2019年12月10日公開
2019年12月10日更新
【シャーマンキング】ファウストの持霊と能力は?オーバーソウルや登場回も紹介
霊能力者(シャーマン)の頂点であるシャーマンキングを決める戦いを描いた漫画・アニメ「シャーマンキング」。その作中には様々な人間や幽霊が登場します。その中でも大きなインパクトを持ち話題となった医者・ファウストの登場回を紹介します。持霊である看護師・エリザとファウストの関係性やオーバーソウルによる能力進化など、ファウストとエリザに関する情報をまとめていきますのでぜひチェックしてみてください。
目次
シャーマンキングのファウストとは?
シャーマンキングの作品情報
週刊少年ジャンプにて連載されていた人気作品・シャーマンキングですが、打ち切りという異例な最終回を迎えた事により伝説作品といわれています。シャーマンキングには個性豊かなキャラクターが数多く登場します。その中でも作中での登場回がかなりインパクト大といわれているのが医者でありながらシャーマンとなった男・ファウストになります。ここではそんな彼の持霊・エリザとの関係性や能力をまとめていきます。
ここではシャーマンキングに登場するファウストやその持霊であるエリザについてまとめる前に、漫画「シャーマンキング」に関する概要やあらすじをまとめていきます。アニメ化されるほどの人気をはくしたシャーマンキングにも関わらず、打ち切りになってしまい、のちにシャーマンキングの正しい最終回が登場します。現在はシャーマンキングの後日談を描いた漫画が連載されています。
シャーマンキングの概要
シャーマンキングは週刊少年ジャンプにて霊能力者達がモチーフとなっているバトル漫画です。週刊少年ジャンプで1998年から2004年まで連載されていましたが、人気者アンケートで最下位を維持してしまった事により一時打ち切りになりました。しかし、完全版にてきちんとした最終回が描かれ、「ジャンプ改」にて新連載が行われるも休止が続き、2018年に講談社へ移転し、シャーマンキングの後日談が新連載で開始されました。
また、このシャーマンキングの後日談を描いた連載にはシャーマンキングで登場した数々のキャラクターが成長した姿で登場します。もちろんファウストも登場しますが、シャーマンキングの時とほとんど変わらないデザインとなっている事からファンの間でも多くの憶測が飛び交っていました。そんな憶測を解決するかのようなシャーマンキングの新作も連載されています。
シャーマンキングのあらすじ
勉強一筋だった少年・まん太は、ある日町はずれの墓地で一人の少年と出会います。最初は見間違いと考えていたまん太でしたが、同じクラスに転校してきたのがその時の少年・麻倉葉です。葉は霊能力者(シャーマン)として霊と話ができる少年で、シャーマンファイトと呼ばれる霊能力者同士の戦いに参加するために上京してきました。そんな時に出会ったまん太と友達になり、共に壮絶なシャーマンファイトに身を投じる事になるのです。
ファウストのプロフィール
- ファウストVIII世
- 年齢:32歳
- 誕生日:4月8日
- 血液型:A型
- 身長:187cm
- 出身:ドイツ・ハイデルベルク
- 趣味:エリザ
ファウストはシャーマンキングキャラには珍しい設定を持っています。元々シャーマンではなく、医者として生活していましたが、最愛のパートナーが亡くなってからなんとか蘇生方法を見つけるために多くの医学を求めた結果、顔にはくっきりとクマが残り、体は不健康なほどガリガリとなっています。後半では両足を失うために車イスで行動する事になります。
シャーマンキングのファウストの持霊と能力・オーバーソウル
シャーマンキング内でも異色ともいえるシャーマン・ファウストがシャーマンファイトに参加するにあたって傍らにいた持霊・エリザとはどういった存在なのでしょう。また、シャーマンキング当初では感情を持っていなかったエリザが感情豊かになった理由などもまとめていきます。
ファウストの持霊
ファウストは元々医者として生きてきたためにシャーマンとしての能力は皆無といってもいいでしょう。しかし、最愛の女性・エリザを理不尽な理由で失ってしまい、その蘇生のために祖先の「ヨハン・ファウスト」の術式に憑りつかれた様に打ちこみます。その影響からシャーマンとしての片鱗を開花させ、エリザの死体をオーバーソウルによって操るようになります。
シャーマンファイトに参加した理由も死体となったエリザを完全に蘇生させるために、魂を呼び戻したいという願いを叶えるためでしたが、とある事件によって葉の婚約者・恐山アンナの力によってこの世にエリザの魂を呼び戻してもらう事に成功します。魂のない死体であったエリザですが、イタコの能力によって呼び出された魂は正式にファウストの持霊としてシャーマンファイトに参加する事になります。
能力①オーバーソウルによって死体を操る「ネクロマンシー」
ファウストは伝説のネクロマンサーといわれている「ヨハン・ファウスト」の子孫です。そのため、ネクロマンサーとしての素質は元々ファウストにも備わっていましたが、エリザを失った事でそのリミッターが外れたとされています。ファウストが使うネクロマンシーの能力は、遺品からその人の魂と交信する事で死体に魂を定着させますが、使用した文献が劣化していた事もあり、生きる屍としてしか活動する事ができませんでした。
それはエリザも例外ではなく、登場回などの当初はエリザは喋る事も感情を表に出す事もできないまるで人形のような存在でした。そのため、術者であるファウストからの命令がないと動かないという欠点もあります。しかし、アンナのイタコ術によって魂を呼び寄せ、定着させる事によって完全なるネクロマンシーが可能となったおかげで、ネクロマンサーとしても完全な存在となりました。
能力②O・Sフランケン・シュタイニー
この能力はかつてエリザと共に生きている時に飼っていた愛犬の遺骨を使ったオーバーソウルになります。ネクロマンシーの能力の一つですが、エリザ同様に思い入れが強いために他の遺骨に比べるとファウストのオーバーソウルが定着しやすい存在ともいえます。シャーマンファイト本選では足を失ったエリザに自分の足を移植した事によって歩行困難になった自分の義足としても使用しています。
シャーマンキングのファウストの登場回とエリザとの関係
シャーマンキングに登場するキャラの中でもとても印象に残る登場回となったのがファウストです。ここではファウストがシャーマンキングで初登場した登場回についてと、ファウストの持霊であるエリザとの関係を詳しくまとめていきます。
ファウストの登場回
ファウストがシャーマンキングで初登場したのはシャーマンファイト予選第二回戦でした。この時葉との戦いであったにも関わらず、観戦に来ていたまん太の体の構造に注意が向いてしまいます。ファウストは一度気にしてしまうと解決するまでその一点に集中してしまう癖があり、対戦相手の葉をそっちのけでまん太を狙います。そして、捕まってしまったまん太は生きたままお腹を開かれるというとても驚愕な展開を迎えてしまいます。
医者としての知識を持っていたファウストは、麻酔なしでも患者に痛みなしで解剖ができる技術を身に付けていたために、まん太自身も意識がある状態で体を開かれるというショッキングさにその場で気を失ってしまいます。また、葉は初めてできた友達が目の前で命の危機に瀕しているという事からシャーマンキングで初めてキレるという感情を露わにしました。
シャーマンキングでは多くのキャラクターがインパクトの残る登場を果たしましたが、ファウストのように骨や遺体を引き連れて登場し、登場してすぐに生きている人間を解剖しようとする狂気じみた行動に移ったのは多くありません。その事からシャーマンキング内でも狂気に満ちたキャラクターとして読者の間でも覚えられている存在になります。
ファウストとエリザの関係
ファウストが初戦から共に戦っているのがエリザと呼ばれる屍になります。当初はただの看護師と思われていたエリザでしたが、ファウストがシャーマンファイトに参戦する理由でその正体が明らかになりました。エリザは生前ファウストの恋人としてそばにいた女性である事が判明します。元々体の弱かったエリザを助けるためにファウストは医術を学ぶほど、彼女の事を心から愛していました。
その思いが実り、エリザの病気を克服したファウストは彼女と結婚し、幸せに過ごしていました。しかし、ある日強盗に襲われてしまったエリザは無残な死を遂げてしまいます。その喪失感がファウストを狂気へと陥れ、もう一度彼女に会いたいという思いだけで死者を蘇らせるネクロマンシーの力を学び、シャーマンとなってしまいます。
また、独学でネクロマンシーを学んでいた事もあり、遺骨に魂を定着する事が出来なかったファウストですが、アンナによって魂を呼び出してもらい、死してなおそばにいる彼女を本当の意味で取り戻す事に成功しました。その後はシャーマンファイトに参加する理由であった「彼女にもう一度会いたい」という願いを叶えてしまい、生きる意味を失っていたファウストですが、アンナの手引きもありふんばり温泉への就職が決まりました。
シャーマンキングのファウストに関する感想や評価
シャーマンキングの中でも「黙っていればイケメン」「奥さん思いのザンメン」と様々な残念なあだ名をつけられてしまっているファウストですが、シャーマンキング好きの中でもファンが多いキャラクターでもあります。そんなファウストに関するシャーマンキング好きのつぶやきをここでは紹介していきます。
小6の時から大好きなファウスト😍
— 南明奈 (@akkina_official) November 29, 2019
今まで読んだ漫画の中で好きな男性キャラ1位はファウスト☺️✨✨#シャーマンキング pic.twitter.com/Wny66RrS8q
シャーマンキングのイラスト展でも人気キャラの中にファウストの名前が上がっていた事を考えると、狂気に身をゆだねているとしてもまっすぐにエリザを愛しているファウストの姿はシャーマンキングの読者にとっても好かれるものだったようです。
シャーマンキング展に行ってきましたー( ´ ` )
— 川上ゆみ子(友美子) (@ymkkwkm) November 29, 2019
ファウストはやっぱり素敵だった(*´`)♡ pic.twitter.com/9P6Rw8HgC1
また、ファウストのシャーマンキング初登場回はやはりインパクトが残っている事もあり、ファウストだけでなくターゲットとされてしまったまん太にも注目度が集まっていました。シャーマンキングのストーリーが進むにつれて敵同士だったファウストとまん太の関係もファンの間では人気が上がっている理由です。
シャーマンキングのまん太
— HIKITA MOTOAKI (@TOTORODX1205) December 7, 2019
個人的に体を張ったツッコミが良かったです、特にファウスト戦でお腹辺りに解剖されている事を関わらずにアンナにツッコミする行動は流石に草でしたが…w
懐かしいです( ´∀`)
シャーマンキングではこういった元々敵だったキャラクターが味方になるという展開も多く、ファウストもまさにその一人でもあります。それでもシャーマンキングでは重要なキャラクターにまで上り詰めたことを考えると彼の人気の高さもうなずけます。
シャーマンキングのファウストについてまとめ
シャーマンキングでも異色な存在でありながら人気が高いファウストについてまとめてみましたがいかがだったでしょうか?シャーマンキング本誌でのショッキングな登場回から最終的にはなくてはならない存在にまで上り詰めたキャラは、シャーマンキングの中でもなかなか存在しません。また、ファウストとエリザの関係性は、シャーマンキングでも最高とされる夫婦が描かれていて、それだけでもファンが増えていく原因となっています。
そんなファウストですが、シャーマンファイトの後はふんばり温泉にて過労死してしまっている事がシャーマンキングのその後で描かれています。しかし、蘇生を拒み最愛の妻であるエリザと共にあの世で過ごしているなどの説明もあり、安心したシャーマンキングファンは多くいます。現在はシャーマンキングの続編も描かれている事から、霊となっても登場するのかという期待がファンの中では大きいです。
また、ジャンプにて最終回を迎えたシャーマンキングですが、20周年の祝いとして様々な催しが行われました。その中でもファウストの過去を描いたノベルが販売されました。シャーマンキング本誌では綺麗には描かれていなかったファウストとエリザの過去をしっかりと描いている「シャーマンキングFAUST8 「永遠のエリザ」」にも注目してみましょう。