【コードギアス】V.V.は不老不死の少年？正体やキャラの魅力・声優も紹介

本記事ではアニメコードギアスシリーズに登場する不老不死の少年V.V.について謎に包まれた正体や能力、声優などをご紹介していきます。アニメコードギアスに登場するV.V.はアニメコードギアス第1期から登場するキャラクターであり、正体など多くの謎を残しながら暗躍し、主人公であるルルーシュを幾度となく妨害しようとしました。ではまず初めに、そんなアニメコードギアスのV.V.についてその謎に包まれた正体をご紹介します。

アニメコードギアスの作中の最後まで暗躍し続けた謎の少年V.V.。その謎に包まれたV.V.の正体はギアスの能力を研究している組織「ギアス嚮団」の首領です。元々V.V.が首領を務める「ギアス嚮団」はルルーシュにギアスの能力を与えたC.C.が首領を務めており、V.V.は後任として「ギアス嚮団」の首領となりました。そのためV.V.はC.C.と同じく「コード」を持っており、ギアスと不老不死の肉体を覚醒させる能力の持ち主です。

アニメコードギアスの作中で不老不死の肉体とギアスを覚醒させる能力を持つV.V.ですが、本来不老不死の能力を持っていませんでした。当初人間であったV.V.はある関係からブリタニア帝国の皇帝であるシャルルとラグナレクの接続を成功させるために協力し、不老不死の能力を持つようになりました。幼少時代に不老不死の能力を手に入れたV.V.は見た目の成長が止まることになり、小学生ぐらいの容姿のままとなってしまいました。

実は不老不死の肉体とギアスを覚醒させる能力を持つアニメコードギアスのV.V.はブリタニア帝国の皇帝であるシャルル・ジ・ブリタニアの双子の兄にあたるキャラクターとなっています。ブリタニア帝国の皇帝を務めるシャルルは元々帝位の奪い合いで人間が嘘をつくことを極端に嫌い、若き日のシャルルは嘘の無い世界を創ろうと考えました。そしてシャルルは嘘の無い世界を創るため、ラグナレクの接続を計画します。

シャルルはまず嘘の無い世界を実現するラグナレクの接続を実現するため、双子の兄であるV.V.に協力を呼びかけました。V.V.はそんなシャルルの夢に応じ、シャルルと共に「自分達だけは嘘を付かない」という約束をします。その後V.V.は計画成功のために不老不死の能力を手に入れ、シャルルと共にマリアンヌとビスマルクを同士に迎え入れます。そしてこの4人は長い年月をかけて計画を進め、嘘の無い世界を実現させようとしました。

ここからはアニメコードギアスの作中で見せたV.V.の魅力についてご紹介します。まずご紹介するアニメコードギアスに登場するV.V.の魅力は野望に忠実な姿です。V.V.はラグナレクの接続を成功させるという野望を実現させるため、好意を寄せていたマリアンヌさえも殺してしまいます。しかし野望に忠実なV.V.はシャルルとしていた嘘を付かないという約束を破るという汚点を残してしまい、無残な最期を遂げることになってしまいました。

アニメコードギアスに登場するV.V.の魅力は何といってもその秀逸なキャラクターデザインです。V.V.は少年の姿をしているものの、悪役ならではの悪いオーラが滲み出ているデザインが施されています。もしV.V.が大人の姿をしていれば、ここまで魅力のあるキャラクターにはならなかったでしょう。少年の見た目と悪役のオーラというギャップがあるからこそV.V.がアニメコードギアスの作中で脇役ながら人気を集めることになったのです。

ブリタニア帝国の第3皇女であるユーフェミアはアニメコードギアス反逆のルルーシュの作中で幸せな世界を作るために「行政特区日本」を設立しようとします。しかしルルーシュのギアスが暴走した結果ユーフェミアは日本人を大量虐殺してしまい、ルルーシュに撃ち殺されてしまいます。ユーフェミアの騎士を務めていた枢木スザクはユーフェミアの突然の死と狂気に満ちた行動に絶望し、失意のどん底に落ちてしまうことになります。

そんな絶望する枢木スザクの前にV.V.が突如出現し、狂気に満ちたユーフェミアの行動の真相とギアスという能力を枢木スザクに伝え、ルルーシュを倒すために枢木スザクを戦場へ送り出します。その後V.V.はアシュフォード学園にいるルルーシュの妹ナナリーを拉致し、ルルーシュを黒の騎士団から引きなします。これにより黒の騎士団はリーダーを失い、ブリタニア帝国に敗北して壊滅してしまうことになってしまいました。

アニメコードギアス反逆のルルーシュの作中で黒の騎士団を壊滅させる原因を作ったV.V.。その後アニメコードギアス反逆のルルーシュR2の作中でV.V.は単独で行動し、ブリタニアの軍人であるジェレミア・ゴットバルトにギアス嚮団の技術で改造を加え、アニメコードギアスの主人公であるルルーシュを殺害するためエリア11にジェレミアを派遣します。しかしジェレミアの裏切りによってV.V.は自身の身を滅ぼすことになります。

ルルーシュは裏切ったジェレミアにギアス嚮団の居場所を聞き、黒の騎士団を率いてV.V.へ攻撃を仕掛けます。V.V.は黒の騎士団を倒すためにジークフリートに搭乗して迎撃に出るのですが、撃墜されて致命傷を負ってしまいます。V.V.は一時撤退するために黄昏の扉へ向かうのですが、そこでシャルルに2度目の嘘を見抜かれ、不死身の能力を奪われてしまいます。不死身の能力を失ったV.V.は致命傷が原因で絶命することになりました。

実はV.V.はアニメコードギアスのスピンオフ作品であるアニメコードギアス双貌のオズにも登場しています。V.V.はロロと同じく高い素質を見出し、アニメコードギアス双貌のオズの主人公であるオルフェウス・ジヴォンの育て親になります。しかしオルフェウスは脱走してしまい、シャルルと通じ、オルフェウスを暗殺しようとします。またV.V.はもう1人の主人公であるオルドリン・ジヴォンも要注意人物として目を付けます。

V.V.はオルドリンがオルフェウスの双子の妹であることからいずれ引き合う可能性があると考え、ギアスの能力を持つトト・トンプソンに命じてオルドリンを監視します。実はV.V.は主人公の家であるジヴォン家を「プルートーン」という部隊を率いて壊滅させた張本人であり、これが理由で主人公に固執しているのです。しかしV.V.は結局アニメコードギアスの本編と同じくシャルルに全てを奪われ、そのまま死亡してしまいました。

アニメコードギアスでV.V.の声優を担当したのは日本の男性声優である冨澤風斗です。富沢風斗は1996年の5月17日に東京都で生まれた2019年11月現在23歳の声優であり、元々声優ではなく子役として活動していました。そんな冨澤風斗は2006年にテレビアニメの声優としてデビューし、11歳の時にV.V.の声優を担当しました。その際冨澤風斗は感情の無い演技をしてV.V.を演じ、その見事な演技から脚光を浴びることになりました。

• 2006年のアニメ「ケモノヅメ」：村の子供役
• 2008年のアニメ「のらみみ」：ナレーション
• 2009年のアニメ「ドルアーガの塔」：アクラ役
• 2007年の劇場アニメ「河童のクゥと夏休み」：クゥ役
• 2010年の劇場アニメ「マイマイ新子と千年の魔法」：一平役
• 2010年のドラマ「ゲゲゲの女房」：塚本和弘役

アニメコードギアスに登場するV.V.は可愛い少年の姿をしたキャラクターなのですが、本当は不老不死の能力で容姿が変わっていないだけであり、アニメコードギアスの中でも最高齢にあたるほどの年を取っています。この見た目と違いすぎる年齢は上述の感想の通り多くのファンを驚かせることになりました。

V.V.に関する感想では分からないことが多すぎるといった感想も多く寄せられていました。元々ギアスという能力は多くの謎を残していたのですが、V.V.がアニメコードギアスに登場したことで更に意味が分からなくなってしまいます。実際V.V.自身が行おうとしていたラグナレクの接続やギアスの能力にはまだ語られていないことが多く、2019年11月現在も多くの視聴者に疑問を与えています。

V.V.に関する感想では声優に違和感を感じるといった感想も多く見受けられました。V.V.の声優を担当した冨澤風斗はまるで感情の無い棒読みでV.V.を演じ、見た目と声のギャップで多くの視聴者に違和感を感じさせました。これはV.V.の隠れた悪を表現するための冨澤風斗の演技であり、この高い演技力によってV.V.は多くの視聴者の記憶に残るキャラクターとなりました。

本記事ではアニメコードギアスに登場するV.V.について謎に包まれた正体や能力などをまとめてご紹介しました。V.V.はシャルルと共にラグナレクの接続を成功させるために暗躍し、作中で主人公のルルーシュに数々の妨害を試みました。本記事をご覧頂くと分かる通りV.V.は悪役に非常に相応しく、アニメコードギアスに登場するキャラクターの中でも特に強い存在巻を放っています。