ほしのこえ(新海誠映画)のあらすじをネタバレ!ミカコとノボルの恋の結末は?

新海誠監督の初フルデジタルアニメーション作品である『ほしのこえ』を映画や小説のネタバレを含んで、気になる結末までご紹介します。『ほしのこえ』は2002年2月に公開された新海誠監督の初作品であり、全ての作品の原点といえます。本作は第6回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門・特別賞などたくさんの賞を受賞し、国内外問わず現在も世界中で支持されています。難解なストーリーとSFチックな世界観をネタバレをふまえて結末まで解説していきます。

ほしのこえ(新海誠映画)のあらすじをネタバレ!ミカコとノボルの恋の結末は?のイメージ

目次

  1. ほしのこえのあらすじや結末が気になる!
  2. ほしのこえとは?漫画や小説もある?
  3. ほしのこえは新海誠監督が手掛ける!
  4. ほしのこえのあらすじやネタバレ!
  5. ほしのこえのミカコとノボルの結末は?
  6. ほしのこえのあらすじや結末まとめ

ほしのこえのあらすじや結末が気になる!

2016年に公開された映画『君の名は。』は社会現象を引き起こすほどの大ヒットを記録し、映画界においてもアニメ界においても、新海誠監督の名を世に知らしめた作品として有名です。新海誠監督を知ったのも『君の名は。』がきっかけだという方も多いのではないでしょうか。

そんな新海誠監督は実に15本以上のアニメーション作品を世に排出してきましたが、今回ご紹介する『ほしのこえ』は新海誠監督の初作品なのです。25分間の短編アニメーションですが、その制作は新海誠監督がほぼ一人で行っており、クオリティと濃密なストーリーが世界中で支持されています。

しかし映画『ほしのこえ』は結末やストーリーに多くを語らず、映像で魅せる作品のためさまざまな考察がされています。この記事ではそんな『ほしのこえ』のあらすじやネタバレを紹介していきます。

ほしのこえ – cwfilms

ほしのこえとは?漫画や小説もある?

映画『ほしのこえ』は2002年に公開された新海誠監督の初フルデジタルアニメーション作品です。東京都世田谷区にある下北沢トリウッドにて2月2日に自主製作アニメーションとして公開されました。

当時人々に普及しつつあった携帯電話のメール機能をテーマに、宇宙と地上に引き裂かれた恋人たちを描くSFロボットアニメ映画になっています。SFやロボットというと取っ付きにくい印象を持ちますが、『秒速5センチメートル』や『君の名は。』などで見られた美しい新海誠監督の世界観が広がっていて、見ているうちに引き込まれてしまいます。

そんな『ほしのこえ』が劇場で公開されてから16年。現在ではメディアミックス化が進んでおり、漫画や小説、ドラマCDなども登場しています。

小説版は2002年にメディアファクトリー MF文庫Jから大場惑さんが著者の『ほしのこえ The voices of a distant star』が出版されました。2016年には新装版が2009年にMF文庫ダ・ヴィンチから出版。そして角川文庫、角川つばさ文庫からも出版されています。

更に2006年にはエンターブレインから加納新太著者の新しい解釈を加えた、小説版「『ほしのこえ あいのことば / ほしをこえる』が出版されました。あいのことば/ほしをこえる、という題のようにミカコとノボルの両者からの立場で物語を捉えた作品です。

次に漫画版ですが、2005年に講談社アフタヌーンKCから佐原ミズさん作画のコミックが出版されました。本作は新海誠監督の初のコミカライズ化になっています。2005年から増版を重ねるロングセラーです。

小説版と漫画版以外にもラジオドラマCDである『ほしのこえ The voices of a distant starドラマCD』が2002年に発売されています。計54分の7トラックが収録されており、映画版とは違った角度からストーリーが進んでいきます。

また映画版で使用された音源が全て収録されている『ほしのこえ The voices of a distant star オリジナルサウンドトラック』が同年に発売されています。ライナーノーツには新海誠監督の解説もあるなど、『ほしのこえ』のファンにはたまらない仕上がりです。

ほしのこえは新海誠監督が手掛ける!

映画『ほしのこえ』は今でも人々の心を動かす名作ですが、その制作のほとんどを新海誠監督が一人で手掛けているということをご存知でしょうか?

アニメーション映画を制作するには、物語の主軸となる脚本、その脚本をどう映像化するかという演出、そして作画、背景描画などの美術、3DCGと融合させる編集や撮影といった作業をすべて一人で組み立てて一本の作品を仕上げたのです。

その上での『ほしのこえ』のクオリティは凄まじく、結果、第6回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門・特別賞や、第34回星雲賞 映画演劇部門・メディア部門、デジタルコンテンツグランプリ2002 エンターテイメント部門・映像デザイン賞など、まだまだたくさんの賞を受賞しました。

新海誠のプロフィール

新海誠さんは1973年に長野県で生まれました。長野県の高校を卒業した後、東京の大学へ通いながらゲームソフトなどを開発する日本ファルコムでバイトをして生活していました。卒業後は引き続いて日本ファルコムに就職し、ゲームのパッケージやコピーライトを制作していました。ゲームのオープニング動画を制作するかたわら、家に帰ると深夜まで自主製作のアニメーションを制作する毎日。

しかしより生活に密接した作品を作るために会社を辞め、自主制作に向き合うこととなります。そんな中で生まれたのが『ほしのこえ』というわけです。

『ほしのこえ』で華々しくデビューしたその2年後、新海誠監督初の長編映画である『雲のむこう、約束の場所』を公開します。この作品は第59回毎日映画コンクール・アニメーション映画賞を受賞しました。

そして2007年公開の『秒速5センチメートル』で、アジアパシフィック映画祭・最優秀アニメ賞、イタリアのフューチャーフィルム映画祭で・ランチア・プラチナグランプリを受賞します。国内外問わず新海誠監督の作品がさらに世に影響を与えていったのです。

そして2011年には『星を追う子ども』を公開し、今までとは毛色の違う世界観を完成させます。更に2013年に公開の『言の葉の庭』では、ドイツのシュトゥットガルト国際アニメーション映画祭にて長編アニメーション部門のグランプリを受賞しました。言わずと知れた『君の名は。』を2016年に公開すると、社会現象を巻き起こすまでの大ヒットとなり異例のロングラン上映が行われたのです。

新海誠監督の作品に対する考えは、自分の立場さえも変えてしまうほど強いものでした。新海誠監督の半生はずっと制作と共にあったのです。

Makoto Shinkai Works 新海誠作品ポータルサイト

ほしのこえのあらすじやネタバレ!

そんな新海誠監督の原点である『ほしのこえ』のあらすじをネタバレも交えて紹介していきます。

時は2039年。火星に向かった有人探査チームはタルシス台地のクレーター中に異文明の遺跡を発見します。タルシス台地とは火星にある巨大な火山平原のことです。

しかしその探索チームは突如出現した異生命体に全滅させられてしまいます。ですが、一方でその台地から発見された遺跡から、数々のテクノロジーが見つかったのです。

見つかったのはそれだけではありません。太陽系外縁には異生命体の遺跡と推測されるワープポイントも見つかりました。異生命体はタルシス台地にちなんでタルシアン、ワープポイントはショートカット・アンカーと呼ばれることになります。これらが見つかったことにより人類の科学水準は大きな飛躍を遂げ、さらには恒星間航行も可能となったのです。

その後、タルシアンを調査するために国連宇宙軍戦艦リシテア、レダ、ヒマリア、エララの4隻が建造されることとなりました。後の2047年には1000名以上の選抜メンバーによる調査団が作られました。

ミカコとノボル

時は遡って2046年。長峰美加子と寺尾昇は関東の中学校に通う同級生です。同じ剣道部であるということもあり、一緒に帰ったり同じ高校へ進もうとするなど、とても仲の良い様子が描かれています。

しかしミカコは国連軍の選抜メンバーに選ばれたことをノボルに告げます。ノボルにとってそれは突然の出来事でした。

翌年の2047年にミカコはリテシア艦隊に乗り、地球を飛び立ちます。同年の春にノボルは高校に進学しました。宇宙と地上に離れたミカコとノボルは超長距離メールサービスで連絡をとりあいますが、リシテア号が太陽系の奥へ奥へと向かうにつれて、メールの電波の往復にかかる時間は開いていきます。

地上に残されたノボルはミカコからのメールだけを心待ちにしつつ、その時間差に苛立ちを隠せないでいました。

ずれていく二人の時間

木星を経由して調査を進めるリテシア艦隊でしたが、依然タルシアンの痕跡を見つけられないまま時が流れ、ミカコが旅立ってから半年の月日が流れます。ついにリテシア艦隊は冥王星軌道にまで接近しました。

ミカコは「このまま何も見つからないで、早く地球に帰れるのがいちばんいい」とノボルへのメールに打ち込みますが、そんな時タルシアンが突如出現し、ミカコは人型機動兵器トレーサーに搭乗して戦闘に加わります。しかし手強いタルシアンの攻撃により逃亡を余儀なくされた艦隊は、ハイパー・ドライブと呼ばれる、遺跡で見つかったテクノロジーを利用したワープ技術で1光年先にワープしました。

その結果、ミカコとノボルは瞬時に一年もずれてしまうのです。落胆するミカコのもとへ艦隊司令部からの通信が入ります。「艦隊はこれよりヘリオスフィア・ショートカット・アンカーを経由し、シリウスα・β星系にワープする。飛翔距離は8.6光年。帰りのショートカット・アンカーは見つかっていない。」

ノボルの目標

一方で、ノボルはいつまで経ってもこないミカコからのメールを待つのをやめてしまっていました。高校の同級生であるといわれている女の子に傘を渡すシーンがあります。ノボルもノボルで一年という長い月日を過ごしていたのです。

ミカコとも訪れていたバス停で雨宿りをするノボルに、ついにミカコからのメールが届きます。「ねえ、私たちは、宇宙と地上にひきさかれる、恋人みたいだね。」という文面を読んで、ノボルは再びミカコのことを考えるのです。

そしてノボルは目標を立てます。「もっともっと、心を固く冷たく強くすること。絶対に開かないとわかっている扉をいつまでも叩いたりしないこと。おれは、一人でも大人になること。」ノボルの中で将来への道が決まった瞬間だったのでしょうか。

アガルタでの交戦

ワープしてシリウス星系に到着した艦隊は、第四惑星アガルタにトレーサー部隊を降下させます。ミカコはアガルタに降り立つと、8光年彼方のノボルにメールを打ちます。「24歳になったノボルくん、こんにちは! 私は15歳のミカコだよ。ね、わたしはいまでもノボルくんのこと、すごくすごく好きだよ」

穏やかな惑星の中でノボルに想いを馳せるミカコでしたが、またしてもタルシアンが出現します。タルシアンたちの数は多く、母艦である艦隊にも接近していました。ミカコは急いで艦隊のところへ戻ろうとしますが次々に轟沈。そしてリシテアにも大型のタルシアンが迫ります。

リシテアを守るためにミカコは今までよりもはるかに巨大なタルシアンと戦闘を繰り広げ、腕をもがれながらも撃破することに成功します。

8年半後の2056年。24歳になったノボルは、15歳のミカコからのメールを受け取ります。二人の間には8年以上の時間の差が生まれているので、15歳のミカコが送ったメールは24歳のノボルに届くのです。そのメールの本文は最初の二行だけを残してあとはノイズになっていました。

しかし、ミカコの想いはノボルに伝わっていたのです。ノボルがたてたあの目標は艦隊勤務という形で叶えられていきます。

ほしのこえのミカコとノボルの結末は?

本編ではミカコとノボルは互いに「ここにいるよ」という想いを抱きながら、再び二人が交わる日を夢見てフェードアウトしていきます。ミカコは最後の戦闘で死んでしまったのか、ノボルと再会できたのかといった謎は残されたままです。

その謎は本編を補完するように書かれた小説版『ほしのこえ』で明かされています。ネタバレも交えて紹介していきます。

ミカコの生死は?

小説版『ほしのこえ』では最後の戦闘のあと、ミカコは無事生きていたのです。巨大なタルシアンを撃破し、残った母艦へ戻り亜光速で地球へと向かっていました。リシテアは戦闘後、地球に帰還することを決定し、地球への岐路に着いたのでした。

そんな中、目標を追いかけて艦隊勤務が決定していたノボルはというと、地球へ帰還中のリシテアを救助しに向かった救助艦に、通信技師として搭乗していたのでした。ミカコが隊員の名簿にノボルの名前を見つけて涙するシーンがあります。そして、二人は救助艦内で再会を果たします。永遠かと思われた超遠距離恋愛に終止符を打った瞬間でした。

小説版は映画版を補完するような形で書かれていますが、これは著者の大場惑さんによる解釈を元にした一つのストーリーです。小説版、映画版それぞれで楽しみ方が変わってくる作品です。

ほしのこえのあらすじや結末まとめ

今回は新海誠監督の『ほしのこえ』についてネタバレを交えて結末などを紹介しました。小説版のネタバレもありましたが、その他のメディアミックス作品も読むことで、より一層『ほしのこえ』の世界観を楽しむことが出来るでしょう。

『ほしのこえ』は大ヒットした『君の名は。』にも繋がっている新海誠監督の原点であり、出発点でした。SFやロボットアニメの域を超えた、現代でも色褪せることのない不朽の名作『ほしのこえ』を、今回の記事をふまえたうえでもう一度視聴してみてはいかがでしょうか?

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