2019年11月22日公開
2019年11月22日更新
【ダイヤのA】轟雷市の実力は?投手としてもチート級?コミュ障の原因も考察
轟雷市は大人気野球漫画『ダイヤのA』に登場するキャラクターで、薬師高校の超チート級スラッガーです。投手としても活躍する轟雷市ですが、その実力はまさにチートで、強力すぎると言われています。また、野球をしている時はハキハキとしていますが、実はコミュ障な一面もあり、とてもシャイな性格です。主人公・沢村栄純からも意識される存在で、他校のライバルとして登場します。この記事では、轟雷市がチートと言われる理由や、投手としての実力、コミュ障になった原因などを調査します!
轟雷市とは?
轟雷市はかっこいい長距離打者(スラッガー)兼投手(ピッチャー)で、シャイで可愛い高校生でもあります。チート級の実力がある雷市は、薬師高校に欠かせない存在です。この項目では、雷市のプロフィールや、彼が所属する薬師高校の概要、選手などについて述べます。
轟雷市のプロフィール
轟雷市は主人公・沢村栄純と同学年で、『ダイヤのA』では高校1年生、『ダイヤのA actII』では高校2年生に成長しました。雷市はチート級の怪物スラッガーですが、身長は172cm(体重は62kg)と平均的で、体もそこまで大きくありません。野球選手としては少し華奢な体ですが、意外と力持ちなところにギャップを感じられます。利き腕は右投げ左打ち。ポジションは三塁手(サード)・投手。
出身地は東京都で、誕生日は2月26日の魚座です。趣味・特技は素振りと利きバナナで、特に素振りは雷市の毎日の習慣となっており、彼の強さの秘訣でもあります。性格は練習熱心な努力家で、幼い頃から「金のなる木」と書かれた重いバットを素振りしながら毎日を過ごしてきました。雷市の掌は素振りによって非常に硬くなっており、試合後に雷市と握手した沢村が驚きを示したほどでした。
ファンブックでは、他の選手達が尊敬する人物を数名挙げている中、雷市だけは「いない」と記述されています。尊敬する人物がいない雷市ですが、決してナルシストな訳ではありません。仲間やライバル(沢村や成宮など)に対して「強い」と感じている描写も見られます。それか、ただ単に野生児なので、尊敬する人物を挙げていないだけなのかもしれません。
グラウンドにいる雷市は仲間と一緒でテンションMAXですが、クラスにいる時はとても大人しく、コミュ障になってしまいます。そのコミュ障具合は、クラスメイトに声をかけられたら、恥ずかしさで赤面し、黙りこくってしまうほどです。ギャップが激しいのも雷市の魅力的だと言えるでしょう。
薬師高校の概要
現在では強豪校扱いされる薬師高校ですが、元々は無名の弱小校でした。しかし、轟雷市の父親・轟雷蔵が監督に加わると、選手達の野球への態度が一変し、真面目に楽しく練習に打ち込むチームとなりました。さらに、チート級打者の雷市が薬師に入学したことで、チームの士気はますます高まり、夏の大会ではベスト8に食い込みます。
薬師の一番の強みは、投手と打者への強い信頼感です。特に真田と雷市はチームの中心人物として、厚い信頼を得ています。また、選手のオーダーが非常に大胆なところも薬師の特徴です。学年に関係なく強い選手を起用するため、市大三高戦のように1年生が主軸の試合もありました。
打順も毎回異なるため、薬師と戦う相手校は対策を練ることが非常に困難です。また、薬師のベンチはとても賑やかで、時には雷市の怒りが頂点に達し、父親兼監督の雷蔵に喧嘩を吹っ掛ける場面も見られました。アットホームさも薬師の魅力なのです。
薬師高校の選手
薬師高校の主戦力・轟雷市のチームメイトには、投手で右投げ右打ちの真田俊平、一塁手(ファースト)で右投げ右打ちの三島優太、捕手(キャッチャー)で右投げ左打ちの秋葉一真などが挙げられます。薬師の選手は多くのポジションを務めており、秋葉は投手・レフト、三島は投手・捕手もこなしています。また、新チームでは、平畠遼(ポジション:ライト)が主将となり、チームの結束もより強くなりました。
雷市の父親でもあり、薬師の監督でもある轟雷蔵は、一見適当で自由奔放な人物ですが、彼が課す練習内容は非常に緻密で厳格なものとなっています。しかし、試合になると練習時の厳しさは消え、選手達がのびのびとプレーできるように、心を配ります。これが雷蔵流の選手育成方法なのです。
轟雷市の実力は?投手としてもチート級?
轟雷市の実力はどのくらいの強さなのでしょうか?この項目では、雷市がチートと呼ばれる理由を調査しました。雷市の打者としての強さや、投手としての実力、ライバル・沢村との対決結果など、まとめてお届けします!
轟雷市の実力①打者としては?
轟雷市は薬師メンバーから絶大な信頼を寄せられる選手で、『ダイヤのA』のキャラクター内でもトップクラスの打者です。ここでは、雷市の好打者ぶりを紹介します。雷市は、一般的に1以上で好打者認定されるOPS(出塁率+長打率の指標)の値が3以上で、試合中の打率は7割を超えていると言われています。つまり、雷市はどんな時でも打つことが可能な超チート級打者なのです。
雷市の戦績(※1~50巻)は、打撃数が21、安打(ヒット)数が16、ホームラン数が9、三振数が2、四球(フォアボール)が1、AVG(打率)が762、OBP(出塁率)が773、SLG(長打率)が2.190、OPSが2.963です。雷市のチート級の強さは、高校時代のイチロー選手レベルだとも言われています。ちなみに、イチロー選手が高校に入学した際の身長体重は171cm&63kgで、雷市の身長体重(172cm&62kg)と少し重なる面があります。
また、先述した通り、雷市の体は大きい方ではありません。では、何故チートのような強さを持っているのでしょうか?幼少期から中学校まで、まともに野球をすることができなかった雷市は、ひたすらイメージトレーニングを重ね、「金のなる木」を毎日振り続けてきました。強すぎる好投手の球を思い浮かべては、それを攻略する方法を練っていたのです。
雷市の練習方法は単なるイメトレの域を超え、彼に強力なパワーとミート力を授けました。チート級の強さを持つ雷市ですが、攻めることは得意でも、守備はとても苦手なのです。時々ファインプレーも見せますが、大暴投や失策(エラー)が目立ちます。しかし、『ダイヤのA actII』で2年生となった雷市は、守備をかなり向上させ、ミスも少なくなりました。
轟雷市の実力②投手としてもチート級?
薬師は常に予想外なプレーを繰り出すチームです。秋大会では、怪物スラッガーの轟雷市を投手として登板させ、沢村含む青道メンバーを驚かせました。好打者である雷市は、投手としてもチート級なのでしょうか?答えは「Yes」です。雷市が投げる球の威力は、なんと「沢村以上」と言われ、球速も140kmを超えています。雷市の「ナチュラルムービング」は、相手にとって厄介で、球質も「重い」と表現されています。
沢村達(青道メンバー)は、雷市のチートな投球に苦戦を強いられました。ですが、投手としての経験が浅い雷市は、青道打線に次々と弱点を見抜かれ、最終的には攻略されてしまうのでした。しかし、雷市の投手としてのポテンシャルが高いのは事実です。そのため、エースの真田が卒業した後、薬師のエースとして君臨するのは雷市かもしれません。いずれにせよ、沢村のライバルで在り続けることは確定です。
轟雷市の実力③沢村とのライバル対決を制するのは?
轟雷市は、原作者・寺嶋裕二先生のお気に入りキャラだと言われています。それもそのはず、『ダイヤのA』の連載前の読み切り作品では、なんと雷市が主人公だったのです。雷市が主人公を務めた『橋の下のバットマン』では、真田や雷蔵など薬師メンバーも登場し、舞台となる高校も薬師高校でした。寺嶋先生は『橋の下のバットマン』の連載を願っていたようですが、編集側から却下されたという噂があります。
真相は不明ですが、そういった背景を知ると、新旧主人公の沢村と雷市には、何か因縁があるのかもしれません。沢村と雷市の対決は今まで2回ありましたが、雷市の方が若干リードしている印象です。沢村も雷市も伸び代があるキャラなので、今後も2人の対決から目が離せません。
轟雷市のコミュ障の原因
三島曰く、轟雷市はグラウンド以外では「駄目な奴」とのことです。雷市は野球をしている時はテンションMAXでたくましく思えますが、クラスにいるとコミュ障気味&赤面顔の可愛い男子になります。何故ここまでテンションの差があるのでしょうか?この項目では、雷市のコミュ障が覗えるシーンや、コミュ障になった原因を追及します。
轟雷市のコミュ障がわかるシーン
轟雷市のコミュ障はどのくらいの程度なのでしょうか?『ダイヤのA』42巻の372話では、雷市のクラスメイトが登場し、彼のことを「変なヤツ」「超キョドってる」「間違いなく補欠」と散々な言い様で貶しています。クラスメイトの回想で登場する雷市は、恥ずかしさや気まずさからか、いつも赤面しており、自分からクラスメイトに話かけることはありませんでした。
話しかけられても、上手く回答ができず、挙動不審な態度を見せていました。しかし、雷市の活躍を知らないとはいえ、クラスメイトの発言は無責任極まりなく、雷市のことをよく知る三島が、この状況にイラつくのも無理ありません。馬鹿にされがちだった雷市ですが、373話ではクラスメイトに活躍を見せつけ、彼らの度肝を抜きました。
373話のクラスメイトの回想では、教室で野球の本を読む雷市の姿が描かれていました。この時の雷市もやはり赤面しており、1人でソワソワしています。フィールドではたくましくかっこいい雷市ですが、クラスでは赤面しがちの可愛い少年なのです。尚『ダイヤのA actII』では、クラスメイトの認識も変わり、雷市を応援する姿も見られました。薬師高校内外で、雷市のファンは増え続けているのです。
轟雷市のコミュ障の原因
轟雷市の対人スキルがコミュ障気味なのは、一体どうしてなのでしょうか?『ダイヤのA』の作中では特に明記されていませんが、雷市のシャイな性格は、幼少期からのものだと思われます。小さい時から、野球に打ち込み続けた雷市は、中々友達を作れませんでした。しかし、父親・雷蔵が少年野球チームに所属する三島と秋葉に声をかけたことで、雷市は初めての友達を得ます。
三島は雷蔵曰く「雷市の友達第1号」とのことです。3人は現在でも繋がっており、薬師の主戦力として共に戦っています。雷市には信頼できる友達や仲間がいるので、過度なコミュ障ではないのかもしれません。しかし、1人で練習してきた時間があまりにも長かったため、クラスなど学校での対人関係の築き方を知らなかったと推測できます。
轟雷市のクラスとグラウンドでのギャップ
上述した通り、コミュ障全開の轟雷市はクラスだと浮いた存在で、クラスメイトからも馬鹿にされていました。しかし、グラウンドに立つ雷市はクラスにいる時とは正反対で、快活な姿と豪快なプレーをクラスメイト達に披露します。クラスメイト達が驚愕するシーンは、見ていて気持ちが良い名場面だと言えるでしょう。努力を重ねてきた雷市は、決して自分の強さをひけらかすことなく、プレーだけで実力を示したのです。
轟雷市の声優とキャラソン
小野賢章のプロフィール
轟雷市のアニメ声優は、歌手・俳優でもある小野賢章さんです。1989年10月5日生まれ、福岡県出身、アニモプロデュース所属。小野賢章さんはハリー・ポッターの声優としてお馴染みですが、アニメ『黒子のバスケ』で、主人公・黒子テツヤ役を演じたことを機に、数多くのアニメや舞台に出演するマルチタレントとなりました。
小野賢章さんの主な出演作品としては、『文豪ストレイドッグス』の芥川龍之介役、『アイドリッシュセブン』の七瀬陸役、『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』のジョルノ・ジョバァーナ役、『マギ』の練白龍役、『遊☆戯☆王ARC-V』の榊遊矢役などが挙げられます。
轟雷市のキャラソン
轟雷市のキャラソンは「GOLD MINE」というタイトルで、大儲けになる物、宝庫などの意味があります。タイトルが「GOLD MINE」なのは、雷市の素振りバット「金のなる木」を意識した、或いは「プロ入りして大金を稼ぐ」という雷市の夢を反映している、と考えられるでしょう。また、雷市のキャラソンには大切な意味が含まれています。始まりの歌詞「ずっと野球がしたかった」は、幼い頃からの願望です。
しかし、終盤の歌詞「みんなのために打ちたくなった」は、仲間への想いで溢れています。「GOLD MINE」の歌詞は、雷市の心の成長を表しているのです。ずっと1人で練習してきた雷市は、仲間との絆を知りませんでした。しかし、薬師高校に入り、試合を重ねてきたことで、雷市は仲間の大切さを知ったのです。
轟雷市に関する感想や評価
雷市くんのことかわいいかわいい言ってしまうけどPERFECT HEROのサビの絵は本当にカッコイイよな……この話するの何回目だろう………
— ごんめ (@p9mgk) November 7, 2019
轟雷市ファンの間では「雷市=可愛い」は、もはや通説かもしれません。コミュ障だったり、バナナが大好きだったりと、可愛さが目立つ雷市ですが、ワイルドな怪物スラッガー雷市もかっこいいです!
雷市くんはかっこいいなー!プロ行って球界の人気者になるとこ見たい!
— もぶやま (@signifisyze) June 25, 2019
雷市の夢で、雷蔵の野望でもあるプロ入り。雷市は現在でもチート級に強いので、将来は桁違いのパワーを有する選手になっているかもしれません。雷市がプロになり、大金を稼げるようになれば、轟家は貧乏生活から脱却できることでしょう。実力の面や経済的な面などを考えると、雷市のプロ入りを願わずにはいられません。
耐えかねて
— まついみい子 (@2H0JJAHXJuEdKP0) November 10, 2019
公式ガイドブック買ってしまった…
橋の下のバットマン😭✨✨✨
ぎゃー真田先輩はこの頃からカッコいい(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾バンバンバン
この雷市くん、沢村と雷市足して2で割ったみたいねw
あまりコミュ障じゃない主人公雷市wコレはこれで素敵🥰
『橋の下のバットマン』で登場する雷市は、あまりコミュ障要素がなく、ハキハキとしていて、少し沢村と似ている面もあります。『橋の下のバットマン』が掲載されているのは「ダイヤのA公式ガイドブック裏」です。雷市ファンは是非チェックしてみてください!
轟雷市の実力まとめ
この記事では、轟雷市のチート級な実力を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?打者としては怪物級、投手としてはまだまだ不安定な雷市ですが、その将来性は計り知れません。これからも『ダイヤのA』では、雷市の活躍が描かれ続けることでしょう!