【クローズ・WORST】鳳仙学園の歴代主要メンバー一覧！実写映画版のキャストは？

『クローズ・WORST』は、伝説的な不良生徒が過去に何人も在籍していたとされる鈴蘭男子高校を主軸に描かれています。ただ、それゆえに派閥と一匹狼が常に存在しているなど、勢力をまとめるのが出来ていませんでした。そんな高校の宿敵として登場するのが鳳仙学園です。ここでは、クローズ・WORSTの作品情報をはじめ、鳳仙学園について紹介していきます。

『クローズ』は高橋ヒロシによる不良漫画です。『月刊少年チャンピオン』にて1990年～1998年までの間に連載され、単行本の累計発行部数が4500万部を記録する大ヒット作品となりました。全26巻及び外伝3巻となっており、超不良高校・鈴蘭男子高校に転校してきた坊屋春道がさまざまな敵との喧嘩を通して友情を築いていきます。また、ストーリーが展開していきキャラクターも増えていくにつれて、個人描写の視点も重視されています。

『クローズ』と同じく『WORST』も高橋ヒロシによる不良漫画です。『月刊少年チャンピオン』にて2001年から2013年にかけて連載され、『クローズ』に次いで2017年時点のシリーズ累計が8000万部を超えているとされるほどの人気を博した作品。

前作(クローズ)が終了した約1年後のストーリーが描かれており、『クローズ』の主人公より4歳下の世代を主軸にしています。また、『クローズ』のキャラクターも一部登場するのですが、今作では黒焚連合が消滅し、竜胆高校が新設されています。そして鳳仙学園の月光兄弟が勢力を伸ばしていました。

「カラスの学校」の異名を持つ地域随一の不良高校・鈴蘭男子高校の最大の敵対勢力として知られるのが鳳仙学園です。「殺し屋軍団」とも呼ばれています。鈴蘭は常に派閥が混在する組織構造となっているのですが、その一方で鳳仙学園は番長を頂点とし強固な組織構造を構築しています。そして、幹部以外は皆が坊主頭・スキンヘッドというルールが存在していますが、幹部でも自分の好みで坊主にする人物もいます。

それでは早速、『クローズ・WORST』に登場した鳳仙学園の主要メンバー18人を一覧形式で紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

キングジョーこと金山丈は鳳仙学園のリーダーです。1年生の頃に、当時のトップに君臨しているリーダーを倒したことでリーダーとなりました。冷静かつ正確な判断力を持っているため、鈴蘭と鳳仙との実力差を的確に把握し、抗争を避けていたのですが、鳳仙学園の月光兄弟が鈴蘭に喧嘩をけしかけたため鈴蘭との抗争が勃発。その時に天狗の森にて5対5のタイマンをおこない、秀吉と互角の勝負を繰り広げています。

真島一也(ましま かずや)は月本光義の同期です。鳳仙学園の生徒からは「マーシー」と呼ばれ親しまれていました。同期の中ではナンバー2の実力を持ち、月本光義の補佐を務めています。

また、黒澤とは中学時代からの因縁があります。中学時代の彼はタイマで刃物を使うなど危険人物とされていましたが、その時に鈴蘭との抗争で黒澤とのタイマンで敗れてしまい、それをきっかけに改心していました。そして花とも一度対戦したことがあり、アッパーで敗北し、さらに黒沢の襲撃にも失敗しています。

月本光義(つきもと みつよし)は月本兄弟の次男です。強面で左目にある大きな痣が特徴。また、大のサスペンスドラマ好きであるため、自宅には大量のビデオをため込んでいます。

鳳仙学園の生徒としては、補佐として真島一也を置き、鳳仙学園の同学年ではトップクラスの実力を持っています。喧嘩の腕は光信を凌ぐほど。ただ光政には劣っているため、鳳仙学園のトップの座がキングジョーから光政へと移る際は快く了承していました。それ以降、卒業まで光政のサポートに徹しています。

月本光信(つきもと みつのぶ)は月本兄弟の長男であり、キングジョーの同期でもあります。幹部としてキングジョーの下で鳳仙学園を取り仕切っていたのですが、その一方でキングジョーに反目しているとの噂が流れていました。しかし、本人は反抗の意志が無いことが明らかとなっています。

月本光政(つきもと みつまさ)は月本兄弟の三男です。兄弟の中では細見の体型をしているのですが、その反面、ずば抜けた戦闘力と統率力を誇っています。そのため、2年に進級したと同時に、光義の承諾を得て鳳仙学園のトップに立ちました。

しかし、今でこそ鳳仙学園を統率する実力者なのですが、元々は責任感と集団意識がなく身勝手な行動が見受けられ、その行動を当時トップに君臨していたキングジョーに戒められています。ただ、この時に圧倒的な存在感を放つ小野輝騎を得たことにより、1カ月でほぼ全員を配下に収めることになりました。花と同じ目標である鳳仙学園の番長が事実上成立しています。

月本光法(つきもと みつのり)は月本兄弟の四男です。兄弟の中では一番体格が良く、また同学年の中でナンバー1の実力を持っています。鈴蘭に所属するツトムとは中学時代からの因縁が残っており、これまでに4度のタイマンをしています。ただ、そのほとんどで邪魔が入り決着がつかずじまいでした。

ようやく1年生の頃にツトムとの決着がつき、光法の敗北。しかしツトムも苦戦していた様子が描かれていました。そんな因縁のある2人ですが、光法がツトムのことを「クサレ豚足」と呼び、一方のツトムは光法のことを「シビレフグ」と呼び合い、光法がツトムに恋文を送りつけるという関係が成り立っています。

大谷健(おおたに けん)は月本光政の同期であり幼馴染でもあります。そのため、光政と共に行動すること描写が多く見受けられます。

村越潤(むらこし じゅん)は月本光政の同期です。真島の推薦によって鳳仙学園の幹部を務めており、後輩たちの評判も良かったようです。しかし2年の頃、他校生を相手に問答無用で喧嘩を売るなど暴走していました。その理由には弟の余命が絡んでいます。実は弟が骨肉腫を患っていたため余命が尽きようとしており、その時のやり場のない怒りが原因となっていたのです。

九十九一二三(つくも ひふみ)は月本光政の同期です。鳳仙学園の頭脳的存在であり情報屋でもあります。やはり身体能力がないためか、ダーツに対して苦手意識を持っているものの、麻雀は得意としています。そして、覗きを趣味としている変態小僧。

松尾大助(まつお だいすけ)は月本光政の同期です。鳳仙学園の入学式の当日に光政とタイマンをしているのですが、圧倒的な戦闘力を持つ光政を苦戦させていたため、かなりの実力を持っているのがうかがえます。

三浦悟(みうら さとる)は月本光政の同期です。鳳仙学園と天地軍団との抗争では、家計の圧迫を理由に天地へと寝返っており、鳳仙学園の情報を垂れ流していた張本人でした。

小野輝騎(おの てるき)は月本光政の同期であり右腕でもあります。はじめは光政がトップに立つことを認めていなかったのですが、光政とキングジョーとのタイマンを見たことによって光政につくことを決意していました。

江花勝利(えばな かつとし)はキングジョーの同期であり、キングジョー帝国のナンバー3を担う人物です。鈴蘭との戦争においては米崎隆幸に奇襲を仕掛けていました。

氏家純(うじいえ じゅん)はキングジョーの同期であり、キングジョー帝国のナンバー2を担う人物でもあります。通称ウッジー。光信や光義、ゼットンから「ウッジー」と呼ばれ親しまれているのですが、本人は嫌がっていました。鈴蘭との戦争では、鈴蘭の最寄駅から出てくる生徒を30人倒すなどの実力を披露しています。

鳴海大我(なるみ たいが)は鳳仙学園の幹部を務め、かつては鳳仙学園の中でもトップに立つほどの実力があったとされています。『クローズ』の時代、2年前に鈴蘭との抗争にて亡くなった美藤真喜雄の遺志を継ぎ、鈴蘭獲りを誓っています。

美藤真喜雄は美藤兄弟の長男です。かつては鈴蘭との全面戦争で圧倒的な実力を見せつけ、鳳仙伝説の男とされる人物でもあったのですが、戦争の最中にナイフで刺され命を落としました。原作の真喜雄はシルエットのみで顔は描かれていません。集団行動を嫌い、一度怒れば手が付けられなかったようです。

美藤秀幸(びとう ひでゆき)は美藤兄弟の三男です。1年生の頃から既に鳳仙学園の幹部を務め、上級生を操っていました。1歳違いの美藤竜也と共に鈴蘭との抗争を引き起こし、2年に進級した際は鳳仙学園のトップに君臨しています。しかし、キングジョーとのタイマンに敗れてしまったため、キングジョーにトップの座を譲り、その後竜也と共に東京へと引っ越しました。

美藤竜也(びとう たつや)は美藤兄弟の次男であり、「四天王(坊屋治道、古川修、九能龍信))」の1人に数えられている鳳仙最強の男です。空手の経験者であるため、タイマンでは蹴り技を得意としています。

基本的には誰ともつるもうとしない一匹狼なのですが、自分よりも強かった兄・真喜雄を越えようと秀幸と共に鳳仙を率いて鈴蘭に戦いを挑んでいます。そして3年に進級した際は鳳仙リーダーの座を秀幸に譲り、スネイクヘッズとの抗争に身を投じていました。

2019年10月4日に公開された『HiGH&LOW THE WORST』は、EXILE HIROがプロデュースした『HiGH&LOW』と高橋ヒロシが手掛ける漫画作品『クローズ・WORST』のコラボ作品です。ここでは、『HiGH&LOW THE WORST』の簡単なあらすじ、キャストを一覧形式で紹介していきます。

映画『HiGH&LOW THE WORST』は、鳳仙学園と”漆黒の凶悪高校”の異名を持ち、SWORD地区の覇権争いを繰り広げるチームの1つでもある「鬼邪高校」との激闘が繰り広げられています。

ある日、鳳仙学園の生徒が鬼邪高校を名乗る生徒に突然襲撃され、さらに時を同じくして鬼邪高校の生徒も鳳仙学園を名乗る生徒に襲撃されるという事件が起こりました。仲間が襲撃された両校は互いが互いに敵対心を募らせ、ついに世紀の頂上決戦が幕を開けることに…。

『HiGH&LOW THE WORST』に登場した「鳳仙四天王」の1人である小田島有剣を務めたキャストは塩野瑛久です。塩野は『男劇団 青山表参道X』の副リーダーを務めており、これまでに特撮ドラマ『獣電戦隊キュウリュウジャー』や映画『PRINCE OF LEGEND』などに出演しています。2019年10月から放送されているドラマ『Re:フォロワー』では初主演を務めています。

『HiGH&LOW THE WORST』に登場する上田佐智雄を担当したキャストは、男性俳優グループ「D-BOYS」と「D2」のメンバーの1人、また実力派として頭角を現している志尊淳です。

特撮ドラマ『列車戦隊トッキュウジャー』に出演したことをきっかけに知名度を上げ、2019年に公開された『おっさんずラブ』に出演するなど大活躍の俳優です。『HiGH&LOW THE WORST』への出演は中学生の頃に『クローズZERO』を視聴していたため、そのシリーズ作品への出演を夢見ていたと語っています。

『HiGH&LOW THE WORST』に登場した「鳳仙四天王」の1人である仁川英明を務めたキャストは小柳心です。小柳は『クローズ』シリーズにて「海老塚中トリオ」の1人である杉原誠役で出演していました。主に舞台を中心に活動しており、舞台『黒子のバスケ』に出演しています。また、舞台のほかにもドラマ『ごくせん』にも出演していました。

『HiGH&LOW THE WORST』に登場した「鳳仙四天王」の1人である志田健三を務めたキャスタは荒井敦史です。志尊淳と同じく、若手俳優グループ『D-BOYS』、『D2』のメンバーの1人で、2011年に放送された映画『ポールダンシングボーイ☆ず』では主演を務めていました。それ以降、多数の作品で主演を務めています。これまでに武田鉄矢版『水戸黄門』シリーズや映画『真田十勇士』、ドラマ『まだ結婚できない男』に出演しています。

『HiGH&LOW THE WORST』に登場した鳳仙学園の頭脳派幹部を務めるサバカンを務めたキャストは坂口涼太郎です。坂口はシンガーソングライターやダンサー、俳優などマルチに活動しており、特に俳優としては少し出演しただけでも強烈な印象を残しています。これまでに映画『ちはやふる』シリーズや『SUNNY 強い気持ち・強い愛』などに出演していました。

『HiGH&LOW THE WORST』に登場した「鳳仙四天王」の1人である沢村正次を務めたキャストは葵揚です。葵揚は新体操やバレエ、水泳などのスポーツ経験者で、スポーツ雑誌『Torzan』のモデルを務めています。これまでに大河ドラマ『いだてん～東京オリンピック噺～』や『俺のスカート、どこ行った？』などに出演しています。また、ミスターコンの常連であもあるため、「ミスター立教コンテスト2014」では準ミスターに選ばれています。

『クローズZEROⅡ』に登場した1年にして異例の幹部入りを果たした美藤竜也を担当したキャストは三浦春馬です。三浦は1997年に放送された朝ドラ『あぐり』の子役として出演したことで脚光を浴び、それからはドラマ『14才の母』や映画『君に届け』などの代表作に次々と出演していました。そして2019年にはドラマ『TWO WEEKS』で主演を担当し、さらに主題歌も担当。歌手デビューを果たしています。

『クローズZEROⅡ』に登場した鳳仙学園トップであり、「男は素手」というポリシーを持った鳴海大我を演じたキャストは金子ノブアキです。金子は大河ドラマ『軍師官兵衛』やドラマ『セシルのもくろみ』、映画『新宿スワン』シリーズなどの作品で知られる俳優。

また、俳優に限らずドラマーとしても知られており、複数のバンドやソロ活動もおこなっています。友人の斎藤工が手掛けた監督作『blank13』にて出演と音楽の両方に携わっていました。

『クローズZEROⅡ』の2年生にして幹部を務める漆原凌を演じたキャストは綾野剛です。綾野はスカウトマンや同性愛者、広報官などさまざまなキャラクターを演じ分けるカメレオン俳優として知られています。代表作にはドラマ『コウノドリ』シリーズや映画『怒り』、『そこのみにて光輝く』などがあります。そして2019年に公開された映画『楽園』では主人公を担当し、失踪事件の容疑者として追い詰められる様子を見事に演じています。

『HiGH&LOW THE WORST』の鳳仙学園をテーマにした主題歌が「Top Down」です。2019年10月4日にダンス＆ボーカルユニットである『EXILE THE SECOND』の配信限定シングルとして『rhythm zone』にて発売。作詞は『J Soul Brothers』の元メンバーであるSHOKICHIが手掛け、作詞・作曲をJAY'ED、Chaki Zuluの2人が手掛けています。

鳳仙学園のテーマ曲「Top Down」を手掛けた『EXILE THE SECOND(エグザイル・ザ・セカンド)』はEXILE初の派生ユニットです。所属事務所はLDH JAPAN、レーベルがrhythm zoneとなっています。メンバーはリーダー&パフォーマーを務める橘ケンチ、ボーカル&パフォーマーを務めるNESMITH、SHOKICHI、パフォーマーを務める黒木啓司、TETSUYA、AKIRAで構成されています。

こちらは『HiGH＆LOW THE WORST』を観ての感想です。鳳仙学園が登場した『WORST』をみたことはないようなのですが、それでも鳳仙学園を軸にした本作を観て鳳仙学園がかっこいいと言われています。他にも同じような感想がありましたので、本作から鳳仙学園に魅力を覚えた人は多いのではないでしょうか？

こちらでは鳳仙学園の幹部メンバーが好きだと言われています。『HiGH＆LOW THE WORST』を観ての感想だと考えられますが、本作以降は鳳仙学園のメンバーが揃わないことに対して残念に思っているのがうかがえます。

こちらでは新世代の鳳仙学園のメンバーと鬼邪高校との戦いが描かれる『HiGH＆LOW THE WORST』が楽しみだと言われています。やはり、覇権を握るはどちらの高校なのか、そして壮絶な戦いが繰り広げられることへの期待感があるからこそ、楽しみだと思うのではないでしょうか？

『クローズ・WORST』に登場した鳳仙学園の歴代主要メンバーを一覧形式で紹介してきましたが、いかがでしたか？県内随一の不良高校として知られる鈴蘭高校の宿敵として活躍するスキンヘッド集団・鳳仙学園なのですが、やはり主要メンバーもかなりの実力者が揃っており、また見た目からも一筋縄ではいかない雰囲気を醸し出していました。

そして、実写版『クローズZEROⅡ』に登場した鳳仙学園のメンバーを務めた俳優は、今では知らない人がいないほどの実力派俳優が勢ぞろい。2019年10月に公開された映画『HiGH&LOW THE WORST』で鳳仙学園と鬼邪高校との抗争を若手キャストが見事演じていました。これを期に、ぜひ『クローズ・WORST』に限らず、『HiGH&LOW THE WORST』の主要メンバーとキャスト共に注目してみてください。