【がっこうぐらし！】るーちゃんの正体は？若狭悠里との関係や登場回まとめ

アニメ化もされて大人気の漫画「がっこうぐらし！」ですが、魅力的なキャラクターが多数登場する作品なので、気になっている人も多い筈です。今回はそんながっこうぐらし！に登場するるーちゃんというキャラクターについて、基本的な情報から登場回、注目したい正体についてや若狭悠里との関係についてをまとめてご紹介します。まだがっこうぐらし！を知らないという人は、ネタバレも含まれる内容となるのでご注意ください。

るーちゃんの正体などについてをご紹介する前に、まずはがっこうぐらし！という作品についての情報をご紹介します。がっこうぐらし！は芳文社の「まんがタイムきららフォワード」にて連載されていた作品で、2020年1月10日に発売予定のコミックス12巻をもって完結となる学園サバイバル漫画です。がっこうぐらし！は原作を海法紀光先生、作画を千葉サドル先生が担当しています。

がっこうぐらし！はある日突然人々がゾンビの様な状態となってしまい、生き残った女子高生達が学校の中に立てこもって日常を過ごすという作品です。かわいらしい絵柄もあって、がっこうぐらし！はホラー作品でありながらほのぼのとした雰囲気も見られる漫画となっています。がっこうぐらし！は2015年7月からはテレビアニメが放送されたほか、2019年には実写映画も公開されています。

がっこうぐらし！の中には「学園生活部」と呼ばれる部活動が存在しており、主人公達が所属しています。これはゾンビ騒動が発生した後に設立された部活動であり、元々は「避難生活をしているのではなく、自主的に学校生活を楽しんでいる」というポジティブな捉え方をする為に設立された部活動です。丈槍由紀(ゆき)を始めとする登場人物達は、ゾンビの徘徊によって学校の3階から出る事ができない状態で過ごしています。

がっこうぐらし！の巡ヶ丘学院高等学校は、ゆき達の通っていた学校の名前です。地上3階建てであり、地下にも2階分のフロアが存在している大型の学校です。このほかに屋上も解放されている為、ゆき達は屋上に家庭菜園を作って食糧を確保している様子も見られました。更にこの巡ヶ丘学院高等学校には、大規模災害時に備えて防災拠点として活動可能な設備が整っており、太陽光を利用した発電や浄水設備なども整っています。

がっこうぐらし！に登場するキャラクターの一人であるるーちゃんは、学園生活部のメンバーが鞣河小学校を訪れた際に出会った少女の名前です。ゾンビの徘徊する世界の中ですっかり疲弊しきっていたるーちゃんは、出会った時には自分の名前を伝える事もできない様な状況でした。その為、彼女を助けた若狭悠里(りーさん)によって、りーさんの妹であるるーちゃんの名前を付けられる事となりました。

がっこうぐらし！のるーちゃんは長い髪をした女の子で、頭にクマの耳の様な形をしたアクセサリーを身に着けています。斜め掛けのバッグもクマの顔の形をしており、幼く可愛らしい外見をしている少女です。一方で登場人物の中でも謎の多いキャラクターの一人でもあり、登場回からその正体までネタバレに注目が集まるキャラクターとなっています。

一見幼く守ってあげたくなる少女であるがっこうぐらし！のるーちゃんですが、どの様なキャラクターであっても一筋縄ではいかないのががっこうぐらし！という作品です。続いては気になるるーちゃんの正体についても、ネタバレと共に順番にご紹介します。まだがっこうぐらし！の本編を読んだ事がないという人は、るーちゃんの正体について完全にネタバレをしている内容となるので、閲覧にはくれぐれもご注意ください。

謎の多い少女であるるーちゃんでしたが、実は彼女の正体は若狭悠里(りーさん)が生み出した幻覚であった事が判明しています。作中ではしっかり容姿も描かれ言葉を発する場面もありますが、それらは全て若狭悠里(りーさん)の頭の中で繰り広げられている妄想であり、実際には存在していない少女だったのです。その為若狭悠里(りーさん)以外の学園生活部のメンバーには、もちろんるーちゃんの姿は見えていない状態です。

実はこのるーちゃんの正体は、元はゆきが鞣河小学校に置いてきたクマのぬいぐるみだったのです。若狭悠里(りーさん)はそのクマのぬいぐるみを拾って、ずっとるーちゃんという少女として扱っていたのでした。正体のネタバレを知って驚いたファンも多かった筈ですが、それほどまでに精神に異常をきたしてしまうほど、恐ろしい世界の中で生活をしているのだという事が理解できるのではないでしょうか？

るーちゃんの正体のネタバレを知って驚くファンもいる一方で、以前からその正体に勘付いていた人もいる様です。じつはるーちゃんの容姿は元々のクマのぬいぐるみが反映されている部分も多く、よく観察をしてみると面影がある事もわかります。胸元のリボンも、よく見ればクマのぬいぐるみのヒゲの様な形をしていますし、幼い女の子であれば違和感の無いクマの耳も、いわゆる擬人化の様な見方をする事も可能となっています。

更に原作の中でも、るーちゃんの正体がクマのぬいぐるみであるというネタバレに対する、ヒントが出されていた事もありました。普通に漫画を読んでいるだけでは見逃してしまいそうな部分ですが、実は第36話の「はじめまして」の扉絵をよく見てみると、るーちゃんの足元にある影がクマの様な形をしているのです。

意外な所に伏線が張られていたり、驚きの多いがっこうぐらし！ですが、幻の少女であるるーちゃんと行動を共にしていた若狭悠里(りーさん)との関係性についても気になっているファンは多いのではないでしょうか？続いてはがっこうぐらし！のるーちゃんと若狭悠里(りーさん)との関係についても順番にご紹介します。この二人の関係性を理解する事で、更にがっこうぐらし！という作品を楽しむ事ができる様になる筈です。

りーさんこと若狭悠里は、巡ヶ丘学院高校の3年生で学園生活部の部長を務めているまとめ役であり、お姉さん的存在のキャラクターです。料理や掃除などを担うといった家庭的な面も見られる女性で、しっかり者の長女といった性格をしています。冷静沈着でゾンビとの戦いでは様々な対抗手段を提案するなど、学園生活部のメンバーを救う手助けをしてくれる頼もしい存在です。

しかしその一方で、自身の想定外の事態が起こるとパニックに陥ってしまうという欠点も持ち合わせているキャラクターです。更に巡ヶ丘学院高校を卒業した後には疲労の色が濃く見られる様になり、平和だった頃の幻覚を見たり高校に戻ろうとするといった不安定な行動を見せる様になります。

クマのぬいぐるみが自身の妹の様に見えていた若狭悠里は、るーちゃんと名付けた少女の世話を焼く様になります。若狭悠里にとっては本物の妹の様な存在となっている為、時にはゾンビに対して命がけでるーちゃんを守る行動を見せる事もありました。情報収集を目的としたサークル合宿の際にも、危険な場所にるーちゃんを同行させる事はできないと渋っていましたが、最終的にはシノウにるーちゃんを預ける選択を取ります。

巡ヶ丘学院高校では3年生であり、学園生活部の部長を務めていたという事もあって、若狭悠里は気を張り続けて生活を続けていたものと考えられます。しかし卒業以降は精神面を保つ事ができず、不安定な行動を見せてはメンバーを不安にさせていました。クマのぬいぐるみを連れて以降はその不可思議な様子を受け入れるメンバーもいる一方で、もの言いたげな表情を浮かべるメンバーもいたのです。

衝撃的なネタバレも登場するがっこうぐらし！という作品ですが、驚きの正体を持つるーちゃんはどの様に登場したのかも知っておきたい所ではないでしょうか？続いてはがっこうぐらし！での、るーちゃんの登場回についてもご紹介します。これまでがっこうぐらし！を読んだ事が無かったという人は、彼女ががっこうぐらし！の中でどのタイミングで登場するのかも覚えておくと良いかもしれません。

がっこうぐらし！の漫画でのるーちゃんの登場回は、第6巻となっています。このタイミングではまだ若狭悠里(りーさん)の精神状態は傾きかけという程度でしたが、るーちゃんが登場して以降幻覚などを本格的に見始める様になってしまいます。漫画は全12巻となっているので、るーちゃんの登場回は丁度物語の中盤頃となっている事がわかります。

ちなみにるーちゃんの正体がクマのぬいぐるみであるという事実は、がっこうぐらし！の8巻という比較的早い段階で明らかとなっています。登場回では口を聞く事ができなかったるーちゃんが、物語の進行につれて言葉を話す様になったのは、若狭悠里の症状が悪化している為なのではないかと考えられています。更に自身の事を「りーねー」と呼ばせている事から、本当の妹との境目が徐々に無くなっている事も考えられます。

正体を知ると恐ろしさやもの悲しさも感じられるるーちゃんですが、がっこうぐらし！のアニメ版での登場回についても気になっている人はいるのではないでしょうか？実はアニメ版のがっこうぐらし！は、原作の途中までで終了してしまっている為、るーちゃんの登場はありませんでした。しかし人気の高い作品であった為、アニメの2期が製作される可能性は十分に期待できるのではないかとも考えられています。

けれどその一方で、るーちゃんの登場について懸念する声も上がっています。というのもアニメ版のがっこうぐらし！では、肝心のクマのぬいぐるみを巡ヶ丘学院高校に置いたまま、アニメが終了してしまったのです。本来は鞣河小学校を訪れた際に、ゆきがそこにぬいぐるみをお供えして、それを若狭悠里(りーさん)が持ち帰る必要がありました。2期が決定した場合、その矛盾点をどう回収するのかにも注目する必要がありそうです。

がっこうぐらし！の作中でも重要なネタバレの一つである、るーちゃんの正体などについてをご紹介してきましたが、実際にるーちゃんはどの様な反応をされているキャラクターなのか気になる人も多いのではないでしょうか？続いてはがっこうぐらし！のるーちゃんというキャラクターに対する、Twitter上での感想や評価などについても少しだけご紹介します。

がっこうぐらし！の8巻を読んで初めてるーちゃんの正体に気付き、思わず叫びたくなった人もいた様です。深く考察などをしないファンにとっては、そこで正体を明かされる事で初めて事実に気付く事も多いかもしれません。実は自我を持ったゾンビなのではないか？と考えた人もいた様ですが、そもそも存在すらしていないキャラクターだったという事実に驚かされた人は間違いなく多かった筈です。

がっこうぐらし！の扉絵で描かれていた、クマの影を見て気付いたというファンも多かった様です。しっかりと観察していな人はスルーしてしまっても不思議ではない扉絵ですが、もしかしたらと考えながら物語を読み進めていた人も少なくなかった筈です。正体を明かされてから改めてがっこうぐらし！を読み返してみると、違和感の正体や他のキャラクターの反応も理解する事ができるのではないでしょうか？

るーちゃんと同じく、がっこうぐらし！の序盤ではめぐねぇもまた同様に妄想の中の存在であった事が判明しています。この事からその一件を思い出したという人や、がっこうぐらし！という作品の中に潜む狂気についてを改めて考えさせられたといった意見もある様です。決して明るいだけのストーリーではない作品ですが、こういった闇の深い部分もまた魅力の一つであると言えるのかもしれません。

がっこうぐらし！のるーちゃんというキャラクターについて、基本的な状態から驚きの正体などについてをまとめてご紹介しましたが、がっこうぐらし！のネタバレを知らなかったという人は特に驚いた内容だったのではないでしょうか？がっこうぐらし！は既に連載が終了している作品という事もあり、この機会に改めて原作を1から読み返してみるというのもおすすめです。

アニメ版のがっこうぐらし！ではるーちゃんの登場回までは描かれていませんが、今後2期が決定した場合には登場の可能性もゼロではありません。アニメ化をした際にはるーちゃんの声優は誰になるのか、がっこうぐらし！の1期のラストからどの様に繋がっていくのかなどを、想像してみるのも面白いかもしれません。