【天気の子】帆高が家出した理由は?顔の怪我や空(あの世)行けたのはなぜ?

新海誠(しんかいまこと)監督の大ヒット映画『天気の子』に登場する主人公の男の子・帆高(ほだか)をご存知でしょうか?天気を操る事の出来るヒロイン・陽菜(ひな)と出会った事で数奇な出来事に巻き込まれていく帆高ですが、帆高は物語序盤でとある離島から家出をして来た事で東京へやって来ます。今回はそんな主人公・帆高の東京へ家出して来た理由や、家出して来た当初から帆高の顔にあった怪我の真相、さらには帆高が陽菜の待つ空の世界(あの世)へ行けた理由などを詳しくご紹介していきます。

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目次

  1. 帆高とは?
  2. 帆高が家出した理由や顔の怪我
  3. 帆高が空に行けた理由を考察
  4. 帆高のかっこいい名言集
  5. 帆高の声優は醍醐虎汰朗
  6. 帆高に関する感想や評価
  7. 帆高が家出した理由まとめ

帆高とは?

新海誠監督作品の『天気の子』に登場する主人公の男の子・帆高(ほだか)ですが、帆高とはどのような人物なのでしょうか?まず始めに帆高の登場する映画『天気の子』の作品情報やあらすじ、さらに『天気の子』の聖地のご紹介と共に帆高のプロフィールについてご紹介していきます。

天気の子の作品情報

大ヒット作品として2019年11月現在もロングラン上映されている映画『天気の子』ですが、まず始めに新海誠監督作品『天気の子』について作品の概要とあらすじをご紹介していきます。

天気の子の概要

映画『天気の子』は2019年7月19日に公開された長編アニメーション映画です。監督を務めるのは『君の名は。』で一躍大ヒットメーカーとして有名となった新海誠監督です。新海誠監督は監督の他に原作と脚本も務めています。そして音楽監督として『君の名は。』と同様に大人気ロックバンドのRADWIMPSが起用され、主題歌も書き下ろして提供している他、劇中歌も担当しています。

今回、新海誠監督が天候の調和が狂ってしまった時代の中で運命に翻弄されながらも自分自身の生き方について考え踠いている少年と少女の物語を手掛け、『君の名は。』に続く大ヒット作品となっています。また、作画監督にはスタジオジブリ作品である『猫の恩返し』に携わった経験のある田村篤が作画監督を務めています。さらには小栗旬や本田翼、平泉成などの豪華俳優陣を声優に迎えた事でも大きな話題となりました。

天気の子のあらすじ

映画『天気の子』のあらすじです。高校1年生の帆高はとある離島に住んでいる男の子でしたが、家出をして顔に怪我を作りながら東京までやって来ました。しかし、着の身着のまま東京へ訪れた帆高はすぐに生活に困ってしまいます。そんな帆高がようやく見つけた仕事は、怪しいオカルト記事を扱う雑誌のライターという仕事でした。そこで帆高は「100%の晴れ女」という都市伝説の噂を耳にしました。

そして帆高が出会ったのは「100%の晴れ女」と呼ばれ、祈る事で天気を晴らす事のできる少女の陽菜(ひな)でした。陽菜もまた小学生の弟との2人暮らしで生活に困っていた為、帆高は陽菜と協力して「晴れ女」のサービス業をウェブサイト上で行う事になりました。しかしこの「晴れ女」サービスは依頼が殺到した事で廃業になってしまいます。そんな中、帆高に捜索願が出されていた事から警察に追われる身となってしまいました。

さらに、子供達だけで暮らしていた陽菜の元へも児童相談所の職員が押しかけ、帆高と陽菜と陽菜の弟の凪(なぎ)は3人で逃避行する事になりました。3人で身を潜めて何とかやり過ごしている中で、陽菜の能力の本当の意味に気付きます。そしていなくなってしまった陽菜に再び出会う為に帆高は街中を奔走していきます。

天気の子の聖地

映画『天気の子』は東京を舞台に描かれた物語になっており、ロケ地が存在しています。次はそんな『天気の子』のロケ地である”聖地”についてご紹介していきます。『天気の子』で重要なパワースポットである屋上に神社のあるビルは東京都渋谷区にある代々木会館です。『天気の子』の作中では代々木会館の非常階段を登って行くと鳥居のある神社がありますが、実際に代々木会館には神社はないそうです。

さらに帆高が離島から家出をして東京に出て来た際に雨宿りをしていたビルは東京都新宿区にあるアタミビルです。電灯の看板が並んでいる様や、「アタミビル」の看板の状態まで『天気の子』の作中で忠実に再現されています。このアタミビルで帆高は猫の「アメ」とも出会っています。

さらに大雨が続いていた日の花火大会で「晴れ女」の依頼を受けた陽菜が祈りを捧げ見事に晴れを呼んだ美しいシーンの聖地は東京都港区にある六本木ヒルズの展望台である六本木スカイデッキです。写り込んでいる構造物も忠実に『天気の子』の作中で描かれています。

帆高のプロフィール

『天気の子』の主人公・帆高のプロフィールです。帆高は森嶋帆高(もりしまほだか)と言う名前で、離島の都立神津島高校に通う1年生の16歳です。顔に怪我を作り、家出をして東京にやって来た帆高はネットカフェに泊まる生活を送りながら仕事を探していました。そんな中、ヤクザのシバタが落とした拳銃を拾います。そして風俗バイトの勧誘の男とトラブルになっていた陽菜を助ける為に、帆高は誤って発砲しています。

帆高は家出をする際に家出少年が主人公の小説「キャッチャー・イン・ザ・ライ」を持参しています。そしてカップヌードルを3分待つ事なく2分で食べるこだわりがあります。帆高は分からない事があるとスマートフォンを使用して「Yahoo!知恵袋」で質問をし、答えを得ようとする癖があります。そして勧められた酒を断るなど真面目で律儀な性格をしていますが、陽菜が絡む出来事に関しては箍が外れてしまう傾向があります。

映画『天気の子』公式サイト

帆高が家出した理由や顔の怪我

映画『天気の子』の冒頭で顔に怪我をして離島から家出をして東京へやって来た帆高ですが、そんな帆高が家出をして来た理由は何だったのでしょうか?次はそんな帆高の家出の理由と、冒頭で帆高の顔にあった怪我の理由について詳しくご紹介していきます。

帆高が家出した理由が描かれなかったのはなぜ?

映画『天気の子』では顔に怪我のあった帆高の家出の理由について詳しく明かされる事はありませんでした。そしてこの理由を明かさなかったのには新海誠監督のある想いによるものでした。新海誠監督はインタビューで帆高の家出の理由を明かさなかった事について語っています。それは「トラウマでキャラクターが動かされる物語にしたくなかった」と言う理由からでした。

新海誠監督は『天気の子』で憧れによって走り始めたままずっと遠い場所まで駆け抜けてしまうような少年と少女の物語を描こうとしていました。この新海誠監督の想いは強く、ヒロインの陽菜も若くして母親を亡くすというトラウマを抱えていますが、『天気の子』の作中でその事については触れられていません。こうした新海誠監督の想いから帆高の家出の理由は詳しく語られませんでした。

帆高が家出した理由①父との関係

顔に怪我のあった帆高の家出の理由は明確には明かされていませんが、家出の理由を示唆する描写はいくつか原作小説『天気の子』で明かされています。顔に怪我のあった帆高の家出の理由は「父親のと不仲」であると言われています。

小説『天気の子』では「父に殴られた」「誰かに命令され押さえつけられる」「地元も親も息苦しい」「窮屈だった父」など父親に関する描写が多く、そのどれもが帆高と父親の不仲を匂わせるような内容である事が分かります。

帆高が家出した理由②顔の怪我

『天気の子』作中の序盤で帆高は顔に絆創膏を貼っており、怪我をしている事が分かります。しかし作中でその顔の怪我の理由については触れられていません。しかし小説『天気の子』では顔の怪我の理由について明かされていました。

帆高の顔の怪我は「父親に殴られて出来た」事が分かっています。父に殴られた顔の怪我が癒える間も無く家出をしている事から、帆高は離島から父親と喧嘩別れをして家出をして来たのではないかと言われています。

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帆高が空に行けた理由を考察

帆高は『天気の子』の作中で人柱となって姿を消してしまった陽菜を取り戻す為に空の世界へ行っています。次は帆高がなぜ空の世界へ行く事が出来たのかを詳しくご紹介していきます。

空に行けた理由①雨男になったから

帆高が空の世界へ行けた理由の1つ目は帆高が雨男になったからだと言われています。占い師が「雨女は龍神系の自然霊が憑く」と話しています。そして帆高は陽菜に会う為にビルの屋上にある鳥居をくぐった際に、白い巨大な龍のような生物に飲み込まれています。この描写から、帆高は雨男として覚醒したのではないかと言われています。

その証拠に帆高が雨男となった後の東京は降り続く雨によって3分の1が水没する程の雨が降っています。帆高が龍に飲まれた事で雨男になっていたと仮定すると、晴れ女の人柱となった陽菜が囚われている空の世界へ行く事が出来た事も説明がつくと言われています。

空に行けた理由②お盆だったから

帆高が空の世界へ行けた理由の2つ目は時期がお盆だったからと言われています。空の世界はいわゆるあの世として登場しています。占い師である立花冨美は「お盆ではあの世とこの世を繋ぐ迎え火という霊を迎え入れる為に焚く煙がある」と話しています。そしてあの世である空の世界へ行ってしまった陽菜もまた、弟の凪と共に迎え火の煙を跨ぐ描写がありました。

そして帆高が陽菜に会う為にくぐった神社の鳥居の足元には「精霊馬」と呼ばれているお盆の時期に先祖を迎える為に作る際に使用されるナスやキュウリが置いてありました。陽菜に会いたいと願いながら鳥居をくぐった事で帆高はお盆という時期も相まってあの世へ行く事が出来たのではないかと推測されています。

空に行けた理由③陽菜にあげた指輪

帆高が空の世界へ行けた理由の3つ目は陽菜にあげた指輪が関係しているというものでした。帆高は陽菜と凪と共に逃避行した夜に陽菜の誕生日プレゼントとして指輪を贈っています。しかし、陽菜が空の世界へ人柱として行ってしまった時に、陽菜の指から外れて帆高の手元へと落ちて来ました。これによって帆高は陽菜が人柱になった事を確信します。

この陽菜から外れて帆高の元へ偶然にも落ちて来た指輪が空の世界に行ってしまった陽菜と帆高を繋げる媒体となったのではないかと言われています。しかし、この指輪については空から落ちてくる事で、姿を消した陽菜が人柱となって空の世界にいる事を確定付けるアイテムとして使われている事から、媒体としての役割という仮説は信憑性が低いと言われています。

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帆高のかっこいい名言集

帆高の名言①「誰かの犠牲の上…」

『天気の子』の主人公・帆高は真っ直ぐでひたむきな少年です。そして眩しい程に陽菜を大切に想っていました。次はそんな主人公・帆高の『天気の子』作中で登場したかっこいい名言をご紹介していきます。

みんな。なにかを踏みつけて生きているくせに。誰かの犠牲の上じゃないと生きられないくせに。陽菜さんと引き換えにこの空を手に入れたくせに。

こちらは小説『天気の子』の247ページでの帆高のセリフです。ヒロイン陽菜が自らの身を犠牲にして空を晴れさせているとも知らずに、呑気に生きている街の人達を見て、怒りが込み上げてきた帆高の名言になります。帆高の陽菜を思う強い想いが伝わってくるかっこいい名言になっています。

しかし、この帆高の名言はこれだけでは終わりません。この後に、「それは僕も同じだ」と続くセリフになっています。帆高は何も知らない人達への怒りと共に、側に居たのに何もできなかった自分に対しても強く怒りを感じていました。

帆高の名言②「君のために…」

君のためにー僕に出来ることはまだあるの?

こちらは小説『天気の子』の249ページでの帆高のセリフです。このセリフは映画『天気の子』の主題歌でもある「愛にできることはまだあるかい」という曲ともリンクしているセリフになっています。こちらも陽菜を想う気持ちから、無力な自分にまだしてやれる事があるのかという祈りのようなかっこいい名言になっています。

帆高の名言③「青空よりも…」

青空よりも、俺は陽菜がいい!

こちらは小説『天気の子』の266ページでの帆高のセリフです。帆高の前から姿を消してしまった陽菜と空の世界で再会を果たした帆高は、それまで「陽菜さん」と呼んでいた呼び名を「陽菜」と改めています。これによって帆高の陽菜に対する想いの強さが表され、まるで雨が止む事を望んでしまった事への謝罪のようなかっこいい名言となっています。

帆高の名言④「天気なんて…」

天気なんてー(中略)狂ったままでいいんだ!

こちらは小説『天気の子』の266ページでの帆高のセリフです。帆高は例え天気が狂ってしまっていたとしても、陽菜の存在があればそれでいいと願っています。それは一度失いかけた大切な物に気付いたからこそ、何が自分にとって大切かを帆高は分かっていました。

陽菜という犠牲の上で成り立つような世界なら、そのままでいいと言うのは新海誠監督が映画『天気の子』で伝えたかった強いメッセージとも言われており、帆高のかっこいい名言になっています。

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帆高の声優は醍醐虎汰朗

大ヒットを記録している『天気の子』ですが、『天気の子』は豪華な声優陣でも話題を集めています。次はそんな豪華な声優陣の中から主人公の帆高を演じた俳優の醍醐虎汰朗(だいごこたろう)さんについてご紹介していきます。

醍醐虎汰朗のプロフィール

醍醐虎汰朗(だいごこたろう)さんのプロフィールです。醍醐虎汰朗さんは2000年9月1日生まれの2019年11月現在で19歳の俳優です。東京都出身で、中学校時代にサッカー部を引退した後に、以前から憧れのあった芸能界への道を志し、エーライツへ所属しました。その後、俳優活動を開始した醍醐虎汰朗さんは2017年に舞台『弱虫ペダル』の「新インターハイ篇」で主人公の小野田坂道役の3代目に抜擢されました。

その後2019年に公開予定となった新海誠監督の長編アニメーション作品『天気の子』の声優オーディションで2000人の候補者の中から主人公の森嶋帆高役に抜擢され一躍有名になりました。醍醐虎汰朗さんの特技はサッカーで、俳優としては伊藤英明さんや小栗旬さんを尊敬されています。

醍醐虎汰朗の主な出演作品

醍醐虎汰朗さんの主な出演作品です。醍醐虎汰朗さんは2017年公開の映画『兄に愛されすぎて困ってます』で山田先輩役を務めています。その後テレビドラマ『先に生まれただけの僕』で梅本満役を務めました。その他には2019年公開の映画『鳳梧洞戦闘』ではユキオ役を、2019年公開予定の映画『セブンティーン・モータース』では伊藤亮太役を務めています。

醍醐虎汰朗さんは映画やテレビドラマの他にも舞台『弱虫ペダル』で「新インターハイ篇」で主演の小野田坂道役を務め、さらにハイパープロダクション演劇『ハイキュー!!』では主演の日向翔陽役を務めています。その他にも古舘祐太郎さんのMVである「本をめくるように」やMACOさんのMVである「恋するヒトミ」にも出演され、CMでは東進ハイスクールやHonda Cars、PARCOのCMなどにも出演されています。

醍醐虎汰朗の演技評価

今回初の声優デビューで新海誠監督の大ヒット作の主人公役という大役を務めた醍醐虎汰朗さんですが、そんな醍醐虎汰朗さんの声優としての演技評価をご紹介していきます。舞台などでも活躍され、数多くのライバルを抑えての主演を務めて来た醍醐虎汰朗さんですが、醍醐虎汰朗さんはひたむきな向上心から大きなチャンスを自分の物にして来た強運の持ち主です。醍醐虎汰朗さんは今回、声優として声での演技をする事が初体験でした。

そこで、醍醐虎汰朗さんは声優である梶裕貴さんや木村良平さんからマイクの前での演技についてレクチャーを受けたそうです。そんなひたむきな努力から『天気の子』が公開された際にも、醍醐虎汰朗さんの人の心を動かす程の演技力や、不器用な中にも一生懸命な人柄などが伝わる演技と賞賛されました。注目度の高い作品で、見事に大役を演じきった醍醐虎汰朗さんの評価は非常に高く、今後の飛躍も期待される俳優となっていました。

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帆高に関する感想や評価

こちらは『天気の子』を10回鑑賞され、初鑑賞のような感動を味わう事が出来たという方の投稿です。そして大人の作ったルールなどの規約や問題などを顧みる事なく駆け抜けていく若い帆高と陽菜の姿から新海誠監督の描きたかったであろうテーマを感じ取る事が出来たそうです。クライマックスのシーンでは10回目の鑑賞ながら、本気の号泣をされる程感動されたそうです。

こちらは『天気の子』を見納めて来たという方の投稿です。『天気の子』は2019年11月現在も上映される程ロングランヒットとなっています。この方はDVDとして発売されるのを心待ちにされているそうです。そして帆高の陽菜へ対するひたむきな想いと、危うい程の真っ直ぐな気持ちに心打たれているそうで、『天気の子』を良作と評価されていました。

こちらは陽菜と帆高の性格の違いを感じたという方の投稿です。陽菜は天気の巫女という非科学的な力を持っているにも関わらず、弟を養う為に生活費を稼ごうと現実的な思考を持っています。しかしそれに比べ、帆高は奇跡の力のような漠然とした物を信じており、非現実的な行動をとって警察に追われたりトラブルに巻き込まれています。そんな2人の対極的な性格の違いを複数回『天気の子』を鑑賞する事で感じられたそうです。

帆高が家出した理由まとめ

『天気の子』の主人公・帆高が家出した理由についてのまとめいかがだったでしょうか?新海誠監督は『天気の子』で、少年と少女が眩しいくらいの真っ直ぐな気持ちで駆け抜けていく姿を描こうとしていました。その事から、帆高や陽菜が抱えている家庭の事情や背景などは詳細な描写は避けたという事が分かりました。帆高は父親との確執から暴力も受け、家を飛び出し東京へやって来ています。しかし作中では詳細は語られません。

そしてまた陽菜も若くして母親を亡くし、弟を養っていかなければならないという過酷な環境の元で生活していましたが、劇中でその問題に触れられたのは児童相談所が介入して来た場面のみでした。『天気の子』の物語の中で重要なのは、帆高と陽菜の若くて危うい瑞々しい想いや行動となっています。非科学的な能力と、非現実的な「人柱」という運命に翻弄されながらも帆高と陽菜は眩しい程の現実を懸命に生きていました。
 

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