【イナズマイレブン】財前塔子がかわいい！サッカーの実力・必殺技や声優は？

財前塔子は『イナズマイレブン 脅威の侵略者編』から登場するキャラクターです。かわいいと大変人気な財前塔子ですが、どのような部分がそれほど愛されているのでしょうか？『イナズマイレブン』の財前塔子について詳しく見ていく前に、まずは財前塔子が活躍する『イナズマイレブン』という作品について確認しておきましょう。

『イナズマイレブン』は、超次元サッカーを題材としたゲームを原作とする作品です。略称は「イナズマ」または「イナイレ」。2008年8月にシリーズ最初の作品となるゲームが発売され、以降続編が次々と発売されました。『月刊コロコロコミック』の2008年6月号から、やぶのてんやの作画による漫画版『イナズマイレブン』の連載が開始。同年10月からはアニメ『イナズマイレブン』の放送が開始されています。

アニメ『イナズマイレブン』はゲームに合わせてエピソードが大きく3つに分かれており、1話から26話までの「フットボールフロンティア編」、27話から67話までの「脅威の侵略者」、68話から127話までの「世界への挑戦!!編」の3部構成になっています。

2011年5月からは、『イナズマイレブン』の10年後の物語であるアニメ『イナズマイレブンGO』シリーズが放送されました。またアニメ『イナズマイレブンGO』の放送が終了した後には、初代『イナズマイレブン』直後のパラレルワールド設定であるアニメ『イナズマイレブン アレスの天秤』『オリオンの刻印』が放送されています。

主人公の円堂守は、サッカーが大好きな男子中学生。しかし彼が入学した雷門中学校にはサッカー部がなく、何とかサッカー部を作って仲間を集めたものの、人数はたったの7人という弱小具合でした。それでも円堂は中学サッカーの全国大会である「フットボールフロンティア」への出場を諦めず、練習を続けます。

そんな彼の前に現れたのが、有名なエースストライカーである豪炎寺修也でした。豪炎寺はある事情で雷門中に転校してきたのです。円堂と豪炎寺の出会いをきっかけに、雷門中サッカー部を取り巻く環境は目まぐるしく変化していくことになります。

フットボールフロンティアを戦い抜いた雷門中サッカー部。満たされた表情で帰路についていた彼らを待ち受けていたのは、無残に破壊された校舎と倒れ伏したOBたちでした。校舎を破壊した犯人は、宇宙人を自称する謎のサッカーチーム「エイリア学園」。

サッカーで世界征服を目論む彼らは、いくつもの学校を破壊していきます。雷門イレブンは新監督の吉良瞳子と共に日本中から仲間を集め、エイリア学園と戦い、彼らの野望を阻止することになりました。

エイリア学園の事件解決から数カ月後。少年サッカーの世界一を決める世界大会「フットボール・フロンティア・インターナショナル（FFI）」の開催が決まりました。円堂守を始めとする少年16名で日本代表チーム「イナズマジャパン」が結成され、久遠道也代表監督のもと、世界への挑戦が始まります。

財前塔子はアニメ『イナズマイレブン 脅威の侵略者編』から登場したキャラクターです。中学2年生であるため、年齢は13・14歳。総理大臣である財前宗助の娘でなかなかのお嬢様ですが、性格は男勝りなおてんば娘で、男っぽい口調で喋ります。

ポジションはMF。背番号はSPフィクサーズ時が10番、雷門イレブンが8番、試合には出ませんがイナズマジャパンのユニフォームを着た際は名前の語呂合わせである105番を着用しています。円堂守たち雷門イレブンとは、父親がエイリア学園の関係者に誘拐された際に出会いました。

父の捜索のため厳戒態勢を敷いていた財前塔子と、彼女が所属するSP集団・SPフィクサーズ。そこにエイリア学園と戦うために旅立った雷門イレブンが通りかかります。SPフィクサーズは雷門イレブンに宇宙人の疑いをかけ、雷門イレブンとサッカーで勝負をすることになりました。結果、雷門イレブンが勝利。塔子は雷門イレブンをさすがの実力だと讃えます。

塔子は最初から、彼らが宇宙人でないことを知っていてわざと勝負をふっかけたのです。エイリア学園に拐われた父を救うため、塔子はサッカーの実力に秀でた協力なチームを探していました。円堂たち雷門イレブンならエイリア学園を倒せるかもしれない。実際に戦ってそう考えた塔子は、円堂たちに共にエイリア学園と戦って父を取り戻して欲しいと協力を要請。

円堂たちはそれを了承し、以降、塔子は雷門イレブン初の女性メンバーとして円堂たちと行動を共にすることになります。「脅威の侵略者」後の「世界への挑戦!!編」では、FFIに女性の出場が認められていなかったことから出場はしませんでしたが、仲間として円堂たちイナズマジャパンの応援に駆けつけました。

財前塔子は、SPフィクサーズというチームのリーダーであり、キャプテンです。SPフィクサーズは塔子の父親である総理大臣を護衛するSPのチーム。塔子以外は全員成人しており、塔子のことは「お嬢様」と呼んでいます。

SPとしての能力の高さはもちろん、サッカーチームとしての実力も相当なものなのですが、ゲーム版ではエイリア学園に挑むも敗北してしまいました。特徴的なのは、黒のスーツとピンマイクというユニフォーム。護衛を主な任務とするSPチームだからか、「守備」の意識が強く、全体的にディフェンスを得意としています。

財前塔子は円堂守たち男子中学生に負けないポテンシャルの持ち主です。「脅威の侵略者」では男の子たちに混ざってスタメンとして数々の試合で活躍。途中交代することなくフルで試合に出続けました。

また「世界への挑戦!!編」では公式戦にこそ出ないものの、各国の代表選手たちに混ざってサッカーをする機会があり、その際は周囲に引けを取らないハイレベルなプレーを見せています。女性サッカー選手の中で、財前塔子は間違いなく最強の部類に入る実力の持ち主でしょう。

財前塔子の必殺技である「ザ・タワー」は協力なディフェンス技。突如塔子の足元に現れた塔がぐんぐん伸びて塔子を上空へと運びます。塔子が塔の上で両手を掲げると青白い雷が生まれ、雷はボールを持って攻め込んでくる選手の前に落ち、激しい雷光によって相手選手は吹き飛んだり目がくらんで怯んだりするのです。その隙にボールを奪って攻撃に転じる、という必殺技です。

当初はかなり威力のあった必殺技でしたが、物語が進んでいく内に相手から突破されることが多い必殺技になってしまいました。塔子が必殺技の「ザ・タワー」を発動させ、敵に吹き飛ばされることはもはやお約束。見栄えのする必殺技だったため、敵の強さを強調するかませ技として丁度よかったのでしょう。

アニメ『イナズマイレブン』で財前塔子の声を担当したのは、声優・歌手・舞台女優の高垣彩陽（たかがきあやひ）です。高垣彩陽は1985年10月25日生まれで血液型はA型。東京都出身。所属事務所はミュージックレインです。

大学在学中に開催された声優オーディションに合格し、合格後すぐにアニメで声優デビューしました。声優デビューから1年後にはキャラソンレコーディングデビューも果たしています。2009年に同じ事務所に所属する声優の寿美菜子、戸松遥、豊崎愛生とともに声優ユニット「スフィア」を結成。歌手として音楽活動を開始しました。

財前塔子を演じた声優・高垣彩陽の主な出演作品その1は『戦姫絶唱シンフォギア』です。高垣彩陽はこの作品で主要キャラクターの1人である雪音クリスを演じました。雪音クリスは内戦地で両親を失い天涯孤独となった少女。聖遺物「イチイバル」のシンフォギア装者です。かわいい外見とは裏腹に、口ぶりは少々乱暴。しかし優しく情に厚い性格の持ち主です。

財前塔子を演じた声優・高垣彩陽の主な出演作品その2は『ソードアート・オンライン』シリーズです。高垣彩陽はこの作品群で主要キャラクターの1人であるリズベット/篠崎里香を演じました。リズベットは主人公たちと共にゲーム「ソードアート・オンライン」の中に閉じ込められた少女。アインクラッド第48層リンダースで鍛冶屋を営んでいます。愛称は「リズ」です。

財前塔子を演じた声優・高垣彩陽の主な主要作品その3は『黒執事 Book of Circus』です。高垣彩陽はこの作品で主要キャラクターの1人であるドールを演じました。ドールは「ノアの方舟サーカス」に所属する1軍団員で、担当演目は綱渡り。サーカスの開演中は名前通り人形のような見た目の少女ですが、普段は少年のような外見と喋り方をしています。

財前塔子を演じた声優・高垣彩陽の主な出演作品その4は『NORN9』です。高垣彩陽はこの作品でヒロインの1人である久我深琴を演じました。久我深琴は公家育ちのお嬢様。しっかり者ですが少々高飛車なところがあります。自分にも周囲にも厳しいですが、面倒見が良く努力家な女の子です。

財前塔子を演じた声優・高垣彩陽の主な出演作品その5は『ベイブレードバースト』です。高垣彩陽はこの作品で主要キャラクターの1人である黒神ダイナを演じました。黒神ダイナは小学5年生の男の子。主人公・蒼井バルトが設立したベイクラブの一員です。使用するベイはアタックタイプのベイ「ダークデスサイザーF.j.」です。

財前塔子のかわいい魅力その1は、男勝りな性格です。総理大臣の娘というお嬢様な財前塔子ですが、立ち居振る舞いはそれらしくありません。元気いっぱいでサバサバしており、女子とお喋りをするよりも男子とわいわいしているほうがしっくりくる男勝りな性格です。

そもそも男女の性差をあまり意識していない様子で、就寝時やお風呂も男子たちと一緒にしようとするなど、女子マネージャーたちがハラハラする言動を多く取っていました。その奔放さがかわいいと評判で、『イナズマイレブン』の女性キャラの中でも人気は高かったです。

財前塔子のかわいい魅力その2は、円堂守のことが大好きなところです。財前塔子はおおらかで熱い人間を気に入る傾向にあるようです。そのため初対面の際に試すようなことをしたにも関わらず、それを全く気にせず塔子を仲間として引き入れた円堂のこともとても気に入っています。

雷門イレブンの一員になってからというもの、塔子は何かと円堂と行動を共にしたがり、円堂に想いを寄せる女子マネージャーたちをヒヤヒヤさせました。恋愛関係には発展しなかったものの、「脅威の侵略者編」の最後にはお礼として円堂の頬にキスをしています。てらいなく円堂に懐いていく純粋さがかわいいと、ファンからは好評でした。

財前塔子のかわいい魅力その3は、『イナズマイレブンGO』で描かれた10年後の姿です。財前塔子はゲーム『イナズマイレブンGO』に登場し、10年後の大人になった姿を披露しました。10年後の塔子はトレードマークだった帽子を脱ぎ、スカートを履いて、学生時代と比べると格段に女性らしい雰囲気になっています。

しかし性格にはあまり変化はない様子。相変わらずサバサバしており、サッカーもまだ続けているとのことでした。女性らしく成長しながらも昔の天真爛漫さを失くしていない10年後の塔子は、とてもかわいいので必見です。ただし、残念ながらアニメ『イナズマイレブンGO』には10年後の塔子は登場しません。10年後、24歳になった塔子を見たい場合はゲームを手に入れる必要があります。

『イナズマイレブン』に登場するヒロインの中で、財前塔子が一番好きという人は多いです。サポートしてくれるマネージャーたちもかわいいと人気ですが、財前塔子は一緒にフィールドで肩を並べて戦うヒロインなので、そこに新鮮さがあるのかもしれません。

財前塔子の必殺技である「ザ・タワー」は、どんどん敵に通用しない技になっていってしまいました。特に壁山の必殺技である「ザ・ウォール」と一緒に「ザ・タワー」を発動させ2人で敵を止めにかかると、必ず突破されてしまっています。この様子はイナイレファンにはお約束として度々ネタにされました。

10年後の財前塔子が好きだというイナイレファンは多いです。しかし残念ながらアニメ『イナズマイレブンGO』で10年後の財前塔子の出番はありませんでした。アニメ版でも大人になった財前塔子の姿が見たかったとがっかりしているファンは少なくありません。

『イナズマイレブン』に登場するキャラクター・財前塔子のかわいい魅力やサッカーの実力、必殺技、アニメの担当声優や10年後の姿についてなどを一挙に紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか？財前塔子はかわいらしくも男勝りで元気いっぱいな愛されキャラクターでした。

また財前塔子は、女の子でも男の子に混ざって同じレベルでプレーができるということを証明した、サッカー好きの女の子にとっての憧れのキャラクターでもあります。財前塔子に興味を持ったという人は、ぜひ『イナズマイレブン』のゲームやアニメに触れて、財前塔子の活躍を自分の目で確認してみてください。