【ダンガンロンパ】御手洗亮太が黒幕と言われる理由は？性格や声優情報も

御手洗亮太はアニメ『ダンガンロンパ3』に登場するキャラクターです。『ダンガンロンパ』はシリーズ化されている人気作品です。ここではまず、『ダンガンロンパ』シリーズの作品情報について詳しく紹介します。

『ダンガンロンパ』シリーズとは、スパイク・チュンソフトから開発・発売されているゲームです。御手洗亮太が登場する『ダンガンロンパ3』はゲームのストーリーではなく完全アニメオリジナルストーリーで、ゲーム『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』と『スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園』の続編です。

一作目の『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』は超高校級の高校生達が学校に閉じ込められて、コロシアイ生活を強いられるストーリーです。その続編となる『ダンガンロンパ2 さよなら絶望学園』では、希望ヶ峰学園77期生の修学旅行先で行われたコロシアイ生活が描かれています。

そして御手洗亮太が登場する『ダンガンロンパ3』の絶望編では、希望ヶ峰学園77期生の過去が明らかになります。未来編では、絶望の残党達に対抗する未来機関の幹部同士でコロシアイゲームが行われます。そして希望編では全てが明らかになり、絶望と未来機関の戦いに決着がつきます。

御手洗亮太とは、元希望ヶ峰学園77期生で『ダンガンロンパ3』の未来編では未来機関の第十支部支部長をしています。『ダンガンロンパ3』では絶望編と未来編の両方で登場しており、絶望編では希望ヶ峰学園の学生時代が描かれています。高校生時代は超高校級のアニメーターとしてアニメを作っていました。

人を感動させるアニメを作ることにこだわっており、学校に通わず夜通しアニメを作っていました。同じく希望ヶ峰学園77期生の超高校級の詐欺師と同じアパートに住んでおり、ある時2人は知り合います。それから学校に通わずアニメを作る御手洗亮太の代わりに、超高校級の詐欺師が御手洗亮太に変装して学校に通っていました。また、身の回りの世話なども超高校級の詐欺師にしてもらっていました。

未来編では、元希望ヶ峰学園の学園長で未来機関の会長をしている天願和夫によってスカウトされ、支部長を任されていました。未来機関では、苗木誠達と同じ穏健派でした。希望ヶ峰学園77期生の中で存命している中では、唯一絶望に染まっていない人物でもあります。

『ダンガンロンパ3』絶望編の5話では御手洗亮太の過去が語られます。超高校級の詐欺師はその日も御手洗亮太の元を訪れます。御手洗亮太はクマを作ってまでアニメを制作していました。なぜそこまで必死になってアニメを制作しているのかというと、それは過去のいじめがきっかけでした。御手洗亮太は昔からいじめられていましたが、それに対抗できる力を持っていませんでした。

そんな御手洗亮太を救ってくれたのがアニメでした。だからこそ御手洗亮太は自分のアニメを観て、同じような人を救ってあげられるようなアニメを作ろうと必死になっていたのです。そんな過去を聞いた超高校級の詐欺師は、その調子ではアニメが完成する前に死んでしまうと忠告します。御手洗亮太はその直後に過労と栄養失調で倒れてしまいました。

そんな御手洗亮太は『ダンガンロンパ2 さよなら絶望学園』には登場しないキャラクターです。『ダンガンロンパ3』の絶望編では、寝る間も惜しんでアニメを作り続ける御手洗亮太の代わりに、超高校級の詐欺師が御手洗亮太に扮装して学校に通っていました。しかし『ダンガンロンパ2 さよなら絶望学園』では十神白夜に変装していたのです。

そして御手洗亮太は未来編で、希望ヶ峰学園77期生の中で唯一未来機関に所属しています。これまでの『ダンガンロンパ』シリーズに登場しておらず、一人だけ無事だった点から多くの方が御手洗亮太が黒幕なのではないかと考察していました。

絶望を広める原因となった絶望ビデオを制作したのが、御手洗亮太でした。江ノ島盾子と御手洗亮太が出会ったのは『ダンガンロンパ3』絶望編の7話です。アニメを馬鹿にする江ノ島盾子に、御手洗亮太は自分のアニメを見れば馬鹿に出来なくなると言って、自分が作っているまだ未完成のアニメを観せました。

江ノ島盾子と戦刃むくろはそのアニメを観て感動し、泣いてしまいます。なぜそんなアニメが作れるのかと聞くと、サブリミナルなどあらゆる技術を駆使し、視聴者の脳に干渉するように作っているのだと説明します。これを聞いた江ノ島盾子は絶望ビデオを作ることを思いつきます。江ノ島盾子はアニメを作るための最高の設備を整え、御手洗亮太を軟禁します。

御手洗亮太は、一緒にいた罪木蜜柑の様子が次第におかしくなっていっていることに気づきます。ある日、自分がつかっているパソコンに見に覚えのないフォルダがあるのを発見しました。フォルダを開くと、ある動画が再生されます。それは希望ヶ峰学園の生徒会役員達がコロシアイをするビデオでした。このビデオは江ノ島盾子が作ったコロシアイビデオでした。

江ノ島盾子は御手洗亮太がアニメを制作しているところを見て分析し、試作品を作っていたのです。罪木蜜柑は江ノ島盾子のコロシアイビデオを見て絶望に染まっていました。しかし江ノ島盾子はこれで満足していませんでした。自分の用意したビデオと御手洗亮太の技術を使って完璧な絶望ビデオを作り上げようとしていたのです。

江ノ島盾子は御手洗亮太を脅し、絶望ビデオを制作するように言いました。世界を絶望に染め上げるきっかけとなった絶望ビデオを作った人物として、御手洗亮太には黒幕説が囁かれていました。

『ダンガンロンパ3』で御手洗亮太役を演じた声優は本郷奏多です。本郷奏多とは、1990年11月15日生まれの俳優です。スターダストプロモーションに所属しています。アニメの実写作品や舞台などに出演することが多く、舞台『ダンガンロンパ THE STAGE 希望の学園と絶望の高校生』では苗木誠役で出演しました。主に俳優として活動していますが、声優としても度々出演しています。

本郷奏多の出演作品には、『進撃の巨人』のアルミン役、『GANTZ』の西丈一郎役、『テニスの王子様』の越前リョーマ役、『キングダム』の成蟜役、『鋼の錬金術師』のエンヴィー役、『生徒諸君!』の青木公平役、『リアル鬼ごっこ』の佐藤翼役、『奴隷区 僕と23人の奴隷』の大田ユウガ役、『アカギ』の赤木しげる役、『ラブホの上野さん』の上野さん役などがあります。

アニメの声優を俳優が演じると反発する声が上がることもあります。しかし、御手洗亮太役の本郷奏多の演技は高評価されています。まさか本郷奏多が声優をしているとは思わなかったという方も多いようです。ただ、舞台版では御手洗亮太役に起用されなかったので、がっかりしているファンもいました。

『アニメダンガンロンパ3』は、未来編・絶望編が同時進行で放送されました。そのため、未来編では痩せているのに、絶望編では太っている御手洗亮太に違和感を覚えている方がたくさんいました。実は絶望編で最初に登場した御手洗亮太は本物ではなく、超高校級の詐欺師による変装でした。

『ダンガンロンパ3』のアニメ放送中は、多くの方が御手洗亮太について考察していました。特に『ダンガンロンパ2 さよなら絶望学園』をプレイしてその結末を知っている方は、未来編に出ている御手洗亮太は黒幕なのではないかと疑っている方もいました。

『ダンガンロンパ3』の御手洗亮太は、江ノ島盾子に協力したうちの一人でした。不本意ながらも協力してしまった過去を持っているため、未来編の黒幕なのではないかと考察されています。誰が黒幕なのか、その真相は『ダンガンロンパ3』の未来編と希望編で明らかになるのでぜひ観てみて下さい。