【カードキャプターさくら】秋月奈久留の真の姿・正体は？桃矢との関係や声優も

たくさんのキャラクターが登場するカードキャプターさくらですが、その中でも秋月奈久留は重要なキャラでもあります。そんな秋月奈久留というキャラを紹介する前に、カードキャプターさくらの作品情報を概要とあらすじから紹介していきます。

カードキャプターさくらは、なかよしに掲載されている大人気漫画です。原作者はCLAMPと呼ばれる女性漫画家集団です。普通の小学生だった木之本桜がひょんなことから、不思議な力と出会い、『クロウカード』を封印するカードキャプターになる話です。2000年に一度完結しましたが、2016年に連載20周年を記念して新章がスタートしました。

カードキャプターさくらの原作者『CLAMP』とは、大川七瀬、いがらし寒月、猫井椿、もこなの4人で構成される漫画家集団です。ストーリーのほとんどは大川七瀬が担当しています。元々は関西を中心に活動していた同人誌グループでした。結成当初は、同人活動だけではなく、洋服作りや映画作成などもする予定でしたが、商業誌デビューすると、その忙しさから、漫画家としての活動中心の生活になっています。

友枝小学校に通う小学4年生の木之本桜は、父親と兄の3人暮らしでごく平凡な生活を送っていました。ある日、父親（藤隆）の書庫で不思議な本を発見します。自分がどうしたわけでもないのにさくらは、本に封印されていたケルベロスと『クロウカード』の封印を解いてしまいます。クロウカードは災いを呼ぶカードであることをケルベロス（通称ケロちゃん）に教えられ、さくらはカードを封印するカードキャプターになるのでした。

カードキャプターさくらに登場する主な登場人物を紹介していきます。カードキャプターさくらは登場するキャラが非常に多いので、どのキャラがどのキャラと関係があるのかしっかりと把握しておきましょう。

カードキャプターさくらの主人公です。平凡な小学生でしたが、実は強力な魔力を秘めており、その魔力でクロウカードの封印を解いてしまいます。その後、カードキャプターとしてクロウカードを全て集めるようになります。明るく素直で友達想いな性格をしているため、誰とでも仲良くなれるのが特徴です。運動神経抜群でチアリーディング部に所属しています。

さくらの最大の特徴と言えば、さくら語と呼ばれる独自の言語です。「ほぇー」や「はにゃーん」といったかわいらしいセリフは、さくらの人気を更に高めることとなり、子供から大人にまで人気のあるキャラとなりました。また、『毎度変わる戦闘コスチュームが可愛い』という評価が多く上がっています。

クロウ・リードが生み出した2人のクロウカードの守護者の内の1人です。『選定者』として、クロウカードにふさわしい者を選定する役割があります。さくらの強い魔力を認めてさくらをカードキャプターに任命したのもケルベロスです。陽気でナルシストで食いしん坊な性格をしています。

クロウ・リードが生み出した2人のクロウカードの守護者の内の1人です。『審判者』として、クロウカードの主にふさわしいか判断する役割を担います。仮の姿として雪兎になりさくらたちに近づきます。『月』の属性であり、太陽属性のケルベロスと違い、誰かに魔力を分け与えてもらえないと生命を維持できない存在です。

さくらとの対決を終えてからはさくらの魔力を吸って生命を維持していました。しかし、さくらがクロウカードの力を上手く使えなかった影響でさくらから魔力を吸収できずに、存在が危うくなってしまいます。そんな時に桃矢から全ての魔力を譲ってもらい、なんとかその存在を維持できるようになりました。

さくらのクラスメイトにして一番の親友です。お金持ちのお嬢様であり、柔らかい口調が特徴です。さくらのことが大好きで趣味はさくらの姿をビデオに収めることです。さくらの戦闘時のコスチュームを作り、戦う時にはさくらに自作のコスチュームに着替えさせてから戦闘へ向かわせます。人を優しく包み込むような母親的存在として周りから親しまれています。

クロウカードを集めるために香港から来日した、さくらのクラスメイトです。現在ではさくらの彼氏でもあります。しかし当初は自分の使命であるはずのクロウカード回収をさくらに横取りされたと感じており、敵視していました。プライドが高く嫉妬深い性格をしています。

カードキャプターさくらに登場する秋月奈久留は、さくらカード編に登場するエリオルの従者です。さくらの兄である桃矢とさくらの憧れの存在雪兎と同じ高校に転入してきます。桃矢に好意があるかのようにアタックをしています。

天真爛漫な性格で常に明るく振る舞っています。実はエリオルの従者であり、生み出された存在なので、性別は無いのですが、かわいいからという理由で女子用の制服を着ています。ちなみに名前の由来は、カードキャプターさくらを販売している講談社の社員から取った名前です。

そんな秋月奈久留の産みの親であるエリオルとは、イギリスから来日したさくらの同級生のことです。実はクロウ・リードの生まれ変わりの1人であり、2人の従者を生み出し、従えています。もう一人の生まれ変わりでさくらの父親でもある藤隆に魔力が全く行き渡らなかったことで、さくらの力を借りて自身の魔力の一部を藤隆に渡そうとします。

秋月奈久留は、ルビー・ムーンというエリオルが生み出した存在です。エリオルはもう1人従者を生み出しており、それがスピネル・サンです。スピネル・サンは、見た目はエメラルド色の瞳を持つ黒い猫のような外見です。冷静で丁寧な口調で話すのが特徴です。しかし、甘い物を食べると性格が豹変してしまい、言動が幼くなるという弱点も持っています。ルビー・ムーンとは仲良しでいいコンビです。

カードキャプターさくらに登場する秋月奈久留の真の姿と正体について紹介します。秋月奈久留の真の姿とはルビー・ムーンと言います。その正体はエリオルが作った存在です。元々は桃矢の魔力を狙って近づきました。赤く長い髪の毛を頭上両サイドでお団子にした髪型が特徴です。また、蝶々の様な羽も生やします。

また、真の姿を解放しても秋月奈久留の時の記憶は共有しているため、人格が変わったり記憶が混乱したりすることはありません。エリオルやスピネル・サンからは真の姿の時でも秋月奈久留の時でも「ルビー・ムーン」と呼ばれています。

カードキャプターさくらに登場する秋月奈久留とエリオルの関係はただの従者という関係だけではありません。秋月奈久留はクロウ・リードが作り出した生き物ですが、厳密にはクロウ・リードの生まれ変わりであるエリオルが生み出した存在です。

エリオルがまだ幼かったころは、エリオルの姉という存在で立ち振る舞っています。しかし、当時から思慮深く物腰落ち着いているエリオルから、度々秋月奈久留は言動を注意されており、どちらが年上なのか分からないような場面もありました。しかし、傍から見ているといい姉弟のように見えていたようです。

ちなみに、エリオルはクロウ・リードの生まれ変わりです。クロウ・リードとは、史上最強の魔力を持つ、陽気なマジシャンです。カードキャプターさくらでは回想シーンとして登場します。自身の魔力の高さを憂い、自分が死ぬ時には魔力を半分ずつ2人の人物に分け与えるように仕向けます。また、高い魔力が悪事に使われることを心配もしていました。

カードキャプターさくらに登場する秋月奈久留と桃矢の関係を紹介していきます。桃矢にもさくら同様に魔力があります。それもさくらと同じくらい高い魔力です。しかし、さくらの魔力と桃矢の魔力には大きな違いがあります。桃矢の魔力は見えないものを見る力です。そんな特殊な魔力に興味を持った秋月奈久留は桃矢に近づこうとするのです。

また、ユエがさくらの魔力不足によって存在そのものが危険になった時、桃矢は自分の魔力を雪兎に与えることで雪兎（ユエ）の存在を保たせようとしますが、ことごとく秋月奈久留が邪魔をします。最終的には桃矢が雪兎に魔力を提供することに成功します。しかし、その後も秋月奈久留は桃矢にちょっかいを出すことをやめません。

秋月奈久留と雪兎には共通点があります。それは二人ともクロウ・リードによって造られたクロウカードの、『月』としての存在だということです。二人とも同じ『月』の性質を持っているため、ライバル関係にあります。特に秋月奈久留は一方的にライバル意識をむき出しにしています。

また、秋月奈久留は桃矢と近い親友の存在である雪兎に対してヤキモチも妬きます。しかし、雪兎は基本的に天然なので、なぜ秋月奈久留が怒っているのか分からないでいることが多いです。いつも笑ってその場を流しています。

そんな雪兎は、ユエの仮の姿であり桃矢のクラスメイトで親友です。さくらの憧れの存在でもあり、頭も良く運動神経も抜群な人物です。ユエは雪兎の時の記憶を持っていますが、雪兎はユエの時の記憶を持っていないため、雪兎はユエに会ってみたいと密かに願っています。さくらのことをよく理解しており、さくらが自分の気持ちを雪兎に伝えた時には「さくらには本当に好きな人が他にいる」と諭しました。その人物こそが小狼です。

また、桃矢と同様にどこの部活にも所属していませんが、時折様々な部活から助っ人を頼まれて活躍することがあります。また、桃矢と同じようにさくらの行くところ行くところでアルバイトをして遭遇することもあります。

エリオルの従者には秋月奈久留（ルビー・ムーン）の他に、スピネル・サンという存在があります。秋月奈久留が月としての存在であれば、スピネル・サンは太陽としての存在を担っています。対照的な存在ですが敵対心はなく、基本的には仲良しです。お互いにいいコンビのようで、二人の様子をエリオルが優しく見守るのがいつもの光景のようです。

クロウ・リードによって造られたクロウカードの、『太陽』としての存在であるため、秋月奈久留の性質とは全く正反対です。しかし、同じエリオルから生み出された存在なので、敵対しているわけでもありません。また、太陽の性質を持っているので、ケロちゃん同様に食べ物を食べることで魔力を生み出すことができます。

カードキャプターさくらに登場する秋月奈久留の声を担当する声優は、柚木涼香です。声優柚木涼香は愛知出身で声優業だけではなく、同人作家でもあります。また、元々グラビアアイドルとして活動しており、当時は角松かのりという名前でグラビア活動をしていました。その後、声優活動が本格化するにつれて柚木涼香という名前に変更しました。

そんな柚木涼香は1974年1月10日生まれです。映画『E.T.』を観て衝撃を受けたことから、映画に出たいと感じるようになります。その後、映画デビューを果たし、前述したようにグラビアとしても活躍します。『ビーストウォーズ超生命体トランスフォーマー』で声優デビューを果たしてから声優としての活躍を広げていきます。

声優柚木涼香の主な出演作品は、ファーブル先生は名探偵に登場するシャルロット役やサラリーマン金太郎に登場する末永美々役、NARUTO -ナルト-に登場する山中いの役や、かみさまみならいヒミツのここたまに登場するキラリス役などが挙げられます。主役級からわき役まで幅広くこなす声優です。

秋月奈久留に関する感想や評価の1つ目は、秋月奈久留がかわいいという感想です。真の姿も仮の姿もかわいいと高評価です。特に桃矢に対して積極的な秋月奈久留や雪兎に対して敵対心をむき出しにするシーンが大人気のようです。

秋月奈久留に関する感想や評価の2つ目は、秋月奈久留が好きだという感想です。秋月奈久留がカードキャプターさくらに登場するキャラの中で一番好きだという感想が多く上がっています。中でも結婚したいという声やつきあいたいという声が多く上がっているのも特徴的です。

秋月奈久留に関する感想や評価の3つ目は、カードキャプターさくらが面白いという感想です。子供向け番組に思われがちなカードキャプターさくらですが、クリアカード編からは大人向けの伏線がたくさん張られており、大人でも楽しめる内容となっています。

いかがでしたか？秋月奈久留について担当する声優や、エリオル、桃矢、雪兎との関係などについて紹介、解説してきました。秋月奈久留がエリオルの従者であり、桃矢に対して好意を抱いていることが分かりました。今回の記事を参考にして、秋月奈久留の魅力を知って、カードキャプターさくらをもっと楽しんでみてください。