2019年12月21日公開
2019年12月21日更新
【アクセル・ワールド】アッシュ・ローラーの正体とは?名言や声優情報も紹介
アクセル・ワールドのキャラクターの中でも初期から活躍し高い人気を誇るのがアッシュ・ローラーです。名言や名セリフも多く、また時に主人公ハルユキとバチバチにやり合い、時に背中を押す行動に出るなどライバルであると同時に頼れる存在でもあります。今回はアッシュ・ローラーについて、比較的後になって判明したその正体や名言、アニメ化した際の声優などについて紹介していきます。
アッシュ・ローラーとは?
アクセル・ワールドの作品情報
アッシュ・ローラーについて紹介する前にアッシュ・ローラーが登場するアクセル・ワールドについても簡単に紹介しておきます。
アクセル・ワールドの概要
アクセル・ワールドは第15回電撃小説大賞を受賞し2009年から川原礫さんが刊行しているライトノベルシリーズです。2046年、ニューロリンカーと言われるウェアラブルコンピュータを用いる生活が一般的になり、生活の半分以上が仮想ネットワーク上で行われるようになった世界を舞台にした物語で、その物語性と個性的なキャラクターで人気を集め、漫画やアニメ化なども行われている作品です。
アクセル・ワールドのブレイン・バーストとは?
アクセル・ワールドにおいて主人公達がプレイする事になる専用アバターを用いても対戦格闘ゲーム。それがブレイン・バーストです。アクセル・ワールドの世界においてはそれだけならなんて事はない1つのゲームでしかないのですが、ブレイン・バーストは現実の思考スピードを1000倍にまで引き上げる事ができるという特異性を有したゲームなのです。
ブレイン・バーストのプレイヤー、バーストリンカー達は対戦の結果によってバーストポイントをやり取りしますが、このバーストポイントを全て失うと強制的にブレイン・バーストがアンインストールされ、二度とブレイン・バーストをプレイ出来なくなってしまうという厳しいルールの中で生き残りをかけた戦いが繰り広げられる事になるのです。
主人公ハルユキはこのブレイン・バーストを、同じ中学の通称黒雪姫先輩から与えられます。そして初めて行った対戦での対戦相手となり、その後ライバルとも親友とも言えるような関係を構築するのが今回紹介するアッシュ・ローラーです。
アッシュ・ローラーのプロフィール
アッシュ・ローラーは髑髏状のマスクを装備した男性型アバターで、厳つい外見に合わせて英語交じりなセリフ回しが特徴的な暴走族のようなキャラクターです。しかし乱暴とも言えるセリフ回しに反して非常に義理堅く、弟分の面倒見も良い性格で、主人公ハルユキの事も何かと気にかけ、ハルユキとアッシュ・ローラーの対戦はバーストリンカーの間で一種の名物化するような対戦になっています。
アッシュ・ローラーの名前の通り、アメリカンバイク型の強化外装「ナイト・ロッカー」を使用してバトルを行います。バーストリンカー達はリアルがバレるのを避ける事もあり、基本的にはずっとアッシュ・ローラーとして登場し続けていました。ただしアクセル・ワールドの話の流れもあってその正体が明らかになる事になりますが、その正体を知った主人公ハルユキが思考停止に陥る程でした。
アッシュ・ローラーの正体
正体①日下部綸という女の子?
アッシュ・ローラーのリアルの姿という意味で正体だと言えるのが日下部綸という女の子です。中野区江古田在住で渋谷にある女子校に通う中学2年生で、アッシュ・ローラーでのイメージとは対称的に気弱な上にアッシュ・ローラーを象徴するバイクは愚か乗り物一切の操縦技術を持っていません。普段は気弱ながら恋愛に対しては積極的で初対面からハルユキに好意を示しています。
正体②綸の兄の輪太?
その容姿も性格も真逆な輪とアッシュ・ローラーですが、その原因になっているのが事故で意識不明になっている輪の兄、輪太です。輪太は生粋のバイク好きで乳幼児の頃の輪に対して自身のニューロリンカーを使って趣味を共有、その輪太のニューロリンカーを輪が使用する事でアッシュ・ローラーが生まれています。その為、輪はバーストリンカーの中でもかなりレアな存在と言えます。
ブレイン・バーストにはインストール条件に生まれた直後からニューロリンカーを使用しているという物がありますが輪はこの条件を兄、輪太のニューロリンカーを使用する事でクリアしているのです。こうして生まれたアッシュ・ローラーですが、あくまでもニューロリンカーに残っていた輪太の意志のような物であってアッシュ・ローラーの正体は輪太であるとは言えないような描写も多く見られます。
基本的にはブレイン・バーストは人格まで入れ替わる事はない為、輪はかなり特殊な状態になっており、ニューロリンカーを外すと輪のブレイン・バーストに関する記憶もあやふやになり、逆にアッシュ・ローラーも現実の輪の記憶を朧げにしか持っていなかったりと言う状態に陥っています。これは他のバーストリンカーには見られない現象でそれだけアッシュ・ローラーの正体がレアケースである事が伺えます。
アッシュ・ローラー自身も自分が輪の兄であるという自認はありながらも、最初の記憶が初めてブレイン・バーストに来た時からであり、それ以前の輪太の記憶を持っていない事からアッシュ・ローラー=輪太とも言えない状態であると認めています。ただ間違いなく輪太の影響を受けているような描写も見られるという状態です。そういった意味でアッシュ・ローラーの正体は輪太とも言えます。
アッシュ・ローラーの名言や名セリフ・魅力
アッシュ・ローラーの魅力①戦うことを諦めかけた時の名言
ハルユキのアバターであるシルバー・クロウ最大の特徴にして武器であり、ブレイン・バーストで初めての完全飛行型能力、飛行アビリティを持って生まれました。しかしハルユキはとある事件に巻き込まれこの飛行アビリティを奪われてしまい戦う事を諦めかけてしまいます。そんな状態で偶然に対戦したアッシュ・ローラーは自らとの対戦での体験をベースにハルユキの背中を押すような名言を投げかけるのです。
アッシュ・ローラーの魅力②対戦
出典: https://thetv.jp
アッシュ・ローラーはハルユキにとって初めての対戦相手であり、初めて勝利した相手でもあります。初めてブレイン・バーストを手に入れたハルユキは不意に接続してしまい、アッシュ・ローラーに惨敗してしまいます。しかし黒雪姫に励まされたハルユキはアッシュ・ローラーとの2度目の戦いにおいて知恵を絞り勝利する事になります。ここから二人のライバル関係が構築されていきます。
ハルユキはこの対戦でのアッシュ・ローラーのイメージが強くなっており、初日にブレイン・バーストをプレイした後にはその特徴的なセリフ回しに驚愕し落ち込んだりもしています。
アッシュ・ローラーの魅力③弱点
ブレイン・バーストにはレベルの概念があり、レベルが上がると能力を強化する事が出来ます。アッシュ・ローラーはその強化を全て自身の強化外装であるバイクに注ぎ込んでおり、最初のレベルアップでは壁面走行を可能にするなどしています。その能力は非常に強力ですが裏を返せばバイクが無効化されるとアッシュ・ローラー自身は無強化である為にそこまで強くないのが弱点になっています。
ただこのある意味分かりやすい弱点を持っているが故に生まれた名言やセリフもあり、アッシュ・ローラーだからこそハルユキの背中を押す事が出来たシーンもあるなど、アッシュ・ローラーというキャラクターを示すのにバイクとその弱点は欠かせないアイテムになっています。
アッシュ・ローラーの魅力④クロウとのその後
シルバー・クロウとアッシュ・ローラーの2度目の対戦以降、敵同士でありながら友情が芽生え定期的に対戦をするようになります。お互いが時間を決めて対戦する事、さらに両者の技ややり取りがかなり派手である事からバーストリンカー達の中で話題になり、アシュクロと言われる名物対戦として多くのギャラリーが集まる程人気の対戦になっています。
さらに二人は対戦を楽しむだけでなく、お互いがお互いのピンチを助けたり、それぞれの心を救う名言や名セリフが誕生したりと、両者の繋がりが物語に強く影響するような関係も築いていきます。それによってバーストリンカーの中では比較的タブー視されているリアルで会うような場面が生まれる事になるのです。
アッシュ・ローラーの魅力⑤親の存在
ブレイン・バーストはネット上からダウンロードするゲームではなくハルユキが黒雪姫にそうしてもらったように、必ず誰かから招待してもらう必要があります。この招待権はそれぞれのバーストリンカーにとって1度しか許されない権利で、また譲渡には対面している必要もある事から両者は譲渡した側を親、された側を子としてバーストリンカーの中でも特別な関係で描かれます。
ハルユキの親が黒雪姫であるようにアッシュ・ローラーにも親がいます。それが後にハルユキの師匠にもなり、黒雪姫の元仲間でもあるスカイ・レイカーです。アッシュ・ローラーにとっては親であると同時に師匠でもあり、その本質を知るが故に恐れと慕いの両方の感情を抱いている存在でもあります。ただ困難に立ち向かうハルユキを助けようとスカイ・レイカーの元に案内するなどハルユキの力になっています。
アッシュ・ローラーの魅力⑥劇場版での活躍
アクセル・ワールドの劇場版「インフィニット・バースト」はアニメとは直接繋がらない、原作でもだいぶ後期の物語を軸にしていますがそこでもアッシュ・ローラーはしっかりと登場、ハルユキことシルバー・クロウとの掛け合いなどを行い、名言・名セリフを生むなど変わらず活躍しています。物語としても非常にアツい展開なのでこちらもオススメ出来る作品です。
アッシュ・ローラーの声優
鈴村健一のプロフィール
アクセル・ワールドにてアッシュ・ローラーとしての声優を務めているのが鈴村健一さんです。1994年から声優として活動している声優さんで、「スズ」の愛称で知られています。転勤族の家系で育ったために素の喋り方は鈴村弁と言われる各地のイントネーションが混ざった独特な物になっているのが特徴です。少年から青年役を演じる機会が多いです。
鈴村健一の主な出演作品
鈴村健一さんがこれまで声優として出演した作品としてはデビュー作となった「マクロス7」のモーリー役、「ヒカルの碁」の伊角慎一郎役、「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」のシン・アスカ役、「いちご100%」の真中淳平役、「D.Gray-man」のラビ役、「TOKKO 特公」の申道蘭丸役、「うみねこのなく頃に」の右代宮譲治役、「真剣で私に恋しなさい!!」の師岡卓也役などがあります。
近年声優として出演した作品としては「鬼滅の刃」の伊黒小芭内役、「炎炎ノ消防隊」の武久火縄役、「SSSS.GRIDMAN」のアンチ/グリッドナイト役、「いつだって僕らの恋は10センチだった。」の芹沢春輝役、「初恋モンスター」の高橋譲二役、「おそ松さん」のイヤミ役、「監獄学園」のシンゴ役、「六花の勇者」のハンス役、「ポケットモンスターXY」のツワブキ・ダイゴ役などがあります。
アッシュ・ローラーに関する感想や評価
おじさんはね、SAOよりアクセルワールドのが好きなんだよ、、、、
— 壊死山刀伐(92)) (@moverfeel) May 14, 2018
ロボ系人外好きはアクセルワールド沼るよ、、
バトルアバターが格好良くて好き、ハルユキくんのシルバークロウも、黒雪姫先輩のブラックロータスも好きだけど一番はアッシュローラーです。
ここからは既にアクセル・ワールドを視聴した人のアッシュ・ローラーに関しての感想を紹介していきます。アクセル・ワールドは特に主人公ハルユキとメインヒロインの黒雪姫の人気が高い作品ですが他のキャラクターの人気も高くアッシュ・ローラーは原作最新刊まで明確に仲間にはなっていないにも関わらずその名言や名セリフの多さ、特徴的なセリフ回しと性格の良さもあって高い人気を獲得しているキャラクターです。
アッシュローラーの中の人が出てくるとこで終わったんだよな1期、あとエレメンツか
— ノブタカ (@nbtk_4) October 22, 2018
アッシュ・ローラーはアクセル・ワールド初期から活躍するキャラクターですが、反面その中の人である輪とのエピソードは未だにアニメ化しておらず、ぜひアニメにしてほしいという声が非常に多くなっています。他にもアニメには未登場のキャラクターが原作でも増えている事から登場してほしいという声は多いですが、特に輪に関しては登場直前だっただけにその声が多くなっています。
正月休み中にアクセル・ワールド見てたんやけどアッシュローラーが好きすぎる(笑)
— アル@トラッカー (@al221) January 6, 2019
鈴村さん迫真の演技だし?バイク乗りなのがまた(*゚▽゚)ノ
アッシュ・ローラーの声優を務めた鈴村健一さんに関してはアクセル・ワールドでアッシュ・ローラーを演じる前にもテンション高めのキャラクターを演じた経験はありますがその演技力の高さに驚いたという声も非常に多くなっています。声優を鈴村健一さんが務めた事でアッシュ・ローラーのキャラクター性がより際立ち好きになったという声も多いです。
アッシュ・ローラーの正体まとめ
アッシュ・ローラーはアクセル・ワールドで活躍するキャラクターで、初期から主人公ハルユキのライバルであり時に戦い、時に協力し合うような関係性を構築しています。その正体は輪ともいえるしその兄の輪太とも言えるバーストリンカーの中でもかなり稀有な存在です。その為、アッシュ・ローラーとしての名言や名セリフもどっちがどのような思いで言っているといえるのかは不明な状態が続いています。
アッシュ・ローラーの正体は未だに明確に言及されていませんがその発言や行動には名言や名シーンも多くその特徴的なセリフ回しもあってメインキャラクターに負けず劣らずの人気を獲得しています。まだアクセル・ワールドを視聴していないという人はぜひアッシュ・ローラーにも注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか?