【転スラ】魔王クレイマンは中庸道化連のメンバー？最後は死亡した？

人を操ることが出来る能力を使用し、転スラの作中で覚醒魔王になるため暗躍し続けた元中庸道化連のメンバーである魔王クレイマン。元中庸道化連のメンバーである魔王クレイマンは覚醒魔王になるため転スラの主人公であるリムルと敵対するのですが、最終的に野望は失敗して死亡するという最後を遂げます。本記事ではそんな元中庸道化連の魔王クレイマンについて死亡した最後や作中での行動などをまとめてご紹介していきます。

では魔王クレイマンの死亡してしまうことになった最後や活躍などをご紹介する前に、魔王クレイマンが登場する転スラの作品情報と物語のあらすじについてご紹介していきます。魔王クレイマンが登場する転スラこと転生したらスライムだった件とは2013年から小説投稿サイト「小説家になろう」で連載されていたライトノベル作品であり、2014年に書籍が刊行されて以降、2019年11月現在まで15巻もの単行本が発売されています。

転スラはスライムの姿で異世界に転生した主人公リムルの活躍を描いた異世界もの作品であり、2015年から「月刊少年シリウス」で漫画も連載されています。また転スラは2018年の10月から2019年の3月までアニメ化されており、これまで累計発行部数1400万部を超える大ヒットを記録しています。そんな大ヒットを記録した転スラは2020年にアニメ第2期の放送が決定しており、2019年11月現在もその人気を伸ばし続けています。

ある日、転スラの主人公であるサラリーマンの三上悟は通り魔に刺され、死亡してしまいます。突然刺殺されて死亡した三上悟は現実世界で呆気ない最後を遂げるのですが、なぜか死亡した三上悟は何も見えない空間で目を覚ますことになります。通り魔に刺されて死亡してしまうという最後を遂げた三上悟はスライムの姿となって異世界に転生してしまっており、三上悟は弱小で有名なスライムの姿で転生したことに不満を抱きます。

しかし三上悟はスライムの姿を段々と理解していき、異世界での生活を満喫します。そんな異世界に転生した三上悟は転スラの世界で圧倒的強さを誇る暴風竜ヴェルドラというドラゴンと出会うことになります。ヴェルドラはスライムの姿になった三上悟にリムルと名付け、リムルは外の世界で冒険することを決意します。そして転スラの主人公であるリムルはヴェルドラとの一見がきっかけとなり、壮大な伝説を作ることになるのでした。

本記事で転スラの作中内での活躍や最後などをご紹介するクレイマンとは転スラに登場する魔王の1人です。魔王クレイマンはかっこいい紳士的な容姿とは裏腹に冷酷な性格をしたキャラクターであり、転スラの作中内で主人公であるリムルと敵対関係にあります。クレイマンは十大魔王の1人として人形傀儡子（マリオネットマスター）というあだ名が付けられており、その名の通り人を操って情報収集を行うスキルの持ち主となっています。

そんなクレイマンは元々中庸道化連のメンバーであり、転スラの作中でも中庸道化連のメンバーとは仲良くしている場面が度々描かれています。魔王クレイマンは覚醒魔王になるという野望の元、新たに国を立ち上げたリムル達を利用して大きな戦争を起こそうと暗躍します。しかし魔王クレイマンの策略は全てリムルによって看破されてしまうことになり、最終的にリムルによって殺されるという呆気ない最後を遂げて作中から退場します。

上述でもご紹介した通り、魔王クレイマンは転スラの作中で中庸道化連のメンバーであるラプラスなどと親しい関係を築いていました。実は魔王クレイマンは元々中庸道化連で副官として活動しており、当時喜狂の道化（クレイジーピエロ）という異名をとっていました。魔王カリオンの正体は昔魔王であったカザリームが作った妖死族と呼ばれる存在であり、魔王クレイマンは昔自らを作ったカザリームの配下となっていました。

魔王カザリームはクロエを召喚する方法を知るため、当時シズを転スラの世界に召喚したレオン・クロムウェルに接近し、同じ魔王の1人に勧誘しようとします。しかし逆に魔王カザリームはレオンに殺害され、精神だけの存在となり、魔王クレイマンは覚醒魔王になる条件を探せと精神だけの存在になったカザリームに命令されます。このような過去から魔王クレイマンは作中でも中庸道化連のメンバーと親しくしているのです。

元中庸道化連のメンバーで魔王の1人として転スラの作中に君臨しているクレイマンは果たしてどれほどの強さを誇っているのでしょうか？残念ながら魔王クレイマンは魔王カザリームによって作られた妖死族であるため、高い戦闘能力は一切持っていません。その代わり、魔王クレイマンは他の魔王の中でもトップクラスの智謀の持ち主であり、スキルも軍師が指揮官という立場で強さが発揮されるものとなっています。

魔王クレイマンが持つスキルは「操演者（アヤツリビト）」という名前のユニークスキルです。この「操演者（アヤツリビト）」とは自身の配下などと目や耳を共有し、情報を得るといったスキルとなっており、戦争を行うのに必要な情報収集で優れた強さを発揮することが出来ます。またそれに加えて魔王クレイマンは「操魔王支配（デモンマリオネット）」という呪法を用い、対象の相手の精神を操作して自身の駒にすることが出来ます。

ここからは転スラに登場する魔王クレイマンの最後についてご紹介していきます。覚醒魔王になりたい魔王クレイマンは邪魔となるリムルを排除するため、転スラの作中で何度も謀略を実行に移します。しかし魔王クレイマンの策略は全てリムルに看破されてしまい、覚醒魔王になるための道が逆に遠のいてしまうことになります。そこで魔王クレイマンは魔王を拘束することが出来るワルプルギスという条約を行おうと画策します。

このワルプルギスには合計3人の魔王の賛同が必要となっており、魔王クレイマンはフレイとミリムという2人に賛同を求めます。フレイは魔王クレイマンに貸しがあることからワルプルギスに賛同し、魔王クレイマンに操られたフリをしているミリムも賛同します。その後3人の魔王が賛同したことにより、ワルプルギスが開催されることになります。そこで魔王クレイマンは操っていると勘違いしているミリムを殴ってしまいます。

ミリムを殴ったことで魔王クレイマンは自身の首を絞めてしまうことになります。当初魔王クレイマンは操っていると勘違いしているミリムを使い、魔王の1人であるカリオンを殺害させ、リムルに全ての責任を押し付けようとします。しかしミリムは魔王クレイマンが事の真相の犯人であることを明らかにするために操られたフリをし、魔王カリオンを裏で生かします。そしてフレイもまた魔王クレイマンのことを裏切ってしまいます。

そんな事は知らない魔王クレイマンはミリムを殴ってしまい、転スラの主人公であるリムルの怒りを買ってしまいます。そこでミリムが操られたフリをしていることが判明し、魔王クレイマンの悪行が全てバレてしまうことになります。そして魔王クレイマンは怒ったリムルに呆気なく敗北し、死亡してしまいます。その後死亡した魔王クレイマンはリムルに吸収され、魂すらも残らないという悲惨な最後を遂げることになりました。

ここからは魔王クレイマンが転スラで登場したシーンをまとめてご紹介していきます。転スラの森の騒乱編で中庸道化連の1人であるゲルミュッドは魔王誕生計画を実行するため、オークロードを魔王へ進化させようとします。そしてゲルミュッドはオークロードを使い、ベニマルやハクロウの種族である大鬼族の里を滅ぼしてしまいます。これによりベニマル達は里を逃れ、転スラの主人公であるリムルの配下となることになりました。

当初リムル達はオークロードが出現した犯人が誰なのか知りませんでした。しかしその犯人がゲルミュッドと判明することになり、リムル達はゲルミュッドを倒します。しかし本当はゲルミュッドも駒であり、本当の犯人は魔王クレイマンでした。その後魔王クレイマンは覚醒魔王となるため本格的に行動を始めることとなり、テンペストとファルムス王国の2国を扇動して戦争させ、１万人以上の死傷者の魂を利用しようとしました。

魔王クレイマンは転スラの魔王誕生編で本格的に登場することになります。魔王クレイマンは覚醒魔王となるため、テンペストとファルムス王国を争わせるのですが、リムルの活躍によって阻止されてしまいます。この時魔王クレイマンは既に長所である冷静さを失ってしまっていました。その後魔王カリオンは高圧的な性格となってしまい、当初仲間であった魔王カリオンやフレイが魔王カリオンの元を去ってしまいます。

仲間を失った魔王カリオンは何としてでも覚醒魔王となるため策を弄するのですが、リムルによって全て破られてしまいます。その後魔王カリオンは周囲の反対を押し切ってワルプルギスを開催し、秘密裏にテンペストを滅ぼそうとするのですが、失敗したことで全ての魔王から敵対視されてしまいます。そして魔王カリオンはワルプルギスでリムルとシオンによって殺害され、リムルの究極スキルで捕食されてしまう最後を迎えます。

かつて転スラの世界に存在した勇者は「天空の支配者」とあだ名される災厄級のモンスターカリュブディスを封印します。しかし転スラの主人公であるリムルが異世界に転生した時代でカリュブディスの封印が解ける寸前になってしまいます。災厄級ともいえるカリュブディスの復活にハーピーの女王であるフレイは危機感を抱きます。それを知った魔王クレイマンは部下を生贄にカリュブディスを復活させ、リムルを殺害しようとします。

魔王クレイマンの策で復活したカリュブディスはリムルの活躍で何とか倒されます。カリュブディスが死んだことでフレイは魔王クレイマンに1つの貸しを作ることになります。実はこれが魔王クレイマンの本当の狙いでした。その後しばらくの間、フレイは魔王クレイマンと共に行動します。しかしフレイは高圧的な態度を取る魔王クレイマンに嫌気が差して裏切ることになり、最終的にリムルの配下として行動することになります。

魔王クレイマンはテンペストとファルムス王国を争わせ、1万人以上の死者の命を生贄に覚醒魔王になろうと目論みます。この時リムルが興したジュラ・テンペスト連邦国は非常に豊かな大地へとなっており、隣国であるファルムス王国は儲けが無くなってしまいます。そこでファルムス王国は豊かな税収を取り戻すためにテンペストと戦争を行うこととなり、転スラの世界で大きな紛争が起こってしまうことになってしまいます。

ファルムス王国が攻撃を仕掛けた際、西方諸国に召喚された5人の子供の1人であるクロエ・オベールと戦っており、テンペストを留守にしていました。リムルは最後までテンペストが攻撃されていることに気付かず、シオンが死亡してしまうことになります。実はこれはミュウランという人物の情報遮断が原因となっていました。このミュウランという人物は魔王クレイマンの配下であり、偵察としてテンペストを訪れていました。

魔王クレイマンはミュウランの心臓を人質に取っており、ミュウランが裏切るとその心臓を潰すつもりでした。そのためミュウランは裏切ることが出来ず、情報を遮断するという行為をリムルに行ってしまっていました。その後ミュウランは死を覚悟して事の真相をリムルに明かします。するとリムルは新たな心臓を作り、ミュウランを助けます。そしてリムルが覚醒魔王となり、魔王クレイマンの策謀は破られてしまうことになりました。

転スラに登場する魔王クレイマンに関する感想では魔王クレイマンの顔がかっこいいといった感想が多く寄せられていました。魔王クレイマンは最悪ともいっていいほど悪い性格をしているものの、容姿は紳士的な雰囲気を纏うイケメンです。容姿がイケメンであることから魔王クレイマンは敵役でありながら転スラファンに高い人気を博しています。

魔王クレイマンは転スラに登場した当初から先中の裏で暗躍し、自らの手を汚さずにリムル達を妨害していました。自らが手を汚さない魔王クレイマンの姿に関する感想では小物臭がすごいといった悪い感想が寄せられることになりました。

転スラに登場する魔王クレイマンに関する感想ではアニメの声優に注目する感想も多く見受けられました。アニメ転スラで魔王クレイマンの声優を担当したのは「ジョジョの奇妙な冒険」や「銀魂」などの大人気アニメに多数出演している子安武人であり、彼は多くのファンから高い支持を集めるベテラン声優です。そんな大人気声優である子安武人がクレイマンを演じたことでクレイマンは一躍人気を集めることになりました。

本記事では転スラに登場する魔王クレイマンについて最後や作中での登場シーンなどをまとめてご紹介しました。魔王クレイマンは転スラの作中で覚醒魔王になるため暗躍し、最後はリムルに殺害されて呆気なく退場しました。しかしもし魔王クレイマンがいなければリムルが覚醒魔王になったり、八星魔王が登場することは無かったので、魔王クレイマンは転スラの作中で大きな物語の分岐点となった重要なキャラクターとなっています。