【エウレカセブン】チャールズ・ビームスはレントンのかっこいい父親！名言や声優も

幼い頃に両親を亡くしたレントンは、姉もいつしかいなくなり、祖父と2人で暮らしていました。そんな彼には、家族というものがどういうものなのか、人とどう付き合っていけばいいのか分からないことが多かったのです。ある少女との出会いによって、反乱軍となったゲッコーステイトで働くことになったものの、そこでは大人になり切れていないホランドからの嫌がらせを受けることになります。

自分の居場所を見つけることができなかったレントンは、働いていたゲッコーステイトから出ていくことにしました。リフ一つで飛び出した彼は、行く当てもなく、たださまよっていたのです。そんな彼の事情を察して温かく受け入れてくれたのがチャールズ・ビームスでした。彼には子供がいなかったため、実の子供のように自分の家に招き入れてくれます。

そんな情熱的で心が温かいチャールズ・ビームスの心に残る名言や辛くて悲しい彼の最後、声優を担当した小杉十郎太さんについてもご紹介します。愛情に飢えていたレントンは、チャールズ・ビームスとの出会いによって、人間として大きく成長していくことになりました。

毎日放送(BMS)が制作局となって誕生したのが、「交響詩篇エウレカセブン(こうきょうしへんエウレカセブン)」というテレビアニメです。このテレビアニメ作品は、2005年4月17日～2006年4月に渡って放送されました。毎週日曜日にTBS系列で7：00～7：30に全50話がお茶の間に届けられ、大人気となります。

その後もゲームや小説、漫画など様々な形で展開されていくことになりますが、2009年には、物語の設定がパラレルワールドに変更され、ガラリと違った世界が展開されていきました。その作品は、「交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい」というタイトルで、劇場版として公開されることになります。劇場版として多くの人気を集めたことで「エウレカセブンAO」が制作されテレビ放送されました。

少年少女の恋愛や成長が描かれている交響詩篇エウレカセブンは、SFロボットアニメとしてボンズが制作を担当しました。当時は「Project EUREKA」というメディアミックスプロジェクトを、ボンズやバンダイが中心となって立ち上げます。このプロジェクトでは、漫画やアニメ、小説、ゲームなど多岐に渡って展開されていくことになりました。その中心的な存在となったのがエウレカセブンだったのです。

世界を牛耳ろうとする塔州連邦軍とそれに反発する反政府組織として立ち上がったゲッコーステイトとの戦いと共に少年少女の恋愛や人間としての成長が描かれているこの作品は、「エウレカセブン TR:1 NEW WAVE」というPlayStation 2用のゲームソフトと同じ世界が舞台となっています。さらに、メディアミックスプロジェクトの中でも一番新しい時間軸によって物語が展開されたのです。

両親の愛情を知らないレントンは、ある日とても神秘的な少女と出会います。彼女は実は人間とは異なる生命体だったのです。しかし、彼らはお互いに気になる存在となっていき、恋愛を通して成長していくことになります。この物語では、異なる生命体を排除しようとするものと一緒に共存しようと考えるものが対立していきますが、それらの戦いや恋愛を通して人間としての生き方や成長が描かれていきました。

ある惑星には、スカブ・コーラルと人類という2つの生命体が存在していました。スカブ・コーラルは、人間と交流をとって一緒に生きていくための方法を見つけ出そうとします。しかし、彼らを排除して世界を人間だけのものにしようとしたのが塔州連邦軍です。世界を牛耳ろうと企む連邦軍は、罪のない未知の生命体を排除しようと殺していきます。連邦軍の戦士の中には、その考え方ややり方に疑問を持つ者が出てきました。

連邦軍の考え方ややり方についていけないと感じ始めた人たちは、反政府組織としてゲッコーステイトを立ち上げます。元は連邦軍の戦闘員のエースを務めていたホランドは、反政府組織として立ち上がったゲッコーステイトのリーダーを務めることになりました。彼らは、連邦軍が排除しようとしている未知の生命体の少女と一緒に連邦軍を抜け出したのです。それによって連合軍と反政府組織との戦いが繰り広げられることになります。

両親の愛情を知らないレントンは、ある日その未知の生命体の少女に出会い、反政府組織として立ち上がったゲッコーステイトで働くことになりました。彼らは次第に惹かれ合っていきますが、その少女に特別な思い入れがあるホランドに八つ当たりをされたり、嫌がらせをされたりします。自分の居場所を見つけることができない彼は、その場所から出ていくことにするのでした。

男らしく情熱的なチャールズ・ビームスは、この物語の主人公であるレントンの父親代わりとして大きな役割を果たしています。両親の温かい愛情を一切感じることができずに育ってきたレントンにとって、自分を包み込み、導いてくれるチャールズ・ビームスの存在は、大きな財産となっていきました。本当の子供のようにレントンを可愛がりながら人生とはどういうものかをしっかりと伝えています。

• 名前：チャールズ・ビームス
• 妻：レイ・ビームス
• 子供：いない
• 生活している場所：白鳥号
• 性格：とても情熱的で温かい心の持ち主、妻を愛しとても大切にしている
• 職業：塔州連邦軍遊撃部隊所属フリーランサー
• 元の所属：塔州連邦軍SOF第2機動部隊部隊長
• CV(声優)：小杉十郎太

情熱的で純粋な生き方を全うしているチャールズ・ビームスの名言や行動によって、どう生きていいかわからず迷っていたレントンを自然と導いていくのでした。彼からは常に、温かく大きな愛情が溢れ出ていたのです。妻のレイを愛し、大切にしている姿もレントンにとっては、とても新鮮に映りました。人間としての生き方を教え導いてくれた彼の名言や立ち居振る舞いに感動した人は多かったようです。

未知の生命体である少女に導かれるように反政府組織として立ち上がったゲッコーステイトで働くことになったレントンですが、彼は、大人になり切れていないホランドに必要以上に攻撃されることになります。子供っぽい性格のホランドは、その少女に育ての親のような特別な感情を持っていたため、今まで自分が守ってきたポジションを奪われるという恐怖があったようです。
 

必要以上に八つ当たりをされたり、突っかかられたりすることで自分の居場所を見つけることができなくなった彼は、リフだけを持ってゲッコーステイトから出ていくことにします。当てもなくさまよう彼の前に現れたのが、情熱的で広い心を持ったチャールズ・ビームスです。彼には最愛の妻のレンがいました。彼らには子供がいなかったため、孤独にさまようレントンを我が子のように育てるようになります。

両親の愛情を知らない彼は、心が温かいチャールズ・ビームスやその妻のレイと一緒に過ごすうちに家族の温もりを感じることができるようになりした。彼ら夫婦は、人生に迷っているレントンを養子に迎えようとも考えていたのです。それくらい懐が大きく愛情深いチャールズ・ビームスは、彼の父親代わりとなり、人間としての生き方や考え方を名言や姿を通して教えてくれるのでした。

どう生きていけばいいかわからずにクヨクヨしていたレントンも、心優しいチャールズ・ビームスの考え方や生き方を肌で体験することで生きる勇気を得ることができました。父親代わりとして本人の気持ちを尊重してくれる彼は、多くの名言を残していますが、下記はTwitterなどで感想としてよく取り上げられていた名言です。

それゆえに、自分の生き方に迷ったり、悩んだりしている人が多いことがわかります。情熱的で自分の気持ちにまっすぐに生きているチャールズ・ビームスの名言は多くの人の心を掴み、励まし、勇気づけているようです。元気がない時はぜひ、上記の名言を思い出してみるといいでしょう。

自由気ままに生きているように見えるチャールズ・ビームスですが、彼は自由ということがどういうことなのかをしっかりと理解しています。自分勝手に生きたり、自由を与えてもらうのが当然だと思い込んだりしている人には驚きを隠せない名言かもしれません。

多くの人間は自由がどういうことなのかをしっかりと認識していないため、自分が少しでも窮屈に感じる環境に不平不満を抱き、自由を欲しがることが多いようです。しかし、彼の言うように、自由とは与えられるものではなく、自分が責任をもって獲得していくことなのだということがわかります。彼は、多くの名言を残し、我が子のように育てたレントン以外のあらゆる人に勇気を与えたのでした。

男らしく優しい心を持ったチャールズ・ビームスの渋い声を担当したのは、声優の小杉十郎太さんです。彼は、親戚や父親などが医者だったため将来は医者になるものと思って育ったと言います。しかし、高校生の時に観た「太陽がいっぱい」という洋画に大きな影響を受けました。それによって、医者以外の声優の道もあるのではと考えるようになります。

• 本名：小杉十郎太(こすぎじゅうろうた)
• 血液型：B型
• 生年月日：1957年12月19日
• 出身地：神奈川県横浜市
• 身長：170cm
• 配偶者：あり
• 所属事務所：大沢事務所
• 職業：声優、歌手、ナレーター
• 声優デビュー：1985年

日本大学芸術学部に所属していた小杉十郎太さんは、アナウンサーやラジオ、テレビ関係の試験を受けますが、全て不合格となりました。大学卒業後は、松竹に勤務し、4年間「男はつらいよ」などの営業やその他の業務もこなすサラリーマンとして働きます。ある時飲み屋で出会ったCMディレクターに「NEW人生ゲーム」のCMナレーションを依頼され、それが声優をスタートするきっかけとなりました。

声優になりたての頃は、ナレーションの仕事が多かった小杉十郎太さんですが、大沢事務所に所属することになり、機動戦士Ζガンダムの声優オーディションを受けて見事合格します。それによって、テレビアニメの声優としてデビューすることになりました。声優として、デビュー作である機動戦士Ζガンダムのヘンケン・ベッケナー艦長役を務めた小杉十郎太さんは、その後は大人の男性を中心とした様々な役を演じていくことになります。

ダンディーで貫録のある声が特徴の小杉十郎太さんは、大人の男性の声に定評があり、貫録のある心優しい中年の紳士的な役を演じることが多い声優です。さらに、情熱的で温かいハートを持ったチャールズ・ビームスのような、子供を導いていく大人の男役を演じることが多くなっていきました。また、彼は声優以外にも歌手やナレーターとして活躍されているのです。

小杉十郎太さんの代表作には、機甲戦記ドラグナーのマイヨ・プラート役、キャッ党忍伝てやんでえのスカシー役、1993年～1994年にかけては剣勇伝説YAIBAの佐々木小次郎役、覇王大系リューナイトのイズミ役、NARUTO-ナルト-の猿飛アスマ役、巌窟王のフェルナン・ド・モルセール将軍役、金田一少年の事件簿Rの剣持勇役など多くの作品を演じられ、大活躍しています。

行く当てもなくさまよっていたレントンと出会った時、チャールズ夫妻は、世界中を旅するという自由な生活をしていました。彼の情熱的で自由気ままに振舞う姿に、孤独で暗い感情を抱いていたレントンもドンドンと心を開いていきました。心優しいチャールズは、彼の事情を察するとすぐに自分の家に案内します。

そこでは、最愛の妻を大切にするチャールズの言葉使いや行動を目の当りにすることになりました。両親の愛情を知らない彼は、初めは戸惑いますが、徐々に居心地の良さを感じます。お互いに相手を思いやり、相手の気持ちを尊重している夫婦の関係に尊敬の気持ちも芽生えていくのです。

世界中を旅していたチャールズ夫妻は、自由気ままな楽しい生活を送っているように見えました。しかし、彼らには、連合軍に所属して戦っていた過去がありました。そこでのエースだったホランドには勝負で勝つことはできませんでしたが、凄腕の傭兵として有名だったのです。

彼らはかつて働いていた連邦軍から、白鳥号を退職金としてもらっていました。それは、反政府組織として立ち上がったゲッコーステイトが使用している月光号に、とてもよく似ていたのです。父親代わりのチャールズは、レントンを自分の愛機に乗せてくれました。彼の操縦は今までに見たことがないものだったので、それによって多くのことを学んでいきます。

連邦軍を退職したチャールズ夫妻は、フリーランサーの戦士として戦う道を選びます。それゆえに、退職金として白鳥号と共に、赤と青のカラーが施された2体のLFO(スピアヘッド)も受け取っていたのです。このスピンヘッドは、槍のような角が頭部にあるのが特徴の機体となっていました。

戦士としても優秀なチャールズはこの機体を自分の身体のように滑らかに操縦していきます。力強い攻撃力と素早い判断力、超人的な反応速度も備えているため、戦いの最中は相手を翻弄して圧倒的な勝利を収めることができました。基本的には、妻であるレイが白鳥号を操縦し、凄腕のチャールズがスピンヘッドに乗って戦う方法を取っています。

偶然出会ったレントンの様子を察して親切にしてくれたチャールズ。彼は、どう生きていいか分からない少年の心を優しく包み込んでくれました。反政府組織として立ち上がったゲッコーステイトにいた時とはまるで違う待遇に彼は戸惑いうこともありましたが、徐々に気持ちがほぐれていくのを感じます。

チャールズ夫妻が実の子供のように優しく接してくれるため、両親の愛情を知らなかった彼も温かい家庭を体験していくことになりました。子供がいなかった2人も彼が一緒に暮らしてくれることで、とても嬉しい気持ちになっていたのです。

大人になり切れないホランドと、温かい心を持ったチャールズ・ビームスは、かつては連合軍で共に戦った戦士でした。しかし、人間としてはとても素晴らしい人格の持ち主であったチャールズも、連合軍のエースとして活躍していたホランドには一度も勝負で勝つことができなかったのです。面白く生きることをモットーにしている彼ですが、勝負に対しては少しこだわりがありました。

また、子供っぽい性格のホランドと未知の生命体であるエウレカによって、ある実験を行っていた際、それが失敗に終わりある事件が起きます。実験の際に「サマー・オブ・ラブ」が発生して彼の最愛の妻であるレイは妊娠できない身体になってしまったのです。それによって、チャールズ夫妻は、その原因を作った大人になり切れていないホランドを憎んでいました。

行くところがなくさまよっていたレントンを温かく受け入れてくれたチャールズは、反政府組織として立ち上がったゲッコーステイトの敵である連邦軍側の戦士として戦っていました。ある時、チャールズ夫妻は、彼が家出してきたゲッコーステイトへの攻撃を命令されます。彼が反政府組織として立ち上がったゲッコーステイトにいたことを知っていたチャールズは、そのことを伝え、どうするかは自分で決めるように言いました。

自分の生きる道を自問自答した末、彼は未知の生命体である愛するエウレカを守ることを決意します。チャールズ夫妻は、彼を養子にする気持ちがあることは伝えてあったので、彼の気持ちを尊重し、別れの道を選ぶことになりました。立派に父親として彼を導いたチャールズは、最後まで彼の気持ちを尊重してあげたのです。敵同士となってしまった親子でしたが、チャールズも最後まで自分の戦士としての誇りを忘れませんでした。

連邦軍の戦士として戦うチャールズと反政府組織として立ち上がったゲッコーステイトのリーダーのホランドは、最後は一騎打ちで戦い合い、お互いに心残りのない戦いを繰り広げていきます。戦士としては優秀なホランドに最後まで勝つことができなかったチャールズですが、人間としては清く最後を迎えることになりました。

大きな懐を持った大人のチャールズは、最期はホランドとの戦いによって破れ倒れてしまいます。しかし、彼は最後まで自分の気持ちに正直にまっすぐに生きていたため、とてもかっこいい最後だったと言えるでしょう。彼が一番気に入っていた曲には、「Get It By Your Hands」があります。この曲は、Hirosi Watanabeによって、この作品のために作られた曲となっていたのです。

この物語の主人公の父親代わりとして、彼を温かく包み込み、優しく導いたチャールズの人柄は、この作品を観ていた多くの人を虜にしたようです。最後は敵として戦わなければならない悲しい運命となりますが、大人として子供を導いていく素晴らしい姿に感動した人は多くいました。

優しくて温かい心を持ったチャールズを目標にしている男性もいたようです。彼のような男になって、彼が惚れたような素敵な女性に出会いたいという願望を抱いた人もいます。主人公の父親代わりとして大活躍したチャールズは、人間として、とても魅力的なキャラクターだったため、とても人気がありました。

男性はもちろん、女性からも多くの支持を集めたのが、男らしく心優しいチャールズです。彼は養子にしたいほど愛していた子と最後は敵同士となって戦うことになります。しかし、親だからと自分の気持ちを押し付けず、最後まで少年の気持ちを大切にしていました。そんな彼の最後は悲しく辛いものでしたが、多くの人が感動したようです。

両親の愛情を知らないレントンにとって、何もかも包んで導いてくれるチャールズ・ビームスの存在はかけがえのないものでした。彼は、とても情熱的で愛情深い男性だったため、妻のレイをはじめ、孤独なレントンの心も優しく包むことができたのです。人間として尊敬できる人物であり、彼らしい多くの名言も残しました。彼の言葉や行動は今でも多くの人の心の中に生きているようです。