【トリコ】サニーは美食屋四天王の一人！かっこいい技やフルコース・声優も紹介

トリコに登場するサニーは、地面まで届くほどの長いカラフルな髪の毛が特徴の「美意識高い系男子」キャラクターです。常に美を追求し続けるサニーは、トリコを見た事がある人なら必ず知っていると言っても過言ではない程の印象的な攻撃や口癖を繰り出します。何に対しても、とにかく見た目の美しさにこだわるサニーは、盛り付けや食器、景観や音楽などの雰囲気に至るまで、「調和」にも強いこだわりを持っています。

強力なグルメ細胞を持つサニーの髪の毛は、戦闘だけでなくノッキングや移動まで出来てしまうほど便利で、他のキャラクターには真似できないとてもユニークな技を繰り出す事が出来ます。今回は、美にこだわりを持ち、無駄な殺生や、一度認めた相手を裏切ることは絶対にしないという熱い男、サニーのかっこいい技やフルコース、特徴的な口癖や演じた声優についてまとめて紹介していきます。

まずは、サニーが登場する、トリコの漫画の基本情報についてまとめて紹介していきます。トリコは、島袋光年作の漫画で、「食」をテーマとし、2008年から2016年まで週刊誌少年ジャンプで8年間連載されていた、人気の異色バトル漫画です。第2回マンガ大賞にもノミネートされており、大好評のコミック単行本は、売上累計2000万部を達成するなどの大きな功績を残しています。

トリコは、美食屋のトリコと、料理人の小松が、世界中の様々な食材を集めて冒険していくバトル漫画です。作中に登場する「虹の実」や「フグ鯨」などは架空の食材ですが、実在の科学知識も交えて、わかりやすく解説されています。読み切りから始まったトリコですが、「人間界編」「グルメ界編」まで続き、最終回の「グルメ界編」で連載終了となりました。

作中に登場させる新しい食材や猛獣のアイデアを集める読者参加企画も好評で、週刊少年ジャンプ読者から寄せられたアイディアを用いた食材や猛獣をしばしばお礼と共に、あらすじに登場させていました。

世界的に「美食」が流行していた「グルメ時代」の世界では、未知の食材が溢れていました。高級グルメ料理店から依頼されて未知の食材を集める美食ハンターである美食屋達は、様々な猛獣を狩りに出かけて、その食材の生態や味に対しての評価をしていきます。登録された食材は、各地から引手あまたとなり、1つの食材に億単位の大金が動くことも珍しくありませんでした。

常に未知の味を追い求めていたホテルグルメの若き料理長である小松は、自分の「人生のフルコース」の完成を夢とする美食屋、グルメ四天王の一人であるトリコの狩りや食材への感謝に気持ちに感動し、トリコの旅に同伴する事を決めました。グルメ界に眠る伝説の食材であるGODの奪い合いで起こる戦争を阻止する為にと、修行を兼ねてIGO会長に七つの食材の捕獲を依頼されたトリコは、小松や四天王と共に冒険に出かけます。

しかし、目的の食材を求めて奮闘するトリコや小松たちに、世界中の食材の独占を狙い、IGOと対立する「美食會」の刺客たちが次々と襲い掛かってきて…。

美食屋は、高級グルメ料理店からの「依頼」を受けて様々な食材を捕獲・採取することを生業としている探検家の事です。見つけた食材は、依頼主に渡す前に自身で味を確かめて評価します。一方の料理人は、美食屋が持ってきた世界中の食材を調理してお客様に提供する実力者です。お客の要望があれば、例え架空の物であっても対応します。

IGOによって上位にランクが付けられている料理人は、美食屋に負けない程の戦闘能力を持つ人も多いです。腕の良い美食屋は、自身が選んだ良い料理人とコンビを組んで活動しています。トリコと小松もコンビを組みましたが、小松は料理の腕は確かですが戦闘能力が全くない為、全てトリコが一人で戦って小松を守っています。

次に、トリコのストーリーには欠かせない、主要なキャラクター達をまとめて紹介していきます。

主人公のトリコは、漫画トリコの主人公であり、美食屋四天王のメンバーです。生まれつきグルメ細胞を持つトリコは、美食屋の中でもトップクラスの実力を持っています。トリコの戦闘方法は、自身の身体を武器に使い、手をナイフやフォーク、釘に見立てて攻撃を仕掛けます。人並外れた嗅覚の持ち主であるトリコは、世界中でおよそ6000種類の食材を見つけている強者です。

小松は、ホテルグルメの若き料理長で、世界ランキングに乗るほどの実力を持つ、鋭い味覚を持つ実力派料理人です。トリコの狩りの様子や食材に対する深い愛情に感動して、狩りへの同行を決意しました。小松は、礼儀正しい性格で、深い愛情をもって調理する姿勢が印象的なキャラクターです。食材から好かれるという特殊な能力を持っており、食材から発せられる「声」を感知する事も出来ます。

ココは、トリコと同じ四天王のメンバーで、普通の人間には目で見る事の出来ないような紫外線や赤外線などの電磁波なども見る事が出来る特殊な能力を持っています。毒に対する耐性を持っているココは、自分の中で毒を生成して戦います。様々なタイプの毒を出して攻撃するココは、毒の生成とは別に、毒に対する抗体を生み出す事も出来ます。

今回注目するサニーも、トリコやココと同じ四天王のメンバーです。サニーのキャラクター設定は、身長187㎝で200kg、24歳前後であるとされています。食事に関しても見た目が美しいものである事が最優先で、盛り付けや食器、景観や音楽にまで、ひたすら「調和」にこだわります。

何が何でも「美しさ」に重点を置き、自身の美容に良いとさせる食材しか口に入れないという独特のこだわりを持つサニーは、2941種類も嫌いな食べ物がある為、トリコに「四天王一の偏食野郎」と呼ばれています。小松の事を、最初は「美しさがない」と相手にしていませんでしたが、小松の作る料理や、食材に対する愛情あふれる姿勢が美しいと小松を気に入るようになり、「松」とあだ名で呼ぶほどになりました。

サニーといえば、なんといってもカラフルな長い髪を使って戦うかっこいい技が魅力です。ここからは、「間接攻撃」や「攻撃補助」に特化しているとされる、サニーのバリエーション豊富でユニークな技や、気になるフルコースについて紹介していきます。

サニーは、カラフルで長い髪の毛を操り、髪の毛の届く範囲（ダイニングキッチン）内で攻撃や調理をしています。相手の攻撃を髪の毛の触覚ではじき返すという、防御兼カウンター攻撃の技である、「フライ返し」が最もメジャーな攻撃です。修行の末に、フライ返しを本数によって倍加して跳ね返すという、「スーパーフライ返し」という技も習得しています。

数ミクロンの髪の毛を使用して手術をする「ヘアオペレーション」という技を使えば、応急処置を行うことも出来ます。四獣編でのサニーは、旺盛な食欲をもちあらゆるものを喰らい尽くすという「魔王の髪(サタンヘア)」という悪魔の触手も覚醒させています。修行により、髪の毛が100万本、ダイニングキッチン300メートルを達成したというサニーは、四天王の中でかなり危険なグルメ細胞の持ち主であると思われます。

美食屋は、自分の人生を通して、フルコースという自身の究極の食事を完成させます。四天王の中で一番最初にフルコースを完成させたサニーのフルコースは、全てが美容に良いとされる食材で構成されています。

捕獲レベルよりも見た目の美しさにこだわったサニーのフルコースは、前菜には「美肌キャビア」、スープは「カリスロブスター汁」、魚料理が「カリスロブスター汁」、肉料理は「宝石の肉」といった、名前を見るだけでも美しくなれそうなラインナップの主要メニューに加え、サラダ「もち肌もやし」、デザート「アース」ドリンク「カリスドラゴンの鱗酒」のヘルシーなサイドメニューに決定しました。

ちなみに、宝石の肉（ジュエルミート）は、トリコと取り合いになりましたが、じゃんけんで勝って、サニーが獲得しました。

サニーが体内に宿すグルメ細胞の悪魔は、生物だけでなく星までをも飲み込み、それを下僕として吐き出して銀河を支配したという「ヘアモンスター」です。複数の悪魔を宿すトリコも相当な強さですが、「星を飲み込んだヘアモンスター」を宿すサニーは、四天王の中でも一番ヤバい力を持っているキャラクターであると言えるでしょう。

カラフルな長い髪の毛を持ち、端正な顔立ちでいつもかっこいいサニー。そんなサニーを演じた声優は誰だったのでしょうか？ここからは、サニー役の声優情報をまとめて紹介していきます。

トリコのアニメでサニー役を務めたのは、声優の岩田光男です。岩田光男は、1967年7月31日生まれの埼玉県出身の声優で、声優業のみならず、ドラマや舞台俳優、更に歌手としても活躍されています。気さくで実力派の岩田光男は、「ぼくのマリー」でのマリの兄役や、「超兄貴ショー」での「イダテンのアニキ」役を演じた事をきっかけに、周囲から通称「兄貴（アニキ）」と呼ばれて、親しまれています。

アニメの「AKIRA」への声優出演をきっかけに本格的に声優デビューを果たした岩田光男は、1992年に、同じく声優の愛河里花子と結婚し、2006年に第一子をもうけています。元々演劇出身の岩田光男は、声優デビュー時代は声優と役者の演技の違いに戸惑う事も多かったそうですが、様々な苦労の末、現在の人気声優の地位を確立しました。2013年には、第7回声優アワードパーソナリティ賞を受賞されています。

「テニスの王子様」のオーディションでは五回も落ちたというエピソードも持ち合わせている岩田光男ですが、「勇者王ガオガイガー」では、スタリオン・ホワイトとマイク・サウンダース13兄弟、肋骨原種の15人分を演じ分ける等の、かなりのテクニックの持ち主です。数え切れないほどのテレビアニメなどに出演した経験を持つ岩田光男ですが、中でも、「頭文字D」の武内樹や「犬夜叉」の朱雀が有名です。

テレビアニメ以外にも、舞台やドラマ、レンジャーの敵怪獣の声の担当など、特撮にも多数出演しています。

トリコのキャラクターの中でもメジャーで人気のあるキャラクターのサニーですが、サニーが読者を引き付ける魅力とは何なのでしょうか？ここからは、サニーのかっこいい魅力や特徴的で話題の口癖について検証していきます。

筋金入りのナルシストで、自己中心的な性格のサニーは、喋り方や口癖もとても特徴的です。サニーは、「俺」は「れ」、「美しい」は「つくしい」、「お前」は「おま」、といった、単語を驚くほど極端に短縮して話す独特の口癖があります。その短縮レベルは、初めてサニーの口癖を聞く人には解読しにくく、困惑してしまう程ですが、サニーのファン達にはとても好評です。

サニーは、パートナーアニマルとして、いつも「クイン」というピンク色の蛇を連れています。クインは、グルメ界に生息するマザースネークの子供で、サニーが三途の道で修行していた時に初めて出会ったものだとされています。体長50km、体高4m、体重が65億トンもあるというビックサイズのクインは、トリコたちをモルス山脈まで運んだりなど、サニーをサポートしつつ、ストーリー内で数々の活躍を見せてくれています。

トリコのメインキャラクターたちは、何度も瀕死のピンチに立たされますが、決して死ぬことはありません。恐らく、いつも幻の食材を食べているサニーたち四天王は、食材の力によって活性化されたグルメ細胞の力により、危険な局面に直面しても、死なずに乗り越えて生き残っていけるシステムのようです。

ここからは、サニーのキャラクターに関するTwitterでの感想や評価をまとめて紹介していきます。

美しさを追及して、いつもかっこいいはずのサニーがたまに見せるコミカルな表情が笑えるという感想も見られました。

最初は「美しくない」と小松を相手にしていなかったサニーでしたが、最後には小松を認めてパートナーに誘うというシーンもありました。サニーの心の変化が印象的だったという感想も見られました。

熱狂的なファンが多いサニーは、なんといっても特徴的な口癖のインパクトが強いようです。サニーにハマり、私生活でも口癖が移ってしまったという声もありました。

サニーの短縮する口癖にハマり、真似している人も多いようです。敢えて、プライベートにサニーの口癖を取り入れているという感想も見られました。

サニーの口癖を、最初の一文字だけが独特だと認識していたけれど、実は他にも不思議なところがある事に気が付いたという声もありました。漫画ではわからなかった口癖以外の特徴に、アニメ版で改めて気が付かされるということもあるようです。

今回は、トリコに登場する人気キャラクター、サニーのかっこいい技やフルコース、声優や独特な口癖についてまとめて紹介してきました。美を追求して異彩を放つサニーは、髪の毛を使ったユニークな技や独特の口癖が印象的が魅力です。まだ、トリコを見たことが無いという方も、この機会にぜひ一度、サニーに注目しながら、トリコのアニメや漫画を見てみてはいかがでしょうか？