クレヨンしんちゃんの怖い話・画像まとめ!恐怖のエピソードをランキングで紹介

大人気アニメ『クレヨンしんちゃん』では、まれに怖い話が放送されることがあります。普段はコメディー路線で笑える内容なクレヨンしんちゃんの怖い話は、どれもホラーとして非常に完成度が高く、子供向けアニメとは思えないような恐怖の内容。放送がある度に、「子どものトラウマになる」「大人でも怖い」と話題になります。今回は、そんなクレヨンしんちゃんの恐怖のエピソードに注目。クレヨンしんちゃんの怖い話ランキングのほか、映画『クレヨンしんちゃん』の怖い話も紹介します。

クレヨンしんちゃんの怖い話・画像まとめ!恐怖のエピソードをランキングで紹介のイメージ

目次

  1. クレヨンしんちゃんの怖い話はトラウマレベル?
  2. クレヨンしんちゃんの怖い話ランキング
  3. クレヨンしんちゃんの怖い映画を画像付きで紹介
  4. クレヨンしんちゃんのホラー回を観てみよう

クレヨンしんちゃんの怖い話はトラウマレベル?

1992年に放送開始され、2017年に放送25周年を迎えた大人気TVアニメ『クレヨンしんちゃん』は、「しんちゃん」ことナマイキ盛りのおバカな5才児・野原しんのすけを中心とした人々の、面白おかしい日常を描いたホームコメディアニメです。クレヨンしんちゃんには、しんちゃんや周囲の人々の起こす騒動が笑えるお話だけでなく、家族や友だちの絆を描いた心温まるお話もあり、大人から子どもまで多くの人に親しまれています。

おバカで面白い、コメディ色の強いお話が多いクレヨンしんちゃんですが、ときどき、そのお話の中に、大人でも身の毛がよだつような怖い話が紛れ込んでいることをご存知でしょうか?クレヨンしんちゃんには、「クレヨンホラー劇場」と呼ばれる、それまでの明るいコメディアニメの印象から逸脱した、本気で怖い話のシリーズが存在し、不定期に放送されては、「子どものトラウマになる」と話題になっています。

また、クレヨンしんちゃんは年に1度劇場版が制作されているのですが、その中にも怖い話があります。劇場版の怖いエピソードは、TV版とはまた違った雰囲気で作られており、その怖さは家族向け映画ということを疑うレベルです。今回は、そんな大人気アニメクレヨンしんちゃんのダークな一面、怖い回に注目。大人でも思わず震えてしまう恐怖のエピソードを、画像付きのランキング形式で紹介します。

『クレヨンしんちゃん』公式ポータルサイト

クレヨンしんちゃんの怖い話ランキング

第5位:知らない誰かがいるゾ

クレヨンしんちゃんの怖い回第5位は、2000年放送の「知らない誰かがいるゾ」です。お話の時期は夏休み。しんちゃんたちは、いつものメンバーで幼稚園に来て、かくれんぼやおままごとを楽しんでいるのですが、画面には画像のように、いつものメンバーではない6人目の誰かが映り込み、しんちゃんたちと遊んでいます。しかし、しんちゃんたちは、この回を通してその子に気が付きません。

何をするにしてもいつもより1人多いと感じるのですが、どうしてそう思うのか、しんちゃんたちにはわからないのです。そのうち園長先生がやってきて、みんなにかき氷をごちそうしてくれるのですが、かき氷の数が1つ足りません。園長先生にも、その6人目の子は見えていないのです。園長先生は不思議に思いつつも、「もしかして座敷童かな」と、冗談半分に、座敷童のお話をしんちゃんたちにしてくれます。

そして、この回は、遊びに戻るしんちゃんたちを見送る園長先生が、画像のように、その後姿の中にいるはずのない6人目が混ざっていることに気がつくところで終わります。誰かが怖い思いをすることもなく、いつものクレヨンしんちゃんと同じ、しんちゃんたちの日常を描いた回なのですが、その日常の中にいつもと違う存在が紛れ込んでいて、それに誰も気づかずお話が進んでいくというところが怖い回です。

また、この回は、6人目の誰か(園長先生いわく座敷童)が画面に映り込む際の演出が、画像のように「ふと気がつくとそこにいる」というような、日本のホラー映画的演出になっているのも特徴です。なんでもない日常に幽霊が紛れ込んでいたら…という、静かな怖さを味わうことのできるクレヨンしんちゃんの怖い回です。

第4位:呪いのフランス人形だゾ

クレヨンしんちゃんの怖い回第4位は、1997年放送の「呪いのフランス人形だゾ」です。クレヨンしんちゃんにおいて「クレヨンホラー劇場」という怖い話シリーズが放送された、その第1回目のお話が、この「呪いのフランス人形だゾ」でした。日本人形や呪いのわら人形など、人形にまつわる怖い話は、怪談でも定番中の定番。クレヨンしんちゃんにおいても、その怖さは十分に発揮されています。

この回は、ひろしが会社の同僚から1体のフランス人形を貰って家に帰ってくるところから始まります。その貰ってきた人形というのが、画像のようなリアル寄りのフランス人形だったため、みさえは気味悪がるのですが、ひまわりは人形をいたく気に入りました。しかし後日、ひろしは人形をくれた同僚から、「人形を手に入れてからおかしなことが起こるようになったため、手放したかった」と、恐ろしい告白をされます。

みさえは人形を処分しようとするのですが、人形は呪いの力で浮かび上がり、物を大切にしない人間への恨みを語ります。そして、自分を大切にしてくれるひまわりを連れていこうとします。しんちゃんとみさえは、ひまわりを取り戻そうとしますが、呪いによって動き出したおもちゃたちに襲われ、つぶされてしまいそうに…と、いうところで場面が切り替わり、みさえが目を覚まします。今までのことは、みさえの夢だったのです。

この回は、みさえの夢オチで幕を閉じます。しかし、実はこの回、みさえが目を覚まし、しんちゃんとひまわりを呼んだところで場面転換してしまい、2人の無事は確認できません。しかも、場面転換後のシーンは、ゴミ捨て場のフランス人形が不敵に笑うというもの。呪いは本当に夢だったのか?しんちゃんとひまわりは無事なのか?さまざまな疑問と恐怖が後を引く、クレヨンしんちゃんのホラー回でもよく話題になる怖い話です。

第3位:ネネちゃんうさぎしゃべったゾ

クレヨンしんちゃんの怖い回第3位は、2003年放送の「ネネちゃんのうさぎがしゃべったゾ」です。クレヨンしんちゃんの定番ギャグとして、しんちゃんがネネちゃんか、ネネちゃんのママの気に障るようなことを言い、そのストレス発散に2人がうさぎのぬいぐるみを殴りつけるというものがあります。うさぎのぬいぐるみは、本当は「幸せうさぎ」というのですが、あまりに殴られることから、ついた名前は「殴られうさぎ」。

とくにネネちゃんは、各種プロレス技をかける専用のうさぎを何種類も持っています。この設定だけでも十分(ネネちゃんが)怖いのですが、クレヨンしんちゃんには「殴られウサギシリーズ」と呼ばれる、普段ボコボコにされるだけの殴られうさぎが、ネネちゃん母子への恨みを晴らさんと復讐する怖い回が、いくつか存在するのです。「ネネちゃんのうさぎしゃべったゾ」は、その殴られウサギシリーズの中の話です。

この回では、ネネちゃんがしんちゃんの家に、うさぎのぬいぐるみを忘れて帰ってしまいます。うさぎは夜になって動き出し、シロに殴られうさぎとして使われることへの、暗い心情をあらわにします。「私には名前がないの」「いるだけの家は家じゃない」「職業は殴られ屋。痛みがわからない私にはピッタリ。殴られる理由はわからない」など、ブラックなセリフの数々が飛び出し、幽霊や呪いとは違った怖さと迫力があります。

その後、うさぎはネネちゃんによって家に連れ帰られるのですが、道中画像のように、うさぎの目が輝き、ネネちゃんの首を絞めるように腕が動いて…というところでこの回は終了。ネネちゃんがどうなったのかはわかりません。殴られうさぎの回は、大切にされないおもちゃの復讐という怖さもありますが、うさぎへの「虐待」のようなテーマも感じさせ、どのお話も、大人も子どももトラウマ間違いなしの怖い話になっています。

第2位:恐怖のアプリだゾ

クレヨンしんちゃんの怖い回第2位は、2015年放送の「恐怖のアプリだゾ」です。この回は、その便利さで人を支配してしまうスマホアプリの恐怖という、現実にもあるかもしれないと思えてしまうような、風刺的なホラー回になっています。

お話は、大人たちのスマートフォンに、画像のような「秘書アプリ」という謎のアプリがいつの間にかインストールされていたというところから始まります。このアプリは、質問に何でも答えてくれるうえ、アプリの言うとおりにすると、だいたい何でも上手くいってしまうという優れもの。みさえや大人たちは、困ったらなんでも秘書アプリに聞いて解決するようになります。

しかし、秘書アプリの正体は、使った人が自分で考えることをやめアプリの言いなりになってしまうという、悪魔のアプリだったのです。気がつけば、画像のように、街中のスマホユーザーがこのアプリを使い、アプリの言うとおりに生活しているという光景が完成していました。しんちゃんはアプリに反抗しようとするのですが、アプリに支配されたみさえは無理矢理でもアプリに従わせようとします。

しんちゃんがアプリをスマホから消去することで、人々はアプリの支配から解放されます。しかし、お話はみさえのスマホに「秘書アプリ2」がインストールされたところで終わります。夢だったというオチも無く、秘書アプリの恐怖は終わらないという非常に後味の悪い結末は、スマホという現実的なアイテムが使われているぶん身近な怖さがあります。便利なスマホに生活が支配されているという社会風刺もあって、面白怖い回です。

第1位:恐怖の幼稚園だゾ

クレヨンしんちゃんの怖い回第1位は、1997年放送の「恐怖の幼稚園だゾ」です。クレヨンしんちゃんの怖い話は、どれも普段の『クレヨンしんちゃん』とは違った雰囲気となっているのですが、この「恐怖の幼稚園だゾ」は、その中でも一段と、いつもと違う『クレヨンしんちゃん』だと感じる、全編通して非常に怖いお話になっています。

まず、この回の主人公はしんちゃんではなく風間くんです。風間くんが幼稚園バスに乗ると、よしなが先生ではなく松阪先生が出迎えてくれ、園長先生ではない運転手がバスを運転しており、遅刻魔のしんちゃんがバスに乗っているという、あらゆる部分でいつもと違う、何かがおかしな朝から、お話が始まります。

幼稚園に到着した風間くんですが、幼稚園にいるのはいつもの5人と松阪先生だけ。他の園児や先生はおらず、静まり返っています。そして不気味なことに、本来3組までしかない幼稚園の教室が、一部屋増えていたのです。みんなを探してその部屋に足を踏み入れた、いつもの5人と松阪先生でしたが、部屋に閉じ込められ、1人また1人と姿を消していきます。そして、残ったのは風間くんと松阪先生の2人だけに。

そして、風間くんと松阪先生は、消えたみんなや先生が、画像のように、石膏像のような姿となって天井から崩れ落ちてくるのを目撃してしまいます。さらに、風間くんはそれを見ておかしくなった松阪先生に襲いかかられ…というところで、風間くんは目を覚まします。怖い夢を見ていただけだったと安心する風間くんでしたが、頭には松阪先生に襲われた痕があり、手には石膏像の欠片が握られていました。

そして、恐ろしいことに、その朝風間くんを迎えに来たバスには、夢と同じように、知らない運転手と松阪先生、そしてしんちゃんが乗っていたのです。風間くんの見た夢は、本当にただの夢だったのか。幼稚園に行った風間くんはどうなってしまうのか。そんな気味の悪さを残して、この回は終了します。数あるクレヨンしんちゃんのホラー回でも、この回は特に全体通して不気味で、オチもはっきりとしない、怖い話となっています。

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クレヨンしんちゃんの怖い映画を画像付きで紹介

クレヨンしんちゃんは、毎年新作映画が作られ、家族で観る映画としてメジャーな作品でもあります。映画の『クレヨンしんちゃん』は基本的には普段のクレヨンしんちゃんをパワーアップさせた、笑いあり涙ありのエンタメ作品なのですが、その中で『クレヨンしんちゃんヘンダーランドの大冒険』と『クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ踊れ!アミーゴ!』は、トラウマ級に怖い映画としても有名です。

クレヨンしんちゃんヘンダーランドの大冒険

『クレヨンしんちゃんヘンダーランドの大冒険』は、1996年に公開された、映画クレヨンしんちゃんの第4弾。『ヘンダーランド』では、テーマパークの裏に潜む、異次元からの侵略者と野原一家の戦いが描かれるのですが、この敵であるヘンダーランドの魔女たちが、しんちゃんを追い詰めるために行う作戦が、子どもはトラウマ間違いなしの、非常に恐ろしいものとなっています。

それは、周りの人々の懐柔です。ヘンダーランドの正体を知ってしまったしんちゃんを追いかけて春日部にやってきたス・ノーマン・パーは、言葉巧みにしんちゃんの周りの人々に取り入り、信頼されていきます。ス・ノーマン・パーが悪者だと知っているのはしんちゃんだけ。でも、そのことを誰も信じてくれません。みさえとひろしもス・ノーマン・パーのことを信じ、しんちゃんをヘンダーランドに連れて行こうとします。

敵だとわかっている恐ろしい存在が、みんなの輪の中にいて信頼され、自分のことは誰も信じてくれないという恐怖と孤独感。ス・ノーマン・パーの、しんちゃん孤立作戦は、5才児相手にここまでやるのかと思うほど恐ろしいものです。さらには、騙されて再び訪れたヘンダーランドで、みさえとひろしが人形と入れ替えられてしまう展開もあり、信頼する人が別のものにされてしまったという恐怖でも、しんちゃんを追い詰めます。

クレヨンしんちゃん伝説を呼ぶ踊れ!アミーゴ!

2006年に公開された『クレヨンしんちゃん踊れ!アミーゴ!』は、「そっくり人間」に乗っ取られそうになる春日部を野原一家とかすかべ防衛隊が救うというお話です。町の人々が入れ替わっているという内容のため、序盤から中盤にかけては「そっくり人間」が、どんどんと町を侵略していく様子が展開されるのですが、その「そっくり人間」が町の人と入れ替わって増えていく様子が、トラウマ級の恐怖映像となっています。

最もトラウマ級に怖いと話題になったのが、風間くんのママです。よしなが先生やあいちゃんの様子がおかしいことに気がつき、親や町の人が偽物に入れ替えられているのでは?と疑い始めたかすかべ防衛隊。しかし風間くんは自分のママが偽物になっているという想像を受け入れられず、ママを信じて家に帰ってしまいます。優しいママに迎えられ、心配は杞憂だったと安心した風間くんだったのですが…。

その希望は見事に打ち砕かれ、風間くんのママは世にも恐ろしい顔に変貌し、生のまま調理中だった鶏肉をパクリ。この画像のシーンは『踊れ!アミーゴ!』最大のトラウマシーンと話題になりました。風間くんママの「食事シーン」は、あまりにも怖すぎたためか、地上波放送された『踊れ!アミーゴ!』では丸々カットされてしまったほどです。

『ヘンダーランド』でもみさえとひろしが人形に変えられてしまうという展開がありましたが、一番信頼する両親が得体の知れない何かになっているかもしれない、という内容は、子どもにとって一番の恐怖でしょう。なお、『踊れ!アミーゴ!』は中盤以降から、それまでのホラームードを吹き飛ばすようなコメディ展開になり、怖いだけでなく大笑いもできる作品にもなっています。

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クレヨンしんちゃんのホラー回を観てみよう

以上、クレヨンしんちゃんのホラー回について、怖い話としてよく話題に上る回と、劇場版にもある怖い内容を画像とともに紹介しました。ギャグ要素一切なしのクレヨンしんちゃんのホラー回は、クレヨンしんちゃんが基本的にコメディー路線というギャップも合わさって、子どもはトラウマ間違いなし、大人でも怖いと思えるようなお話になっています。

クレヨンしんちゃんはアニメ作品ですから、ホラー回も音楽や演出などさまざまな映像表現が合わさって、それぞれの怖い話が作られています。あらすじや静止画像だけでは味わうことのできない怖さもあるので、まだ見たことが無いという方は、ぜひ『クレヨンしんちゃん』のホラー回を観てみましょう。

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