【リゼロ】シャウラはかわいい残念美人？正体・強さやフリューゲルとの関係も考察

至る所で悪さをしていた嫉妬の魔女に、人々は困っていました。そこで、当時、力があった剣神や神龍、シャウラ達によって、彼女は倒されました。彼女を倒したことで、彼らは英雄として尊敬され有名になり、伝説となります。しかし、何百年と月日が流れるうちに状況が変わっていきました。リゼロの物語では第6章で、魔女によって被害を受ける人が増えていきます。

リゼロでは、プレアデス監視塔が登場します。その監視塔には誰も近づくことができませんでした。それは、シャウラという女性がその監視塔を守っていたからです。彼女は、フリューゲルに命令されてその監視塔を守り続けていました。そこには、かつて3人のリゼロの英雄によって倒された嫉妬の魔女が閉じ込められていたのです。シャウラは、嫉妬の魔女が復活しないように、監視をしていました。

そこで、監視塔を守り続けているシャウラの正体やレイドとの関係、師弟関係とされているフリューゲルについて、さらに400年以上も守ることができた彼女の強さについてもご紹介します。リゼロでは、不思議な現象や能力を持つことで、次々と事件が起こっていきますが、その正体がわかってくると深く楽しむことができるでしょう。

リゼロの正式なタイトルは、「Re:ゼロから始める異世界生活」です。リゼロとは、公式な略称として扱われています。ライトノベルとして出版されたリゼロは、2012年4月～長月達平さんによって執筆され、イラストは大塚真一郎さんが担当されました。そこで、リゼロの作品概要やあらすじをご紹介します。

2012年4月～小説投稿サイトの「小説家になろう」にて、リゼロは連載がスタートします。その後長月達平さんによるリゼロは、ドンドン読まれるようになり、2014年1月～はMF文庫より出版されることになりました。さらに、人気になったリベロは、2014年6月～月刊コミックアライブで、「Re:ゼロから始める異世界生活 外伝」というタイトルで、書き下ろし短編小説として掲載されていきます。

それらの掲載が評判を呼び、2016年4月～9月までは、テレビアニメ化され放送されました。それによって、それまでリゼロの世界を知らない人でも気軽に、その作品の世界観を楽しめるようになったのです。リゼロ19巻の時点では、累計550万部を達成しており、多くの人に読まれる作品となります。さらに、2017年版の「このライトノベルすごい！」では、文庫部門で第2位を獲得しました。

SUGOE JAPAN 2017年では、同賞で複数部門を同時に制した史上初の作品として話題となります。ここでは、ラノベ部門とアニメ部門の2つの部門で1位を獲得されました。これによって、リゼロの物語は、多くのファンを得ることになります。2019年2月の時点では、それまで発表されたリゼロの物語は、全ての作品が閲覧できるようになり、ますます人気を得ていきました。

リゼロの物語の主人公スバルは、無気力で無知、突然無謀な行動も起こす引きこもりの高校生でした。彼は、ある日、いつものようにコンビニを立ち寄った後、帰り道を歩いていると突然、異世界に呼び出されることになります。それによって、命の危険にあい、もう少しのところで命を失いかけた時、サテラに助けられました。彼女は、銀色の髪をした妖精(ハーフエルフ)だったのです。

サテラは、パックという名の猫型の妖精と一緒に行動していましたが、ある物をなくして困っていました。そこで、スバルは命の恩人である彼女の物探しに協力することにします。やっと手掛かりを掴んで、取り戻せそうになったのですが、何者かによって攻撃され、2人は命を落としてしまうのです。スバルが目を覚ますと、コンビニ帰りの呼び寄せられた時点に戻っていました。

彼は、それからも何度も死を繰り返すようになります。それによってある能力を得ることになりました。それは、「死に戻り」という能力だったのです。死に戻りとは、自分が死ぬことで時間を巻き戻すことができ、さらに記憶もそのまま引き継げることができる能力でした。その能力によって、再びサテラにも会うことができ、様々な事件や困難を乗り越えていくことになります。

リゼロの物語で伝説となっている賢者シャウラという人物は、嫉妬の魔女を初代の剣聖や神龍と共に戦って倒した英雄として有名でした。その後彼は、龍とはお互いに固く誓いあって約束をし合える仲にまでなります。それらの功績は、賢者シャウラの伝説となりました。嫉妬の魔女の恐ろしさをほとんどの人が知っているように、彼女を倒した賢者シャウラも有名人だったのです。

彼は、顏も姿も美しい男性で、400年前から生きている人間とされています。彼は、大瀑布(だいばくふ)の近くにあるプレアデス監視塔にいるとされていたのです。大瀑布とは、ビクトリアの滝やイグアスの滝、ナイアガラの滝などの3つの美しい滝を意味しています。それらの近くにこの監視塔は建っているようです。彼は、世間との関りを遮断してしまったわけではありません。

賢者シャウラがそこにあえて留まる理由は、せっかく倒した嫉妬の魔女が復活しないように監視しているのです。彼は、伝説になったため硬貨には彼の名前と肖像画が彫られています。それによって、彼のイメージが顔も容姿も美しい男性だと思われるようになったのです。また、賢者シャウラは、完全無欠の知恵を持っている人物ともされており、スバル達は、魔女によって被害を受けた人のために彼を訪ねることになります。

魔女に襲われた被害者を救おうと立ち上がったスバル達は、賢者と言われているシャウラの元へ向かいますが、そこで彼らが目にしたものは、伝説とはかけ離れた人物だったのです。そこにいた賢者シャウラとされる人物は、黒いビキニ姿にホットパンツ、黒っぽいマントを羽織っている少女でした。その容姿は美しく、スバルよりも背が高いため、まるでモデルのような女性だったのです。

そこで出会ったシャウラという少女は、伝説で聞いていた賢者の風格は全くなく、本人自身は正体不明のミステリアスな美少女を演じようとしているようですが、言葉遣いが悪かったためそのような要素を感じさせることはできませんでした。しかし、賢者としてはあまりにもふさわしくない姿に、逆に正体が不明な人物として謎が深まることになります。

おバカな言動が目立ちますが、悪い人ではないことだけは伝ったようで、スバルともすぐに打ち解けていくようになりました。監視塔にいたシャウラという人物は、伝説の賢者シャウラではありませんでした。彼女は、師匠の賢者フリューゲルの弟子だったのです。世間で語り継がれていた賢者シャウラの功績は、全て師匠である賢者フリューゲルのことでした。

リゼロの物語に登場しているシャウラは、伝説となった人物とは異なっていましたが、その賢者の弟子であったためその能力や強さは侮れません。見た目はちょっとおバカでかわいい美少女ですが、強さは師匠譲りの本物です。スバル達は、彼女の監視塔につくまでに、シャウラの攻撃をかわしきれず全滅しています。シャウラは、師匠との約束を守るべく、監視塔に近づくものはすべて殺していました。

リゼロの物語に登場するシャウラは、師匠譲りの強力なパワーを持つ魔法を使うことができます。その名は、ヘルズ・スナイプで、その魔法によって、監視塔に誰も寄せ付けないようにしていました。また、彼女はリゼロの中でもかなりの力持ちぶりを見せています。戦闘能力はもちろん、強力な力を持っているのです。

リベロの物語に登場しているシャウラは、伝説の賢者シャウラではありませんでしたが、賢者の弟子であったため、神龍のボルカニカや初代剣聖であったレイドとは、顔見知りでした。それゆえに、スバル達から初代剣聖であった英雄のレイドのことを聞かれた際も話すことができたのです。しかし、彼とシャウラは複雑な関係だったことが伺えます。

レイドは、弱い者をいじめるという人間のクズ的な性格を持っており、シャウラもその犠牲になっていました。その悲しみは相当なものだったようで、彼の話をする時のシャウラの暗い表情がそれを物語っています。しかし、彼の死を悲しむ表情も見せていたため、関係は複雑で、相当なトラウマを背負わされた相手ではあるけれども、嫌いな相手ではなかったようです。

リゼロでは、シャウラの正体が次々と明かされていきましたが、彼女は400年前から生きている人物とされています。彼女自身、リゼロの世界では、人間は400年以上は生きられないと話しているため、彼女自身自分は人間ではないということを証明したことになります。しかし、では何なのか？というところまでは、話されていません。監視塔を守り続ける彼女の姿は人間ですが、一体何者なのでしょう。

リゼロでは、フリューゲルとシャウラの関係が注目されました。彼らの関係は、師弟関係とされています。伝説の賢者シャウルは師匠である彼のことです。彼はリゼロの平和を守るため、彼女に嫉妬の魔女が復活しないように、監視塔を守るように指示していました。

能天気で明るい性格の彼女ですが、師匠の約束だけは400年の間しっかりと守っています。その姿から、シャウラにとって師匠の存在はかけがえのない人だということがわかります。また、彼女にはそれに応えることができる強さもあったのです。

リゼロの物語では、シャウルの師匠に対する思いが様々なところで確認することができます。普段はおバカな言葉遣いで周囲から冷たい目で見られていますが、師匠のことを語る時だけは、立派に話すことができるのです。

そのため、スバルらもシャウラの師匠に対する思いが、尊敬以上のものだということを感じているようでした。師匠との約束だからだとはいえなかなかできることではありません。また、400年前には、師匠にプロポーズしているようなので、恋愛感情はあると予想する人は多いようです。

リゼロに登場しているシャウラは、人間の顔の区別をすることができません。それゆえに、臭いによって人の区別をしているのです。リゼロの中では、スバルを師匠と勘違いしてるところがあります。これは、シャウラが人間を顔で区別していないことから起こっている問題です。

シャウラが師匠と同じ臭いのする彼を師匠と勘違いするのは仕方がないことですが、そこには、何か深い関係があるのかは謎に包まれています。また、彼女は400年の間師匠に会っていない可能性もあり、その都度、師匠と同じ臭いのする人を師匠と仰いでいた可能性も否めません。人間を顔で見分けることができないのも相当ややこしい問題が起きそうです。

リゼロの物語では、弟子のシャウラのことを師匠が忘れてしまうということがあったようです。しかし、彼女の方も、顏の区別をすることができないため、見た目で師匠を見分けることはできません。彼女は、師匠の臭いを頼りに区別しています。師匠を尊敬して、思いを寄せているようですが、その相手を本当に見極められているのかは疑問となっているのです。リゼロでは、師弟共に不思議な感覚を持ち合わせているのでしょう。

リベロの物語では、シャウラという、師匠にとても忠実で能天気なキャラクターが登場しますが、その強さは嫉妬の魔女を倒した師匠譲りです。シャウラの見た目は、痴女とも言われているセクシーな格好をしていますが、中身は明るくて楽しい人懐っこさがあります。そのため、リベロの中でもシャウラが好きという人は多いようです。

リゼロでは、たくさんの死もありますが、すぐに生き返るためそれほど怖くはありません。また、リゼロの不思議な世界が面白いと評判も高いです。リゼロでは、監視塔を守り続けているシャウラが登場しています。彼女の魅力によって、リゼロの世界が頭から離れなくなった人もいるようです。

リゼロの世界をタップリと楽しんでいる人の中には、シャウラがかわいいと支持している人も多いようです。彼女は、モデルのようなセクシーな見た目をしていますが、言葉遣いが悪く、人の顔の区別もできない不思議な要素を持っています。しかし、そんなシャウラのかわいいキャラクターに夢中になる人もいるのです。

リゼロの物語に登場しているシャウラは、監視塔に近づくものを400年以上も撃退してきました。それは、彼女が尊敬する偉大な師匠との約束だからです。伝説のシャウラとは別人でしたが、彼の弟子であったためその能力は桁違いで、強さは本物となっています。それゆえに、400年もの間、監視塔を守り嫉妬の魔女の復活を妨げることができたのでしょう。彼女は純粋で素晴らしい人物のようです。