【ドラゴンボール】老界王神とは何者？ゼットソードで封印されてた？

ドラゴンボールは、鳥山明原作の有名大人気漫画です。アニメ化、映画化もされており幅広い層に人気の作品です。物語の初期の頃は、ギャグ要素がメインでありピッコロ大魔王編あたりからバトル漫画としての形が定着してきます。ジャンプ黄金時代に第一線で活躍した漫画でもあります。

現在ではバトル漫画の金字塔とも言われており、パワーインフレ作品の代表でもあります。また、強さを数値化する戦闘力システムは、当時はキャラの強さを図るのに非常に便利なアイディアでした。しかし、後にその数値がインフレを起こすこととなり、意味を失っています。この『強さの数値化』は、他の作品でキャラの強さを表す時などにも使用されます。

ドラゴンボールに登場する老界王神とは、その名の通り界王神の先祖にあたります。原作ドラゴンボールでは、界王神界で悟飯が修行をしている時に、ゼットソードを破壊してしまい、そこで初めて登場します。その時に一緒にいた界王神が「ご先祖様」と発言しています。

昔は美青年だったが、ある日魔法使いの老婆が老界王神の身に付けていた『ポタラ』の片方を勝手に身に付けてしまったことで二人は合体し、二度と別々の体に戻れなくなってしまった経緯があります。しかし、そのおかげで様々な魔法を使うことができ、中でも『潜在能力を限界を超えて引き出す』という力は非常に強力な能力となっています。

ポタラとは、ドラゴンボールに登場するアイテムの1つです。見た目は丸いイヤリングですが、このポタラを2人の人物が片耳ずつに装着することで、2人は合体して2人の特徴を捉えた姿になり、強力なパワーアップを可能としています。ただし、界王神同士や合体する片割れが界王神の場合には二度と合体が解除されないというデメリットもあります。

ドラゴンボールの原作では、界王神だけではなく誰でもポタラを使って合体した場合には二度と元通りに戻れない設定でしたが、ドラゴンボール超で界王神以外なら1時間で解除される設定が追加されました。これによって悟空とベジータがポタラ合体した時も時間切れによって合体が解除されたことが判明します。

ドラゴンボールに登場する老界王神の性格は、一言で言えば非常におとぼけたマイペースな性格です。魔人ブウによって地球が滅ぼされている最中に悟飯のパワーアップを買って出てくれたものの、その準備としてダンスをする儀式に数時間を費やさせたり、ゆっくりと喋るなど、空気などは読めない存在です。

また、非常にスケベでもあります。原作ドラゴンボールにおいて悟空が「亀仙人と同じタイプ」と発言しており、女性の入浴シーンを覗いたり女性の胸を触りたがったりするシーンもあります。しかしながら、作中においては、非常に重要なキャラでもあり、サイヤ人やドラゴンボールについて詳しく知っている点など、かなり豊富な知識を持っている人物でもあります。

ドラゴンボールに登場する老界王神は、破壊神ビルスによってゼットソードに封印されていました。老界王神はビルスと戦ったわけでもないのにゼットソードに封印されることになります。その理由は非常に理不尽で、単純に『老界王神の能力が気に食わないから』というものでした。特にビルスに対して何かをしたわけでもないのに、長年封印されてしまっていたのでした。

ビルスによってゼットソードに封印されてしまった老界王神でしたが、その後、悟飯がひょんなことでゼットソードを折ってしまい、無事封印から解放されました。その時地球では魔人ブウが暴れており手も付けられないような状況でした。そこで老界王神は悟飯の潜在能力を限界を超えて引き出すことにするのでした。

老界王神を封印したビルスとは、アニメのオリジナルキャラです。界王神が創造の神なのに対してビルスは破壊の神様です。また、アニメが放送されてから連載された漫画『ドラゴンボール超』にも登場します。ビルスは宇宙全体のバランスを取るために存在しています。そんなビルスですが、地球の食べ物に興味があり、ブルマがおいしい食べ物でビルスを釣ってお願い事を頼むこともよくあります。

これまで老界王神の性格やゼットソードに封印されていたことを説明してきました。次はそんな老界王神の作品ごとの活躍について見ていきましょう。老界王神はドラゴンボール3作に登場する重要なキャラでもあります。

老界王神の活躍の1つ目は、原作での活躍についてです。前述したように老界王神はゼットソードに封印されており、悟飯がゼットソードを折ることで封印が解かれます。その悟飯に対して潜在能力解放の儀式を施すことにします。潜在能力を限界を超えて引き出された悟飯は、超サイヤ人を超える力を手にして地球へと戻り最強の力を手にした魔人ブウと対峙します。

しかし奥の手を取っておいた魔人ブウによって吸収されてしまうのでした。界王神界で戦いを見守っていた悟空と老界王神はその窮地を知りますが、悟空はすでに死人となっているため、地球へ還ることができませんでした。しかし、老界王神が自らの命を悟空に与え、悟空はポタラを手にして地球へと向かい、ベジータと合体して魔人ブウに吸収されたメンバーを救出することに成功したのでした。

老界王神のドラゴンボールGTでの活躍を紹介します。地球を支配した『スーパーベビー』に対抗するために老界王神は、悟空の生えかけの尻尾を引っ張ることで悟空の潜在能力を引き出すことを思いつきます。結果として悟空の潜在能力が引き出され、スーパーベビーを倒すことができました。

また、前述したように老界王神の知識は非常に豊富であり、ドラゴンボールGTにおいてもその知識の豊富さが役立っています。例えば、ドラゴンボールを使って願いを叶えた場合、実は叶えた願いの大きさに伴う『マイナスエネルギー』が蓄積されているのでした。このことを知る人は少なく、老界王神もその事実を知る数少ない人物の1人だったのです。

ドラゴンボール超における老界王神の活躍は、原作とは大きく違います。ドラゴンボール超ではゼットソードを抜いたのは悟飯ではなくトランクスです。また、試しに使うことでゼットソードが折られるということもなく、封印が解かれることもありません。つまり、老界王神がゼットソードの中から出ることはありません。その後敵との交戦中にゼットソードは消滅してしまい、老界王神も復活することなく死亡してしまいます。

老界王神の声優の1人目は、野本礼三です。主にアニメドラゴンボールに登場する老界王神の声を担当しています。ドラゴンボール超では声優が変わり後述する田中亮一が担当しています。野本礼三は、2006年7月7日に亡くなっており、その代役として後述の二人が老界王神役を引き継いでいます。

老界王神の声優の2人目は、田の中勇です。ゲーム版ドラゴンボールでの老界王神の声を担当しています。ゲゲゲの鬼太郎の目玉のおやじ役として有名でしたが、2010年1月13日に亡くなり、老界王神役を田中亮一が引き継いでいます。

老界王神の声優の3人目は、田中亮一です。ドラゴンボール超で老界王神の声を担当しています。デビルマンの主人公デビルマン役として有名な声優で、老界王神3代目としてしっくりとくる声を担当していると高評価の声優でもあります。非常に様々な声を担当しているベテランの声優です。

老界王神に関する感想や評価の1つ目は、老界王神と界王神とビルスのトリオが最高だという感想です。仲が悪いわけでも良いわけでもない3人ですが、反応などが基本的に同じで面白いという感想が多く上がっています。特に強さが全然違うのに驚いたりドキドキするタイミングが同じで、本当は仲良しなのを感じさせるという声が多く上がっています。

老界王神に関する感想や評価の2つ目は、老界王神が好きだという感想です。性格だけではなく何だかんだ言いながらも、悟空たちの手助けをしてくれる老界王神は非常に好感度が高いキャラです。原作では物語の終盤で登場したにも関わらず、人気キャラとして君臨しています。

老界王神に関する感想や評価の3つ目は、老界王神のキャラが面白いという感想です。切羽詰まった状況でも非常にのんびりとした物言いで「〇〇なんだなぁ～」と言うキャラは、もはやマイペースを超えていると大絶賛です。こういったキャラがいるからドラゴンボールは面白いという感想もあります。

いかがでしたか？ドラゴンボールに登場する老界王神について紹介、解説してきました。今回の記事で老界王神というキャラがどのようなキャラなのかが分かったはずです。老界王神の魅力をしっかりと確認してドラゴンボールを見れば、更に面白さが深まるでしょう。