斉木楠雄のΨ難の実写映画版のあらすじとキャスト一覧！感想・評価もネタバレ

『斉木楠雄のΨ難』とは、週刊少年ジャンプで連載されていたギャグ漫画です。超能力が使える主人公の斉木楠雄が、少し変わった学園生活を送るストーリーです。原作者の麻生周一は、『ぼくのわたしの勇者学』でも知られており、第64回赤塚賞では準入選に選ばれました。『斉木楠雄のΨ難』は2011年に不定期で連載していましたが、2012年から本格的に連載がはじまり、2018年に全26巻で完結しました。

2016年からはアニメ第1期が放送され、2018年に第2期と完結編が放送されました。アニメの主題歌は、鳥束零太役を演じる花江夏樹や、アイドルグループのでんぱ組.inc、人気バンドのShiggy Jr.、斉木楠雄役の神谷浩史らが歌うキャラクターソングが主題歌として選ばれました。

実写映画『斉木楠雄のΨ難』は2017年に公開された日本の映画です。監督は『銀魂』や『今日から俺は!!』の実写映画でも知られる福田雄一です。映画では日常編と文化祭編などのエピソードを元に、オリジナル要素も加えられていましたが、原作ファンからも納得のいく感想が集まる人気の実写映画です。

ここでは実写映画『斉木楠雄のΨ難』の前半部分のあらすじのネタバレを紹介します。『斉木楠雄のΨ難』の主人公、斉木楠雄は生まれた時から超能力に目覚めていました。斉木楠雄はテレパシーや千里眼、サイコキネシスなど様々な超能力を使うことができます。

超能力を持っているからといって幸せな人生を送っているわけではありません。心が読める斉木楠雄にとってはこれから起こることがすべて分かってしまっていたので、つまらない人生を送っていました。こうして育った斉木楠雄は、超能力者でありながら平穏な生活を望むようになりました。目立つピンク色の髪色も超能力で周りの人々を操作し、カラフルな髪が当たり前の世界にしているほどです。

しかし斉木楠雄の周りには厄介な人物がたくさんいました。ある日いつものように学校に登校すると、担任の先生が今度開催される文化祭「PK祭」の注意事項を話していました。PK祭では毎年騒動が起こっており、もし今年何かあればすぐにPK祭が中止になると言うのです。斉木楠雄はPK祭当日にこっそり抜け出して旅行に行くつもりだったので、なんとかPK祭の中止を阻止したいと思います。

クラスでは文化祭当日に何をするのか話し合いをしていました。クラスをまとめているのは赤髪で熱血の灰呂です。灰呂は凄いものを作ろうと提案しますが、クラスメイト達は当日見回りたいので面白い石を展示するという案を出しました。クラス全員で灰呂を説得し、無事面白い石の展示に決まりました。

休み時間になると燃堂が近づいてきました。燃堂は何も考えずに行動するタイプなので、斉木楠雄が唯一心が読めず苦手としている人物でした。燃堂は斉木楠雄のことを気に入っているので、休み時間中はずっと付いてきます。廊下を2人で歩いていると、今度は海藤が現れます。海藤は重度の中二病で、斉木楠雄のことを同類だと思っていました。海藤はダークユニオンがPK祭にやってくると忠告してきました。

ここからは実写映画『斉木楠雄のΨ難』のPK祭当日のあらすじのネタバレを紹介します。PK祭ではミスコンが行われるのですが、そこで注目を集めているのが心美でした。心美は学園内で一番の美女でありながら謙虚な性格なので、男性だけでなく女性からも憧れの的となっていました。斉木楠雄は心が読めるので、実は心美とても欲深いことを知っていました。

そのため、なるべく心美に近づかないようにしていました。しかし夏休みに、斉木楠雄と心美はたまたま街で会ったことがありました。心美は斉木楠雄を自分に惚れさせようとしましたが、斉木楠雄は心が読めるので心美の欲深い考えが聞こえてきて冷めてしまいます。自分に全く反応を見せない斉木楠雄を心美は気になるようになり、自分は斉木楠雄のことが好きなのではないかと思うようになりました。

そしてPK祭当日、心美は斉木楠雄を絶対に落とそうと意気込んでいました。そんな意気込みも斉木楠雄にはもちろんバレています。斉木楠雄はうまく心美を避けながら、無事にPK祭を終わらせるために校内を見回ることにしました。

ここからは、実写映画『斉木楠雄のΨ難』のPK祭での悲劇のあらすじのネタバレを紹介します。斉木楠雄は燃堂と心美の3人でお化け屋敷に入り、血糊で汚れてしまいました。トイレでメガネを取って血糊を流していると、燃堂にメガネを取られてしまいました。このメガネは無意識に目があった人を石化してしまうのを防ぐためのメガネでした。斉木楠雄は燃堂をはじめ、目があった人を次々と石化させてしまいます。

そんな時、体育館裏で窪谷須が他校生をボコボコにしている場面に出くわします。窪谷須は元不良なのですが、PK学園では真面目に過ごそうと思ってメガネをしていました。斉木楠雄は窪谷須からメガネを借りてなんとか石化を防ぐことができました。

ここからは、実写映画『斉木楠雄のΨ難』の体育倉庫の密室でのあらすじのネタバレを紹介します。斉木楠雄は心美のファンとのトラブルに巻き込まれ、心美と共に体育倉庫に逃げ込みました。心美のファンは体育倉庫の鍵穴に接着剤を入れて2人を閉じ込めます。実はこれはすべて心美の企みで、ファンは心美に協力してわざと2人を密室の中に閉じ込めたのです。

そんな中、斉木楠雄は超能力で自分の居ない内にとんでもないトラブルが起こっていることに気づきます。それに対処した斉木楠雄は疲れて倒れてしまいました。無防備な斉木楠雄に、チャンスだと思った心美は近づきます。その時、頭についた丸いアンテナのようなものが気になり、ついそれを抜いてしまいました。実はそのアンテナは超能力を制御する装置でした。

そして暴走した超能力によって体育館が宇宙に出てしまいます。なんとか超能力をコントロールして体育館を地球に戻す事ができましたが、それをPK祭に参加していた生徒全員に見られてしまったのです。斉木楠雄は仕方なく、PK学園周辺を一日戻してまた最初からPK祭を始めることにしました。

実写映画『斉木楠雄のΨ難』の主人公、斉木楠雄役のキャストは山崎賢人です。山崎賢人とは、1994年9月7日生まれの俳優です。スターダストプロモーションに所属しています。2009年から俳優として活動を開始しており、『熱海の捜査官』でデビューしました。

山崎賢人の出演作品には、『トドメの接吻』の堂島旺太郎役、『グッド・ドクター』の新堂湊役、『四月は君の嘘』の有馬公生役、『一週間フレンズ。』の長谷祐樹役、『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』の東方仗助役、『キングダム』の信役など多くの実写映画やドラマに出演している俳優です。

実写映画『斉木楠雄のΨ難』に登場する、照橋心美役のキャストは橋本環奈です。橋本環奈は1999年2月3日生まれの女優です。ディスカバリー・ネクストに所属しています。2007年から活動しており、デビュー当初は福岡のアイドルグループに所属していました。そこで奇跡の一枚が撮影され、千年に一人の逸材として注目を集めるようになりました。

2017年頃から女優業一本に絞り、アイドルグループとそれまで出演していたMC番組を卒業しました。橋本環奈の出演作品には、『暗殺教室』の律役、『ハルチカ』の穂村千夏役、『かぐや様は告らせたい 〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』の四宮かぐや役、『キングダム』の河了貂役、『銀魂』の神楽役、『今日から俺は!!』の早川京子役など、その2次元並の美貌から多くの実写映画に起用される女優です。

実写映画『斉木楠雄のΨ難』に登場する、海藤瞬役のキャストは吉沢亮です。吉沢亮は1994年2月1日生まれの俳優です。アミューズに所属しています。整った美しい顔立ちをしていますが、映画やドラマではイケメン役だけでなく多様な役柄をこなす実力派俳優でもあります。

吉沢亮の出演作品には、『連続テレビ小説 なつぞら』の山田天陽役、『大河ドラマ 晴天を衝け』の渋沢栄一役、『キングダム』の嬴政役、『銀魂』の沖田総悟役、『サマーソング』の市原健一役、『オオカミ少女と黒王子』の日下部憂役、『あのコの、トリコ。』の鈴木頼役などがあります。端正な顔立ちながらも幅広い役柄をこなすので、様々なジャンルの作品に出演しています。

実写映画『斉木楠雄のΨ難』に登場する、灰呂杵志役のキャストは笠原秀幸です。笠原秀幸は1983年4月29日生まれの俳優です。トライストーン・エンタテイメントに所属しています。テレビドラマや映画だけでなく、舞台俳優としても活躍しています。

笠原秀幸の出演作品には、『GTO』の市川楽役、『獣医ドリトル』の土門勇蔵役、『夏の恋は虹色に輝く』の植野慶太役、『運命の人』の仲村明役、『金田一少年の事件簿 獄門塾殺人事件』の堂島耕平役、『水球ヤンキース』の加東浩介役、『アカギ』の鈴木役などがあります。刑事もののドラマへの出演が多いのですが、最近では実写ドラマや映画にも出演しています。

実写映画『斉木楠雄のΨ難』に登場する、斉木久留美役のキャストは内田有紀です。内田有紀は1975年11月16日生まれの女優です。バーニングプロダクションに所属しています。女優としてだけでなく、歌手やタレント、モデルと幅広く活動しています。

内田有紀の出演作品には、『ドクターX 〜外科医・大門未知子〜』の城之内博美役、『時をかける少女』の芳山和子役、『17才 -at seventeen-』の日高巧美役、『連続テレビ小説 まんぷく』の今井咲役、『花より男子』の牧野つくし役、『踊る大捜査線シリーズ』の篠原夏美役などがあります。クールな役からギャグまでこなせる実力派女優です。

実写映画『斉木楠雄のΨ難』に登場する、窪谷須亜蓮役のキャストは賀来賢人です。賀来賢人は1989年7月3日生まれの俳優です。アミューズに所属しています。妻は女優・モデルとして活躍する榮倉奈々で、叔母は女優の賀来千香子です。

賀来賢人の出演作品には、『今日から俺は!!』の三橋貴志役、『クローバー』の美咲隼斗役、『らんま1/2』早乙女らんま役、『連続テレビ小説 花子とアン』の安東吉太郎役、『スーパーサラリーマン左江内氏』の池杉照士役、『犬神家の一族』の犬神佐清役、『銀色の雨』の平井和也役、『宇宙の仕事』のルキーニ青山役などがあります。コメディ作品に多数出演する俳優です。

実写映画『斉木楠雄のΨ難』のに登場する、燃堂力役のキャストは新井浩文です。新井浩文は1979年1月18日生まれの元俳優です。2001年から2019年まで俳優として活動していました。新井浩文の出演作品には『青い春』の青木役、『寄生獣』の浦上役、『バクマン。』の平丸一也役、『永遠の0』景浦介山役、『銀魂』の岡田似蔵役、『宇宙兄弟』の溝口大和役などがあります。

実写映画『斉木楠雄のΨ難』のに登場する、斉木國春役のキャストは田辺誠一です。田辺誠一は1969年4月3日生まれの俳優です。enchantéに所属しています。元はモデルでしたが、23歳の時に俳優としてデビューしました。妻は女優として活動する大塚寧々です。現在は夫婦でCMや映画に出演することもあります。

田辺誠一の出演作品は、『ハッピーフライト』の鈴木和博役、『風林火山』の小山田信有役、『刑事7人』の海老沢芳樹役、『3年A組 -今から皆さんは、人質です-』の武智大和役、『きみはペット』の蓮實滋人役、『ガラスの仮面』の速水真澄役、『リング0 バースデイ』の遠山博役、『紙の月』の梅澤正文役などがあります。クールな二枚目からコメディまで、幅広い演技が評価されている俳優です。

実写映画『斉木楠雄のΨ難』を観た方の感想では、キャストが高評価されていました。映画のキャスト選びを担当したのが監督の福田雄一の妻です。元々福田雄一が監督する作品のほとんどは妻が担当しているようです。福田雄一の妻は映画関係者ではなく一般人です。一般人視点のキャスティングだからこそ、映画のキャストへの批判が少ないのかもしれません。

『斉木楠雄のΨ難』の原作では、ドキッとした時に「おっふ」という独特な表現を使っています。実写映画では、この「おっふ」という表現が原作よりもたくさん使われています。これは心美の妄想部分を細かく描いたからだと思われます。映画のあらすじのネタバレでも紹介した、夏休みに斉木楠雄と心美が偶然出会ったシーンなどで描かれました。この「おっふ」があることでよりコメディ感が増す演出となっていました。

実写映画『斉木楠雄のΨ難』では、イケメン俳優である吉沢亮の全力のギャグを観ることができます。中二病に染まっている海藤瞬に動きが加わり、さらに面白い仕上がりになっています。あの動きは福田雄一の指示ではなく、吉沢亮のアドリブだったそうです。残念なイケメンを上手く表現しており、吉沢亮に一番笑ったという方も多かったようです。

映画のあらすじのネタバレでは紹介しきれませんでしたが、実は『斉木楠雄のΨ難』の原作者である麻生周一も映画に登場しました。一瞬しか登場しませんでしたが、映画を観た原作ファンの方は作者が出てくるとは思わず笑ってしまったという方もいました。

実写映画『斉木楠雄のΨ難』の主題歌は「恋、弾けました。」です。この主題歌は人気J-POPアーティストのゆずが歌っています。映画の主題歌「恋、弾けました。」のMVは2種類あり、一つはゆずの2人がピンクの衣装を来て双子ダンスを踊っています。もう一つは実写映画のシーンを集めたMovie Ver.のMVが公開されました。

この主題歌は、まるで斉木楠雄に恋心を抱いている照橋心美の心情を描いているかのような歌詞となっています。恋の始まりを明るくポップに表現した主題歌です。映画の雰囲気にもマッチした主題歌なので、『斉木楠雄のΨ難』のファン・ゆずのファン共に人気の高い主題歌でもあります。また、この主題歌を聴いて実写映画『斉木楠雄のΨ難』を観たくなったというゆずのファンもいました。

実写映画『斉木楠雄のΨ難』の主題歌を歌ったゆずとは、1996年から活動しているJ-POPアーティストです。もともとストリートミュージシャンで、路上ライブでは7,000人を超えるファンが集まり、デビューする前から注目が高かったアーティストです。メンバーはリーダーの北川悠仁とサブリーダーの岩沢厚治の2人です。その他にもサポートメンバーがいます。

ゆずの楽曲には、NHKアテネオリンピック中継のテーマソングになった「栄光の架け橋」、アニメ映画『ドラえもん のび太とふしぎ風使い』のエンディングテーマに起用された「またあえる日まで」、江崎グリコのポッキーのCMソングに起用された「歩行者優先」など数々の名曲を生み出しています。

ちなみに実写映画『斉木楠雄のΨ難』の主題歌「恋、弾けました」のシングルは2017年にデジタル配信されました。その後2018年に発売された「BIG YELL」というアルバムにこの主題歌が収録されています。

『斉木楠雄のΨ難』の感想の中には、これまで実写映画があまり好きではなく避けていたという方でも、『斉木楠雄のΨ難』を観て満足している方がたくさんいました。イケメン俳優や美人女優も全力でギャグに挑んでいるところが評価されており、何も考えずに観て笑える映画だという感想もありました。

実写化される映画はキャストに対して賛否両論あることが多いのですが、『斉木楠雄のΨ難』のキャストは違和感がなかったという感想がたくさん見受けられました。キャストの中でも特に評価されていたのが橋本環奈で、これだけ顔芸が出来ると思わなかったという感想もありました。

実写映画『斉木楠雄のΨ難』の原作を読んでいないという方の感想でも、面白かったという声がたくさんありました。こちらの方の感想では、中二病役の吉沢亮が特に面白かったと高評価されていました。あらすじのネタバレでもあったように、吉沢亮演じる海藤は序盤からずっと登場するキャラクターでした。その他の感想では、海藤瞬役が吉沢亮だとクレジットを見るまで気づかなかったという方もいました。

実写映画『斉木楠雄のΨ難』の感想では、声に出して笑ったという感想もありました。ギャグに関しては好みが分かれる場合もあるのですが、実写映画『斉木楠雄のΨ難』は多くの方が受け入れやすいギャグばかりです。よく見ると斉木楠雄役の山崎賢人が笑いをこらえているようなシーンもあり、釣られて笑ってしまったという感想もありました。

実写映画『斉木楠雄のΨ難』のあらすじのネタバレを紹介しましたが、実際に映画を観るとたくさんのギャグシーンがあります。実写映画の感想では、豪華キャストのギャグシーンが高評価されていました。あらすじのネタバレでは紹介できていないシーンが多数あるので、ぜひ実写映画『斉木楠雄のΨ難』を観てみてくだい。