けものフレンズトキの声優は金田朋子！かわいい画像や歌の秘密について紹介

3DCGアニメけものフレンズに登場するトキ役を務めた声優金田朋子さんは、その独特な高い声で少女や子供役をする機会が多いです。そんな彼女が演じるけものフレンズのトキを紹介していきつつ、声優金田朋子さんの活躍や、トキを演じる時にあったエピソードを紹介していきます。

ペリカン目トキ科トキ属の鳥が、サンドスターによってアニマルガールへ変化した姿をしています。朱鷺としての姿は全身は白っぽく、顔は赤い皮膚が露出しており、脚も同様に赤く、クチバシは黒で、先端が赤色をしている姿です。体長約75センチ、翼開長は約130センチで意外に大きく、かつては日本全国をはじめアジアに広く分布していました。しかし日本での朱鷺は1981年に5羽が捕獲された事で野生個体は絶滅してしまいました。

現在は中国から輸入した個体を繁殖させ、日本の朱鷺色を復活させようとしています。環境省 佐渡自然保護官事務所の調べでは、2018年現在推定個体数300羽、内生存扱いが163羽となっています。野生下で誕生し、生存しているトキの推定個体数 137羽、野生生まれで足環なし個体が61羽、野生生まれで足環装着された個体が76羽となっています。

日本古来から伝わる和色にも「朱鷺色」とあるように、美しいピンク色の羽根と白のコントラストが特徴の服装に、朱鷺色の大きな羽根を持っています。学名は Nipponia nippon（ニッポニア・ニッポン）としばしば「日本を象徴する鳥」ともよばれていました朱鷺が近いうちに、名実ともに実現する日が近そうです。

けものフレンズのなかでの彼女は、髪形は白いロングヘアーに、顔のサイドは朱鷺のクチバシと同じ配色で、根元の朱鷺色が毛先に行くにつれて黒色に変化していくグラデーションです。前髪は黄色の目の上あたりで水平に切りそろえられて、その前髪の両脇には朱鷺の小さな翼が生えています。空を飛び始めるその翼をはためかせ、あとはふわふわと浮遊します。スカート、タイツ、袖や襟もとには彼女を代表する美しい朱鷺色をしています。

声優の金田朋子さんは大人しそうな声でトキの役を演じています。かばんちゃんを抱えて飛ぶこともできる力を持っています。歌を歌うことが大好きで、3DCGアニメけものフレンズの作中では、トキがその歌声を轟かせるシーンがいくつかあります。

初めて声優つきで登場したのはけものフレンズ第3話「こうざん」にて、図書館に行く道中でロープウェーを使えず立ち往生していたかばんちゃんとサーバルの前に現れます。その時、彼女は二人の前に降り立つと共に「わたしはトキ 仲間をさがしてる どこにいるの 仲間たち わたしの仲間 さがしてください ああ仲間……」と歌い上げます。現実の朱鷺はほとんどが絶滅しているために、演出に反して悲しい印象の歌詞を歌います。

しかし歌詞は悲しげなのに、その声の裏側では物体が爆発したような効果音が用いられたほかに、トキの歌声を聞いたサーバルちゃんは目を回して「すごい…声だね」「ち…力強いね」と言っていました。そして会話の中でアンコールをしながら詰め寄るトキに、サーバルちゃんは「後で！ゆっくり！ね！後で！」と後ろに下がって逃げる体制でいました。

けものフレンズアプリ中でも彼女の歌は「地獄の釜が開いて漏れ出した亡者たちの歯ぎしり」「不気味な怪物のうめき声」と評価され、聞いたサーバルちゃんは悲鳴をあげながらのたうち回っていました。けものフレンズでさらには「背筋を引っ掻き回すような音」「世界中の人のイビキを煮詰めたような音」という説明までされていました。そんなトキの固有スキル名は「魅惑の大激震ボイス」です。

歌うたびにセルリアンを呼び寄せてしまい、思いっきり歌えないことを気にしていたトキに主人公はどうにかしようとします。そして調べていくうちに、「彼女の歌がセルリアンを呼び寄せる」のは結果論であり、その実態は「トキの歌声はセルリアンにとって『も』脅威であるため、力づくで歌を止めようとしていた」でした。実態のなかにある『も』のセルリアン以外の被害者は、言わずもがな主人公を除くアニマルガールたちのことです。

アニメけものフレンズにてトキの役を演じた声優金田朋子さんは、神奈川県横浜市出身の女性の声優です。関東学院大学工学部建築学科卒の学位は工学学士も取得している方です。元々は建築の世界に身を置いていましたが、1mmの違いが結果を結果を大きく左右する建築の世界は自分には向いていないと思い、建築関係の職を諦めました。その後いくつかの職を務めたのちに、電通に勤めていた姉から声優養成所を進められて声優の門をくぐります。

声優としての金田朋子さんは地声も子供のような特徴のあるアニメ声で、主に幼女や少女役を担当することが多いです。しかし母親の声の方が音が高く「母親とケンカをすると2人とも声が似ているから、言い争っているとどっちが喋っているか解らなくなる」や「家族全員自分のような声で、家族みんなでヘリウムガスを吸っても変化が今ひとつ判らないので盛り上がりに欠けます」といった話が本人から出ることがありました。

非常に笑い上戸で明るく天然な性格をしており、奇怪な言動に人気がありバラエティ番組などへ出演する機会も多いです。突拍子もない発言を繰り返す「金朋地獄」とも評されている独特な話術があります。もしかすると、皆さんの中には声優の金田朋子を知らずに、彼女の顔や声を見て知っている方もいるかもしれません。

BLACK LAGOON The Second Barrageの白髪の少女の姿をしたグレーテル役、ハートキャッチプリキュア!のデザトリアン役、おしりかじり虫のおしりかじり虫18世役、ポプテピピックの第5話Aパートに登場するポプ子役、などなど人間の子供から、人類外の生命体の特徴的な声まで、声優として主役級から脇を固めるキャラクターの役まで幅広く演技をして、それぞれ演じ分けております。

けものフレンズのアニメのなかでトキが歌う歌は、実はいうと全てアドリブです。アルパカ・スリ役の声優である藤井ゆきよ氏も「台本に『（歌）』ってしか書いてなかった」と証言しています。だが、どのような歌を歌うかの指示はあったらしく、それらの指示にちなんだ歌詞になっています。

けものフレンズの総監督をしたアニメ監督のたつきがインタビューで語ったところによると「あの歌は歌詞も曲もなくその場で歌ってもらいましたが」「トキが絶滅しているっていう匂いを必ず出してもらわなくてはいけない。ですから、『仲間を探している』っていうフレーズを入れてもらった」と述べています。

実際に日本やアジアで多くの朱鷺が実際に絶滅して、それを意図してたつき監督が声優の金田朋子さんが歌詞を考えたとなると、けものフレンズで歌ったトキの歌の最後の「ああ仲間……」とフェードアウトするように締めくくられるところは切ないといった声があります。

サーバルちゃんを含むアニマルガールどころか、セルリアンにとっても脅威となる音響破壊兵器扱いをされているトキの歌声ですが、その歌声を楽しく聞くことができるのがかばんちゃんです。かばんちゃんの正体ゆえに、他のアニマルガールよりも耳がよくないのでトキの歌声を楽しく聞くことができるのです。

ちなみにトキの歌を初めて聞いたときトキに「どうでしたか？」と聞かれたかばんちゃんは、手を叩きながら「羽根がふさふさしてて、とっても綺麗でした！」と答えています。 歌の感想になっていないのですが、優しいかばんちゃんはそのことをあえて言わなかったのでしょう。

しかし後々のシーンで、かばんちゃんがラッキーアニマルをリュックに入れて、かばんちゃんごとトキが抱えて空を飛ぶことがありました。その時にラッキースターは朱鷺の解説をするなかで「朱鷺の鳴き声はカラスに似た濁った声で、とってもうるさかったんだって」と紹介されて、トキがショックに目を真っ白にするシーンがありました。

ショックを受けているトキに、ラッキーアニマルは続けて「鳴き声は鼻声っぽいとも言われ、それを題材にした昔話なんかもあったんだって」と追い打ちをかけることもありました。それを言われて、抱えているかばんちゃんを落としそうなほどショックを受けていました。おそらく、トキは自分で音痴だという自覚はなかったのでしょう。

ロープウェーの支柱のてっぺんにサーバルちゃんより先に到着したトキとかばんちゃんは、二人で仲良くジャパリまんを食べます。その時に、歌の話題になります。そして「柱で食べるージャパリまんーはー♪ああ美味しいー♪さーいこー♪」と気持ちよく歌います。そしてかばんちゃんもトキに促されて同じようにジャパリまんの歌を歌います。

かばんちゃんの歌を聞いたトキは、「やっぱり、あなたとっても上手い。 なにか工夫ってあるの？ 息の仕方、かしら？」と歌のコツを聞きます。かばんちゃんはトキに、「お腹のあたりで呼吸をするといいのかな？」「でも、寒いから、ちょっと喉が苦しいかもですね」と伝えます。それを学んで、呼吸の方法と歌う場所が大事だと学んだ彼女は、別のシーンで歌を歌います。

歌う歌は最初に現れた時の仲間を探す歌ですが、その歌を聞いたサーバルちゃんの反応ははじめと全く違います。「うん、どうしたの？さっきよりすっごくいい声になってる」と驚きます。トキも「確かに、いつもより歌いやすかったわ」と自分でも実感しているようです。歌を歌いやすくなる紅茶の助けがあったとはいえ、かばんちゃんの助言によってトキの歌声が改善したのです。

アニメでは抑揚のない声でしゃべる印象があったトキですが、かわいらしい画風と背景のオレンジで、やわらかく温かい印象を与えてくれます。いままでたった一人でトキの仲間を探し続けていましたが、ショウジョウトキが現れてからは、このようにやわらかい雰囲気になって一緒にいることがあるかもしれません。

原作ではキャラクターデザインをした吉崎観音さんのころころふくふくとした可愛らしい印象がありました。3DCGでは総監督たつき監督のデザインで、少し活発なイメージのデザインになっていました。この画像では、まるで主人公になってもおかしくないほどの、綺麗なトキです。もしアニメの続編や、スピンオフがあれば、仲間を探す彼女の旅路を描いた小説の表示にこのような綺麗な画像が飾られているかもしれません。

色紙に描かれたイラスト画像です。3DCGアニメけものフレンズでもおなじみの、トキの独特な歌声が、画像背景のいびつな音符に込められています。彼女を象徴する美しい朱鷺色と、髪の毛の色のグラデーション、白抜きをうまく使っている素敵なイラストです。

胸に手を当てて、目を閉じて、自分の仲間を探す思いを込めて一生懸命に歌を歌っている画像です。舞う朱鷺色の羽根に、どこか切なさを感じさせる素敵な画像です。けっして音響破壊をしているようには思えないイラストです。…しかし画像の右下には、ひびが入っているように見えるのは、気のせいだと思いたくなるでしょう。

こちらの画像イラストは、いままでと違い、たつき監督がけものフレンズでデザインしたトキに近い頭身のイラストです。少し浮遊感を思わせるスカートや袖のひらつきに、もしかしたら風に任せて自由に滑空（もしくは落下）して遊んでいる時のイラストなのかもしれません。少し口を開けたトキがさらに可愛らしさを出してくれています。

画像の左側はこのページで紹介しているトキ、右側はショウジョウトキです。けものフレンズの作中でトキはずっと仲間を探し続けて旅をして、そして仲間を求める歌を歌い続けてきました。そして第3話のラストではトキの元に、ショウジョウトキが降り立ちます。こうして二人が仲良く並んでいるイラストは、けものフレンズでの彼女を思うと感慨深いものがあります。

3DCGアニメけものフレンズのなかで歌声に改善の兆しがありましたがトキの歌声と、トキの大人しい性格を使い分けることができる声優の金田朋子さんは実にピッタリなキャスティングでした。そんなトキと金田朋子さんの歌声が聞けるアニメけものフレンズをぜひ見てください。