【ワンピース】ホールデムの強さは？真打ちの一人としての実力・懸賞金を考察

ワンピース・ワノ国編にて登場したホールデムとは、四皇・カイドウ率いる百獣海賊団の真打ちで、人造悪魔の実SMILEのライオンの能力者です。ワンピースでは、フィの一撃に倒れましたが、底知れぬ力を秘めたキャラとして注目されています。以下では、ワンピースの百獣海賊団・真打ちのホールデムの概要と、強さや実力、懸賞金などを考察を交えながら紹介します。

幅広い世代に支持される大ヒット漫画「ワンピース」は、1997年から「週刊少年ジャンプ」にて長期連載されている尾田栄一郎先生の作品です。ワンピースの単行本は、2019年10月時点で計94巻が刊行されています。また、週刊少年ジャンプに掲載された作品の中では、秋本治先生の「こちら葛飾区亀有公園前派出所」に次ぐ長期連載を記録し、単行本の国内累計発行部数は、95巻刊行時点で3億9000万部を記録しました。

現在も根強い人気を誇る漫画・ワンピースは、「最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズ」として、2015年6月15日にギネス世界記録の認定を受けています。そして、ワンピースの人気は、国内にとどまらず、世界42以上の国と地域で翻訳版が刊行されており、岸本斉史先生の「ナルト」と共に高い人気を誇っています。

現在も連載が続けられている「ワンピース」は、偉大なる航路（グランドライン）を舞台に、海賊王を目指すルフィとその他の海賊とのバトルや、仲間との友情を壮大なスケールで描いた海洋冒険ロマンです。ワンピースは、少年漫画の王道を取り入れながらも、緻密に練り込まれた世界観も見どころの1つです。

ルフィ達麦わら一味の活躍をメインに描いた漫画・ワンピースでは、第1部終盤から、「空白の100年」と呼ばれる劇中世界の歴史の謎にも多くの関心が寄せられ、ワンピースの世界の知られざる歴史について、様々な考察がなされています。

海賊王ゴールド・ロジャーが遺した「ひとつなぎの大秘宝（ワンピース）」を巡り、世界各国の海賊たちがグランドラインの最果てを目指す「大海賊時代」が訪れる中、東の海・フーシャ村で暮らす少年・モンキー・D・ルフィは、海賊王になる夢をかなえるべく、グランドラインへと旅立っていきます。そして、道中では後に麦わら一味となる仲間との出会いや絆、ライバル海賊とのバトルを経て、旅の目的地へと歩みを進めます。

ワンピースのストーリー展開は、麦わら一味のグランドライン入りから、マリンフォード頂上決戦までを描いた第1部と、旅の最終目的地・ラフテルに向けた航海の様子を描いた最後の海 新世界編に区分され、2019年11月現在は、鎖国時代の日本をモデルとするワノ国編が連載されています。

ワンピース原作・915話に登場したホームデムとは、四皇カイドウ率いる百獣海賊団の幹部・真打ちの1人で、人造悪魔の実SMAILEのライオンの実の能力者（ギフターズ）です。外見は、駅長の帽子を着用し、下腹部を覆うくらい巨大なチャンピョンベルト状のライオンの頭・前脚が特徴です。また、悪魔の実の能力であるライオンは「噛次郎」と呼ばれ、独立した意思を持っているため、ホームデムとは仲が悪いです。

作中では、ワノ国の九里・博羅町の風紀の取り締まりを担っており、ホームデムを含めた真打ち3人と、30人のギフターズが潜んでいると言われています。また、ワンピースでは、幼い子供に対して悪質な拷問を施す一など残忍さが強調される一方で、博羅町が組み込まれている九里の元締めであり、百獣海賊団の大幹部であるジャックの到来を恐れるなど、小心な性格も描かれています。

ホームデムが所属する百獣海賊団は、動物系（ゾオン系）悪魔の実能力者が大半を占める大海賊団であり、人造悪魔の実の能力者・ギフターズ（与えられた者達）と、SMILEの外れを引いてしまった・プレシャーズ（笑う者達）、SMILEの摂取を待つ・ウェイターズ（待つ者達）で構成されています。

四皇・カイドウの幹部でありながら、作中ではルフィの一撃に倒されたホールデムの強さは、一部では北斗の拳の雑魚キャラ並みと言われています。以下では、ワンピース・百獣海賊団のホールデムの強さや実力について紹介します。

スピードは、ワンピース・百獣海賊団のSMILE能力者で、ケンタウロスに似た外見を持つ女性です。作中では、ホームデムと共に九里・博羅町を管理しており、馬の特性である広い視野や、弓を用いた戦いを得意としています。ホームデムとの強さを比較すると、お互いに真打ちという同等の立場から、強さは互角だと推測されます。

一方、スピード以外の真打ちとの強さを比較しても、ワンピース・ワノ国での活躍から、ホームデムと同程度でしょう。しかし、ワンピース・最悪の世代の1人で、真打ちで唯一、SMILEではない悪魔の実能力者であるホーキンスの足元には及ばないと考えられることから、ホームデムは弱いとも捉えられます。

四皇幹部・カイドウ率いる百獣海賊団の幹部でありながら、ワンピースではルフィの一撃に倒れたホールデムの実力について、ワンピース・ビッグマム海賊団のシャーロット・ブリュレ程度と考察されます。ワンピースの超人系悪魔の実能力者で実力もあるキャラクターだったにも関わらず、ワンピースでは、チョッパー等に翻弄された挙句、本当の強さを見せつける間もなく倒されました。

百獣海賊団の幹部・ホールデムがワンピースで弱いキャラクターに位置づけられた原因は、ルフィによるレッドホーク一撃でたおされたことが指摘されます。四皇・カイドウの幹部ともなれば、ワンピース屈指の強さを誇るキャラクターとのバトルが期待されましたが、読者の期待を裏切るような展開が、ホールデムは弱いといいうイメージをワンピース読者に植え付けてしまったでしょう。

一方で、ホールデムを撃破したルフィは、過去に、ビッグマム海賊団トップクラスの実力を誇るシャーロット・カタクリ（懸賞金：10億5700万ベリー）を倒した経歴があります。そのような経緯を踏まえると、ホールデムの強さは、ルフィの足元にも及ばないと考察されます。

ワンピースでは、素行の悪さやルフィの一撃に倒れたことから、ホールデムは弱いというレッテルが貼られる一方で、武将色の覇気使いとも言われています。また、ホールデムの戦闘スタイルも、本来は素手で戦う剛腕タイプだと推測され、四皇・カイドウの幹部に選ばれていることから、ワンピースではまだ見ぬ実力が隠されている可能性が高いでしょう。

そして、ホールデムが獲得したSMILEの能力は、見た目があまり良くないものの、動物の能力を付加させているため、百獣の王・ライオンのSMILE能力者であるホールデムが弱いとは考えにくいです。そして、現時点では、SMILEによって出現したライオンとは仲が悪いですが、今後のワンピースの展開では、そのライオンとホールデムとの仲の進展による、パワーアップも推測されます。

そして、元々高い実力を有するホールデムに、SMILE・ライオンの能力を付加させ、一心同体となって戦闘に挑めば、ルフィも苦戦を強いられることでしょう。このように、現時点では本来の実力が発揮されていないことや、SMILE・ライオンとの仲が悪いため戦闘時も上手く連携が取れず、ルフィに敗北したことが、弱いホールデムのイメージを植え付けてしまったでしょう。

ルフィとの件で弱いキャラとも言われるホールデムですが、ワンピース屈指の強さが推測されるSMILE・ライノンの能力者から、今後の活躍にも注目が集まっています。以下では、ホールデムの懸賞金について考察しました。

ワンピース・ワノ国にて、ルフィのレッドホークに倒れた百獣海賊団の真打ち・ホームデムの懸賞金は、1億ベリー以下だと考察されます。一方、ワンピースにて懸賞金額が判明している海賊の中から、懸賞金・1億ベリー以下の海賊は、海賊団バルトクラブの宣教師ガンビア（6700万ベリー）や麦わら一味のブルック（8300万ベリー）・フランキー（9400万ベリー）等です。

一方、懸賞金額1億ベリーの海賊には、麦わら一味のニコ・ロビン（1億3000万ベリー）や、最悪の世代の1人で、ボニー海賊団船長・ジュエリー・ボニー（1億4000万円）、ベラミー海賊団船長・ハイエナのベラミー（1億9500万ベリー）等です。また、最高値の懸賞金額は、海賊王ゴール・D・ロジャーの55億6480万ベリー（2019年9月時点）です。

ホールデムの懸賞金が1億ベリー以下と予想される理由は、最悪の世代の1人・ホーキンスの懸賞金額が、3億2000万ベリーであり、ワンピース・ワノ国にて判明したホールデムの実力から、ホーキンスより弱いことが推測されるからです。また、ホーキンスも、ワンピース・ワノ国では、ルフィとゾロに苦戦を強いらせており、真打ちの中ではずば抜けた実力者です。

ワンピースでは、タイミングの悪さから、SMILEの能力を発揮できなかったことが敗因に繋がったとも考えられるホールデルの実力は、SMILEの能力を存分に活用することができれば、億越えは確実だったでしょう。しかし、真打ち内で圧倒的な強さを誇るホーキンスより弱いと推測されるため、ホールデムの懸賞金は3億ベリー以下の可能性が高いでしょう。

チャンピオンベルトにも似たSMILE能力による外見が印象的な、ワンピース・ホールデムのアニメ声優について紹介します。

ワンピース・ホームデム役を演じた小川剛志さんは、愛知県出身の声優・俳優で、アクロス エンタテインメントに所属しています。1999年のアニメ「∀ガンダム」のフィル・アッカマン役で声優デビューを果たしました。個性的なキャラクター性からファンからは、「ひげ独身」などの愛称で親しまれおり、2012年には、自身の公式ブログにて、歌手の下川みくにさんとの結婚を発表しました。

一方で、声優界屈指の麻雀愛好家としても知られ、麻雀店のプロデュースから、麻雀愛好家の声優による麻雀大会の主催などを行なっています。

声優・小川剛志さんの主な出演作品は、アニメ「ロクでなし魔術講師と禁忌経典」のバーナード＝ジェスター役、「本好きの下剋上」ギュンター役など、アニメやゲーム作品を中心に活躍しています。また、2002年からは仮面ライダーシリーズの敵キャラ役の声優・バイザー音声を担当しています。

以下では、ワンピース・ワノ国編に登場した、百獣海賊団の真打ち・ホールデムに関する感想や評価について紹介します。

ワンピースでは、人造悪魔の実・SMILE能力者でありながら、百獣のらしからぬ弱さが露見したホールデムの実力について、ワンピースファンの間では様々な考察がなされています。四皇・カイドウの幹部・真打ちでありながら、ルフィの一撃に倒れたシーンから、ホールデム弱い説が多数を占める一方で、今後のワンピースの展開では、SMILEの真の実力が発揮されるのではと、ホールデムに対する期待の声も見られます。

チャンピオンベルトのような外見が特徴のホールデムは、ワンピース登場キャラの中で最もインパクトあるキャラデザでしょう。ホールデムの独特の風貌は、作者・尾田先生の創造力の高さがうかがえる一方で、ホールデムに酷似した日本画がSNSに投稿されています。ワンピースでは、ルフィの一撃に倒れた弱いキャラでしたが、一度観たら忘れられないキャラデザでワンピースファンの注目を集めています。

高クオリティの作画が話題となったワンピース・ワノ国編は、アニメ全体だけでなく、ワノ国の敵キャラである百獣海賊団のビジュアルも高く評価されています。日本や任侠映画をイメージしたキャラデザは、これまでに、ワンピースに登場してきた海賊たちとは異なる雰囲気を醸しており、ワンピースファンからの人気が高い海賊団です。

ワンピース・百獣海賊団の真打ち・ホールデムの概要を始め、強さや実力、懸賞金などを考察を交えながら紹介しました。ワンピースでは、四皇・カイドウの幹部でありながら、ルフィの一撃に倒れたことから、弱いイメージが強いホールデムですが、海賊団の中ではホーキンスに並ぶ地位にあることや、SMILE・ライオンの能力がいまだ未登場のことから、今後の活躍が注目される敵キャラの1人です。