた目が逆になっているということです。コミック版では修正されました。何か意図があるのかと思われましたが、実際は尾田栄一郎さんの作画ミスということが発表されています。このことから傷に意味があるわけではなく、目を閉じていることに意味があると言われています。

ここからはワンピースの中でゾロが実際に使った技を見ていきます。ゾロの技はワンピースの中でもかなり多い部類なので有名な技や奥義・必殺技などを中心に、強さを画像と共に紹介していきます。

まず紹介するのはゾロと言えばこの技といえる「鬼斬り」です。ゾロがワンピースに登場して初めて使用した技です。昔から現在に至るまで何度も使われています。画像のように両腕を交差させてそれを一気に降りぬいて敵を切り裂きます。口に咥えた刀は敵の動きを封じることに使います。その「鬼斬り」から派生した技で「焼鬼斬り」や「艶美魔夜不眠鬼斬り(えんびまよねずおにぎり)」、そして最終形態となる「煉獄鬼斬り」があります。

「鬼斬り」と同様、イーストブルーで初めて使用するなど比較的早い段階で登場した3刀流の技が「虎狩り」です。画像のように口に咥えた刀に対して垂直に2本刀を後ろに構え相手が自分に突っ込んできたとき、または自分から相手に突っ込んでいき間合いに入ったときに一気に刀を振り下ろします。技を受けた敵に虎のような縞模様の傷ができることから命名されました。新世界の現在では「極虎狩り(うるとらがり)」を使用しています。

ゾロの３刀流奥義「三・千・世・界」です。初めて使用したのはイーストブルーの海上レストラン・バラティエです。世界一の剣豪の鷹の目のミホークと対峙し勝負を挑んだ時に最後の必殺技として使いました。体の前に風車のように3本の刀を構えて回し切ります。しかし画像のようにミホークには効かず刀が折れました。新世界現在は「一大・三千・大千・世界」に強化されており、超巨大な岩かしたピーカをあっさりと撃破しました。

周囲を一掃する時に使うのが「龍巻き」です。画像のように刀3本を龍のように並べ、猛烈な勢いで回転して旋風を巻き起こします。斬られた相手は上空へ吹き飛びます。一対一の戦いではあまり使うことがなく、周囲の雑魚やモブキャラを一掃する時に使います。新世界現在では「黒縄・大龍巻き」に進化しており、切れ味が段違いな他、作られた竜巻に巻き込まれるとその竜巻の中でも切り刻まれるという地獄のような技になっています。

2刀流はゾロが幼少時代に得意としていた戦法です。今は基本3刀流で1刀流は苦手といっているので、2刀流はその中間的位置にあると考えられます。なお、ワンピースの中で現在に至るまで2刀流は一番使われていません。鷹波は2本の刀を振りぬいて波の衝撃波を発生させる技です。3刀流の「龍巻き」と用途が似ており、複数の雑魚・モブキャラに使います。強敵相手には物足りません。また、アニメでは3刀流版の鷹波も登場しました。

ワンピースのゾロの技で2刀流・弐斬りという技があります。初動は画像のように2本の刀を平行にします。しかしこれは技というよりはどちらかというと「構え」でそのあとに連続攻撃を繰り出していきます。その連続攻撃は登桜(とうろう)、応登桜(おうとうろう)、閃(ひらめき)、砂紋(さもん)、魔熊(まぐま)などあります。次々に繰り出される斬撃の連携技は相手に付け入る隙を与えません。現在はあまり使われていない技です。

次に紹介するのはゾロが苦手と言っている1刀流です。とはいっても1刀流の技は意外と多いです。獅子歌歌(ししそんそん)は居合斬りです。相手のどこにどのように刀を入れたら最善かを考え、その場所に神速の速さで居合斬りをたたき込みます。最初に使用したのはスパスパの実を食べた刃物人間のMr.1ことダズ・ボーネス戦で、敵は鋼鉄同様でしたが、見事この居合斬りで勝利しました。現在は「死・獅子歌歌」に強化されています。

1刀流・三十六煩悩鳳(さんじゅうろくぽんどほう)は画像の通り空島でシャンディアの戦士相手に使われました。自在に走り回るシャンディアの戦士に「飛ぶ斬撃」を打ち放ちます。この飛ぶ斬撃はワノ国出身のゾンビ兵であったリューマも使うことができます。2刀流の七十二煩悩鳳や3刀流の百八煩悩鳳も存在し、威力も上がっていきます。現在新世界編ではすべて数字が10倍になっており1刀流で三百六十煩悩鳳を放つようになりました。

１刀流の中でかなりダイナミックな技の一つが「飛竜・火焔(ひりゅう・かえん)」です。スリラーバークでリューマと交戦したとき、最後のとどめを刺した技です。高いところから敵に向かって落下し力を込めて重力とともに全力で斬り下ろします。「火焔」と言われるゆえんは、切った際の摩擦熱で相手の切り口から発火するからである。この技でリューマを破ったことで、現在ゾロが使っている名刀「秋水」を手に入れることができました。

ゾロの必殺技で本来3刀流であるはずが、その闘志とプレッシャーから敵に三面六臂の鬼人である阿修羅の幻像をみせて自分が3人いる、つまり計9本の刀を扱っているように見えることから名づけられました。初めて使用したのはエニエス・ロビー編でCP9の一人・カクと交戦したときです。ゾロが阿修羅の状態になるともはやだれにも手を付けられません。今まで拮抗していた戦闘が嘘だったように嵐脚使いのカクを一瞬で切り伏せました。

ワンピースのゾロは麦わらの一味の戦闘員であり、剣士です。そして何より夢はミホークを超えて世界一の大剣豪になる事です。今までの活躍を見てもゾロの活躍に刀は必要不可欠です。ゾロ自身それをよくわかっており、刀の手入れをこまめにしたり、敵に盗まれると尋常じゃないほど怒ったりします。そのゾロが使ったことのある刀を紹介していきます。

今は亡き親友・くいなの形見であり、ゾロの原動力ともいえる刀・和道一文字は大業物２１工の一つです。時価はなんと1000万ベリー以上と超高価です。3刀流ではいつも口にくわえている刀で、ファンからは形見で大切な刀を口に咥えるとはいかがなものかという声も上がっています。

ゾロの刀で三代鬼徹といえば、画像の名シーンです。業物で時価は100万ベリー以上しますが、「妖刀」という問題児で今までの所有者はすべて悲運の死を遂げると言われていました。ゾロは自分がその刀の所有者にふさわしいかどうかを確かめるために、刀を上に投げ、腕を突き出し、無事で入れるかどうかを試しました。結果は無事で、三代鬼徹を手に入れます。妖刀であるがゆえになくしてもすぐに場所がわかるという利点もあります。

先に紹介した三代鬼徹の呪いに打ち勝つところを見ていた武器商・いっぽんマツがゾロに惚れ込み、家宝であった雪走をゾロに譲りました。良業物50工の一つで軽くて扱いやすいという特徴を持っています。しかし、エニエス・ロビーでの戦闘で海軍大佐・シュウのサビサビの能力によって画像のようにボロボロにされてしまいます。その後も鞘にさしていましたが、秋水と入れ替わりでルンバー海賊団の墓で一緒に弔いをしました。

スリラーバークでリューマと対戦し、勝利した際に本人から譲り受けたのが大業物21工の一つの秋水です。雪走と入れ替わりでゾロの手に渡りました。雪走が軽くて扱いやすかったのに対して、秋水は重いです。しかし、黒刀と言われる漆黒の刀身を持っており、異常な固さで破壊力も抜群です。ワノ国の宝刀であるため、現在錦えもんともめています。

ゾロの魅力や強さを紹介してきました。今までホールケーキアイランド編で盛り上がっていたため、カイドウのもとへ向かったゾロはほとんど登場しませんでしたが、舞台はもうすぐワノ国編へと移ると思います。ゾロはどんな活躍をするのでしょうか？これからのゾロに期待です！