2020年02月01日公開
2020年02月01日更新
【タッチ】上杉和也は達也の双子の弟!死亡した理由は?現実でも葬式が行われた?
タッチは1980年代に週刊少年サンデーにて連載された、野球を題材とした漫画です。青春野球漫画の金字塔として大ヒットを記録したタッチのもう一人の主人公、上杉和也について紹介していきます。タッチの主人公上杉達也の双子の弟・上杉和也が作中で死亡してしまった理由や、葬式の情報についてまとめます。また、上杉和也の数々の名セリフやアニメでの声優情報についても紹介していきます。
上杉和也は達也の双子の弟
タッチの作品情報
上杉和也は、大人気の野球漫画タッチの主人公上杉達也の双子の弟です。大人気のキャラクターであった上杉和也ですが、タッチ作中では物語の序盤に死亡してしまいます。タッチは野球を題材とした漫画ですが、主人公上杉兄弟と幼馴染の浅倉南との三角関係を描いた事でも有名です。上杉和也はタッチという物語に非常に大きな影響を与えたキャラクターでした。
ここでは、タッチのもう一人の主人公である上杉和也について、彼が死亡した理由や葬式の情報も詳しく紹介していきます。上杉和也が登場するタッチという作品について、まずはその作品情報を紹介していきます。
タッチの概要
タッチとは、週刊少年サンデーで連載されていた少年漫画です。作者は漫画家のあだち充です。あだち充は様々なヒット作を世に送り出しており、野球を題材とした漫画を得意としている漫画家です。タッチはそんなあだち充の最大のヒット作であり、彼の代表作として知られている作品です。タッチが週刊少年サンデーにて連載されていたのは、1981年~1986年でした。
タッチの単行本は全26巻で、サンデーコミックス版以外にも完全版や文庫版など、様々な形で刊行されています。テレビアニメ化もされ幅広い層のファンを獲得したタッチ。野球を題材とした漫画ながら、主人公達の三角関係や友情、家族愛など、野球だけではなく様々な要素が含まれた作品だとして、スポーツに詳しくない読者も多く獲得し、一大ブームを巻き起こしました。
タッチはテレビアニメの他にも、実写化作品としてドラマや映画も制作されており、時代を越えて愛され続ける作品となっています。ここで紹介していく上杉和也というキャラクターは、タッチ作中で死亡してしまいます。タッチというタイトルは、弟・上杉和也から兄・上杉達也へとバトンタッチしていく、という意味が込められたタイトルとなっています。また、兄・上杉達也(タッちゃん)が主人公であるという意味もあります。
タッチのあらすじ
上杉達也が登場して活躍する、タッチの作品あらすじを紹介していきます。タッチの主人公・上杉達也には、良く出来た弟・上杉和也がいます。野球少年でスポーツ万能で勉強も良く出来る上杉和也に対し、上杉達也はいつも飄々とした態度で適当に過ごしていました。その為、「双子の弟に良い所を全て持っていかれた」「兄貴は出涸らし」などと評されていました。
対照的な扱いを受けている双子の兄弟には、浅倉南という幼馴染がいます。小さなころからいつも一緒だった3人でしたが、上杉和也は浅倉南の事を想っていました。成長と共に浅倉南への想いをはっきりと口に出すようになり、兄・上杉達也にも彼女を正々堂々奪いあうように発破をかけていました。上杉和也は明青高校野球部に入部して野球に打ち込んでおり、浅倉南を甲子園へ連れて行くと約束したのでした。
しかし、ある日上杉和也は不慮の事故で死亡してしまいます。残された兄・上杉達也や浅倉南は深い悲しみにくれました。甲子園出場の夢を果たせずに死亡してしまった上杉和也に代わり、兄・上杉達也が野球部へと入部します。実は野球の才能に恵まれていた上杉達也は、弟の意志を引き継いで甲子園優勝を目指していくのでした。
上杉和也のプロフィール
タッチのもう一人の主人公、上杉和也のプロフィールを紹介します。上杉和也はタッチの主人公・上杉達也の双子の弟です。兄とは髪型以外は全く瓜二つであり、表情がキリっと引き締まっている方が弟和也であると言われています。適当な性格の兄とは違って勤勉で真面目であり、非常に優しい性格もしています。野球や勉強に対しても妥協を許さず、優れた成績を収めています。
優しく紳士的で自分よりも周りの人々を気遣うことが出来る上杉和也は、男女問わず非常に愛される人物です。また、とても負けず嫌いな性格でもあり、浅倉南を巡っては兄・上杉達也を度々挑発していました。明青高校野球部に入部し、一年生の時点からエースを務めていました。ポジションはピッチャーで、入部した時はエースだったキャプテン黒木もその才能を認め、あっさりとポジションを譲る程でした。
中学時代からの付き合いの松平とバッテリーを組んでいます。野球部の面々と共に、甲子園出場を目指して日々練習に打ち込んでいる野球青年です。兄・上杉達也が実は野球の才能に恵まれている事や、自分を気遣ってだらしない態度を取っている事にも気づいていました。また、浅倉南に関しても、兄・上杉達也は何も言わず自分に譲ろうとしている事を知っており、浅倉南との結婚をかけて勝負を申し込んでいました。
上杉和也が死亡した理由や葬式
上杉和也が死亡した理由や命日
タッチ作中で大人気だったキャラクター・上杉和也。しかし、上杉和也は夢半ばで死亡してしまいます。上杉和也が死亡した理由と命日について紹介します。上杉和也は甲子園出場を目指し、西東京予選を着実に勝ち進んでいきました。甲子園出場がかかった予選大会決勝戦の日、明青高校は上杉和也のライバルである新田明男の須見工業高校と対戦するはずでした。
予選決勝へと出場する為、家を出発した上杉和也でしたが、その途中に交通事故にあってしまいます。子供を庇って車にはねられてしまった上杉和也は、病院へと運ばれましたが死亡してしまいました。上杉和也の死は、兄・上杉達也たち家族や幼馴染の浅倉南だけではなく、チームメイトやライバルの新田明男ら高校球児にも多大な影響を与えることになったのです。
上杉和也の葬式が現実でも行われた?
上杉和也が死亡してしまう展開については、タッチが連載される前の段階から決まっていた事でした。しかし、上杉和也の死は多くの読者を驚かせ、悲しませる事になります。そんな上杉和也の死については現実にも影響を及ぼし、彼の葬式は実際に行われることになりました。漫画やアニメの登場人物はフィクションで実際には存在しませんが、人気のキャラクターに関しては現実でも葬式が行われることがあります。
上杉和也の葬式も、彼がそこまで現実に影響を及ぼすほどの人気キャラクターである事の証明と言えます。上杉和也の葬式では、上杉達也の声優を務めた三ツ矢雄二が喪主を務めていました。また、上杉和也の声優である難波圭一も葬式に出席しています。
上杉和也の声優
難波圭一のプロフィール
タッチのアニメで、上杉和也の声を担当した声優情報を紹介していきます。上杉和也の声を担当した声優は、難波圭一です。タッチの上杉和也役は、声優難波圭一にとって代表作となりました。難波圭一は島根県で生まれ、山口県で育った男性声優・ナレーターで、藤賀事務所に所属しています。また、ケッケコーポレーションの代表を務めている人物でもあります。
高校を卒業後俳優を志した難波圭一は、両親に自分の夢を伝えますが、「家業を手伝え」と反対されています。しかし、夢をあきらめなかった難波圭一は食い下がり、最後には勘当されたと語っていました。上京した難波圭一は劇団薔薇座に入団し、芝居の稽古に打ち込んでいきます。劇団がミュージカルへ路線変更したことをきっかけに多くの先輩座員が退団し、難波圭一に活躍の場面がめぐってくるようになりました。
難波圭一の主な出演作品
タッチの上杉和也役で有名な難波圭一の、他の出演作品を紹介していきます。俳優として活動していた難波圭一は、1984年のデビューをきっかけに声優としても活動するようになっていきます。様々な幅広い役を演じ分ける難波圭一は、アニメのキャラクターの声優だけでなく、バラエティー番組のナレーションなどでも知られています。
難波圭一のアニメキャラクターの出演作としては、魔法の妖精ペルシャの室井学役、機動戦士Ζガンダムのカツ・コバヤシ役、炎のアルペンローゼのランディ役、DRAGON QUEST ダイの大冒険のポップ役、南国少年パプワくんのタンノくん役、金田一少年の事件簿の佐木竜太役などがあります。
上杉和也のかっこいい名セリフ集
上杉和也のセリフ①「じゃ、賭けよう…」
じゃ、賭けよう。南!勝ったほうが南を嫁さんに出来る。
上杉和也がタッチ作中で残した名セリフをいくつか紹介していきます。まず、「じゃ、賭けよう…」というセリフは、上杉和也が兄・上杉達也へと言ったセリフです。上杉兄弟と幼い頃からずっと一緒に育ってきた、幼馴染の浅倉南。上杉和也も上杉達也も彼女の事が好きだったのですが、上杉達也は優柔不断ともいえる程の優しい性格をしている為、戦わずして弟に譲ってしまおうと考えていました。
本当は浅倉南の事が好きでありながら、彼女を怒らせるような行動を繰り返していた上杉達也。上杉和也と浅倉南をくっつけようとして行っていた行動ではありましたが、その思いとは裏腹に浅倉南は上杉達也へと強く惹かれていきます。上杉和也は浅倉南の気持ちにも気づいてはいましたが、自分の想いを率直に表し、兄・上杉達也に度々彼女をめぐって勝負を申し込んでいます。
上杉和也のセリフ②「まず南を甲子園につれていく…」
まず南を甲子園につれていくことで、先取点をねらいますので・・・・よろしく!
兄・上杉達也に浅倉南をかけた勝負を度々申し込んでいた上杉和也。実は浅倉南が小さなころから兄・上杉達也に密かな想いを抱いている事を知っていました。それでも自分の気持ちを曲げない上杉和也は、浅倉南の為に彼女を甲子園へ連れて行くという約束をします。この「まず南を…」というセリフは、浅倉南の為に甲子園出場を果たすという強い決意が表れた名セリフです。このように上杉和也は上杉達也を度々挑発するのでした。
上杉和也のセリフ③「約束する。かならず甲子園いくよ…」
約束する。かならず甲子園いくよ。占いなんかするな。上杉和也を信じろ。
「約束する…」という名言は、上杉和也が浅倉南に言った名セリフです。上杉和也は幼い頃に、甲子園へ行きたいという夢を持った浅倉南の為、野球に打ち込むことになりました。浅倉南を甲子園に連れて行く為、日夜努力を惜しまない上杉和也。実際に十分な実力を身に付けた上杉和也は、甲子園出場まであと一歩という所までやってきます。
タッチ作中では上杉和也は交通事故で死亡してしまい、甲子園出場は果たされずに終わってしまいました。しかし、この名セリフからは、浅倉南を絶対に甲子園へ連れて行くという強い決意と自信が分かります。
上杉和也に関する感想や評価
タッチの上杉和也くん⚾️
— * ☆*♡✞Rie1980s✞♡* ☆ (@rienda0211) December 10, 2019
小6の時タッチ好き過ぎてプリントごっこ使ってTシャツまで作った子供です😂
私はカッちゃん派やったから交通事故で死ぬ回はテレビ放送まともに見れなかった、、南ちゃんが高架下で泣くシーンも強烈やったなぁ、、
#死んで欲しくなかったキャラ晒す pic.twitter.com/5cAE4iJCyH
タッチの上杉和也に関しての感想や評価をいくつか紹介していきます。上杉和也に関しての感想では、やはり死亡してしまったのが悲しかったという感想が多くなっています。タッチの序盤では、上杉和也と上杉達也の兄弟が2人で主人公のようなストーリーであったため、上杉和也のファンもとても多く、死んでほしくなかったという声が挙がっていました。
タッチ……名作やなぁ
— よったん (@yottan_0120) April 1, 2019
上杉和也を追い求めて戦いたかった新田
でも、とうの本人上杉達也はずっと
上杉和也と戦っていて
『上杉達也のライバルは上杉和也だよ。』
って、言われていたし
でも、そんなライバルの達也に
自分が好きだったマウンドで
達也に力を貸す和也……
泣ける最後の展開だなぁ。 pic.twitter.com/vacDTkOqEo
タッチ作中で死亡してしまった上杉和也ですが、彼の死は兄・上杉達也にも多大な影響を及ぼしました。上杉和也からバトンを受け取り、野球部へと入部した上杉達也。天賦の才能を持っていた彼は、甲子園出場も果たします。双子の兄弟である彼らですがお互いが一番のライバルであり、そんな上杉和也の存在が、上杉達也の力になるシーンはとても泣けると話題となりました。
あだち充氏が『なぜ上杉和也を殺したのか?』というインタビューに対して『最初から殺すつもりだった。タイトルの『タッチ』は、『バトンタッチ』の『タッチ』だからねぇ。』とサラッと答え、ファンに衝撃が走っています。https://t.co/E7GvkrRFei pic.twitter.com/PLQ8qQtylK
— コアラのまーしー (@koaranomarchy) January 9, 2020
タッチ作中で上杉和也が死亡してしまう展開について、作者のあだち充は連載前から決めていたと明かしています。この事実はタッチのファンに衝撃を与えました。人気キャラクターの上杉和也の死は、それほど多くの人々を驚かせる展開だったのです。
上杉和也が死亡した理由や声優まとめ
ここでは、大ヒットを記録した野球漫画・タッチの上杉和也について、彼の死についてや葬式などの情報を詳しく紹介してきました。上杉和也は紳士的で勤勉な野球青年であり、優しい性格から男女問わず人気のあるキャラクターです。読者からの人気も高かった上杉和也が作中で死亡してしまった際には、現実でも葬式が行われる程でした。上杉和也は甲子園出場をかけた西東京予選大会の決勝戦の日に、亡くなってしまいました。
上杉和也がタッチ作中で残した数々の名セリフや、テレビアニメ版で声を担当した声優・難波圭一について等も詳しく紹介しています。上杉和也は非常に人気のあるキャラクターとして、原作内で死亡してしまった後も多くの人に影響を与えています。是非、タッチをチェックして、上杉和也の活躍するシーンや、彼の死によってバトンタッチした兄・上杉達也を巡るドラマなどを楽しんでみてください。