【ノゲノラ】アズリールのキャラ情報とアニメ版声優！ジブリールとの関係は？

アズリールについて紹介する前にアズリールが登場するノーゲーム・ノーライフについても簡単に説明しておきます。

ノーゲーム・ノーライフは2012年よりMF文庫Jから榎宮祐先生により刊行されているライトノベルで、ファンタジー世界でありながら直接的な戦闘を描かない事をテーマにした頭脳バトル系の作品です。全てがゲームで決まるという世界において、異世界より転生した「　　」(空白)の2人が人類種（イマニティ）の代表として様々な種族と行うバトルをコメディ色強めに描いた作品になっています。

榎宮祐先生が元々は漫画家だったという経緯もあってライトノベルでは非常に珍しい、本分と挿絵のイラスト共に榎宮祐先生自身が手掛ける作品になっています。その独特の世界観とバトル禁止故に大型な魔法をどんどん出すことができるので映える事もあり漫画化やアニメ化、映画化など幅広くメディアミックス展開が行われている作品です。

あらゆるゲームで連勝を重ねる「　　」（空白）はチートやアシストツールを使っても勝てない天才ゲーマーでありあらゆるゲームで無敗を誇る事から都市伝説とまで言われるに至っていました。そんな空白の正体である空と白の兄妹ゲーマーはとある時、「生まれてくる世界を間違えたと感じた事はないか」という謎のメールを受け取ります。

メールの送り主とのチェス勝負に勝った空白はその対戦相手である、ディスボードの神様、テトによってディスボードに召喚されます。ディスボードは全てがゲームで決まる世界であり、ゲーマーである空と白にとってある意味で理想的な世界でした。2人はこのディスボードでの壮大な戦いに挑む事になります。

ディスボードに降り立った空白は紆余曲折を経て人類種（イマニティ）の王と女王になると、様々な種族とゲームで争う事になります。そのゲームの1つ海棲種の女王と行う事になった「リアル恋愛ゲーム」を攻略する方法として空白が向かったのが天翼種アズリールが全翼代理を務めるアヴァント・ヘイムです。

既にノーゲーム・ノーライフに登場していたジブリールが最後に作られた天翼種であるのに対し、アズリールは天翼種の創造主アルトシュによって初めて作られた天翼種です。アズリールはそのかわいい見た目に反して2万6千歳という圧倒的に長い期間を生きています。アズリールは最初に生まれた個体でありながらその能力は天翼種の中でもジブリールに負けず劣らずの強さを誇っています。

アズリールは種族の中で最初に生まれたという特性上、他の天翼種と比べて様々な権限を持っています。その1つが天翼種が住むアヴァント・ヘイムとの関係性です。アヴァント・ヘイムは天翼種達の国であると同時に幻想種という種族の1体でもあります。そんなアヴァント・ヘイムをアズリールは「アヴくん」と呼んでかわいがっており、天翼種で唯一アズリールだけがアヴァント・ヘイムと意思疎通を行う事も出来ます。

ノーゲーム・ノーライフの主人公の1人である空は、これまで恋愛をした事がなく童貞である事を度々いじられるようなキャラクターです。当然キスもした事がなかったわけですが、作中でアズリール相手にファーストキスをする事になるのです。空白とアズリールで行われたゲームのラスト、アズリールから不意打ちする形でキスをしています。ただアズリールにどのような意図があったかでは描かれていません。

ノーゲーム・ノーライフがアニメ化された際、アズリールの声優を務めたのが堀江由衣さんです。1997年に声優としてデビューして以来、声優と音楽活動を両立しながら活動しています。女性キャラはもちろん男性キャラを演じたり二面性のあるキャラクターを演じたりと幅広い演技力で知られる声優さんで、堀江由衣さんの声優としての活躍に憧れて声優になった人もいる程活躍しています。

堀江由衣さんが声優としてこれまでに出演した作品としては「アークザラッド」のリーザ・フローラ・メルノ役、「ラブひな」の成瀬川なる役、「六門天外モンコレナイト」の柊六奈役、「シスター・プリンセス」の咲耶役、「シャーマンキング」のアイアンメイデン・ジャンヌ役、「フルーツバスケット」の本田透役、「D.C.～ダ・カーポ～」の白河ことり役、「スクールランブル」の沢近愛理役などがあります。

近年声優として出演した作品としては、「アズールレーン」のベルファスト役、「ダンベル何キロ持てる？」の立花里美役、「メジャーセカンド」の眉村道塁役、「Cutie Honey Universe」の秋夏子役、「魔法つかいプリキュア」のリコ/キュアマジカル役、「初恋モンスター」の二階堂夏歩役、「にゃんぼー」のシロ役、「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」の鬼頭鼓修理役などに出演しています。

アズリールは語尾に「ニャ」を付けて喋るなどかわいい見た目と雰囲気を醸し出していますが、アズリールがそのような性格になった理由と言えるのがジブリールの存在です。アズリールはジブリールの姉を自称し、他の天翼種とは別格扱いして特別かわいがっています。ただアズリールのその可愛がり方が過剰である事もあってジブリールからはウザがられています。

ちなみにアズリールはジブリールが生まれるまでは現在のようなかわいい語尾をつけるような能天気ともいえる性格ではなく、兵器として、また天翼種の管理者という立場もあって冷酷で冷徹な性格をしていました。

元々アズリールは創造主であるアルトシュを絶対の存在だと思っており、アルトシュが求めた「完全」に対して強い執着を持っています。元々ジブリールを特別可愛がるのもジブリールが天翼種で唯一、敢えてアルトシュによって不完全な存在として生み出された為です。完全である事、なぜ敗れたのかを知るという目的で生きてきたアズリールにとってジブリールは注目に値する存在だったのです。

ジブリールは不完全であるが故に自分を負かす事が出来た空白に対して敬意を抱き、いつまでもその可能性に気づく事が出来ないアズリールを不憫に思っていました。空白とアズリールのゲームの結果、アズリールは「縛りプレー」を強要された事で人類種レベルにまで能力が制限されてしまいます。しかしその結果としてアズリールは初めてジブリールが感じた可能性やジブリール自身の事を理解する事が出来たのでした。

ここからは既にノーゲーム・ノーライフを視聴したファンのアズリールに関しての感想を紹介していきます。ノーゲーム・ノーライフでは直接的なバトルはほぼ描かれない事からその力関係が分かりにくく、アズリールが最終個体であるジブリールと同等な程に強いという設定に驚いたという声も多くなっています。最初に生まれた個体という特性で管理者を任されているだけでアズリール自身はもっと弱いと思っていたという人もいます。

ノーゲーム・ノーライフは映画化の影響もありアニメ2期が期待される作品の1つになっていますが1期のエンディングにてアズリールとの戦いを省略するような演出が取られていた事が気になるという声も多くなっています。ノーゲーム・ノーライフはどの戦いにも意味があり、特にアズリールとの戦いは、あくまでもリアル恋愛ゲームに勝利する為の布石になっている事から、なんとかして描いて欲しいという声も多いです。

アズリールはアニメ1期ではラストに少し姿が描かれただけで実際に活躍したのは大戦を描いた映画版です。その為、まだまだ他のキャラクターに比べて知名度で劣っており、イラストなどの二次創作も少ないという声が多くなっています。やはりアニメで本格的にアズリールとの戦いを描いてアズリールのかわいい一面を描いて欲しいという声が多くなっています。

アズリールは最初に生まれた天翼種であり、天翼種を束ねる全翼代理の立場にある存在です。アズリールはそのかわいい見た目や語尾の影響もあってアニメでは本格的に登場していないにも関わらず高い人気を誇るキャラクターになっています。映画ノーゲーム・ノーライフゼロではアズリールの活躍が描かれているのでやはりアニメでも本格的に空白との戦いを書いて欲しいという声が多いキャラクターになっています。

アズリールは空白との勝負に敗れて以降、ジブリールの事も理解し、空白にも協力的になっているので身近にいるジブリールとはまた違う形で空白に協力する事になるのではないかと考えられています。まだノーゲーム・ノーライフを見ていないという人はアズリールとの戦いにも注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか？