【アクセルワールド】倉崎楓子（スカイ・レイカー）の声優は誰？性格や誕生日も紹介

倉崎楓子について紹介する前に、まずは倉崎楓子が登場するアクセルワールドについて簡単に紹介していきます。

アクセルワールドは小説投稿サイトに投稿された作品で、その後改題を経て第15回電撃小説大賞にて大賞を受賞、ライトノベルとなった作品です。2009年から連載が続けられ、現在までに23巻まで連載されています。ニューロリーンカーを使った仮想ネットワークが浸透した社会という世界観とそれぞれに暗さを持つ個性的なキャラクターがWeb小説時代から高い人気を集める作品です。

高い人気からアニメ化もされており、全24話で原作の区切りの良いタイミングまでのエピソードで公開。原作では後から書き足されたエピソードも時系列順に並び替える事でよりわかりやすく好評を博しました。ファンからはアクセルワールドの頭文字から取って「AW」の愛称で呼ばれています。

2046年仮想ネットワークが生活に浸透した社会、小柄で肥満体型、内向的な性格の主人公ハルユキは幼少期からのいじめに苦しんでいました。いじめは中学に入ってからも変わらず行われ、ハルユキは学内ネットワークの片隅に置かれたスカッシュのスコアを伸ばし続けるという日々を送っていました。そんなハルユキに副生徒会長で絶大な人気を誇る上級生黒雪姫が興味をもち声を掛けます。

黒雪姫から「ブレイン・バースト」という謎のアプリを受け取ったハルユキ。それは思考を千倍に加速するという驚くべきソフトでした。そうしてハルユキは黒雪姫に導かれる形で「ブレイン・バースト」のプレイヤー、「バーストリンカー」となり加速世界「アクセルワールド」の世界に踏み込んでいきます。

倉崎楓子が人気を集めた一因になったのがアニメに登場した際の声優とのマッチ具合でした。初めに倉崎楓子の声優について紹介しておきます。

そんなハルユキの良き先輩、良き師として登場したのがスカイ・レイカーこと倉崎楓子です。アニメで倉崎楓子の声優を務めたのはアニメ「らき☆すた」の高良みゆき役を演じて以来その知名度を高めた声優の遠藤綾さんです。

遠藤綾さんは1980年生まれで高校を卒業すると同時に声優を目指して上京し養成所を経て2001年に声優としてデビューしました。いくつかの作品に参加した後、2005年に「おくさまは女子高生」の堀口かすみ役で初のレギュラー出演を果たすと、2007年の「らき☆すた」の高良みゆき役にてブレイクを果たしました。

「らき☆すた」で歌った「もってけ！セーラーふく」が高く評価を受け、第2回声優アワードにて歌唱賞を受賞、第3階声優アワードにて助演女優賞を受賞するなど評価を受けると、以降も多くの作品でメインキャラクターを演じ、キャラクターソングにも参加しています。

その他の出演作としては、「マクロスF」のシェリル・ノーム役、「妖怪ウォッチ」のコマさん役並びにフミちゃん役など多数、「機動戦士ガンダムAGE」のエミリー・アモンド役、「宇宙をかける少女」の神凪いつき役、「HUNTER×HUNTER」のコムギ役、「魔法使いの嫁」のシルキー役、「銀河英雄伝説 Die Neue These 邂逅」のフレデリカ・グリーンヒル役などを演じています。

また、2016年に亡くなってしまった水谷優子さんから引き継ぐ形で「ミニーマウス」の声も担当、「ディズニー・オン・アイス」以降新規のディズニー関連作品で、ミニーマウスが登場する際には必ずその吹き替えを担当するようになりました。現在では東京ディズニーリゾートでのミニーマウスの声も遠藤綾さんの声に随時変更されていっています。

ここからはアクセルワールドにおける倉崎楓子について性格やプロフィール、ファンとしては気になる誕生日など紹介していきます。

倉崎楓子も他のバーストリンカーと同じく、長くバーストリンカーに触れている実年齢よりも精神的に大人びている面が目立ちます。基本的には穏やかな性格で、微笑みを浮かべながら周囲を見ている、ように見えます。しかし実際にはかなり容赦のない性格で、特に自身が弟子と認めた相手に対しては一切の容赦なく強気な性格をしています。

そんな微笑みながら容赦ないという行動から、主人公で倉崎楓子の弟子でもあるハルユキは、「極微笑みレイカースマイル」「本当は怖いレイカー師匠」などとこっそり呼ぶ程で、普段の優しさの裏に秘めたサドっ気を持ったキャラクターです。作中では主に弟子であるハルユキ、アッシュ、さらに謡がその被害に合う事が多くなっています。

一方で面倒見が良いのも事実であり、慕っている者も多く、謡からは「フー姉」、チユリからは名字が一文字違いで親近感が沸くからと「フーコ姉さん」「レイカー姉さん」、プチパケの3人からは「先生」と呼ばれるなどしています。

アクセルワールドは特別な設定がない限り誕生日があまり描かれる事はなく倉崎楓子の誕生日は現在の所描かれていません。ただ倉崎楓子は6巻の時点で渋谷の女子校に通っているという事とアクセルワールドの世界で引き下げられた満16歳で取得できる車の免許を所有している事などから2031年生まれ、主人公ハルユキの2歳年上ではないかと予測できます。

誕生日の月日に関しては推測できる要素は少ないですが、ブレイン・バーストをインストールできる条件の1つとして、生誕後すぐからニューロリーンカーを装着している事というのがあり、ニューロリーンカーが発売されたのが倉崎楓子の生まれ年だと思われる年でもある2031年の4月なので、少なくとも1月～3月の間に生まれたという事はなさそうです。

アクセルワールドでは他のキャラクターも必要に応じて誕生日が判明しているキャラクターが多い事から、今後描かれるエピソード次第では倉崎楓子の誕生日が判明する可能性もあります。少なくとも、アクセルワールドの世界においてバーストリンカーとして、現実の年齢で見れば最年長組である事は間違いなさそうです。

倉崎楓子は立ち直るきっかけをくれ、ネガ・ネビュラスへの復帰をきっかけをも作ってくれたハルユキに対して非常に好意的に接しています。特に師匠という立場もあって愛情を持って接する機会が非常に多いです。特に親としての立場を持つ黒雪姫とハルユキがいい雰囲気になるのを好まず、嫉妬してハルユキの耳や頬をつねるなどして諌める事があります。

ただハルユキ自身が女難に巻き込まれやすい事もありそういう面では呆れているような描写もあります。ハルユキのことはリアルでも加速世界でも彼のデュエルアバターから由来して「鴉さん」と呼んでいます。一方でハルユキも特に倉崎楓子から直接習った心意に関してその影響を大きく受けています。

アクセルワールドで登場するほぼ全てのキャラクターは、現実世界での自分とは別に、加速世界での姿「アバター」を持っています。ここからは倉崎楓子のアバターであるスカイ・レイカーについてプロフィールや作中での活躍などを紹介していきます。

アクセルワールドといえば、リアル世界と加速世界の交差が面白さの1つでもあります。倉崎楓子の加速世界でのアバターがスカイ・レイカーです。

スカイ・レイカーとしての倉崎楓子のプロフィールとしては、ネガ・ネビュラスの副長であり、ネガ・ネビュラスの幹部「四元素（エレメンツ）」の1人、風を司っています。レベルは8で、バーストリンカーとしても高いレベルを誇り、同時に古株でもある事から幅の広い交友関係を築いていました。過去にネガ・ネビュラスの解散と共に東京タワーのてっぺんで隠居生活を送っていました。

しかしアッシュによってハルユキ、アバター名、シルバークロウと出会った事、シルバークロウに親友である黒雪姫と再会を取り計らってもらった事でネガ・ネビュラスに復帰。以降は数々の伝説に違いはないと証明せんとばかりに活躍しています。

アバターの系統的には青系統に分類される空色で、打撃と蹴り技を得意とした近接タイプです。普段はつば帽子とワンピースに身を包み、お嬢様のような雰囲気を醸し出していますが、戦闘になると女戦士のような細身にピッチリした動きやすいイメージの服装になります。後述する理由で足を失った2年間はショップで買った強化外装である車椅子によって生活していました。

バーストリンカーのデュエルアバターは本人の持つ負の感情に反応して生まれると言われています。生まれつき両足が極端に短く普段から義足を付けて生活している倉崎楓子にとって、自分の足で歩くこと、空への憧れ、自由への渇望は非常に強い物で、その思いを形にしたのがスカイ・レイカーのアバターに初期から搭載されたロケットブースター型の強化外装「ゲイルスラスター」でした。

倉崎楓子にとってスカイ・レイカーとして戦い明け暮れる日々はこのゲイルスラスターの強化の日々でもありました。少しでもゲイルスラスターを強化する事でより空へ、という思いが強くなっていきます。レベル8になっても「跳躍」の域を出ない事に絶望し、親友である黒雪姫に自身の足の切断を依頼。それでも尚得られた最高高度は350mでした。倉崎楓子の絶望の中ネガ・ネビュラスが解散し隠居生活を送る事になってしまいます。

本人は納得していませんでしたが、スカイ・レイカーのゲイルスラスターの高度は、ハルユキが完全な飛行能力を持つデュエルアバター、シルバークロウとして登場するまでの間、一番空に近いデュエルアバターとして、そしてそれらを活かした数々の伝説を打ち立てた戦士として一部のプレイヤーからは憧れの眼差しを集めていました。

そんなスカイ・レイカーの思いを本人なりに汲み取ったのがハルユキことシルバークロウです。シルバークロウはあくまでも翼で空気を切って飛ぶため、真空の世界では飛ぶことができません。スカイ・レイカーのアバターは大空を自由に飛ぶシルバークロウを超え宇宙で自由に活動できるデュエルアバターだったのです。その事実を受け止めた事でスカイ・レイカーには切断以来戻らなかった足が戻りました。

ここからは倉崎楓子についての感想や評価を紹介していきます。登場当初こそデュエルアバタースカイ・レイカーでの登場でしたが、ゲイルスラスターを渡す条件としてハルユキと会いこの時が倉崎楓子が初めて登場した時になっています。この時から可愛い、美人とする声が多いのが倉崎楓子です。

その見た目に加えて分かっている設定だけでもお嬢様で優しそうな印象を持ちそうな倉崎楓子ですが、その中にはドSな精神を持ち合わせています。そのギャップが好きとする声も非常に大きく、印象的で人気のあるキャラクターといえます。同時にアニメ1期での黒雪姫との邂逅がそれまでのイメージと違って印象的だったという声も多いです。

中にはメインヒロインである黒雪姫よりも好きだという声もある程です。作中まだまだ謎が多い黒雪姫に対してリアル、加速世界共に過去のトラウマから経験までしっかり描かれているだけに人気が高まりやすいのかもしれません。

またアニメで声優を務めたのが遠藤綾さんという所も人気の要因になっており、遠藤綾さんの代表作の1つとしても数えられる事も多いです。倉崎楓子自身の誕生日は不明ですが、代わりとばかりに遠藤綾さんの誕生日には倉崎楓子のイラストが多数投稿されるなどしています。

アクセルワールドに登場する倉崎楓子は主人公の師匠として厳しくも愛情を持って接してくれるキャラクターです。さらにはネガ・ネビュラスの副長として、バーストリンカーの先輩として皆をまとめ上げる器量も持ち合わせています。過去が明確に描かれハルユキに好意を持ち、黒雪姫との仲を嫉妬する姿も可愛いという声が多いキャラクターです。

アニメで遠藤綾さんが声優を務めた事も人気を押し上げる要因となっており、遠藤綾さんの代表作に数えられる程になっています。アニメとしても非常に人気の高い作品なのでまだアクセルワールドに触れたことがないという人は倉崎楓子、スカイ・レイカーにも注目しながら原作となるライトノベル、アニメでアクセルワールドの世界を楽しんでみてはいかがでしょうか？