2020年02月19日公開
2020年02月19日更新
【ワンピース】カゲカゲの実は最強レベルの強さ?能力・技や覚醒を考察
ワンピースという作品において最初期から考察されているのが悪魔の実はどの実が最強なのかという考察です。そしてこれまでの考察の中で最強候補の1つとして名前が上がり続けているのがカゲカゲの実になっています。今回はカゲカゲの実について、使用できる技や能力の強さ、ワンピース作中においてカゲカゲの実を使用していたゲッコー・モリアが覚醒まで使えたのかについての考察をまとめて紹介していきます。
カゲカゲの実が登場するワンピースとは?
ワンピースの概要
出典: https://ciatr.jp
ワンピースは集英社の発行する週刊少年ジャンプにて1997年に連載が開始され2020年2月現在も連載され続けている海洋冒険漫画です。「最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズ」等のギネス記録を持つ程の世界的に人気が高いタイトルであり、アニメ化はもちろん、映画、小説、ゲームなど様々なメディアミックス展開が行われている作品です。
深く練り込まれた世界観や伏線の多いストーリー設定などとメインテーマにしている王道少年漫画らしさを見事に複合させたタイトルで、単純な戦闘の面白さは子供から、練り込まれた世界観は大人からと非常に幅広い支持層を持っており、日本はもちろん世界単位で見ても非常に人気の高い作品になっています。
ワンピースのあらすじ
5つある海の内、最弱の海と呼ばれる東の海(イーストブルー)から海賊として冒険を開始したルフィは仲間を加えつつ、偉大なる航路(グランドライン)に突入。様々な島で事件に巻き込まれ、時に巻き起こしながら冒険を進め、偉大なる航路の中間地点にある魚人島を目指します。その道中、立ち寄る事になるのがカゲカゲの実の能力者、ゲッコー・モリアが支配するスリラーバークでした。
カゲカゲの実は最強レベルの強さ?能力は?
強さや能力①自身の影を実体化させ
カゲカゲの実はまず自身の影を操る事が出来ます。影は実体化させる事ができ、また大きさや形の変更も可能なので能力者自身のように見せる事も可能です。しかもこの影は実体化しているといっても所詮は影なのでいくら攻撃影にダメージを与えたとしても能力者自身には一切ダメージを与える事が出来ません。
さらに加えて能力者と影はいつでも位置を入れ替える事ができるので位置を入れ替える事で相手の攻撃を回避する事もできるなどこれだけでもかなりバリエーションの広い能力になっています。
強さや能力②能力者に服従させる
またカゲカゲの実の能力のもう1つの能力が他の人間の影を奪い取る事ができるという能力です。この能力の強さは、影を支配できるのはもちろんですが、影を奪った相手は日光に当たると消滅してしまう為、文字通り日陰でしか暮らす事ができなくなるという点です。もちろんこの能力は相手が能力者であっても通用する為、能力者を服従させる事も可能です。
カゲカゲの実が最強であると言われる所以にもなっている能力であり、能力を使った兵力の増強力は間違いなく作中最強クラスの能力の1つであり、しかもその兵力の中には悪魔の実の能力も含める事ができる使い勝手の良さを持っています。
強さや能力③切り取った影で強化できる
切り取った影はある意味で持ち主と同等の存在である為、その人格や戦闘力を反映しています。その影を別の対象者に仕込めば高い戦闘力を持つ味方を増やす事ができるのです。しかも影を奪われた相手は日陰でしか活動できない為、行動力が半減。自勢力を強化しつつ、敵勢力を弱体化する事ができるのです。影の人格に関しては強制的に従わせる事も可能です。
さらに影は生きている人間にも仕込む事が出来ます。生きている人間に仕込むには、仕込まれる側の人間が強靭な精神力を持っている必要がありますが、その条件さえ満たせれば影の持ち主の戦闘能力分、仕込まれた人間の戦闘力を高める事もできるのです。もちろんこの能力は能力者自身を対象にする事も出来ます。
強さや能力④影を仕込まれた人に弱点はある?
技のバリエーションも広く、汎用性の高いカゲカゲの実の能力ですが、他の悪魔の実にはない明確な弱点もあります。悪魔の実の能力者は海水が弱点になりますがカゲカゲの実の場合は影を仕込まれた人が海水や一定以上の塩分を摂取してしまうと仕込まれた影を維持できなくなり能力が解除されてしまいます。カゲを仕込まれたゾンビが炎を恐れている描写もあるので炎も弱点である事が明らかになっています。
さらに影は元の持ち主がいてこその存在ができるものなので元の持ち主が生きている必要もあります。ワンピース作中にて影を奪われたブルックやローラが船長を務めるローリング海賊団が生きていたのもこの弱点がある為になっており、常に影を奪われた者の反逆を抱えている状態になります。能力の幅が広い分、普通の悪魔の実にはない弱点も多いハイリスク・ハイリターンな悪魔の実がカゲカゲの実の強さだと言えます。
カゲカゲの実の能力者・モリアの技
カゲカゲの実の技①影法師(ドッペルマン)
上記でも紹介したカゲカゲの実の能力者自身の影が分身として動く技を影法師(ドッペルマン)と言います。本体と影の位置を入れ替えるのもこの技に付随した能力です。ワンピース作中でも実は珍しくロビンの関節技を完全に回避出来ている能力であったりするので使い方次第では作中最強の防御力ともなり得る能力であると言えます。
カゲカゲの実の技②欠片蝙蝠(ブリックバット)
影法師(ドッペルマン)と合わせて使用されるモリア自身の影を使った技が欠片蝙蝠(ブリックバット)です。自身の影を分裂させる事で相手の打撃技を完全に無効化できる上に、その影1つ1つはコウモリのような形に変化して噛みつき攻撃もできるといった攻防一体の技です。また後述するようにカゲカゲの実の技を使用する際の起点となる技でもあります。
カゲカゲの実の技③影箱(ブラックボックス)
欠片蝙蝠(ブリックバット)を使用した上で使用する技が影箱(ブラックボックス)です。相手を欠片蝙蝠(ブリックバット)で作った箱の中に閉じ込める技で一方的に攻撃する事が可能になります。ワンピース作中では下記で紹介する影の集合地(シャドーズ・アスガルド)を使用した状態での使用だった為、そのパワーを使ったラッシュで畳み掛けました。
カゲカゲの実の技④角刀影(つのトカゲ)
スリラーバーク編でルフィに敗れたものの、頂上戦争で再び七武海の1人として再登場を果たします。その際にエースに向かって突撃するリトルオーズジュニアを止める際に使用されたのが角刀影(つのトカゲ)です。この技も欠片蝙蝠(ブリックバット)を使用した状態で使用する技で、1度分裂させた蝙蝠を収束させて結合、トカゲの形にした上で突き刺すという技になっています。
この技に関してはファンによる考察では、ルフィに打撃攻撃が効かなかった結果、ルフィとの戦い以降に編み出されたのではないかと考えられています。打撃攻撃が効かないルフィを影箱(ブラックボックス)を捕獲した際に使用しなかった為で、この技を対ルフィ戦で使用されていたらルフィとの戦いの勝敗も変わったのではないかと考えられています。
カゲカゲの実の技⑤影革命
影法師(ドッペルマン)を使用して生まれた能力者の影を他人の影に潜ませる事で支配する事ができる能力が影革命です。本来は本体の動きに合わせて影が動くのに対し、この技を使われると、影の動きに合わせて本体の動きや形までもが変化する状態になってしまいます。
カゲカゲの実の技⑥オーズボール
上記の影革命を使用して使われたのがオーズボールという技です。ルフィの影をいれたオーズのゾンビを影革命を使って球体に丸め、オーズの巨体を使って転がる事で周囲に甚大な被害を及ぼすという使用のされ方をしています。オーズの巨体ならではの技であり、影革命だけでもかなり高い汎用性を持っている事を実証した技と言えます。
カゲカゲの実の技⑦影の集合地(シャドーズ・アスガルド)
カゲカゲの実の奥義とも言える最強の技が影の集合地(シャドーズ・アスガルド)です。それまでに集めてゾンビに入れていた影なども含めて能力者自身に集約する事で能力者自身の能力を爆発的に高めるというシンプルながらも強力な技で、この影の集合地(シャドーズ・アスガルド)を使用したゲッコー・モリアは1000体分の影で自身を強化しパンチは1発で島を砕いてしまう程の威力を誇っています。
この技は使用してしまって敗れると一気に影を開放されてしまうというリスクがある技であり、実際にゲッコー・モリアはこの技を使用した相手が打撃無効のルフィ相手という相性の悪さもあって敗れてしまいます。また十分以上にパワーアップするにはそれだけの影を集めている必要があるなど条件・リスクが非常に高いながらもそのパワーはまさに作中最強に相応しい能力になっています。
カゲカゲの実の覚醒を考察
悪魔の実の覚醒とは?
ワンピースが新世界編に入って登場した悪魔の実の新たなステージと言われるのが「覚醒」です。カゲカゲの実が属する超人(パラミシア)系悪魔の実の場合、「己以外の周囲にも影響を与え始める」のが覚醒と言われています。ワンピース本編に登場していて覚醒していると明確に表現されているのが「イトイトの実」の能力者であるドフラミンゴと「モチモチの実」の能力者であるシャーロット・カタクリです。
覚醒が登場したのはゲッコー・モリアと戦って以降、新世界編に入ってからですが、それまでに登場したキャラクターの中でも覚醒しているのではないか?と考えられているキャラクターが登場しています。それがインペルダウン編で登場したドクドクの実の能力者のマゼラン、そしてカゲカゲの実能力者のゲッコー・モリアです。
カゲカゲの実の能力者・モリアは覚醒している?
カゲカゲの実の能力者であるモリアが覚醒しているのではないかと言われる理由になっているのがカゲカゲの実の最終奥義とも言える影の集合地(シャドーズ・アスガルド)です。この技は世界一巨大な船と言われるスリラーバーク全域から影を集めており、その影響範囲は明らかに超人(パラミシア)系の能力を逸脱しており、覚醒しているのではないかとファンによって考察されているのです。
とはいえ全ての技が覚醒しているように見えるわけではない事、1000体もの影を集めたゲッコー・モリア自身が「自滅」と言われるような状態にあった為、スリラーバーク編時点でのモリアに関しては、「覚醒に達する可能性がある」くらいではないかというファンによる考察もある程で、明確に覚醒していたと断言するのは難しい状態であるとされています。
カゲカゲの実に関する感想や評価
親戚やらの大集まり中ですが
— Mr.Bigface (@Mr_Bigface_) January 13, 2019
ホンマでっか⁉︎見た影響で
ワンピーストークになり
最強悪魔の実どれか大会になり、
自分プレゼンのカゲカゲの実が優勝しました。
ここからは既にワンピースを視聴した人のカゲカゲの実についての感想を紹介していきます。カゲカゲの実は能力の最大出力という点においてワンピース作中でも最強の悪魔の実の1つという考察は非常に多いです。使用者であるモリアがあのような性格であったのももっと真面目にカゲカゲの実の能力を研ぎ澄まされたら手に負えない能力である故に使用者側に弱点を設けたのではないかと考察される程です。
ワンピースのモリアってカゲカゲの実の能力の使い方次第ではもっと強くなれると思うねん
— tomo (@Tomo07743018) March 12, 2018
カイドウ編あたりで再登場して暴れまわって欲しい
スリラーバーク編でルフィに敗れて以降もモリアは頂上戦争や間幕等で再登場を果たしており、本編にて再登場してカゲカゲの実の強さをもっと見たいという声も非常に多くなっています。特に過去の因縁があるカイドウと戦って欲しいという声などもあり、再登場の際に本来のカゲカゲの実のポテンシャルに近い能力を見せてくれるのではないかと期待する声も多いです。
特にカゲカゲの実の最強能力である影の集合地(シャドーズ・アスガルド)はスリラーバーク編ではいわば暴走状態であり、その維持が出来なかった事も踏まえて、ゲッコー・モリアがその能力の限界点をしっかり見極めた上で使用できるようになれば、例え1000体もの影を吸収しなくても活躍できるのではないかとも考えられるなどさらに能力を向上させる要素が非常に多いとも言われています。
カゲカゲの実の能力で動く体に悪魔の実を食べさせたらどうなるんだろうか。
— ゆきねこ (@8i5nrvRyIegxcZJ) August 23, 2019
物にも能力が宿るから、ゾンビにも宿るのか?それとも能力者が死んだら新しい実がでてくるから、もともと死んでるゾンビには効果なしか?#ワンピース #考察
カゲカゲの実の能力は非常に幅が広く、ワンピース作中では描写されていないいわゆる「たられば」な考察も多くなっている悪魔の実の1つになっています。特にカゲカゲの実の場合、その能力で支配できるのが自身だけではない為に、カゲカゲの実の力で動けるようになった存在であるいわゆるゾンビなどに関しての疑問点も非常に多いままになっています。
カゲカゲの実についてまとめ
カゲカゲの実はワンピースに数多く登場している悪魔の実の中でもそのポテンシャルは最強の強さを誇ると考えられている悪魔の実の能力の1つです。弱点もあるものの、汎用性の高さは悪魔の実の中でも屈指であり、影の集合地(シャドーズ・アスガルド)を使用した際のとんでもないパワーも悪魔の実の能力者の中でも圧倒的な程のパワーを有しています。
ファンによる考察では、カゲカゲの実の能力者であるゲッコー・モリアがあれほど怠惰な性格なのもそうでもしなければあの時点のルフィにカゲカゲの実を破る事が出来なかったのでは無いかと考えられている程です。今後最強と目されるカゲカゲの実が再登場する可能性も十分に高いので再登場に注目しながらワンピースを視聴してみてはいかがでしょうか?