【ゼロの使い魔】デルフリンガーはしゃべる伝説の剣!平賀才人との関係や声優は?

ゼロの使い魔に登場し、高い知名度を誇る武器がしゃべる剣、デルフリンガーです。平賀才人の愛剣としてゼロの使い魔のあらすじの中でも長く活躍。幾度となくそのピンチを救う活躍を見せています。今回はデルフリンガーについて伝説の剣と言われる由来となっているその特徴やゼロの使い魔作中での持ち主である平賀才人との関係性、ゼロの使い魔がアニメ化された際の声優などについてまとめて紹介していきます。

【ゼロの使い魔】デルフリンガーはしゃべる伝説の剣!平賀才人との関係や声優は?のイメージ

目次

  1. デルフリンガーが登場するゼロの使い魔とは?
  2. デルフリンガーはしゃべる伝説の剣?原作は?
  3. デルフリンガーと平賀才人の関係
  4. デルフリンガーのアニメ声優
  5. デルフリンガーに関する感想や評価
  6. デルフリンガーについてまとめ

デルフリンガーが登場するゼロの使い魔とは?

ゼロの使い魔の概要

デルフリンガーについて紹介する前にデルフリンガーが登場するゼロの使い魔についても簡単に紹介しておきます。ゼロの使い魔は2004年からヤマグチノボル先生によりMF文庫Jにて刊行されていたライトノベルです。魔法が実在するハルケギニア大陸を舞台とし、地球から召喚された平賀才人が活躍する事になる異世界転生ファンタジー作品で、高い人気を受けて4度のアニメ化が行われています。

2017年に全22巻で完結を迎えましたが、作者のヤマグチノボル先生が19巻時点で完結までのプロットを完成させたと発言し完結が見えている状態で、末期癌により残り2巻を残して亡くなってしまった為、20巻時点で絶筆してしまいました。その後、ヤマグチノボル先生が完成させていたプロットを元に同じライトノベル作家の志瑞祐先生が代筆する形で完結まで描かれた作品です。

ゼロの使い魔のあらすじ

地球に住む平凡な高校生、平賀才人は、ある日突然異世界ハルケギニアに召喚されてしまいます。平賀才人を召喚したのは魔法の才能がまったくない「ゼロのルイズ」と言われるルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールでした。前代未聞である人の召喚をしてしまったルイズはルール通りに平賀才人と使い魔契約をする事になります。

突然異世界に召喚された平賀才人と我儘でプライドも高いルイズは当初こそ邪険な関係からスタートした平賀才人とルイズ。しかし平賀才人は元の世界に帰る為に行動するうちに徐々にルイズと惹かれ合う事になります。相容れないその2つの思いに葛藤しながらも平賀才人とルイズは様々な事件に巻き込まれていく事になるのです。

MF文庫J 『ゼロの使い魔』

デルフリンガーはしゃべる伝説の剣?原作は?

デルフリンガーはしゃべる伝説の剣

デルフリンガーは異世界ハルケギニアの武器屋に売られていたしゃべる事ができる剣、インテリジェンスソードです。150cmにもなる片刃の長剣の姿をしており、しゃべる際には刃の根本の金具をカチカチ動かす事でしゃべる事が出来ます。実は片刃の長剣が本体ではなくデルフリンガー自身は霊的な存在であり、武器に憑依する事で初めてしゃべる事ができるようになります。

余談ですがデルフリンガーを含むしゃべる剣、インテリジェンスソード自体は異世界ハルケギニアでは別段珍しい物ではない上にデルフリンガーが宿った剣はボロボロで加えてデルフリンガー自身の性格から口が非常に悪く、武器屋の主人にも呆れられていた為、平賀才人は格安でデルフリンガーを手に入れる事が出来ました。身長170cm程の平賀才人にはデルフリンガーは長すぎる為、腰ではなく背中に背負われる形で扱われています。

ちなみにデルフリンガーを作り出したのは6000年前、始祖ブリミルを守る初代ガンダールヴであったエルフ族の女性サーシャで、虚無の使い魔が扱う武器として先住魔法を使って作られるという相反した2つの存在によって生み出された存在になっています。その後サーシャの武器として使用され続け、ガンダールヴとしてのサーシャとプリミルを襲った悲劇にも関わっています。

デルフリンガーの喋り方は伝法めいたゼロの使い魔の中でも独特の喋り方であり、口癖としてよく「おでれーた!」と発言するのも特徴になっています。また人の事を名前で呼ぶのを避けている傾向にあり、平賀才人の事も終始「相棒」と呼び続け、ルイズは「貴族の嬢ちゃん」、シエスタには「村娘」、その他周囲の人物に関しても独自の呼び名をつけて呼んでいます。

デルフリンガーは原作では鞘に入れられると話せない?

上記のようにデルフリンガーはしゃべる際、刃の金具を動かす事でしゃべるのですが、その特性上、鞘に入れられて抑えられてしまうとしゃべる事が出来ないという設定がありました。これは原作だけの設定でアニメでは鞘に収められた状態でも自ら刃を動かしてしゃべる描写があります。また原作でもゼロの使い魔のあらすじの中でテレパシーを使える事を思い出すような描写もあります。

原作ではこの鞘に入れられているとしゃべれない設定から、平賀才人が長時間鞘から出さずにいると拗ねてしまう事もありました。6000年もの長い間をガンダールヴの再来を待ち望んでいた結果、寂しがり屋な性格になってしまっていたのです。アニメでは自在に喋れる事からこの性格も緩和されていますが、寂しがり屋的な一面を見せる事もあります。

デルフリンガーの能力は?

デルフリンガーには武器に憑依する以外にも作られた際から様々な特殊能力を持っており、見た目を錆びた状態に戻したり綺麗な状態にするなど変化させる、攻撃魔法を吸収する能力、攻撃魔法を吸収した魔力分限定ながらガンダールヴの身体を操り移動させる能力、デルフリンガーが憑依した剣に触れた相手の力量を推し量る、武器の情報を読取る能力などの特殊能力を保有しています。

ちなみに6000年もの長い時を生きている故に記憶は欠如している部分が多く、似たような場面に出くわすなどのきっかけがないと思い出す事が出来なかったりします。それでも持っている知識でハルケギニアの知識を基本的に持たない平賀才人を支える事もあります。ただ本人曰く忘れっぽい性格であり、敢えて隠すようにしている場面もありどこまで本当の事を言っているのかは不明だとも言われています。

またゼロの使い魔では特筆されていませんが、物理的な耐性もかなり高めで、鉄鎧をつけた兵隊相手に250人以上に損害を与える程の活躍を平賀才人がした際も、鉄鎧を砕く程の力で振るわれ続けているにも関わらず、それを行った平賀才人ですら疲れ果て疲弊したのに対し、デルフリンガー自体は無傷でなんともありませんでした。これはファンの間ではデルフリンガーが取り付く事で強度が上がっているのではないかと考えられます。

また武器の情報を読取る力はガンダールヴの「どんな武器でも使いこなす事ができる能力」と相性が非常に良く、例えハルケギニアには本来存在していないタイガー戦車などであっても平賀才人の目が届かない部分をサポートするなど、地球の知識を持たない他のキャラクターには絶対に出来ないやり方で平賀才人を支える一面もあり名実共に平賀才人の相棒として彼の活躍を支えています。

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デルフリンガーと平賀才人の関係

平賀才人とは?

ゼロの使い魔の主人公の1人が平賀才人です。ルイズと契約した際にガンダールヴの紋章(ルーン)が左手に浮かび、ガンダールヴの力によって武器であれば触ればすぐに使い方や操作方法が理解できどんな物でも100%の力を発揮して自在に使う事が出来ます。基本的に現代日本の価値観を持っているのでハルケギニアでは異質な存在であり、また戦う力もなく当初はガンダールヴの力だけで戦っていましたが徐々に力をつけていきました。

アルビオン共和国との戦いで瀕死の重傷を負った事で1度はガンダールヴのルーンを失ってしまいますが、ルイズと再契約を果たした事で再びガンダールヴのルーンを得ています。ちなみに最初は悪態を付きながらも徐々にルイズに惹かれていき基本的には一途な性格であり、色々な女性に迫られても「好き」という事はありませんでした。ただアニエスだけは例外的に惹かれてしまった事があります。

ゼロの使い魔作中では数々の功績を上げており、平民から騎士として任命されて貴族となったり、アンリエッタの新設の近衛隊「水精霊騎士隊」の副隊長に就任したり、領地を下賜されるなど作中でどんどんハルケギニアでの立場を得てもいます。同時にその活躍から「アルビオンの英雄」「虎街道の英雄」と称号を与えられた他、平民の間では高い人気を誇り、平賀才人を主人公とした舞台が作られる程の知名度を得ています。

作中では平賀という名字がハルケギニア人には発音しにくい事から、才人と呼ばれる事が多く、また貴族となってからはあくまでも公的な文面上ですが「サイト・シュバリエ・ド・ヒラガ」、領地を得てからは「サイト・シュバリエ・ド・ヒラガ・ド・オルエニール」と形式上とはいえ名前も変わっています。

デルフリンガーの持ち主は平賀才人

そんな平賀才人の活躍を支えた存在と言えるのがデルフリンガーです。武器屋で平賀才人と出会ったデルフリンガーが平賀才人がガンダールヴである事を見抜くと自身を売り込み、以降「相棒」と呼んで平賀才人の活躍を支えています。元々デルフリンガーがガンダールヴの武器であった経緯もあり、時には自身の身を盾にして平賀才人を守った事もあります。

ゼロの使い魔作中で1度、許容量を超えるのを覚悟で魔法を吸収し続けてデルフリンガーが消滅してしまう事がありますが、その際にも平賀才人に「お前がいないと何もできない」と言われる程であったり、平賀才人が信頼しているルイズやアニエスにも言えない思いをデルフリンガーに吐露するなどデルフリンガーは平賀才人にとって武器以上の存在であり文字通り相棒的な存在となっていた事が分かっています。

デルフリンガーのアニメ声優

後藤哲夫のプロフィール

ゼロの使い魔がアニメ化された際、デルフリンガーの声優を務めたのが後藤哲夫さんです。1975年に劇団に入り舞台俳優として活躍する一方で、洋画や海外ドラマの吹き替えからアニメ声優まで担当するようになりました。1990年代後半から、主に中年から老年の男性役を演じる事が多かったですが、元々声優として声質が高い事もあって少年や青年役を演じる事もありました。

専業声優に比べれば数こそ少なく、そのアニメにおける主要なキャラクターを演じる機会こそ少なかったものの声優として毎年のようにアニメに出演を続けていましたが、2018年11月、68歳で食道癌で亡くなってしまいました。ゼロの使い魔は既に放送が終了していましたが、当時演じていた役などは引き継がれる形で他の声優さんが演じています。

後藤哲夫の主な出演作品

後藤哲夫さんがこれまでアニメ声優として出演した作品としては、「ソウルイーター」のワトソン役、「ワンピース」のハンニャバル役、ドフラミンゴ・ミョスガルド聖役、「侵略!イカ娘」のマーティン役、「キングダム」の玄峰役、「ダイヤのA」の岡本一八役、「聖戦ケルベロス龍刻のファタリテ」のテオ老師役、「正解するカド」の御船哲人役、「はねバド!」のマシャシィ役などの声優を務めています。

デルフリンガーに関する感想や評価

ここからは既にゼロの使い魔を視聴した人のデルフリンガーに関しての感想を紹介していきます。デルフリンガーは喋り方はもちろんですが、しゃべる際の動きが面白い、好きという声が非常に多いです。基本的には常に平賀才人の側にいるだけに喋り相手としても面白く、デルフリンガーがいたからこそ平賀才人の一面が見えた場面も多く武器として以上の活躍が目立ったという声も多くなっています。

デルフリンガーのようなインテリジェンスソードはゼロの使い魔に限らず創作作品において度々扱われる題材の1つですが、デルフリンガーのインテリジェンスソードとして知名度の高さ、主人公の武器という側面からの知名度の高さ共に高すぎるという声が非常に多いです。相棒という側面も持つデルフリンガーだけに通常の武器とは一線を介した知名度を誇っています。

ゼロの使い魔はアニメ終盤において原作に追いついてしまった事からオリジナルエピソードを展開して終了する形を取っています。そのオリジナルエピソードの中でもデルフリンガーは活躍し、最後には平賀才人とルイズを守って消滅してしまいます。原作はもちろんアニメでもデルフリンガーは最後まで格好良かったと言われる事になっています。その最後もあってデルフリンガーの知名度・人気が高いというファンも多いです。

デルフリンガーについてまとめ

デルフリンガーはゼロの使い魔に登場する意志を持ちしゃべる事ができるインテリジェンスソードです。ゼロの使い魔自体が異世界転生物の先駆けと言われるような作品である事、その上で主人公である平賀才人の武器であり相棒という立ち位置も相まってその知名度は抜群に高く、人気の高い剣になっています。アニメでも声優を務めた後藤哲夫さんの熱演もあって非常に良い味を出していたと言われています。

デルフリンガーは決して人間になったりするわけではなく、基本的に自らの意志で動く事は出来ません。ただそれでもその能力で平賀才人を助け、平賀才人の相棒として彼を支え続けた存在であり、精神的な支柱になっていたのは間違いありません。まだゼロの使い魔を視聴した事がないという人はデルフリンガーにも注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか?

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