2020年02月04日公開
2020年02月04日更新
【Angel Beats!】立華かなでの能力と声優を紹介!死因や最終回は?
立華かなでは、死後の世界を舞台にしたTVアニメ作品『Angel Beats!』に登場するキャラクターです。声を担当したのは声優の花澤香菜さん。立華かなでは特殊能力の高さから、ストーリーの序盤では「天使」と呼ばれていました。5話で『立華かなで』という本名が発覚、最終回では生前や死因にせまり、最後のワンシーンでさらなる感動を与えました。この記事では『Angel Beats!』の作品情報やグッズ情報を交えながら、立華かなでの魅力をたっぷり紹介していきます。
立華かなでとは?
立華かなではTVアニメ作品『Angel Beats!(エンジェル ビーツ)』に登場した美少女キャラクターです。声は声優の花澤香菜さんが担当されました。物語序盤では主人公たちから『天使』と呼ばれる、敵キャラクターでした。しかしTVアニメ第5話で『立華かなで』という本名が明かされてからは、主人公メンバーたちと仲良くなっていきます。
Angel Beats!の作品情報
『Angel Beats!』は2010年4月~6月まで放送されたTVアニメーション作品です。制作はP.A.WORKS。監督は岸誠二さんです。そして脚本は麻枝准(まえだ・ じゅん)さんが担当されました。麻枝准さんは当時、『Kanon』や『CLANNAD』などのゲーム作品を手がけたシナリオライター、および作曲家として有名でした。
『Angel Beats!』は『ゲームシナリオライターの麻枝准が脚本をやるアニメ』として、放送前から話題となりました。『Angel Beats!』は人気作品となり、2015年にはPCゲーム『Angel Beats! -1st beat-』が発売されました。放送から約10年が経った2020年現在も、その人気は続いています。
『Angel Beats!』のあらすじを紹介します。舞台は死後の世界。現実世界と変わらない死後の学校『天上学園』には、多くの生徒が集まっています。天上学園に集められる生徒は、生前にまともな青春時代を送れなかった子供たち。未練を抱いて最後を迎えた彼らを、楽しく過ごさせて成仏させることが、天上学園の目的です。
しかし少女・仲村ゆりがリーダーを務める『死んだ世界戦線(略称SSS)』という組織は、成仏も転生も拒んでいました。理不尽な人生を与えた神へ復讐しようと、日々学園の秩序をみだしています。そして主人公の音無結弦(おとなし・ゆづる)が天上学園を訪れてから、物語は大きく動きはじめます。
Angel Beats!5話の概要
『Angel Beats!』第5話はテスト期間の話です。コメディー要素の強い回でもありましたが、視聴者に「天使には『立華かなで』という本名がある」という情報が明かされる回でもありました。第5話では成仏を拒む『死んだ世界戦線』のメンバーは、生徒会長の『天使』の信頼を落とそうと、さまざまなテスト妨害をします。
そうした中、主人公の音無は、天使の少女に名前を聞かれます。音無が「俺もあんたの名を知らない」と天使の少女に言うと、天使は「あたしは立華かなで」と答えます。第5話の最後、音無結弦はひょんなことから、かなでの人間性に気づき、彼女を心配するようになります。
天使とは?名前の由来
立華かなでは第5話までは『天使』と呼ばれるだけで、名前があることも明らかにされていませんでした。さてどうして立華かなでが『天使』と呼ばれていたか、その理由を述べます。『Angel Beats!』の舞台は、死後の世界の学校『天上学園』です。ヒロインのゆりが率いる組織『死んだ世界戦線』は、神に一矢を報いようと、天上学園に反抗しています。そして天上学園の生徒会長である少女、立華かなでと対立しています。
立華かなでは他の者にない特殊能力を使って、『死んだ世界戦線』のメンバーとやりあいます。手を刃物に変えたり、飛んでくる銃弾を見えない壁で跳ね返したりしています。かなでは生徒会長であること、人間にはない特殊能力を持っていることから『天使』と、『死んだ世界戦線』のメンバーたちから呼ばれていたのです。しかしかなでの正体はただの人間でした。死因は最終回でもはっきりしませんが、病死と囁かれています。
立華かなでは人気キャラ
立華かなでは『Angel Beats!』内でも人気が高いキャラクターです。また声を担当したのが人気声優の花澤香菜さんであることも、話題を呼んだようです。余談になりますが脚本家の麻枝准さんは、花澤香菜さんが人気声優であると知らなかったそうです。かなではそのミステリアスな雰囲気、特殊能力者であること、そして最終回での見せ場などが、高評価を得ました。
立華かなでの死因や正体はなにか?などと、ファンの間で話題になりました。それから「天使ちゃんマジ天使」という言葉も誕生しました。これは立華かなでが可愛すぎて本物の天使のようだ!という趣旨の言葉です。『Angel Beats!』のグッズ展開も、かなでを中心に行われています。
立華かなでのフィギュア
それではここで「天使ちゃんマジ天使」と称えられるキャラクター、立華かなでのかわいいフィギュアを紹介していきます。
フィギュア①制服姿
まずはもっともスタンダードといえる、制服姿のかなでのフィギュアです。このフィギュアにはオプションで、背中に白い羽根がつけられます。
フィギュア②天使姿その1
次は白いワンピース姿の立華かなでのフィギュアです。このフィギュアを販売している会社は、制服姿の立華かなでのフィギュアも販売している『グッドスマイルカンパニー』です。TVアニメのかなでの表情を、みごとに再現していると評判です。
フィギュア③天使姿その2
こちらも白いワンピース姿の立華かなでのフィギュアです。2011年に発売されたピアノ曲集『Angel Beats!エンジェルビーツピアノソロアルバム』の表紙のかなでを、忠実に再現したフィギュアです。
フィギュア④バニー姿
こちらはバニーガールスタイルの立華かなでです。激辛麻婆豆腐を食べさせようとしているシーン、というコンセプトで作られたものだそうです。激辛麻婆豆腐は、かなでの大好物です。
フィギュア⑤着物姿
最後に2019年11月に発売された、着物バージョンの立華かなでのフィギュアを紹介します。これはフィギュアのために用意された晴れ姿です。羽根や振袖など、細部まで美しいといえるフィギュアです。
立華かなでの好きな食べ物
立華かなでの好物は、激辛麻婆豆腐です。主人公の音無は第5話の最後で、かなでの好物に気づきます。そして第6話でかなでを食堂に誘い、激辛麻婆豆腐をごちそうします。かなでは顔色ひとつ変えずに激辛麻婆豆腐を平らげ、相当な麻婆豆腐好きであると、音無から指摘されます。他人から言われないと好物に気づかない、こういった天然さは、立華かなでの人気の要因のひとつです。
立華かなでの能力
バトルシーンが熱い
立華かなでは他のキャラクターにない特殊能力があります。立華かなではこの能力を、死後の世界を改変できるソフトウェア『エンジェルプレイヤー』を用いて身につけています。エンジェルプレイヤーで特殊能力を手に入れた立華かなでは、さまざまなスキルを使って『死んだ世界戦線(sss)』のメンバーとやりあいます。そのバトルシーンは見応えがあるといわれています。
なお立華かなでは、学園の生徒たちが無事に成仏することを望んでいるため、『死んだ世界戦線(sss)』のメンバーを倒そうとはしていません。相手の攻撃から身を守るために能力を駆使しています。立華かなで自身は特殊能力を『ガードスキル』と呼んでいます。ガードスキルは8つあり、そのすべての技名は音楽用語から取られています。ではガードスキルを簡単に紹介していきます。
能力①ディストーション
『ディストーション』は立華かなでの周囲に特殊な空間を発生させて、相手の攻撃を防ぐ能力です。ただし重い物は防げないようで、ディストーション使用時は、手の甲から剣を出すスキル『ハンドソニック』も同時に使用しています。
能力②ハンドソニック
『ハンドソニック』は立華かなでの代名詞ともいえる能力です。ハンドソニックを使用している立華かなでは、よく書籍の表紙などに登場します。ハンドソニックは手の甲から剣を出すスキルです。5つのバージョンがあり、槍型や花型の鈍器のバージョンも存在します。
能力③ハーモニクス
ハーモニクスは、立華かなでの分身を生み出すスキルです。分身には立華かなで本体と同等の能力が宿っています。第8話では、このハーモニクスで生み出された分身が暴走して、騒動となりました。なお立華かなでは金色の瞳ですが、ハーモニクスで生まれた分身は赤色の瞳です。
能力④ディレイ
ディレイは近接で攻撃を受けそうになったときに、立華かなでが使用するスキルです。このスキルを発動中の立華かなでは、残像ができるほどの早いスピードで動き、相手を翻弄します。
能力⑤ハウリング
ハウリングは、立華かなでの分身が使用した能力です。両手のハンドソニックを合わせて、広い範囲に音波攻撃をしかける能力です。他より攻撃的な能力ですが、耳栓をはめることで無効化できます。
能力⑥アブソーブ
アブソーブは、前述したハーモニクスによって生み出された分身を、元の体に融合する能力です。ハーモニクスで騒動が起きた第8話の終盤で、このアブソーブが使用されています。
能力⑦オーバードライブ
オーバードライブは、立華かなでの身体能力をブーストさせているスキルです。普段から防衛スキルとして発動しているようです。
能力⑧エンジェルズウィング
最後に紹介する能力は『エンジェルズウィング』です。これは背中に天使の羽根のようなものを生やす能力で、音無の考案を受けて開発したスキルです。ただ『かっちょいいから』という理由で生み出されました。
立華かなでの声優
声優・花澤香菜のプロフィール
立華かなでの声を担当したのは、声優の花澤香菜さんです。声優の花澤香菜さんは、子役として芸能界で活動されていました。バラエティ番組『やっぱりさんま大先生』やTVドラマ『ガッコの先生』などにレギュラー出演された実績があります。高校3年生のときにTVアニメ『ゼーガペイン』にレギュラー出演したことが、声優業に本腰を入れるきっかけになったようです。花澤香菜さんは声優業のほか、歌手や女優としても活躍中です。
声優・花澤香菜の出演作品
花澤香菜さんは声優として、さまざまなキャラクターの声を担当されています。ここで花澤香菜さんが担当したキャラクターたちの一部を紹介します。
代表キャラ①羽瀬川小鳩/僕は友達が少ない
まずはラブコメ作品『僕は友達が少ない』より、羽瀬川小鳩(はせがわ・こばと)。小鳩は主人公・羽瀬川小鷹の妹です。小鳩は現実離れした設定を好むキャラクターで、立華かなでとはいわゆる『厨二病』という共通点があります。
代表キャラ②七海千秋/ダンガンロンパシリーズ
ダンガンロンパシリーズに登場する七海千秋 (ななみ・ちあき)も、 花澤香菜さんが担当されたキャラクターです。『超高校級のゲーマー』の肩書きを持つ高校生です。立華かなでと一緒で、マイペースな性格の持ち主です。
代表キャラ③神代利世/東京喰種
東京喰種に登場する神代利世(かみしろ・りぜ)も、 花澤香菜さんが声を務めました。神代利世は清楚な振る舞いで登場しますが、貪欲な本性のダークヒロインです。立華かなでとはまったく違う性格ですが、物語のキーパーソンという点においては同じです。
立華かなでの死因や最終回
Angel Beats!の最終回概要
『Angel Beats!』の最終回では、立華かなでの生前の心残りが明らかになります。死因は明確にされませんでした。『Angel Beats!』の最終回は感動的だったと話題になりました。しかし最終回付近は駆け足気味だったという声もあります。さて『Angel Beats!』はどのような最後を迎えたか、これから触れていきます。
『Angel Beats!』の最終回。天上学園の生徒たちはほぼ全員成仏しており、残るは死んだ世界戦線(SSS)のメンバー5人だけとなっていました。最後のメンバーとなった5人は、卒業式の準備をはじめます。かつては立華かなでと敵対していた仲村ゆりも、立華かなでと和解します。そして卒業式が終わると、主人公の音無と立華かなでだけが残されました。そこで立華かなでは自身の生前を、音無結弦に語り出します…。
立華かなでの正体
立華かなでの正体は、生前、音無結弦の心臓を移植された人間でした。音無結弦の死因は列車事故で負った傷と衰弱によるものです。音無結弦は死ぬ前にドナー登録をしていました。そして立華かなでは音無結弦の心臓提供により、命を長らえた少女でした。立華かなでには「心臓をくれた人物に感謝したい」という心残りがありました。
立華かなでは最後に、音無結弦に感謝の気持ちを伝え、満足げな笑顔で卒業していきます。EDのあとで、立華かなでと音無結弦の転生後と思われるふたりが登場します。
立華かなでの死因と最後
立華かなでの死因は、詳しく作中で明かされませんでした。しかし最終回で心臓が悪かったと判明した明かされたことから、おそらく心臓移植のあとも全快しなかったと考えられます。立華かなでの死因は、心臓によるものではないか?とファンから考察されています。死後の学校『天上学園』に送られてくる子供たちの死因は、辛い場合が多いです。
立華かなでのコスプレ衣装
立華かなでは『Angel Beats!』の人気キャラクターなので、コスプレをするファンの方も多いようです。ここではインターネットで販売しているコスプレグッズを紹介します。
コスプレ衣装①制服
立華かなでのコスプレは、天上学園の制服姿が多いようです。ですので、立華かなでの制服が、よくコスプレ衣装店で販売されています。上記の衣装は、アイボリー色の上着や細いリボンなど、こまやかなところまで再現されています。
コスプレ衣装②ウィッグ
立華かなでの髪は、青みがかった白髪です。コスプレする際はウィッグを被る方が多いようです。上記のウィッグは、青い髪色です。写真映えする色だと表現できます。
立華かなでに関する感想や評価
今更だけど、
— 和さん🍜 next→SiM対バン福岡→LiSA札幌→LiSA大阪横浜愛知西武仙台🍥 (@REDLiSAKKO) April 4, 2018
Angel Beats!のことで音無結弦の
音無(心臓がない)結弦(譲る)
とAngel Beats!(天使(かなで)の鼓動)
結びつけたら、かなでに心臓を譲ったってことになるよね?
正直当たってるか分からないが。 pic.twitter.com/F8MrFEgcsG
こちらは主人公の音無結弦という名前と、立華かなでの関係性を考察するツィートです。物語の最後で、立華かなでは音無結弦の心臓を移植された少女だとわかります。このことが明かされる前から、音無の名前については考察がされていました。
今日天使の日だから貼っときますね#Angel Beats#天使ちゃんマジ天使 pic.twitter.com/Wx9A3OJuC6
— いふか (@_1FK__) October 4, 2015
10月4日は10(てん)と4(し)という語呂合わせから、天使の日なのだそうです。Twitterでは10月4日の天使の日に、よく天使に関するツィートが流れます。立華かなでは『天使』と周囲に呼ばれたので、天使の日にツィートされることがあります。上記はその一例です。『天使ちゃんマジ天使』というタグも入っています。
Angel Beats! 再視聴感想
— 理不尽な猫 (@rihujinnaneko) January 7, 2020
久しぶりに観たけど普通に面白いよね
終盤は確かに駆け足だけど前半面白いしop、edとかの音楽も良かった
最終回は天使ちゃんマジ天使だよね pic.twitter.com/zLzwcG9EPL
最後のほうは駆け足気味だったと言いながらも、音楽や最終回が良かったという感想はこちらです。立華かなでを褒めたたえる「天使ちゃんマジ天使」という言葉も添えられています。
立華かなでの能力や声優まとめ
立華かなでは『Angel Beats!』に登場するキャラクターです。特殊能力を駆使して主人公たちと戦う姿が、人気を呼びました。立華かなでは物語のキーパーソンであり、その正体は最終回で明らかになります。立華かなでは主人公の心臓を移植された少女でした。死因は明確にされませんでしたが、心臓に関わる病気によるものだと考えられます。
立華かなでと音無結弦の最終回でのやりとりは、感動的だと話題になりました。物語の最後に、立華かなでが生まれ変わったと思われる姿が登場します。『Angel Beats!』は放送から約10年経った2020年1月現在も、話題にのぼる人気作品です。これからも新しいゲームなどメディア展開が予想されるので、まだまだ『Angel Beats!』から目が離せません。