2019年12月18日公開
2019年12月18日更新
【ジョジョ】エリナ・ペンドルトンがかわいい!ジョナサンと結婚?声優や最後は?
ジョジョ1部のかわいいヒロイン・エリナ・ペンドルトンは、主人公・ジョナサン・ジョースターの想い人であり、誇り高きジョ―スター一族の礎を築いた偉大な女性です。本文では、ジョジョ1部のヒロイン・エリナ・ペンドルトンのかわいい魅力や、ディオとのキス、ジョナサンとの再会・結婚と波乱に満ちた最後、TVアニメ版等の担当声優、名セリフ、続編・2部での活躍などを紹介します。
目次
エリナ・ペンドルトンがジョジョに登場!
漫画家・荒木飛呂彦先生の人気シリーズ「ジョジョの奇妙な冒険」に登場するエリナ・ペンドルトンは、ジョジョ1部・ファントムブラッドのヒロインであり、2部・戦闘潮流の主人公ジョセフ・ジョースターの祖母にあたる女性です。以下では、ジョジョ1部のかわいいヒロイン・エリナ・ペンドルトンの劇中での活躍や結婚と最後、TVアニメ版などの担当声優、名セリフ、続編・2部での活躍などを紹介します。
ジョジョ1部の作品情報
ジョースター一族と宿敵・ディオ・ブラントーの戦いの原点である「ジョジョ1部」は、1986年~87年にかけて週刊少年ジャンプに連載された荒木飛呂彦先生の代表作「ジョジョの奇妙な冒険」の第1シリーズ・ファントムブラッドに当たります。19世紀のイギリスを舞台に、名門貴族の子息ジョナサン・ジョースターと、石仮面の力で邪悪な吸血鬼と化したディオ・ブラントーの数奇な運命を描いています。
ジョジョ1部は、2019年現在まで連載が継続されているジョジョシリーズの原点でもあり、1部の終盤から50年後の世界が舞台の2部・戦闘潮流以降は、1部の主人公・ジョナサンとヒロイン・エリナの子孫、宿敵・ディオの息子が各部の主人公を担います。そして、謎の石仮面から始まったジョースター一族とディオ・ブラントーによる宿命の戦いは、ジョナサン・ディオの死から1世紀以上に渡って繰り広げられることとなります。
ジョジョ1部のあらすじ
イギリスの貧困街で暮らすディオ・ブラントーは、父親の死をきっかけにジョースター卿の屋敷へ引き取られます。そこには、ジョースター卿の子息で同い年のジョナサンがおり、ジョースター家の乗っ取りを企むディオは、あらゆる手段を使ってジョナサンを追い詰めていきます。一方、ディオの登場により生活が一変したジョナサンは、孤独を深めていく中、かわいい美少女・エリナ・ペンドルトンと出会います。
エリナとの出会いは、ジョナサンの心に光を差したものの、ディオはジョナサンを陥れる材料としてエリナを利用しようと企み、ディオとジョナサンの間には深い溝が生じてしまいます。そして、ディオがジョースター家に引き取られてから7年後、ジョ―スター家乗っ取り計画をジョナサンに知られ、ディオは窮地に陥ります。そして、石仮面の力で邪悪な吸血鬼と化したディオと、ジョ―スター一族の宿命の戦いが始まりました。
そして、波紋使い・ウィル・A・ツェぺリの元で波紋の修行を積んだジョナサンは、仲間と共にウィンドナイツ・ロッドへ向かい、宿敵・ディオとの最後の戦いに挑みます。2人の戦いは、ジョナサンの勝利に終わり、石仮面の脅威は消滅したように思えた中、首だけになったディオは、手下のワンチェンに保護され、密かにジョナサンが乗船する船に積み込まれました。
そして、棺桶で目覚めたディオは、船内の乗組員や乗船客たちを襲いはじめ、異変に気付いたジョナサンもディオの攻撃を受けて、致命傷を負います。そして、結婚したばかりのエリナに、女の子の赤ん坊の救助を託し、船から脱出するように指示を与えます。一方、ジョナサンは最後の波紋の力を振り、首だけのディオを懐に抱えながら最期を迎え、船と共に海底へと沈んでいきます。
エリナ・ペンドルトンがかわいい!
少年時代のジョナサンからもかわいいと称されたエリナ・ペンドルトンは、ディオの脅威にも屈しない芯の強さや淑女としての振舞いなどが、女性ファンを中心に高い支持を受けています。以下では、ジョジョ1部のかわいいヒロイン・エリナ・ペンドルトンの登場シーンと、ジョジョの名シーンと言われる、ディオとのキスの真相を紹介します。
ジョジョ1部のかわいいヒロイン
エリナ・ペンドルトンは、ジョジョ1部の主人公・ジョナサン・ジョースターの想い人であり、劇中のヒロインです。生年月日は、公表されていませんが、作中で明かされた没年から1989年と推測されます。淑女としての教育を施された影響から、品のある振舞いが目を引く一方で、ジョジョ1部序盤では、父親が医者という裕福な家庭ゆえに、いじめっ子たちの標的にされ、人形を取り上げられ「泣き虫エリナ」とからかわれていました。
そんな中、ジョナサンによってエリナは助けられたものの、貴族の子息という理由から、今度はジョナサンがいじめっ子たちの標的にされてしまいます。しかし、立派な紳士になることを夢みるジョナサンは、果敢にいじめっ子たちに立ち向かい、名前が刺しゅうされたハンカチを落としながら去っていきます。その時、ハンカチを拾ったエリナは、彼の名前を知り、その人柄に惹かれていきます。
その頃、父親の死を受けてジョースター家に引き取られたディオ・ブラントーの登場により、ジョナサンの生活は一変します。優秀なディオに引けを取らないようにと、父・ジョースター卿から厳しい躾を受けるようになります。そして、ジョナサンを陥れようと暗躍するディオの策略によって、ジョナサンは次第に孤独を感じるようになります。
そんなある日、エリナは、ジョナサンのハンカチを返すため、ブドウを携えて彼の元を訪れていました。当初は、遠くから恥ずかしそうに見つめ、ブドウの入った籠を木に引っ掛けてその場を立ち去ります。しかし、彼女の存在に気付いたジョナサンは、エリナに声をかけます。エリナとの出会いは、ジョナサンの孤独を癒していき、一緒に遊ぶようになった2人の間には、淡い恋が芽生えはじめていました。
ディオからのキス
かわいい女の子・エリナとの出会いをきっかけに、ジョナサンの心境に変化が生じたことを知ったディオは、彼を徹底的に追い詰める手段として、エリナに近づきます。そして、家に帰る途中のエリナに声をかけたディオは、エリナの唇を奪います。ジョナサンでも真似できない大胆な行動に、ディオの取り巻きたちは、彼に称賛の声を挙げ、突然の出来事にエリナはショックを受けます。
しかし、エリナは泥水で唇をすすぎ、ディオに拒絶の意志を示します。近くにきれいな川があるにも関わらず、あえて泥水を使用したエリナの反抗は、ディオのプライドを深く傷つけ、怒りに任せてエリナに殴りかかります。それでもエリナの意志は揺らぐことはなく、強い眼差しでディオを睨み付けました。一方のディオは、相手がジョナサンの想い人であろうと、女の子に手を上げたことに対する後悔の念に苛まれました。
ディオとのキスをきっかけに、ジョナサンに対して気まずさを覚え始めたエリナは、次第にジョナサンと距離を置きはじめ、彼の前から姿を消します。一方、エリナの行動を不審に思うジョナサンは、後にディオとの一件を知り、ディオに反撃を繰り出します。そして、エリナの存在が、ジョナサンにとってとてつもない影響を与えていることを知ったディオは、次の反撃を考えます。
その後、エリナは、ジョナサンに何も告げず、父親の仕事の都合でインドへ引っ越していきます。そして、ジョナサンから思わぬ反撃を受けたディオは、その報復として、彼の愛犬・ダニーを残忍な方法で殺害し、ジョナサンの心に深い傷を負わせました。
ジョジョの有名なシーン
「ズキュウウウウン」という擬音が用いられたエリナとディオのキスシーンは、ジョジョシリーズで最も有名なシーンであり、エリナの衝撃の度合いを感じさせる独特の表現方法でしょう。このように、キャラクターの心理的な状態を表現した独特の擬音は、「ジョジョシリーズ」の特徴にも挙げられ、音楽好きで知られる荒木先生の他の作品にも見られます。
エリナ・ペンドルトンはジョナサンと結婚
ディオの策略で2人の仲を引き裂かれそうになったエリナ・ペンドルトンとジョナサン・ジョースターでしたが、7年ぶりの思わぬ再会をきっかけに、2人の運命は大きく変わり始めていました。以下では、エリナ・ペンドルトンとジョナサンの再会から、ディオとの戦いを制したジョナサンとの結婚までを紹介します。
ジョナサンとの再会
ディオとのキスから7年後、大学で考古学を専攻するジョナサンは、石仮面の謎を研究しており、それらに隠された能力を調べ上げていました。一方で、ジョナサンの研究内容を知るディオも、ジョナサンの研究ノートを盗み見しながら、密かに石仮面の正体を知ります。そして、ジョースター家を乗っ取る手段として石仮面の利用を企み、計画実行の機会を伺っていました。
しかし、ディオのジョースター家乗っ取り計画は、ディオのジョ―スター卿毒殺を疑ったジョナサンによって見破られ、2人の宿命の戦いの火ぶたが切られました。そして、炎に包まれたジョースター邸を舞台にした熾烈な戦いを制したジョナサンは、スピードワゴンによって、エリナの父親が経営する病院へ担ぎ込まれ、看護婦として働くエリナが、ジョナサンの看護を担いました。
骨折部分をギプスで固定しているため、やけどの治療が思うように行えない中、エリナはジョナサンの湿布を取り替えながら、患部を冷やし続けていました。冷水に湿布を浸して絞る作業を、ジョナサンが運びこまれた時から休まず行い続けたエリナの手は、皮ふがふやけて紫色の変色し、血が滲み始めていました。しかし、エリナは、手の傷を気に留めることなく、ジョナサンの治療に治療に専念していました。
そして、エリナの懸命な看護により、ジョナサンが意識を取り戻し、エリナとの7年ぶりの再会を果たします。しかし、ジョースター家での残劇の後も、ディオが生き延びていたことを知ったジョナサンは、ディオとの最後の戦いに挑むため、波紋使い・ウィル・A・ツェぺリとスピードワゴンと共にウィンドナイツ・ロッドへ旅立っていきます。
ジョナサンとの結婚
エリナを巻き込みたくないとの思いから、何も告げずに旅に出たジョナサンでしたが、エリナはジョナサンを信じて、彼の帰りを待ち続けました。そして、ディオとの最後の戦いに決着をつけたジョナサンは、故郷へ戻り、1889年2月2日にエリナ・ペンドルトンと結婚します。
ジョ―スター家は、イギリスでは名門貴族として知られ、その後継者・ジョナサンとペンドルトン家の1人娘・エリナの結婚は、ロンドンプレス紙の社交欄に掲載され、多くの祝福を受けました。そして、翌2月3日、2人はアメリカへ新婚旅行に向かうべく、スピードワゴンたちに見送られながら、船旅に出ました。
クールに去るスピードワゴン
ジョナサンの人柄に惚れ込み、彼の親友となったスピードワゴンは、エリナとジョナサンの7年ぶりの再会を実現させた人物です。ジョナサンを救いたい一心で、偶然、エリナの父親の病院へ担ぎ込んだスピードワゴンは、ジョナサンを見舞うべく、彼の病室へ入ろうとします。しかし、その部屋には、ジョナサンの看病に必死だったエリナが顔を覗かせ、面会謝絶を言い渡すと、スピードワゴンを追い払います。
エリナとジョナサンの関係を知らないスピードワゴンは、当初、エリナに対して冷たい女と評し、良い印象を持っていませんでした。しかし、後に2人の関係やエリナの懸命な治療を目の当たりにしてからは、エリナに対する評価を改め、エリナとジョナサンの感動の再会を邪魔しないようにと、クールに去っていきました。
エリナ・ペンドルトンの声優
ジョナサンを影ながら支え続けるエリナ・ペンドルトンの姿は、女性らしいかわいい容姿だけでなく、どんな状況に陥っても、ジョナサンを信じ続ける意志の強さが、人気に火を付けました。以下では、ジョジョ1部のかわいいヒロイン・エリナ・ペンドルトンの声優を、PS2版・劇場版・TVアニメ版ごとに紹介します。
PS2版声優は久川綾
PS2版「ジョジョの」にて、エリナ・ペンドルトン役を担当した久川綾さんは、1968年生まれ、大阪府出身の声優・歌手です。青二プロダクションの附属養成所に入所し、1988年に声優デビューを果たします。その後は、「魔法使い少女サリー(1989年版)」等の出演を経て、1992年から「美少女戦士セーラームーン」水野亜美ことセーラーマーキュリー役の声優を担当しました。
声優・久川綾の出演作品
PS2版エリナ役の声優・久川綾さんの出演作品は、2018年に原作及びアニメ版の続編が話題となった「カードキャプターさくら」のケルベロス(仮の姿)役、2015年のアニメ「響け!ユーフォ二アム」の松本美知恵役をなど多数の作品に出演しています。また、2017年に「ドラゴンボールシリーズ」ブルマ役の声優・鶴ひろみさんの逝去を受けて、鶴ひろみさんの後任に抜擢されました。
劇場版声優は水樹奈々
2007年に上映された劇場版「ジョジョの奇妙な冒険」エリナ・ペンドルトン役の担当声優・水樹奈々さんは、1980年生まれ、愛媛県出身の声優・歌手・ナレーターで、アニメや声優ファンから絶大な人気を誇る声優の1人です。1997年に声優活動を開始し、音楽活動と並行しながら、アニメやゲーム作品、海外作品の吹き替えなど、幅広いジャンルで活躍しています。
声優・水樹奈々の出演作品
出典: https://festy.jp
紅白出場を果たすなど、歌手としても高い人気を誇る声優・水樹奈々さんの出演作品は、人気アニメ「ナルト」の日向ヒナタ役、「ハートキャッチプリキュア」花咲つぼみことキュアブロッサム、2017年のアニメ「ブラッククローバー」バネッサ・エノテーカ役、2018年のアニメ「若女将は小学生」秋野真月役などです。また、2019年から始まった「ワンピース・ワノ国編」では、花魁・小紫役の声優を担当しています。
アニメ声優は川澄綾子
ジョジョシリーズの大ファンとして知られる声優・川澄綾子さんは、アニメ版ジョジョ1部・2部にて、エリナ役を演じました。川澄綾子さんは、1976年生まれ、東京都出身の声優・ナレーターであり、1997年にテレビアニメ「逮捕しちゃうぞ」で声優デビューを果たし、現在も数多くの作品に出演する実力派声優の1人です。
声優・川澄綾子の出演作品
TVアニメ版のエリナ役の声優・川澄綾子さんの主な出演作品は、アニメ「Fateシリーズ」のセイバー、フォウ、アストリア役や、2015年のアニメ「食戟のソーマ」水原冬美役、2019年のアニメ「僕らは勉強ができない」唯我花枝役など、アニメ作品を中心に数多くの作品に出演しています。
エリナ・ペンドルトンの最後
ジョナサンとの結婚を果たし、ジョナサンとの幸せな生活を夢見るエリナでしたが、それは後のジョースター一族を襲う宿命の始まりに過ぎませんでした。以下では、アメリカへ新婚旅行に向かう船で起こったエリナ・ペンドルトンことエリナ・ジョースターの悲劇と最後、ジョジョ2部の波紋戦士・リサリサとなる、女の子の赤ん坊の救出までの活躍を紹介します。
最後①新婚旅行の悲劇
ジョナサンとの結婚に幸せを噛みしめるエリナでしたが、ジョナサンとディオの数奇な友情は続いていました。新婚旅行にて、ジョナサンとエリナが乗り込んだ船内には、ある積み荷が運びこまれており、「DIO」と刻印された棺桶には、ワンチェンによって保護されたディオの首が納められていました。そして、ふとしたきっかけで目覚めたディオは、近くを通り過ぎる乗組員を襲い始めます。
一方、ディオが乗船していることを知らなかったジョナサンとエリナでしたが、船内で起った異変から首だけになったディオが生きていたことを知り、隙を突かれたジョナサンは致命傷を受けます。そして、船の爆発が間近に迫る中、エリナは夫と運命を共にすることを決意し、ジョナサンに寄り添います。しかし、母親を失った赤ん坊に気が付いたジョナサンは、エリナに赤ん坊の救助を託し、船から脱出するように指示します。
最後②赤ん坊を救出
子供を庇いながら死んでいった母親の姿を目撃し、動揺するエリナに対して、ジョナサンはかつて自分の母親も、同じように死んでいったことを明かします。そして、ジョナサンとの最後の別れを決意したエリナは、女の赤ちゃんを抱えながら、ジョナサンの最後を見届けます。同時に、最愛の女性・エリナの幸せを願いながら最期を迎えたジョナサンは、ディオと共に海底へと沈んでいきました。
ジョナサンと今生の別れとなったエリナは、後のリサリサとなる女の子の赤ん坊と共に、ディオのシェルターに乗りこみます。そして、船が大爆発を起こす中、シェルターに避難したエリナと赤ん坊は、生還を果たします。そして、船の事故から2日後、カナリア諸島沖で、赤ん坊と共に救助されたエリナの胎内には、ジョナサンの血を受け継ぐ新たな命が宿っていました。
エリナ・ペンドルトンの名セリフ
ジョジョ1部のヒロインエリナ・ペンドルトンは、ジョナサンを一途に想うかわいい姿から、悲劇的な最後を迎えた展開は、多くの読者の涙を誘いました。同時に、エリナの芯の強さや品の高さを彷彿させる、心にしみわたる名セリフもファンに支持されています。以下では、かわいい少女からたくましい女性へと成長を遂げたエリナ・ペンドルトンの名セリフを紹介します。
名セリフ①「まあ!ジョジョ…」
エリナ・ペンドルトンとの出会いは、ジョナサンの運命を大きく変え、2人の間には淡い恋が芽生え始めてました。ある日、川遊びをしていた最中、ジョナサンは傍に生えていた木に、ある印を彫りました。その後、ハート枠に2人の名前が彫られた木を見たエリナは、そのことを恥ずかしがる素振りを見せ、ジョナサンをたしなめます。まだ幼さが残るエリナのかわいい姿と共に登場した名セリフです。
「まあ!ジョジョったら いけないひとッ!」
名セリフ②「きっと…」
いじめっ子たちから、さらにやられることを知っていながら、あえて名前入りのハンカチを取り出したジョナサンの行動や、彼が目指す紳士について理解を示すエリナの名セリフです。屋敷へと去っていくジョナサンを見つめるエリナの表情から、ジョナサンに対して特別な感情を芽生えさせていたことが示唆されます。
「きっと これも彼の言う本当の『紳士』になるために必要なことなのね…」
名セリフ③「わたくしは…」
ジョナサンとディオの宿命の戦いについて、ジョナサンから何も聞かされていなかったエリナでしたが、突然起こった異変に動揺することはなく、命が尽きようとしている夫と運命を共にするエリナ・ジョースターの強い意志を感じさせる名セリフです。ジョナサンとの結婚が叶い、幸せな家庭生活を願っていた矢先、ディオを原因とする悲劇がエリナを襲いましたが、どのような運命も受け入れるエリナの芯の強さが表現されています。
わたくしはいったいどんな事態が起こっているのかわかりません… だって…想像をこえていて 泣けばいいのか叫べばいいのか それとも気を失えばいいのかわからないのですもの…でも言える事はただ一つエリナ・ジョースターは…あなたとともに死にます
名セリフ④「この涙は…」
仲間とはぐれて船上に辿り着いた1匹の渡り鳥。その直後に、もう1匹の渡り鳥が訪れ、仲睦まじそうにする様子をエリナは静かに見守りながら、ジョナサンとの結婚できた幸せを噛みしめます。しかし、この光景は、ジョナサン・エリナ夫妻を襲う悲劇や、その後1世紀以上に渡るジョースター一族とディオの数奇な運命を示唆していたとは、エリナ自身も気付くことはありませんでした。
「この涙は幸福の涙です あなたがここにいることの」
名セリフ⑤「彼の生きた…」
結婚して間もなく夫を失う悲劇に見舞われたエリナでしたが、同時にジョナサンの意志を受け継ぐ、新しい命を宿した喜びと未来への希望を感じさせる、エリナ・ジョースターの前向きな名セリフです。救助後、イギリスへ戻ったエリナは、息子・ジョージ2世を出産し、ジョナサンの誇り高き血筋は、その後1世紀以上に渡って受け継がれていきました。
彼の生きた誇り高き人生の物語は世間に聞こえることは決してありませんが…彼の子孫には聞こえるでしょう…あの時…わたしの体内に宿りつつあった新しい生命にはきっと…聞こえるでしょう
名セリフ⑥「ああ!う…」
既にジョナサンと最期を迎える決意を固めていたエリナに、苦渋の決断が迫られた名セリフです。夫を見捨てて、赤ん坊と共に生き延びることを決断することの惨酷さだけでなく、淑女として教育されたエリナの品の高さも感じられる美しい表現方法でしょう。
ああ!う…美しすぎます!見ず知らずの女性の赤ちゃんを救って避難しろとおっしゃるの?うう…わたしにとってそれは残酷なる勇気!わたくしの最期の希望はあなたと共に死ねることなのに…
エリナ・ペンドルトンは2部ではどうなる?
夫・ジョナサンを失う悲劇的な最後となったエリナ・ペンドルトンでしたが、続編にあたるジョジョ2部では、孫・ジョセフ・ジョースターの祖母・育ての親として登場し、ジョナサンの死後に起こった知られざる苦悩や、晩年の様子が描かれました。以下では、エリナ・ジョースター(旧姓:ペンドルトン)の2部での活躍や最後について紹介します。
ジョジョ2部の作品情報
ジョナサン・ジョースターの死から50年後の世界が舞台の「ジョジョの奇妙な冒険・Part2戦闘潮流」は、ジョナサンの孫・ジョセフ・ジョースターと、石仮面にまつわる謎や柱の男たちとの戦いを描いた作品です。ジョジョ2部は、1987年~89年にかけて週刊少年ジャンプにて連載され、波紋の戦士シリーズ・第2弾に当たります。
ジョジョ2部は、石仮面を制作した柱の男とジョセフ・ジョースターたち波紋の戦士たちによる人類の存亡をかけた一連の戦いを主軸に、石仮面が作られた経緯や、ジョナサンの死から50年の間に起こったジョースター家とディオの因縁が明かされました。一方で、1部終盤にエリナに救助された赤ん坊ことリサリサをはじめ、1部の登場人物及び彼らと縁のあるキャラの登場も、ジョジョ2部の特徴です。
たくましくなったエリナ
ジョジョ2部でのエリナの姿は、主人公・ジョセフが唯一頭の上がらない、威厳あるおばあちゃんの姿が印象的でしょう。また、夫・ジョナサンの死後は再婚することなく、息子・ジョージ2世や、生後間もなく両親を失った孫・ジョセフの親代わりとして立派に育てあげるなど、たくましい一面が備わりました。そして、ジョセフからは「エリナおばあちゃん」と呼ばれ、お互いの存在を大切に想っています。
ジョジョ2部では、アメリカの石油王となったスピードワゴンの誘いで、ジョセフと共にロンドンからニューヨークへ引っ越してきたことや、メキシコでナチスに捕まったスピードワゴンの悲報を聞かされるなど、断片的な登場となりました。一方で、柱の男との戦いに挑むジョセフや、彼を援護するリサリサ・スピードワゴンのセリフから、ジョナサンの死後に起こった、エリナの知られざる過去が明かされました。
出典: https://festy.jp
また、イタリアを舞台にしたジョセフと柱の男の戦いは、ジョセフの意向でエリナの耳に入ることはなく、ジョセフの死の誤報をきっかけに、孫・ジョセフの身に起こった一連の真相を聞かされました。そして、ジョセフの葬儀が終わった後も、墓石から離れようとせず、悲観に暮れていた所へ、生還を遂げたジョセフと、彼の結婚相手・スージーQが、エリナ達の前に姿を表します。
死んだと思われていたジョセフの生還にエリナ達は驚きを隠せず、同時に、スージーQのうっかりにより、戦死したと勘違いされ、葬儀まで執り行われたジョセフは、怒りを顕わにします。一方、ジョセフの生存とスージーQとの結婚報告を受けたエリナは、孫の無事や結婚に安堵の表情を浮かべます。晩年は、小学校の英語教師を続けながら穏やかな日々を送り、1950年、ジョセフたち家族に見守られ、81年の生涯を終えました。
エリナ・ペンドルトンに関する感想や評価
かわいい少女から夫・ジョナサンを失う悲劇的な最後を迎えるも、晩年は孫・ジョセフ達との幸せな日々を送ることができた、ジョジョ1部のヒロイン・エリナ・ペンドルトンの生涯は、ジョジョシリーズで最も波乱なものだったでしょう。以下では、ジョジョの奇妙な冒険の初代ヒロイン・エリナ・ペンドルトンに関する感想や評価を紹介します。
感想1:エリナ・ペンドルトンの強さに惹かれた
ファントムブラッドのアニメを観終わりました。ジョナサンの高潔な精神が素晴らしすぎてもう……。エリナも少女の頃から芯の通った人物でしたよね。もうお似合いのカップルですね……! #ジョジョ1部
— みなづき@感想 (@daydrea6) January 5, 2013
かわいいだけでなく、ディオのキスにも屈しない強い意思で、最後までジョナサンを支え続けたエリナ・ペンドルトンは、夫・ジョナサンと共に評価の高いキャラクターの1人です。劇中序盤では、「泣き虫エリナ」といじめっ子にからかわれていたエリナでしたが、物語が進むにつれてたくましく、淑女としての品格も兼ね備えたエリナ・ジョースターの姿は、現在も多くのジョジョファンを惹きつけてやみません。
感想2:ジョナサンとエリナは理想の夫婦
ジョナサン・エリナ。いい夫婦の日💑🛳#いい夫婦の日 #ジョナサン #エリナ #ジョナサン・エリナ夫妻 #ファントムブラッド #jojo #jojo_anime #JJBA pic.twitter.com/zbCWHZaUyW
— アしや(芦谷)耕平 (@asikoh009) November 22, 2019
シリーズを追うごとに、バトル要素が物語の大半を占めるようになったジョジョシリーズですが、ジョジョ1部では、主人公と宿敵との戦いと並行して、ヒロインとの恋愛要素を取り入れた展開が、女性ファンから高く評価されています。ジョナサンとエリナの結婚は、ジョジョファンからも多くの祝福を受けた一方で、2人の最後を惜しむ声も多く見られます。
感想3:短すぎる結婚生活を惜しむ
#愛妻の日
— 文月ナナ (@jakoten_july) January 31, 2017
1/31は愛妻の日だそうで!
ジョジョの民としては2/7の1週間前が愛妻の日だなんて切ない。
1/31はまだ妻じゃないとか野暮でござるよ
自動着色機能をお借りしたんですがすごいこれ…#ジョナサン・ジョースター #エリナ #ジョナエリ #PaintsChainer pic.twitter.com/ERw48GgAXh
ファンからも祝福を受けたジョナサンとエリナの結婚生活は、ディオによってわずか5日間で休止符が打たれ、ジョナサンの死や残されたエリナの人生を悔やむ声が寄せられています。若くして夫を失い、息子もディオの手下によって殺害され、波乱の生涯を送ったエリナでしたが、晩年は孫・ジョセフを始め、家族と穏やかな日々を送ることが出来たことが唯一の救いだったでしょう。
感想4:エリナ・ペンドルトンとの再会シーンに感動
ジョジョ1部から見直してて、エリナとの再会のシーン泣いてもうた。アニメは今4部見直してて、重ちーの死に号泣。吉良吉影、、!#ジョジョ#ファントムブラッド#ダイヤモンドは砕けない
— れいにー (@daze017reina) May 12, 2019
私も骨折しても支えてくれる人欲しい。わら
いい加減風呂入ろ。 pic.twitter.com/fABUeR3TJ7
ジョジョファンからもかわいいと称されるエリナ・ペンドルトンの名シーンと言えば、ジョナサンとの7年ぶりの再会シーンは、欠かせません。寝る間も惜しんで必死に看病を続けるエリナの姿や、骨折した腕でエリナを支えるジョナサンのたくましさから、2人の運命や信頼関係が感じられます。
感想5:ジョナサンとディオのキャラ設定が良い
ようやくジョジョ1部 #ファントムブラッド 観終わった。ジョースター卿の人の良さが無ければ始まらない話だったね…。ジョナサンの気高さと強さは王道でシリーズの祖として相応しいと感じたし、ディオの徹底的な(同情の余地なしの)悪役ぶりはいっそキャラとして好感を持てた。
— さの (@sanno_main) September 8, 2019
ジョナサンとディオの宿命の対決から始まった「ジョジョの奇妙な冒険」は、シリーズを通じて多彩なキャラクターや敵キャラの活躍が注目を集める一方で、シリーズの祖である主人公・ジョナサンと、敵キャラ・ディオの人気は、8部が連載されている現在も不動の人気を誇っています。後のジョースター一族に受け継がれるジョナサンの気高さや強さ、ディオの非情な悪役ぶりは、他のキャラにはない強烈な個性を発揮しています。
エリナ・ペンドルトンのかわいい魅力まとめ
「ジョジョの奇妙な冒険・Part1」のヒロイン・エリナ・ペンドルトンのかわいい魅力や、劇中での活躍、主人公・ジョナサン・ジョースターとの結婚や悲劇的な最後、TVアニメ版等の担当声優、名セリフ、2部での活躍や晩年について紹介しました。エリナ・ペンドルトンの存在は、誇り高きジョースター一族の血統の礎を築きあげ、ジョジョファンからは、偉大な女性として尊敬を集めています。