【文スト】梶井基次郎の異能「檸檬爆弾」とは？爆弾は手作り？声優や名セリフも紹介

「文豪ストレイドッグス」（文スト）は、KADOKAWAの「ヤングエース」で2013年から連載されている漫画です。作者はライトノベル作家の朝霧カフカ、作画は春河35です。コミックは2019年の5月で第17巻まで発売。2016年にアニメ化され、第1期から第3期までTOKYO MX他で放送されました。2018年の3月には映画「文豪ストレイドッグス DEAD APPLE」が公開。アニメ、映画共にアニメーション制作はボンズです。

2014年の4月には、「文豪ストレイドッグス」の小説が刊行されました。また、外伝として2015年の10月号～翌年の1月号まで「小説屋sari-sari」で「文豪ストレイドッグス 外伝 京極夏彦VS綾辻行人」が連載されました。

「文豪ストレイドッグス」（文スト）の原作者の朝霧カフカは、「文豪がイケメンになって能力バトルをしたら絵になるかも」と、編集と盛り上がったことがきっかけで「文豪ストレイドッグス」が生まれたそうです。中島敦、太宰治、芥川龍之介、梶井基次郎などの明治から大正、昭和にかけて活躍した文豪が異能力を持ち、戦うキャラクターとして登場します。

各キャラクターの異能・能力や、キャラクターの設定は各文豪の作品や実際のエピソードに因んでいます。「文スト」の主人公は中島敦で、武装探偵社のメンバーです。他のメンバーを紹介すると、太宰治、国木田独歩、江戸川乱歩、谷崎潤一郎、宮沢賢治、与謝野晶子、泉鏡花、で、武装探偵社の社長は福沢諭吉で、事務員として春野綺羅子（谷崎潤一郎の小説の登場人物）がいます。

ここで「文豪ストレイドッグス」（文スト）の、あらすじを見ていきます。孤児院を追い出された少年、中島敦がヨコハマの街を放浪していると、鶴見川で入水自殺をしようとしている太宰治を発見し、救出しました。太宰は「武装探偵社」という異能を持つ者が集まる集団に所属しています。敦は太宰との出会いがきっかけで武装探偵社が追っている「人食い虎」を捜す手伝いをすることになりました。

しかし、太宰によると虎は敦だと告げられます。実は敦は「月下獣」という異能を持っており、無意識に虎の姿となり徘徊を繰り返していたのでした。孤児院を追い出されたのもこのためでした。自身の異能力をコントロールできない敦は虎になって太宰を襲いますが、太宰は異能「人間失格」で敦の異能を鎮めました。「人間失格」は相手の異能力を無効にすることができます。

太宰治の尽力によって中島敦は武装探偵社の入社試験を受けることになり、武装探偵社への入社が決まりました。ところが、なぜか敦に海外にある異能者の集団から懸賞金が掛けられていることが判明。ヨコハマに本拠を構えるポートマフィアのメンバー・芥川龍之介は敦を狙います。敦を巡ってギルド（組合）の団長・フィッツジェラルドも敦とヨコハマを狙って乗り込んできます。

ヨコハマを舞台に武装探偵社、ポートマフィア、ギルド、さらにドストエフスキーなど様々な組織が入り乱れ、激しい抗争が始まります。ここまで「文スト」のあらすじを紹介しました。ここでは、ポートマフィアに所属する梶井基次郎に注目します。梶井基次郎の異能・能力を紹介し、梶井基次郎の名セリフも紹介します。さらに、アニメ「文豪ストレイドッグス」で、梶井基次郎の声優についても紹介します。

梶井基次郎は2月17日生まれ、28歳です。血液型はB型、身長は180㎝、体重は63㎏です。好きなものは、檸檬、オペラ、酒、科学、そして爆弾です。嫌いなものは表通りとジャズです。白衣とゴーグルがトレードマークです。武装探偵社の敵であるポート・マフィアの中原中也（幹部）の部下で、梶井の異能力は「檸檬爆弾（レモネード）」です。

実は梶井は「檸檬爆弾」で損傷しないという能力も判明しています。そのエピソードを見てみると、ホーソーンとミッチェルが指揮をとる豪華客船に梶井は一人で潜入を試みましたが、捕まってしまいました。ナサニエルが異能「緋文字」によって梶井の左肩に傷を付け、さらに梶井に向けて「檸檬爆弾」が投げつけられました。しかし梶井は無傷でした。梶井には「檸檬爆弾」で損傷しないという異能力があることが判明したのでした。

梶井基次郎が所属するポートマフィアは横浜を根城にする凶悪な組織です。首領は森鴎外、メンバーは芥川龍之介、樋口一葉、中原中也、尾崎紅葉です。ポートマフィアは基本、何事も秘密裏に行われますが、梶井は爆弾魔として広く知られる存在で、指名手配をされています。梶井基次郎は残虐な人物で、過去に丸善ビルを爆破し、全く関係のない28人の一般の人々を殺害しています。

この爆破事件を振り返って、素晴らしい実験だったと語るなど、梶井はマッドサイエンティストと言われています。また、中島敦が乗った列車を襲撃、ジャックした際、先頭と最後尾の車両にそれぞれ大量の爆弾を置き、その上で列車の中で様々な所を爆破するという物理学の実験を行いました。ここまで、梶井基次郎のプロフィールを紹介しました。次に、梶井基次郎の異能・能力について見ていきます。

ここまで「文スト」の梶井基次郎のプロフィールを紹介しました。ここからは、爆弾魔と呼ばれる梶井基次郎の異能「檸檬爆弾」について見ていきます。

梶井基次郎の異能は「檸檬爆弾（レモネード）」で、檸檬の形をした爆弾です。梶井の説明によると「檸檬は美しき紡錘形だから」だということです。梶井はこの異能「檸檬爆弾」を大量に持ち歩き、爆発させながら移動する「檸檬花道（れもんはなみち）」という大規模な破壊活動が得意です。

ポートマフィアの本部が武装探偵社によって襲撃されたときに、梶井基次郎は、「檸檬花道」で武装探偵社のメンバーを攻撃し、ポートマフィア本部への彼らの侵入を阻止しました。

梶井基次郎の異能である「檸檬爆弾（レモネード）」は、梶井本人の手作りです。「檸檬爆弾」は、その成分がまったく検知されない特製の爆薬です。そのため「檸檬爆弾」は、製造方法が謎とされ、解明するために高値で取引されるなど特別な爆弾です。

この梶井基次郎の異能である「檸檬爆弾」という名は、明治から昭和にかけて活躍した文豪、梶井基次郎の有名な短編小説「檸檬」が由来です。短編小説「檸檬」は、文ストの梶井基次郎が爆破した丸善ビルと同じ名前の本屋「丸善」が舞台です。

ここまで「文豪ストレイドッグス」に登場する梶井基次郎の、プロフィール、異能・能力について見てきました。ここからは、アニメ「文豪ストレイドッグス」で、梶井基次郎の声を担当している声優・波多野渉（はたのわたる）について紹介していきます。

文ストの梶井基次郎の声優・波多野渉（はたのわたる）は1982年の3月13日生まれ、長野県出身。声優・俳優で、歌手としても活動しています。所属は81プロデュース。アニメが好きな母親の影響で声優に興味を持った波多野渉は、アミューズの「サマーオーディション」で合格。特待生となり「アミューズメントメディア総合学院・声優タレント学科」で学び、81プロデュース直属の演技研究所に入所。その後、正規の所属となりました。

声優・波多野渉は役柄のレパートリーが広く、演技力も高く評価されているということです。声優としてのデビュー作は、子安武人オリジナルのドラマCDでした。その後2001年にアメリカ映画「タイムコップ」のテレビドラマ版で声優として出演。アニメデビューは「よばれてとびでて！アクビちゃん」（2001年）で、台東ケン役と小平先生役でした。

声優・波多野渉の主な出演作を紹介します。2010年「FAIRY TAIL」ガジル・レッドフォックス、2011年「バトルスピリッツ 覇王」薬師寺アラタ、2012年「クロスファイト ビーダマンeS」拝カゲロウ、「パパのいうことを聞きなさい！」瀬川祐太、「ヨルムンガンド」ルツ、2013年「THE UNLIMITED 兵部京介」藤浦葉、「ダイヤのA」増子透、「声優戦隊ボイストーム7」ボイスシックス・六本木健。

2014年「ハマトラ」ムラサキ、「黒子のバスケ」実渕玲央、「のうりん」過真鳥継、「ベイビーステップ」荒谷寛、「未確認で進行形」三峰白夜、2015年「ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン」東方仗助、「大正×対称アリス」魔法使い、「アルスラーン戦記」ジャスワント、「Dance with Devils」立華リンド、2016年「信長の忍び」織田信長、「ツキウタ。 THE ANIMATION」文月海、「腐男子高校生活」坂口亮。

2018年「アイドリッシュセブン」八乙女楽、「グランクレスト戦記」ミルザー・クーチェス、「魔法少女 俺」魔法少女サキガスキ（御翔桜世）、「ガンダムビルドダイバーズ」オーガ、「中間管理録トネガワ / 1日外出録ハンチョウ」山崎健二、「ガイコツ書店員 本田さん」ガスマスク、2019年「超可動ガール1/6」房伊田春人、「あんさんぶるスターズ！」乙狩アドニス、などです。

ここまで「文豪ストレイドッグス」の梶井基次郎について、その異能・能力を紹介し、アニメで梶井基次郎の声を担当している声優・波多野渉についてプロフィール、主な出演作を紹介してきました。ここからは、梶井基次郎が放った名セリフ・画像を紹介していきます。

梶井基次郎が、当時ポートマフィアのメンバーだった泉鏡花と共に中島敦を追って敦が乗った列車を襲撃、そこに現れた与謝野晶子を「檸檬爆弾」で攻撃しました。与謝野は瀕死のダメージを受けますが、彼女は異能「君死給勿(キミシニタモウコトナカレ)」で一瞬で立ち直りました。形勢は逆転してしまいますが、梶井が瀕死だった与謝野に向けて語った名セリフです。

梶井基次郎は「死は実験」だと言い、死について語る際、生き生きとした顔でこのセリフを言いました。さらに「科学の究極は神と死」だと言います。梶井は、自身の知的好奇心と実験のために人間を、まるで実験用のマウスよりもひどい扱いをしたことを語ったために与謝野晶子に殴り飛ばされてしまいました。

こちらの名セリフは梶井基次郎が、与謝野晶子を追い詰め、殺そうとしている瞬間に与謝野に問いかけたセリフです。

今から殺そうとしている相手に向かって「死ぬとは？」という問いかけをする梶井基次郎。この問いかけに対して与謝野は、死は命を失うことだと答えました。

こちらの名セリフは梶井基次郎が、ギルド戦で豪華客船を襲った際、宗教者のホーソ―ンとミッチェルに対して放ったセリフです。

このセリフから、梶井は神を否定しているわけではないことが分かります。そして梶井基次郎は、科学と宗教の関係について次のように語ります。

ここまで、文ストの梶井基次郎の名セリフを紹介してきました。梶井基次郎は、人の死は自身の知的好奇心を満たす実験台で、科学を探求するためなら人を殺すことなど何でもない、という男だということです。

文ストの梶井基次郎はポートマフィアのメンバーで、異能の「檸檬爆弾」を使う爆弾魔です。科学のためには人を殺すことも何とも思わない、そんな狂った科学者梶井基次郎が好きだという感想です。

文ストの梶井基次郎の異能は「檸檬爆弾（レモネード）」で、梶井はこの「檸檬爆弾」を大量に手作りすることができます。この異能力の名前がかわいいという感想です。

文ストは、実在の文豪の名前がそのままキャラクター名になっています。文ストの梶井基次郎の異能「檸檬爆弾」の檸檬という名の由来は、文豪の梶井基次郎の短編小説「檸檬」です。文ストの梶井基次郎が異能力について「檸檬は美しき紡錘形だから」という説名が面白いという感想です。

いかがでしたか？「文豪ストレイドッグス」に登場する梶井基次郎について紹介しました。梶井基次郎の異能は「檸檬爆弾（レモネード）」で、爆弾魔と呼ばれています。梶井は手作りでこの檸檬爆弾を製造する能力がありますが、実は檸檬爆弾で損傷を受けないという能力もありました。そんな梶井基次郎の名セリフも紹介しました。狂った科学者・梶井基次郎に注目して「文豪ストレイドッグス」をお楽しみください。