【がっこうぐらし】祠堂圭はどんなキャラ？避難生活とその後を考察！ゾンビ化確定？

美少女とゾンビの異色の組み合わせが話題となったアニメ「がっこうぐらし!」は、学校で寝泊まりしながら避難生活をする、学園生活部の日常と卒業までを描いた作品です。以下では、アニメ「がっこうぐらし!」の2年生・直樹美紀の回想に登場した祠堂圭のプロフィールをはじめ、美紀との避難生活、ゾンビ化が確定と言われるその後の動向、アニメ版声優について考察を交えながら紹介します。

海法紀光原作・千葉サドル作画の漫画「がっこうぐらし!」は、かわいい美少女とゾンビを掛け合わせた異色の学園・ゾンビサバイバル作品です。漫画「がっこうぐらし!」は、2012年～2019年にかけて「まんがタイムきららフォワード」にて連載され、2019年11月22日発売の同誌・2020年1月号に最終回を迎えました。単行本は、後日刊行予定の最終巻を含めて全12巻で構成されています。

漫画「がっこうぐらし!」は、独創的な作風やストーリー展開から、メディアミックスも行なわれており、2015年にテレビアニメ化、2019年には実写映画が制作され、注目を集めました。一方で、「がっこうぐらし!」の原作漫画・テレビアニメ版・実写映画版では、それぞれのストーリー展開が異なり、原作のシリアス要素を抑えられたり、登場キャラの設定などの変更点が指摘されます。

かわいい美少女がおりなす「日常系」とゾンビの脅威に立ち向かう「非日常系・サバイバル要素」を盛り込んだアニメ「がっこうぐらし!」は、予測不能な展開や、他の作品にはない異色のゾンビアニメとして注目を集めました。アニメ「がっこうぐらし!」の第1話は、ホラー要素を隠蔽した、美少女たちの穏やかな日常を視聴者に植え付け、終盤にて殺伐した現実世界を引き出す展開に描かれ、多くの反響が巻き起こりました。

アニメ版「がっこうぐらし」で起用された斬新な演出は、一部の視聴者から怖いとの感想が多く寄せられた一方で、メインキャラ達の穏やかな日常が、恐怖を引き立てるなど好意的な意見も見られ、アニメファンの間で話題となりました。また、ゾンビものでは定番の生存者同士の争いの要素が見られず、仲間を思いやるほのぼのとした展開が、ゾンビものが苦手な方でも楽しめる作品として注目されています。

巡ヶ丘学院高校には、学校に寝泊まりする学園生活部が存在し、丈槍由紀（ゆき）・若狭悠里（りーさん）・恵飛須沢胡桃（くるみ）・直樹美紀（みーくん）の部員4人は、一風変わった部活動を楽しみながら、何気ない日常を送っていました。しかし、学園生活部のほのぼのした日常は、ふとしたきっかけでゆきの妄想であることが判明し、学園生活部は、一変してゾンビたちの脅威が押し寄せる殺伐した現実世界へ引き戻されました。

ゾンビから逃れるために、学校での避難生活を余儀なくされている学園生活部ですが、ムードメーカーであるゆきのアイデアで、日常と変わらない生活を送っていました。学園生活部でも、科目ごとに授業が行われ、時には、居残りなども課せられることもあります。そして、食糧調達のためにショッピングモールへ向かう計画を遠足と称したり、体育祭を催すなど、ゾンビの脅威に怯える現実を忘れさせます。

巡ヶ丘学院高校・3年生たちの卒業が迫りくる中、当たり前の日常を過ごせた学園生活も、限界に達します。そして、学校の敷地内に侵入してきたゾンビ「かれら」の脅威が、学園生活部の身に襲いかかります。押し寄せるゾンビの群れに巻き込まれた学園生活部は、それぞれが命からがら安全な場所に身を潜め、ゾンビが去っていくことを願い続けます。

一方、ゾンビの群れを払いながら、辛うじて放送室に辿り着くことが出来たゆきは、マイクのスイッチを入れると、ゾンビの群れに対して「下校時刻なので帰りましょう」と呼びかけます。すると、ゆきの放送に反応したゾンビたちは、次々と学園を去っていき、学園生活部は難を逃れました。翌日、学園生活部は最後の部活動と称して、部員4人の卒業式が執り行われます。

白紙の原稿用紙を卒業証書に見立て、後輩のみーくんこと直樹美紀が送辞を、3年生を代表してゆきこと丈槍由紀が答辞を読み上げます。そして、学園生活部の顧問として、生徒たちを見守り続けていた　（めぐねえ）の墓に感謝と別れを告げた4人は、学園から去っていきます。

がっこうぐらしのみーくんこと直樹美紀の親友・祠堂圭（通称：けい）は、巡ヶ丘学院高校に通う2年生です。美紀とは、クラスが違ったものの、クラスメイトの枠を越えた、固い絆で結ばれた無二の存在でした。性格は、美紀とは対照的に、お調子者かつ元気いっぱいの女の子であり、ポータブルCDプレイヤーを常に持ち歩くなど、音楽好きであることが判明しています。

「がっこうぐらし!」では、食料調達のために、ショッピングモールを訪れた学園生活部との合流を待たず、美紀と別れて別行動をしていることが、美紀の回想シーンで明らかにされ、祠堂圭のその後の消息は不明とされています。一方、原作ではショッピングモールの脱出に成功し、巡ヶ丘駅の駅長室に籠城していることが、AM電波を通じて確認されています。

同時に、ショッピングモールから脱出する際に足を負傷したことや、AM電波による近況報告を最後に消息が途絶えたため、祠堂圭の生存は不明とされています。一方、劇中では、祠堂圭の髪型に良く似たゾンビが登場しており、直樹美紀も学園を去る直前に、祠堂圭に宛てた黒板メッセージを残していました。

以下では、学園生活部・直樹美紀と行動を共にしていた祠堂圭のショッピングモールでの避難生活や、美紀と別れた経緯までを紹介します。

ゾンビの脅威が押し迫るなか、「けい」こと祠堂圭は、「みーくん」こと直樹美紀と共にショッピングモール・リバーシティ・トロンへ逃げ込みます。ショッピングモールには、祠堂圭と美紀の他に9名の生存者が避難していました。施設内は、食料を始めとする避難生活に必要な道具が一通り揃っていることや、緊急避難用として設計された設備も充実しており、生存者たちは5階で避難生活を始めました。

ゾンビからの脅威を避けるために、ショッピングモールの5階で快適な避難生活を送っていた、祠堂圭と直樹美紀たち生存者でしたが、ある日、施設内を散策していた、生存者のリーダー的存在の若い男性が、ゾンビ感染してしまいます。そして、リーダー格の男性の感染を皮切りに、生存者・8人が次々とゾンビ感染に冒されていき、生存者は祠堂圭と直樹美紀の2人だけとなりました。

ゾンビの脅威に恐れながらも、辛抱強く非難生活を送ってきた祠堂圭と直樹美紀でしたが、先の見えない避難生活や、変わることのない現状に嫌気を差していた圭は、我慢の限界を迎えました。そして、ショッピングモール内での避難生活から脱出するべく、祠堂圭は、美紀に一緒に逃げることを提案します。

しかし、ショッピングモール内にも多くのゾンビが徘徊しており、施設から脱出を試みることは、危険な行為でした。そのような現状から、美紀はショッピングモールの避難場所から離れることを拒否します。一方、この先も変わることのない避難生活を見越した祠堂圭は、美紀の反対を押し切ってショッピングモールを脱出する決意を固めます。

そして、美紀と別行動を開始した祠堂圭は、ショッピングモール・5階の避難場所を後にしていき、1人残された直樹美紀は、その後、食料調達に訪れた学園生活部と合流し、彼女たちが避難生活を送る、巡ヶ丘学院高校に向かいました。

一方、美紀と別行動を取る祠堂圭のその後の行方について、原作では、ショッピングモールの脱出時に足を負傷したこと、巡ヶ丘駅の駅長室にて籠城生活を送っていることを知らせる、近況報告を最後に消息が途絶えました。

美紀と別れた祠堂圭のその後は、アニメ版での結末から、ゾンビ化が確定と言われています。以下では、「がっこうぐらし!」祠堂圭のその後や、再登場の可能性について考察しました。

祠堂圭のその後について様々な憶測が飛び交う中、巡ヶ丘学院高校・学園生活部の卒業式の回で登場した、祠堂圭の髪型に非常に似たゾンビの存在や、それを目撃した直樹美紀の姿から、ゾンビ化した可能性が高いでしょう。その根拠は、ショッピングモール内や、その周囲を徘徊するゾンビの多さや、それらに対抗できる戦闘力を祠堂圭が有していないことが挙げられます。

また、一定の戦闘力を有する学園生活部ですら、直樹美紀を伴ってショッピングモールを脱出する際に、苦労した経緯が描かれています。よって、祠堂圭がショッピングモールから逃げ切れたとしても、その途中でゾンビ感染している可能性が考えられ、祠堂圭のゾンビ化は確定的と言えるでしょう。

「がっこうぐらし!」の原作では、外見が祠堂圭に似ているという曖昧な描写がなされているため、祠堂圭のゾンビ化は、現時点では推測に過ぎません。一方、アニメ版では、祠堂圭に似たゾンビの登場シーンに変更点が加えられ、直樹美紀が気に掛けたゾンビの正体が、祠堂圭本人であることを確定できる描写がなされています。

「がっこうぐらし!」では、直樹美紀の回想シーンのみの登場となった祠堂圭でしたが、美紀が避難生活を送っていたショッピングモールでの出来事や、美紀と行動を共にしていた圭に関する情報量の多さから、作中では準メインの扱いとされています。そして、アニメ版エピローグで黒板に書かれた圭に宛てた美紀のメッセージから、祠堂圭の「がっこうぐらし!」再登場の可能性を高めています。

祠堂圭のアニメ「がっこうぐらし」再登場シーンでは、ゾンビ化した祠堂圭が、学園生活部の生存を脅かす緊迫の展開が考察されます。一方で、直樹美紀の回想から、活発な性格の持ち主である祠堂圭ならば、生存の可能性も少なからず考えられます。そして、生存者として再登場した祠堂圭の存在は、ゾンビの脅威に対抗する学園生活部の大きな戦力となりうるでしょう。

アニメでは、わずかな登場回数だった祠堂圭でしたが、かわいい美少女キャラとして、親友・美紀と共に注目を集めました。以下では、アニメ「がっこうぐらし!」祠堂圭の声優について紹介します。

アニメ「がっこうぐらし」祠堂圭の担当声優・木村珠莉さんは、福岡県出身の声優・ナレーターであり、2010年から声優活動を行なっています。2010年に俳協ボイスアクタースタジオへ入所し、同事務所の所属となってからは、ナレーションをメインに声優活動を行なってきました。2013年からはテレビアニメへの出演を始め、2014年にはアニメ「SHIROBAKO」の主役・宮森あおい役の声優に選ばれました。

声優・木村珠莉さんの主な出演作品は、2016年のアニメ「12歳。」の蒼井結衣役、2017年のアニメ「セイレン」の桃野今日子役、2018年～2019年放送のアニメ「風が強く吹いている」の勝田葉菜子役などが知られています。また、アニメやゲーム作品を始め、劇場版アニメ・ドラマCD、海外作品の日本語吹き替えなど、幅広い活躍を見せている声優の1人です。

現在も、その後の動向に多くの考察が飛び交っている、祠堂圭に関する感想や評価を紹介します。

アニメ「がっこうぐらし!」では、直樹美紀の回想シーンのみの登場だった祠堂圭は、本編ではその後の消息が明らかにされず、エピローグにてゾンビ化したことが示唆されました。本作品の公式ページでは、メインキャラに次ぐキャラクターの1人で、アニメファンからも多くの注目が集まった一方で、アニメ版・祠堂圭のゾンビ化を惜しむ声が寄せられています。

ショッピングモールを訪れたゆき達の救出をきかっけに、学園生活部に入部したみーくんこと直樹美紀は、ゆきの後輩にあたる2年生部員です。親友・けいとは対照的なボーイッシュな髪型は、学園生活部でも目立つ存在であり、アニメ「がっこうぐらし!」を見たことない方からも注目される、かわいいキャラクターの1人です。

美少女の日常を軸にした異色のゾンビアニメ「がっこうぐらし!」は、学園生活部・部員4人の卒業をもって結末を迎えましたが、これまでにない独特の作風やゆき達のその後を予測させる展開から、アニメ2期の制作・放送が期待されています。そして、「がっこうぐらし!」アニメ2期は、原作で描かれた大学編を基にしたストーリー展開が推測されます。

アニメ「がっこうぐらし!」の祠堂圭のプロフィール、直樹美紀との避難生活とその後、ゾンビ化確定の考察、アニメ声優について紹介しました。劇中では回想シーンでの登場でしたが、みーくんこと直樹美紀の親友として、その後の動向に多くの注目が集まった、謎多きキャラクターです。