【トリコ】二代目メルクがかわいい！声優・登場回や初代とも比較検証

漫画「トリコ」には数多くのキャラクターが存在しますが、その中でもかわいい女の子キャラは多くいます。今回はそんな女性キャラの中でもトリコ一といわれるかわいい存在・二代目メルクについてまとめていきます。また、二代目メルクだけでなく初代メルクの事やアニメにて二代目メルクを担当した声優についても合わせて紹介していきます。

初代や二代目メルクについてまとめていく前に、その二人が登場する漫画「トリコ」に関する概要やあらすじをまとめていきます。トリコという作品がどういうものかを知った上でメルクの情報を知る事でトリコを読む際の情報としてください。

漫画「トリコ」とは週刊少年ジャンプにて2008年から2016年の約八年半の間連載されていた島袋光年の作品となっています。未知なる食材を求めて様々なバトルが繰り広げられている上に、その食材を料理したりする料理とバトルが合わさった異色の料理バトル漫画になります。また、その人気度の高さからトリコはアニメ化やゲーム化もされました。

未知の食材が溢れかえった世界では、様々な食材を求めて多くの人々が味に探究していた「グルメ時代」と呼ばれる時代です。そこでカリスマとして有名な男・トリコは、グルメ時代において様々な食材を見つけたとしてその功績を認められていました。そんなトリコに食材調達を依頼しに来たのが料理人・小松です。小松はトリコと共に食材を調達するために様々な場所へ赴き、新たなる食材を発見するのです。

トリコにて登場するメルクと呼ばれる人物は２人います。１人は包丁作りの名人として名を知らしめた初代メルク、そしてもう１人はその技術を受け継いだ二代目メルクになります。ここでは二代目メルクについてのプロフィールをまとめていきます。

• 年齢：21歳
• 血液型：A型
• 身長：170cm
• 体重：60kg
• 誕生日：不明
• 星座：不明
• 視力：2.5
• 足のサイズ：26cm

このプロフィールから見るとトリコに登場するキャラにしては珍しく、二代目メルクは男性と感じる点が多く、見た目も男性のような姿をしていますがれっきとした女性になります。しかし、父であり師匠である初代メルクの背を見ながら育ってきた影響もあり、好きなものは刃を研ぐ音という少し変わった部分を持ち合わせています。

漫画トリコでは初代メルクと二代目メルクは親子として描かれています。しかし、実はこの２人に血の繋がりはありません。二代目メルクはその事を気にして、初代メルクの血を引いていない女の自分には跡を継ぐ事ができないと考えていました。しかし、初代メルクは彼女に本当の娘のように愛情を注いでいたため、二代目メルクが自分以上の存在になると考えていました。

この真実は、トリコが初代に会いに行ったからこそ分かったものでしたが、これまでも初代メルクは多くの愛情を二代目メルクに向けていました。しかし、初代メルクの「声が小さい」という欠点が災いしてしまい、ほとんどその思いが伝わっていない事が判明した場面でもありました。トリコはその事を二代目メルクの元に戻った際にきちんと伝える事で正式に二代目メルクを襲名し、研ぎ師としての出発を後押ししてくれる形となりました。

二代目メルクの顔にはとても大きな刀傷が存在します。女性にしてはとても大きな傷になりますが、実はこの傷は幼少期に入るなといわれていた初代メルクの鍛冶場に入り込んだ際に、落としてしまった包丁でできてしまったものになります。この時に初代メルクは包丁から娘を遠ざけようとしますが、怪我をしてすぐに笑顔でその包丁に触れた娘を見て、この子の中にある才能を見つけ出したとされています。

トリコ一かわいいといわれている二代目メルクですが、その声もとても特徴のあるかわいい声だと感じる読者が多くいます。その理由は担当している声優の力量ともいえます。二代目メルクの声を担当してるのはベテラン声優の矢島晶子です。ここでは声優・矢島晶子に関する情報をまとめていきます。

矢島晶子は幼少期から女優を目指しており、学生時代は演劇クラブや演劇部に所属していました。しかし、卒業後は和菓子屋「とらや」にて正社員として働いていましたが、その時に演劇の夜間学校に通っていました。その後、演劇への気持ちを捨てられず、とらやを退職してアルバイトをしながら友人が所属している劇団に頼み込んで声優・チョーさんの娘役として舞台に立つ事になります。

その時にたてかべ和也にスカウトされ、「アイドル伝説えり子」で声優デビューを果たします。しかし、声優デビュー後もオーディションの数々で、とらやでのアルバイトを続けていたとされています。そして1992年に現在でも続いている長寿アニメ「クレヨンしんちゃん」の野原しんのすけ役に抜擢され、現在も担当しているベテラン声優に成長しました。

矢島晶子は様々な作品にてキャラクターを担当しているほどベテランといえる声優になります。代表作としては「クレヨンしんちゃん」の野原しんのすけ、「魔法陣グルグル」のアーデンベルグ、「犬夜叉」の琥珀など大人気作品に登場しています。最近の作品では「TIGER & BUNNY」のシス、「FAIRY TAIL」のレクターなどを担当しています。

トリコにて人間界編でも折り返しといわれているメルクの星屑編にて登場する二代目メルクは、その初登場からも注目度が高いものとなっていました。ここではその二代目メルクが登場した回やその際の注目ポイントをピックアップしてまとめていきます。

トリコ達がメルクと関わる原因となったのは、実は小松の不注意によって包丁が折れてしまった事から始まります。トリコも会長・一龍から依頼された「メルクの星屑」を調達しなくてはならなかったために、２人でメルクの元へ訪れる事になります。その時にメルクの工房に襲い掛かってきた捕獲レベル22のスケイルコングを未完成の包丁で撃退したのが初登場となります。

また、この時は本物のメルクと思われていた事からとても奇麗な美男子という感じから、腕っ節も強いイケメンが登場したと読者の間でも神回といわれています。その他にもメルクの初登場は今までのトリコのキャライメージを大きく覆したといえるほど、線の細い描かれ方も驚愕だったとされています。

トリコとの手合せにより、自分自身が二代目である事がバレてしまったメルクは初代が行方不明になった事を伝えます。トリコはメルクの星屑を手に入れるついでに初代メルクに帰るように伝えると約束し、初代メルクが行方不明になったとされるヘビーホールへと向かいます。その間、小松はトリコと離れ、二代目メルクの元で仕事を見ていたいと工房に残る事にします。

小松からしたら二代目メルクの技術を尊敬していましたが、二代目メルクの口からは常に「先代」「師匠」という言葉が出てくる事に違和感のようなものを感じていました。そんな感じの日々が続いていたある日、小松は温泉で疲れを癒しているメルクのために夜食を用意して運んでいきます。この時にメルクが本当は「女性」という真実が明らかになります。

二代目メルクは初代が行方不明になった際に、何も言わずに行方が分からなくなったのは自分自身が認めてもらえていないからだと考えました。その大きな原因は自分自身が「女」だからではと考えてさらしを巻き、男として生きていく事を覚悟します。しかし、その正体を小松にバレてしまい、最初は恥ずかしがるも男なら恥ずかしがらないと考え、堂々とした仁王立ちを見せるという少しズレた思考を見せます。

テンパってしまい裸体でありながら仁王立ちする女性という図を作り上げてしまったメルクの姿がトリコの読者の間ではかわいいと好評になりました。また、その対応で真っ赤になってしまった小松などもかわいい場面を作り出してしまい、バトル漫画にも関わらずとてもほのぼのとした空間を作り上げていました。

トリコではバトルシーンや料理シーンがとても多く描かれています。そのため、どうしても少年誌でありながらお色気が少なく感じてしまいます。メルクの星屑編では小松の勘違いとはいえ、二代目メルクの入浴シーンを拝む事ができるというお色気シーンも楽しめると読者の間では好評だったといわれています。

トリコでも重要な人物になるメルクは、初代と二代目との間に大きな違いがたくさんあります。そういった違いなどをここでは比較してまとめていきます。その他にも二代目メルクの特徴などもまとめていますので合わせてチェックしてみてください。

メルクは２人いますが、初代メルクはとても屈強な大男として描かれています。しかし、二代目メルクはまったくの逆で細身の肉体を持っています。しかし、この２人の大きな共通点としてあるのは、包丁でできてしまった切り傷と包丁を研ぐ際の技術です。どちらも研ぎ師として最たる能力して描かれています。

研ぎ師メルクの名を有名にした初代メルクは、大男という巨体と包丁でできた数多くの傷から鬼のメルクという異名を持った存在です。また、人間嫌いで無口という噂が流れていましたが、実はとても声が小さく一緒に住んでいた二代目ですら聞き取れていないだけでとてもお喋りである事が作中で発覚します。また、本人も声が小さいという事を自覚しておらず、トリコと会った際にこの事を指摘されて気付きます。

トリコとの会話ができるようになった理由も「ガンセキコンドル」と呼ばれる生き物の声帯から取れる「拡音石」を利用して声を大きくしていたからですが、この拡音石自体もメルクの工房から行方不明になったとされている期間で見つけていたために、二代目との会話もきちんとできていなかった事がのちに判明します。

二代目メルクは初登場の際から美男子としてのイメージがありました。その後、小松やトリコと関わる事になり、少しずつではあるが本来の自分を出す事が出来るようになったメルクは、とても美しく描かれるようになります。そして、なによりも美しく描かれているのがメルクが包丁を研いでいるシーンになります。仕事をしている人はとても美しいというイメージが読者にも伝わりました。

メルクは大男としての噂が広がっていましたが、それはあくまでも初代のイメージでした。二代目メルクは、とても美しい女性でした。また、あまり世間を知らないという点から天然な部分が出てくる事があるため、かわいい感じも描かれている事からトリコ一のかわいい女性として人気度が高いキャラとなっています。

また、当初は男性としてトリコや小松に接していた二代目でしたが、小松に正体がバレた上に励まされたメルクは女性である事を無理に隠す事はせず、少しずつ表に出すようになりました。その自然体の姿もとても美しいといわれています。

二代目メルクに関してはSNSでも呟きが多いものとなります。男性だと思っていた二代目が実は女性だったという真実や仕事と向き合う姿勢と素の状態のギャップがとてもかわいいという声も多くあります。ここではそういった声をまとめていきます。

また、元々島袋光年が女性キャラの描きが下手だという声が多くありました。それはトリコの前作ともいえる「世紀末リーダー伝たけし!」が影響していると考えられます。このようなギャップも相まって、二代目メルクはとてもかわいいと絶賛されていたのです。

二代目が認めてもらっていないと考えて不安を抱えている時の描写と、その不安が不要なものである事や小松からの励ましにより職人としての威厳を持った際の描写の違いも読者からしたらとてもギャップがありました。

そして何よりも読者が気になったのが小松と二代目の関係性になります。小松が背中を押してくれた事によりメルクが二代目として自覚したという点からも小松と二代目が最終回までには一緒になるのではないかと考えていた読者も多かったのですが、この点に関しては作中でも深く触れられていないのが残念な点だったという声も多いです。

漫画「トリコ」に登場する二代目メルクについてまとめてみましたがいかがだったでしょうか。仕事にまっすぐな姿勢でありながら、不安を隠し持っている彼女の姿はとても儚いものに感じられます。しかし、その問題が解決した際のメルクの姿はとてもかわいい上に美しい女性として描かれていたからこそ、今でも多くの彼女が好きだというトリコファンが多いと考えられます。

また、小松とメルクとの関係性などもきちんと描かれずに最終回を迎えてしまった事もあり、多くのトリコファンがこの２人の今後などを気にしている点があるため、そういった事も考えながら再度トリコを読み直してみるのも面白いかもしれません。