【斉木楠雄のΨ難】相卜命は予知能力を持つギャル！名前の由来やアニメ版声優は？

特殊な能力を持った学生が登場している斉木楠雄のΨ難では、一見ギャルっぽい雰囲気を醸し出している相ト命(あいうらみこと)の存在がありました。見た目はアホっぽいギャルなのですが、心根は優しく、自分の特殊な能力も人のために役立てたいと考え積極的に行動することができるかわいい女の子だったのです。彼女は、夏の終わりの2学期に転校してきました。しかし、フレンドリーな相ト命は、すぐに友達を作ることができたのです。

そんな優しい心を持った相ト命の困っている人を放っておけない面倒見のよい性格や、人間のオーラを見ることができる特殊な能力、アニメ版の声優を務めている喜多村英梨さんについてご紹介します。斉木楠雄のΨ難では、超能力など特殊な能力を持った高校生による学園物語が描かれているため、日常の笑える学生生活を通しながら物語が展開されていく笑えるギャグ漫画として大人気となりました。

「第○χ（-カイ）」などの独特な話数カウントを持っている「斉木楠雄のΨ難(さいきくすおのさいなん)」は、麻生周一(あそうしゅういち)さんによって描かれた、笑えるギャグ漫画として大人気となりました。2011年22号～50号までは週刊少年ジャンプで7回の不定期連載がされますが、その時のタイトルは「超能力者斉木楠雄のΨ難」となっています。その後、2012年24号から再び連載がスタートし2018年13号まで連載が続きます。

この時に現在使用されている「斉木楠雄のΨ難」というタイトルに変更されました。それらの連載が好評だったため、2018年の14号～31号までは、これまでとは違った形の4コマ漫画として登場し話題を呼びます。その後はジャンプGIGAで5月と7月の2回に分けて掲載されることになりました。ここでは、この物語の最終回の続きが描かれることになったのです。「斉木楠雄のΨ難」では、約7年間の連載がされたことになります。

斉木楠雄のΨ難では、不定期時代と連載時代の2タイプから作られています。それぞれの話数は、「第○χ（-カイ）」というような独特なカウントがされ、全7話に番外編を追加した不定期時代と、全279話の後に完結編として追加で2話作られ、さらにスピンオフとして1話作られた連載時代があるのです。小説版は全2巻が出版され、単行本は0巻～26巻までの全27巻、ガイドブック1冊、オフィシャルゲームブック1冊があります。

斉木楠雄のΨ難では、特殊な能力を持った高校生が次々と登場して、様々な人間関係が生み出されていきます。学生の中には超能力をはじめ、相手の未来を見ることができたり、オーラを感じることができたり、様々な特殊能力を持っている人もいました。ひた隠しにして平凡に暮らすことを願う学生もいれば、せっかくの特殊能力を人のために役立てなければ意味がないと使命感に燃えて積極的に使用しようと考える学生もいました。

あらゆる特殊能力を持った斉木楠雄(主人公)は、どちらかと言えば自分の能力をひた隠しにして、ひっそりと目立たずに平和に過ごすことを願っている学生の一人だったのです。しかし、転校生の相卜命は真逆で、せっかくの能力を人の役に立てないのは自分勝手だという考えを持っていました。笑えるギャグ漫画として大人気となった斉木楠雄のΨ難は、テレビアニメとしても放送されることになります。

大人気となった斉木楠雄のΨ難は、2016年7月～12月に第1期のPK学園がテレビアニメとして全24χ(全120話)が放送され話題を呼びました。第1期が好評だったため、2018年1月～6月には、第2期のPK学園2が全24χ(全120話)で放送されます。そして完結編として、2018年12月に全2χ(全10話)が放送され惜しまれながら幕を閉じました。テレビアニメ放送と共に2017年10月には実写版も公開され話題を呼びます。

斉木楠雄のΨ難では、能天気な両親に育てられた斉木楠雄(さいきくすお)が姿を現しています。彼は生まれながらにして様々なタイプの超能力を扱うことができたのです。しかし彼は、自分の正体をひた隠しにして目立たずに生きる方法を選びます。物事を常に冷静に見ることができる彼は、厄介なことに巻き込まれたくないと思っていたのです。自分が持っている力も好きではありませんでした。

生まれながらにして特殊な力を持っていた彼は、何でも自分の思い通りにすることができるゆえに、すべてに消極的になってしまったのです。力があるゆえの苦悩を味わうことになります。しかし、根はとても優しい性格の彼は、自分の力を使わないように目立たないようにしようと思っても、困っている人を見ると正体がバレないようにして密かに助けていたのです。それゆえに、多くの人から次第に慕われていくようになります。

時には、欲望丸出しの男子生徒が弟子入りしたいと言ってくることもありました。しかし、彼はそのようなこととは一切関わらないようにしていたのです。そこに、自分とは正反対の自分の力を人のために役立てたいと思い行動している相卜命が転校生として入ってくることで、彼も考えさせられるようになります。彼は、心優しい相卜命からも力を役立てないのは自分勝手だと言われてしまったのです。

斉木楠雄のΨ難では、褐色の肌をした見た目はギャルっぽい相卜命が転校生として姿を現しています。ギャルっぽい姿を見た男の子たちはガッカリしますが、接していくうちに心の優しい、スタイル抜群の女の子であることがわかると注目を集めるようになりました。フレンドリーでいつも明るい相卜命は、人を思いやることができる優しい性格であったためにすぐに友達も作ることができたのです。

• 名前：相卜命(あいはらみこと)
• 血液型：B型
• 誕生日：9月7日
• 身長：166cm
• CV(声優)：喜多村英梨(きたむらえり)
• モットー：心で占い身体は売らない
• 正体：3人目の異能力者
• 性格：根が優しく、世話好き

転校してきた相卜命には、特殊な力がありました。彼女は、人間のオーラを見ることができたのです。その力によってその人の人格や性格、知りたい未来を的確に見ることができました。その力はあらゆる能力を持っている斉木楠雄でさえも目を見張る力だったのです。面倒見の良い性格の相卜命は、その力を人の役に立てたいと常に思っており、相手の未来を占ってあげることで活かしていました。

斉木楠雄のΨ難では、PK学園サイキッカーズという3人グループが結成されていました。このグループは、あらゆる特殊な力を持った斉木楠雄や、フレンドリーで心の優しい相卜命、欲望丸出しの鳥束零太(とりつかれいた)の3人によって作られています。このグループは、特殊な力を持った3人で結成されていますが、正義感の強い相卜命が勝手に人の役に立つために作ったグループで斉木楠雄はあまり乗り気ではありませんでした。

しかし、使命感を持って人の役に立とうとする相卜命の存在に、頑なに自分の殻に閉じこもっていた彼も心を開いていくようになります。そもそも彼は、自分の力を悪いことに使用したことはありませんでした。自分の欲望のためにも使用しません。彼が仕方なく自分の力を使用する時はいつも相手が危険な時だったのです。彼は自分の力を嫌っていながらも困っている人を見過ごすことができずにいました。

それとは逆に欲望丸出しの鳥束零太は、寺の息子でありながらかなりの強欲で煩悩の塊ということができるでしょう。自分の気持ちに正直である彼は、本能の赴くままに自分の力を使用していたのです。根は素直で優しい性格ですが、女性に関わる欲望には非常に弱く、次第に本性を知った女子生徒たちに嫌われることになります。この3人のメンバーで構成されているのが、PK学園サイキッカーズでした。

斉木楠雄のΨ難では、人の役に立つことが大好きな面倒見が良くかわいい命は、いつも占いなどをして人の役に立とうとしていました。彼女には、強力な超能力を持っている斉木楠雄でさえもすごいと感じてしまうような未来を見る力が備わっていたのです。そんな彼女の名前はとても変わっており、転校してきた時に黒板に書いた字をすんなりと読める人はほとんどいませんでした。

彼女の名前には、特殊な力を持つにふさわしい意味合いが込められていたのです。そこで、性格が良くいつも人の役に立ちたいと思い行動している彼女の名前の読み方や、彼女の名前に込められている意味、由来もご紹介していきます。

斉木楠雄のΨ難では、特殊な目を持った相ト命が姿を現しています。彼女の名前は、とても独特なため漢字を見てすぐに読める人は、以前に同じ苗字の人を知っているなどしない限りはほとんどいませんでした。彼女の名前は、相ト命と書いて、「あいうらみこと」と読みます。

転校してきた時も黒板に自分の名前を書いて自己紹介をしましたが、フリガナをふらないと誰も読めませんでした。しかし、変わった名前であるため一度覚えてしまえば忘れないという特徴も持っていたのです。

スタイル抜群でかわいい相卜命の名前は、3大占術が由来となっていました。占いでは、相術(そうじゅつ)や、命術(めいじゅつ)、卜術(ぼくじゅつ)の3種類があり、これらの占いが3大占術と呼ばれているのです。これらの代表的な占いの名前から一文字ずつ取ってつけられたのが、彼女の名前となっています。名前の由来が、占いに関するものであることから、彼女にぴったりの名前が与えられたと言えるでしょう。

彼女の名前の由来となっている、相術とは、占う対象を外側から見ていく占いです。外側から見て、その人の運勢や状況を見ることができます。相術としては、人相や手相などが有名でしょう。命術とは、占う人の生年月日を使用して占う方法です。生年月日を使用することで、自分と関わる人との相性や自分の性格、占う人の人生なども占うことができます。

具体的な占いには、西洋占星術(せいようせんせいじゅつ)や、四柱推命(しちゅうすいめい)、紫微斗数(しびとすう)などがあるのです。卜術とは、偶然に見ることができた象徴によって事態や事柄の成り行きを見ていくことができる占いです。占いの方法には、梅花心易(ばいかしんえき)やタロットカード占い、断易(だんえき)、周易(しゅうえき)などがあります。これらの要素がすべて含まれているのが彼女の名前なのです。

斉木楠雄のΨ難では、個性的な様々なタイプのキャラクターが姿を見せています。その中で見た目はギャルっぽいですが、スタイル抜群でかわいい命の声を担当していたのは、声優の喜多村英梨です。声優の喜多村英梨さんは、アニメ版の声を担当しています。テレビアニメとなって声優の声が吹き込まれることで、斉木楠雄のΨ難では、また違った雰囲気の世界観が生まれていくことになったのです。

派手な見た目の命は、見た目がギャルっぽいため初めは何かと誤解をされ評判が悪かったのですが、彼女の優しい性格や常に人の役に立ちたいという面倒見の良い性格を知った多くの人が虜になっていきました。そんな彼女のかわいい魅力を引き出しているのが、アニメ版で声優を務めている喜多村英梨さんだったのです。彼女は声優以外に歌手としても活躍されているため、かなり注目を集めている声優でもあります。

斉木楠雄のΨ難では、正義感が強くかわいい相卜命が、いつも人の役に立とうと必死で占いをしていました。そんな性格が良くかわいいと評判の命の声を担当したのが、声優の喜多村英梨さんです。彼女は、声優やアニメに興味を持っていた母の影響で、幼い頃から美少女戦士セーラームーンなどのアニメをたくさん見て楽しんでいました。それゆえに、当時から声優という仕事に尊敬と憧れを抱いていたのです。

• 本名：喜多村英梨(きたむらえり)
• 愛称：キタエリ
• 血液型：A型
• 生年月日：1987年8月16日
• 出身地：東京都府中市
• 所属事務所：フリー
• 職業：声優、歌手
• 声優デビュー：2003年
• 身長：157cm

声優という夢を抱きながらも周囲の勧めもあり、子役としても活躍します。かつてはズッコケ三人組の安藤圭子役などを演じていました。しかし、声優の夢を捨てきれなかった彼女は、2003年に開催された一般公募のVSオーディション2003で見事グランプリを獲得してテレビアニメの声優としてデビューを果たします。声優デビュー作のLAST EXILEというテレビアニメではタチアナ・ヴィスラ役を演じて、注目を集めました。

喜多村英梨さんは、ツンデレのクールでかっこいい女性役に定評があります。彼女自身もクールで男性につれない態度をとる女性の役がすんなりと演じられる反面、かわいいアプローチをかけていくような女性の役は恥ずかしさを感じ少し苦手だそうです。喜多村英梨さんは、声優以外にも歌手としても大活躍されており、2013年には、マチ★アソビで、声優ユニットのつきねこメンバーの一人として徳島観光大使に選ばれています。

喜多村英梨さんは多くのテレビアニメの作品で活躍されてきました。彼女が出演したテレビアニメの代表作品をご紹介しましょう。喜多村英梨さんは、アイドルマスター XENOGLOSSIAの菊地真役や、ふたつの胡桃の中西彩花役、桃華月憚の犬飼真琴役、ヴァンパイア騎士の遠矢莉磨役、カオス;ヘッド -CHAOS;HEAD-の咲畑梨深役、NEEDLESSのイヴ・ノイシュヴァンシュタイン役などを演じてきました。

その他にも、FAIRY TAILのカナ・アルベローナ役、アクエリアス役、グレイ・フルバスター(少年時代)役、ナレーションを3シリーズに渡り演じ分けてきたのです。さらに、フレッシュプリキュア！の蒼乃美希や、戦国乙女〜桃色パラドックス〜の明智ミツヒデ役、魔法少女まどか☆マギカの美樹さやか役、這いよれ！ニャル子さんの八坂真尋役、僕のヒーローアカデミアの芦戸三奈役など多くの役を演じられています。

褐色の肌をしている命は、見た目は完璧なギャルですが、内面の性格が非常に良くいつも人を思いやることができる素晴らしい女の子でした。それゆえに、転校してきた当時は、ギャルっぽい見た目に引いてしまう人も多かったのですが、優しい性格の持ち主だと判明していくと、周囲の男子生徒、女子生徒たちから、よく見るとグラマーでかわいいと評判になっていきました。

アニメ版では声優の喜多村英梨さんの活躍もあり、キャラクターに声という彩りが添えられています。それゆえに、漫画では味わえないキャラクターの独特な雰囲気をアニメ版では感じることができるのです。そこで、自分が持っている特殊な力を人の役に立てようとアクションを起こしている命の性格をご紹介しましょう。

斉木楠雄のΨ難では、熱血キャラや中二病、学園のマドンナなどとても個性的な性格を持ったキャラクターが多く姿を現しています。斉木楠雄のΨ難では、高校生の日常を面白おかしくギャグ漫画として描いているため、個性の強いキャラクターの方がその要素が引き立つことから、あえてそのようにしているようです。心優しくかわいい命も、見た目はどこにでもいるようなギャル要素が全開のキャラクターとなっています。

また、話す言葉もギャル語となっているため慣れるまではかなり抵抗を感じる人も多かったようです。現在ではあまり見ることがなくなったギャルメイクを施しているあたりも個性の強いキャラクターがにじみ出ています。それゆえに、転校してきたばかりの頃は、クラスの男子もギャル要素が満載の彼女に無関心な人も多かったようです。しかし、彼女はギャル語を使用していますがとても優しい性格だと判明します。

付き合いを重ねるごとに面倒見の良い性格ということもわかっていきました。性格が良くとても優しい彼女をギャルとしてレッテルを貼ることなく見た時に、見方が変わっていきます。周囲の男子生徒も女子生徒も実はスタイル抜群でかわいいという評価になっていったのです。また、特殊な力を持っていた彼女は自分の力を出し惜しみせずに皆に還元していこうという考えの持ち主でした。

それゆえに、友達が悩んでいる時には親身になって相談してあげたり、占いをしてあげたりして困っている人、悩んでいる人の力になろうとしました。未来を予知することができる彼女は、オーラを診断したり、恋愛相談をしたり、ある時はその力を利用して失踪した友達の父親探しなどの悩みまで受け止めてあげていたのです。さらに、ただ占うだけでなく一緒に探し出す協力も惜しみませんでした。

斉木楠雄のΨ難では、とてもフレンドリーな命の姿を見ることができます。彼女は誰にでも気さくに話しかけることができたため転校初日からすぐに友達ができていました。また、彼女は友達間の親密度が増すように友達になった相手に対してすぐに愛称を付けて呼ぶようにしているため、すぐに仲良くなれてしまったのです。相手にそれほど気がなくても、彼女は積極的に愛を与えるため相手も心を開かずにはいられなくなるのでしょう。

用心深く、自分の力によって相手に迷惑を与えてしまうのではないかというネガティブな考えの斉木楠雄とは違って、困っている相手が目の前にいたらすぐに声をかけて助けてあげるのが彼女のモットーでもありました。自分の力をひた隠しにして平和に過ごそうとする斉木楠雄に対しても、それは自分勝手な行動だと自分の意見をしっかりとぶつけています。

とてもフレンドリーな性格の彼女は、自分に否定的な意見を伝えてくる斉木楠雄に対しても積極的にか関わっていこうとします。彼女は自分を嫌っている相手にも愛情を全開にして付き合うことができたのです。お互いに意見が異なるものの、それぞれ相手のことは認めている2人は次第に協力していくようになります。

フレンドリーな性格の命は、人に頼まれると断ることができず何でも相談にのってあげていました。相手から相談に来なくても元気がない人を見ると放っておけない性格でもあったのです。お節介すぎて時には迷惑がられることもありますが、基本的には相手を思いやる優しい心を持っているため、多くの人に喜ばれていました。

斉木楠雄のΨ難では、夏の終わりの2学期に転校してきたかわいい命は、4番目の転校生でした。見た目は、アホっぽいギャルの雰囲気を漂わせており、普段はギャル語を話しています。スタイル抜群でかわいい彼女には、特殊な力が備わっていました。彼女は、すでに明らかになっている斉木楠雄や、欲望まみれの鳥束零太に次いでこの学園では3番目の能力者となります。

そこで、あらゆる力を生まれながらにして持っている斉木楠雄も認めるほどの未来を予知する力や、相手のオーラを見て様々な状況や相手の性格などを見抜く力についてご紹介していきましょう。見た目とは異なり、とても相手思いの優しい性格を持った命の特殊な力を見ていきます。

アニメでも大人気となった斉木楠雄のΨ難では、心優しくかわいい命が自分の力を困っている人に惜しみなく与える姿を見ることができます。彼女にはゲーラという力が備わっていました。ゲーラとは、相手のオーラを見ることができるという力です。相手のオーラを見ることによって、その人の人格や状況、性格、未来に起こることを予知することができます。

ゲーラという名前は彼女がつけたものです。機嫌の悪い命の母親のことを彼女はいつも「激おこオーラ」と呼んでいたことからゲーラといつの間にか定着しました。しかし、周囲にあまりにも大きなオーラを持った人がいると、見ている人のオーラがわからなくなるため、占うことができない場合もありました。

彼女は転校して以来、その学園でオーラを見ることができなくなり不思議に思っていたのです。しかし、特殊な力を持った斉木楠雄の存在を知ってその理由がやっとわかりました。彼はとてつもなく大きなオーラを持っているため彼が近くにいると相手のオーラを見ることができなくなるのです。

特殊な力を持ったかわいい命は、クラスでも占いをしては相手の恋愛運や行方不明になった人の捜索などに力を貸していました。彼女の占い方は独特で、本人がインスピレーションが湧きそうなことであれば何でも良かったようです。代表的な彼女の占い方としては、消しゴムのカスを、水をいっぱいに入れたバケツの水に浮かべるという方法がありました。

彼女の力を知らない人から見たらただ遊んでいるだけのように見える方法をとっていたのです。さらに優しくかわいい彼女は、水晶玉を使用しての占いもすることができました。しかし、ラインストーンなどをつけ過ぎて、水晶玉自体が見えないという事態も発生しています。彼女は、知りたい未来の予知を的確に見る能力を持っていました。精度の高いこの予知に関しては、高い能力を持つ斉木楠雄よりも上回っていたのです。

心優しく乙女チックな一面を持つ命は、運命の相手を探しにこの学園へ転校してきました。しかし、この学園に転校してからは、特殊な力である人のオーラを見ることができなくなってしまいます。オーラで探すことができなくなった彼女には、運命の相手を意味するイニシャルが降りてきたのでした。彼女はその運命の相手のイニシャルを手掛かりとして探していきます。

フレンドリーな性格の命は、転校した当日にすぐに友達ができました。その友達からは、転校してきた理由を聞かれることになります。その時彼女は、占いで知った自分の運命の相手がこの学園にいることがわかったため転校してきたことを話していました。近くでその話を聞いていた斉木楠雄は、その特徴から自分だと確信します。それゆえに、彼女には近づかないように気を付けるようになったのです。

彼女の運命の相手とされている人のイニシャルは、「S・K」でした。彼女の運命の相手の特徴はそのイニシャル以外にもあります。それは、特殊な力を持っており、髪の色はピンクということでした。この特徴が全て当てはまっていると感じた彼は、その後ドキドキしながら、より目立たないように過ごすことになったのです。

生まれたてのひよこのように誰にでも心を奪われてしまう夢原知予(ゆめはらちよ)から、死んでしまうほどの強烈な死相を感じ取った斉木楠雄は、周囲に気付かれないように自分の力を使用して彼女を助けたのでした。特殊な力を持っていた命は、彼の行動を見て自分と同じ特殊な力を持っていることに気が付きます。それによって、自分の運命の相手は彼だと確信した命は、彼に恋愛感情を抱くようになりました。

普通の人間でない自分に劣等感を抱いていた彼は、フレンドリーで心優しい命に特殊な力のことを聞かれるとしぶしぶ正体を明かします。恋愛感情を抱くようになった命ですが、彼の特殊な力に対しての否定的な考えや、自分らしく生きない姿に反論していくのでした。特別に授かった力を人の役に立てないのは自分勝手だと言い放ったのです。それ以来、彼も少しずつ自分の考えを見直していくようになります。

フレンドリーでかわいい命が大好きという人は多いです。一見ギャルっぽい雰囲気を漂わせている彼女は、見た目ゆえに引かれてしまうことが多いですが、彼女の優しい性格や面倒見の良い人柄に触れるうちに、彼女の魅力の虜になってしまう人はたくさんいました。

運命の相手かもしれない人であっても、その人の考えが間違っていると思ったら自分の素直な気持ちをぶつけることができるのが、心優しくかわいい命でした。真正面から健気にぶつかっていくその姿に感動して、たまらなく彼女を好きになってしまう人はたくさんいました。

この物語に、元気いっぱいでかわいい命が姿を現したことで面白くなってきたという感想は非常に多くなっています。自分の力を隠さずに多くの人の役に立てたいという熱い気持ちは、特殊な力を否定的に考えていた斉木楠雄にも徐々に影響を与えていきました。

斉木楠雄のΨ難では、特殊な力を持った転校生の相卜命が姿を見せています。彼女は見るからにギャルという見た目をしているため、はじめは多くの人からあまり好意的に見てはもらえませんでした。しかし、外見とは裏腹に中身の性格が非常に良くまともだったことから、次第に友達が増えていきます。困っている人を放っておけない彼女は、自分の力を惜しみなく使って人助けをしていました。

3日で全てを破壊することができるという強力な力を持つ斉木楠雄は、自分の力を否定しながらひっそりと生きていたため、彼女にも必要以上に近寄らないようにしていたのです。しかし、彼女のまっすぐな気持ちを知るうちに彼の中でも何かが変かしていきました。運命の相手を求めて転校してきた彼女ですが、多くの人を幸せにする力を持っていたのです。